宝塚の雑記

轟悠さん退団発表。

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

いやー、相変わらずコロナ禍の日々ですが、
連日いろいろなニュースが飛び込んできますね。

そんな中でも驚いたのが昨日のニュース。

トヨタ自動車の代表取締役社長・豊田章男さんの長男・豊田大輔さんが結婚されることが発表になりました!

お相手は元宝塚歌劇団星組の星蘭ひとみさんという方だそうで、
ネットニュースで写真を見ましたがすごく綺麗な人ですね~!

 

みたいな茶番はさておき。

いやー、びっくりしましたけど、何かいろいろなことが繋がったような感覚もありました。

でもあれですよね、どんな人と結婚するのが幸せか、
あるいは結婚せずに生きていくかも含めて人それぞれですが、
あくまでファンの勝手な気持ちという前提で言わせていただきますと。

自分の応援していた人の結婚相手が一般人だろうがスポーツ選手だろうがミュージシャンだろうがユーチューバーだろうがパラリーガルだろうがファンがとやかく言う権利は無いのですが、
それでもこういうちゃんとした人と結婚するのは安心できるというか。

男性ファンか女性ファンか、あるいは星蘭さんのファンかどうかによっても感情は様々かも知れませんが、
とりあえずこれだけは言えるのが、

 

変な相手じゃなくて良かった。

 

という一言に尽きるような気がします。

ヒロイン経験のある元タカラジェンヌの結婚ということで、
これからの時代の象徴となるためにも結婚後もお仕事を続けていただきたいところではありますが、
現実的に言うとトヨタほどの大企業の次期社長候補の奥様となるとそれ自体が仕事みたいなところもありそうですもんね……親戚付き合いとか大変そう……。

星蘭さんの担う役割も想像もつかないほどの責任を伴うことになるかと思いますが、
どうか幸せになっていただきたいと思います。

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轟悠さん退団発表

そして今日。

水曜日なのにモバイルタカラヅカのメールが届いたと思ったら、衝撃の内容が書かれておりました。

専科の轟悠さんが、今年2021年10月1日をもって宝塚を卒業されることが発表になりました。

轟悠さんにも退団というものがあるのですね……。

轟さんは1985年初舞台の71期生。

若い宝塚ファンの方の中には、轟さんが初舞台を踏んだ頃はまだ生まれていなかったという方もたくさんいらっしゃるでしょう。

1997年に雪組トップスターに就任、2002年にトップを退任し専科に異動された轟さんですが、
僕が初めて宝塚を観たのはちょうどその直後の2003年なので、
轟さんがトップスターだった時代をリアルタイムには見れませんでした。

僕の初観劇作品は宙組公演「傭兵ピエール/満点星大夜總会」だったのですが、
その次に観た花組公演「野風の笛/レヴュー誕生」が轟さんが専科として初めて大劇場で主演された公演でした。

まだトップスター制度のことも専科のこともよく知らない状態だったので、
「今回はトップスターが主役じゃないんだなー」とそのときは何となく観ていました。

ちなみにすごく覚えていることがあるのですが、
たしか「レヴュー誕生」のプロローグから何場面かの後にしばらく轟さんが登場しない場面が続いていて、
「あれ?あの主役の人、全然出てこなくなったな」と不思議に思っていたんです。

「もしかして機嫌を損ねるようなことがあって帰っちゃったのかな……?」と、
今なら絶対そんなことありえないような想像をしていました(笑)。

宝塚のこと何も知らなかったので、
それだけの大御所となると気まぐれに帰っちゃうこととかあってもおかしくないと思ってたんですよね……、
本当かどうか分からないけど何か大女優とかそういうエピソードよく聞くじゃないですか……。

 

トップスターではない轟さんが主演することに対しては、
いろいろな受け止め方があったと思います。

たぶん、轟さんがトップスターだった時代から見ていた人と、
既に専科に異動されてから宝塚ファンになった人とでも、
その受け止め方は変わったりするんじゃないかなと。

その意味で言うと、既に轟さんがトップを退任してから宝塚ファンになった僕は、
「主演・轟悠」というのは必ずしもすごく嬉しいというものではなかったというのが正直なところでした。

宝塚ファンになったばかりの頃、朝海ひかるさんや湖月わたるさんが大好きだったので、
どうして今回は朝海さんが主演じゃないの!?檀ちゃんの退団公演なのにどうして湖月さんが相手役じゃないの!?と、
少なからず不満を抱いたことも多々ありました。

 

ちょっと話がそれますが、サッカー選手の三浦知良さんのことが、
僕は子どもの頃はあまり好きではなかったんです。

鹿島アントラーズのファンだったのでヴェルディに対してはライバル意識があったせいか、
特に中学生くらいの頃は「アンチ・カズ」だった記憶があります。

同世代の選手が次々に引退しても一人現役にこだわってプレーする姿を、
最初の頃は「もう若い世代に譲ればいいのに……」と冷めた目で見ていました。

でも、40を超えても50才になってもまだ現役を続ける姿を見ているうちに、
いつの間にかその姿がものすごくかっこ良く見えるようになってきました。

もちろん全盛期のようなプレーはもうできていないだろうけど、
この年になってもまだピッチに立ち続ける姿に感服させられるようになりました。

きっとカズさん自身は現役にこだわってるというつもりは別になくて、
ただ純粋にどうしようもなくサッカーが大好きで辞めるなんて考えられないだけなのかも知れない、と感じるようになり、
今ではキング・カズは心から尊敬する人の一人です。

一つのことを人より長く続けられるということは、それだけで尊敬に値することだと思います。

 

轟悠さんを見るとき、キング・カズと重なるように感じることがありました。

これまでの人生の3分の2ほどを宝塚に捧げてきたであろう轟さんは、
心からサッカーを愛する三浦知良選手のように、
本当に宝塚のことを愛しているんだろうな、と。

なので、今日の「轟悠の退団」という発表は、
自分の贔屓の退団のようにただひたすら悲しいという感情とも違うし、
特にさほど思い入れの無い方の退団のように「そっかー」という気持ちでもなく、
「男役・轟悠が宝塚からいなくなる日なんて本当に来るのか……」という初めての感覚を感じています。

春日野八千代さんが生涯現役を貫かれたように、
轟悠さんもいずれ主役を張ることは無くなっても節目節目の公演に特別出演されたり、
少なくともタカラジェンヌで無くなる日は来ないだろう、と勝手に思っていたので、
ただただうまく言葉にできない初めての感覚です。

トップスター時代、あるいはもっと前の下級生時代から轟悠さんを応援してきた方にとっては、
今日はおそらく多くの宝塚ファンが経験したことのない感情に襲われていることと思います。

惜しむらくは、コロナ禍でまだすべての人が以前のようには劇場に行けないであろうことと、
大劇場で大階段を降りての挨拶ができず、サヨナラショーもできずに退団することになるのは、
一宝塚ファンとして純粋に残念に思います。

「退団」とは言え、特別顧問にも就任されている轟さんほどの方であれば、
おそらく今後も何らかの形で宝塚に関わられることとは思いますが。

30年以上にもわたって男役を貫いてきた轟悠さんの残りの日々を、
ご本人もファンの方も少しでも充実した形で過ごせることを願っています。

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