宝塚の雑記

何とも言えない「ファントム」配役発表。

こんばんは。

七咲ぴえるです。

昨日は美弥るりかさんの休演発表でいろんな感情に襲われる一日でしたが。

いきなり余談ですがピエールが「私生活も含めて今週は辛いことが続いていて」的なことを書いたことによりすごくご心配させてしまった方がいたようなのですが、
宝塚関連のことを除けば全然ホント大したことじゃないのに申し訳なくなってきたので一応釈明しておこうかなと……。

いや、美弥ちゃんの休演と、ひろきのお兄様のディナーショー争奪戦に敗れたのは本当に辛いことなんですが。

それ以外は会社の可愛い子(たぶん3つ下くらい)が退職するらしいという知らせがあったこととか、
仲いい人が上司からの心無い言葉を受けたと聞いていっしょに憤慨していたこととか、
電車で両サイドの席を屈強なラガーマンに挟まれたこととかそのレベルの話です……なんかごめんなさい……(笑)。

 

そんなわけで望海風斗さん(だいもん)と真彩希帆さんを中心とした雪組による大劇場公演「ファントム」も集合日を迎えました。

今回は星組の台湾公演がある関係で公演の順番が入れ替わったのもあり、
雪組は別箱を挟まず二公演続けて本公演というイレギュラーなスケジュールですね。

そのためもあってか、「凱旋門/Gato Bonito!!」が終わってから、
最近にしては比較的長めのお休み期間があったような。

普段からこれくらいが妥当だと思うんですけどね……休演が起きた後だから余計にそう思うけれど……。

 

2004年の宙組、2006年と2011年の花組に続いて4度目となる「ファントム」ですが。

この公演で、99期の陽向春輝さん退団されることが発表されました。

陽向さんと言えば「たわし」という独特の愛称でお馴染みの方ですよね。

全国ツアー公演の「"D"ramatic S!」のロケットボーイに大抜擢された姿が印象に残っております。

まだ新公学年の方の退団って、いつも上級生の退団とは違うもったいなさを感じてしまいます。

退団者が6~7人出る公演もあるので、
それに比べたら退団者1名というのは相対的にはいつもよりは少ないという見方もできますが、
けれど人数にかかわらず退団される方が1人でもいるというのはやっぱり淋しいですよね。

むしろ退団者が1人も出ない公演って今までどれくらいあったんだろう……。

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何とも言えない配役発表

そして4度目となる「ファントム」の配役も発表されました。

既に発表になっていたのは、だいもん演じる「ファントム」ことエリック、
真彩さん演じるヒロインのクリスティーヌ。

さらに彩風咲奈さん演じるジェラルド・キャリエール、
そして「魔弾の射手ウィンク・スナイパー」こと彩凪翔さんと「鎌倉の妖精」こと朝美絢さんがフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵とアラン・ショレの役替わり、
というところまで先に発表になっていたかと思います。

男役・娘役ともに決してオイシイ役が多くない作品なので何とも言えないところではありますが、
とりあえず発表された配役をまとめてみたいと思います。

配役 出演者 新公
エリック 望海風斗 綾凰華
クリスティーヌ 真彩希帆 野々花ひまり
キャリエール 彩風咲奈
フィリップ 彩凪翔
朝美絢
アラン・ショレ 彩凪翔
朝美絢
ガブリエル 梨花ますみ
カルロッタ 舞咲りん
ジャン・クロード 奏乃はると
ルドゥ警部 真那春人
リシャール 煌羽レオ
ベラドーヴァ/レミー 朝月希和
セルジョ/
若かりし頃のキャリエール
永久輝せあ
ラシュナル 綾凰華
フローレンス 星南のぞみ
フルール 野々花ひまり
ソレリ 彩みちる
従者 沙月愛奈
笙乃茅桜
鳳華はるな
諏訪さき
眞ノ宮るい
縣千
幼いエリック 彩海せら
メグ 潤花

う~~~~ん。

 

何とも言えない( ̄∀ ̄)

 

だって「ファントム」って本当に大きな役が少ないから、
そもそも配役に対してドキドキしようもなかったですし……。

でもそんな少ない役の中にもいろんな思惑を感じてしまうのがまた辛いんですよね……。

まあ、この辺は原作もあるのでなかなか変更するのは難しくて仕方ないとは思うのですが。

いや、でもホントに「ファントム」という作品自体は好きなんですホントに……「オペラ座の怪人」より「ファントム」の方が好きだし……役が少ないのは海外ミュージカルに共通する悩みどころですからね……。

気になる配役

そんな中でも数少ないオイシイ役の一つがカルロッタだと思うんですが、
今回そのカルロッタを演じるのは舞咲りんさん。

これは予想通りという感じですね~。

カルロッタは初演の出雲綾さんのハマりっぷりがスゴくて、
酷い歌声なのに新しいプリマドンナに割り込んできたという役柄ながら、
「出雲さん普通にめちゃくちゃ歌上手いじゃん!」って観る度に思っておりました(笑)。

 

新公も既に卒業している「トワキン・スカイウォーカー」こと永久輝せあさんは、
団員のセルジョと「若かりし頃のキャリエール」の二役。

なるほど~、こっちで来たか~というのが配役を見たときの第一印象でした。

同じく団員のリシャールとかかな~と思ってたんですが、
でもトワキンにしてはいつもに比べるとちょっと目立たない役になっちゃうな~と。

セルジョは団員の中の一人という感じですが、
キャリエールの青年時代の方が出番となる場面こそわずかですが印象に残る役ですよね。

 

それからカルロッタが超目立つ一方で若手の娘役さんの役が淋しいところも「ファントム」の寂しさなのですが。

初演のとき二番手だった彩乃かなみさんのソレリ(今回は彩みちるさん)ですらあまり見せ場のある役ではなかった印象ですし。

その中でもかろうじて印象的な役は朝月希和さん演じるベラドーヴァとかですかね~。

ベラドーヴァが何者かというのも書いていいものか悩みますね……(でももう知ってる人がほとんどなのかな?)。

あと、フィリップに相手にされなくて寂しがってるソレリに対してジャン・クロードが「ソレリ(#^^#)」って優しくなだめるシーンがすごく好きです。

 

そしてピエール的にやはり気になるのは我らが「ノゾミーナ」こと星南のぞみさん。

団員の一人のフローレンスという役ですが、
初演で誰が演じてたかな~と確認してみたら美風舞良さんだったようです。

団員って一人一人に大きな見せ場があるわけではないので「どの人だったっけ?」と思って姉に聞いてみたら、
「フィリップに褒められたことを自慢し合う場面で『綺麗な脚だねって言われたわ(⌒∇⌒)』って言ってた子だと思う」、と。

決して大きな役ではないので淋しさも否めませんが、
それでもノゾミーナの姿は見届けに参る所存でございます( ̄∀ ̄)(チケット取れてないけど)

 

わたくし、新公学年くらいの方々に関しては、
「下級生にも見せ場を~!」とかはそんなに思わないタイプだったりするのです。

何事も若いうちに脇や下積みを経験するのって大事だと思いますし、決して無駄ではないと思うので(一方でさらに下級生が爆上げされたりということも最近は多いから複雑なんですが)。

でも、ある程度の上級生まで役替わりで無理やり役を分け合うところまで来るとやっぱりちょっと物足りなさを感じてしまいますね……。

従者は6人?

それとちょっと驚いたのが一つありまして。

「エリザベート」で言うところの黒天使のような存在の、
ファントムの「従者」という役。

今回の従者として名前が挙がっているのは、
沙月愛奈さん、笙乃茅桜さん、鳳華はるなさん、諏訪さきさん、眞ノ宮るいさん、縣千さんの6名。

沙月さんや笙乃さんといった娘役さんが名を連ねているのもビックリしたのですが、
「あれ?従者ってこんなに少なかったっけ??」というのが気になり。

過去の配役を確認してみたところ、
どのバージョンにも従者は倍の12人いらっしゃったようでした。

もしかしたらまだここに入っていない下級生とかが後から追加されるとか?

それとも本当に6人だけになってちょっと演出変わるとか?

ピエール、この従者という役が、台詞こそ無いけれどすごくカッコ良くて大好きで、
初演のときに「一人一人、どんな過去を背負っているか設定を決めている」という話を聞いたのを覚えてるんですよね。

従者って黒天使のように異世界の存在ではなくれっきとした人間で、
それぞれ過去にいろいろあって社会からドロップアウトしていたところをファントムに助けられたりして従者になったと聞いた気がするのですが。

とある場面で従者たちが脚や腕を痛そうに押さえる場面があって、
その押さえてる場所がそれぞれ過去に傷を負った場所、っていう話を聞いて。

決して目立つ役ではなくてもこうやっていろんな役作りをしてるんだな~というのを初めて知った作品でもあり。

そんな思い入れのある役なので、
従者が6人だけとなると単純に見応えという意味でもちょっと淋しいなぁ(´・ω・`)

新人公演一部配役

そしてもう一つ驚いたのが、
いつもであればもう少し後に発表される新人公演主演・ヒロインも発表になりましたね。

今回ファントムことエリックという大役に挑むのは、
「ひかりふる路」以来2度目の新公主演となる綾凰華さん、
ヒロインのクリスティーヌには「幕末太陽傳」以来、同じく2度目の新公ヒロインとなる野々花ひまりさん。

お二人ともおめでとうございます!

集合日に新公主演コンビも発表になるというのも珍しいですが、
再演だからいろいろと前倒しで決めることができてるということですかね?(「エリザベート」もそうだったかも)

いずれにしても早く決まった分(実際の新公のお稽古に入れるのはまだ先かも知れませんが)、
稽古場で本役さんを見て勉強する時間もたくさん取れると思うので良いことではないかなと。

 

そんなこんなで、配役発表にはちょっと盛り上がりづらいところも否めないのですが、
そんな中にも楽しみを見つけたもん勝ちってところもありますし。

役は少なくても、決して大きな役ではなくても、
ご贔屓の姿に一番の輝きを見出せるのがファンの特殊能力ですものね(・∀・)

久しぶりに再演される大作ミュージカル、
出演者の皆さんが怪我や病気になることなく無事に初日を迎えられることを、
美弥ちゃんの回復と共に祈っております!
(あとフィナーレに関係無い曲使って映像化したときに著作権で割愛されるくらいなら「エリザベート」みたく劇中の曲を使ってくれますように……)

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