スカステ貸切に当たった彼女に連れられて初めて宝塚を観に来た彼氏を装って月組を観てきたお話(「All for One」感想その1)。
タイトルが長くてごめんなさい。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
ということで、この3連休は実家に帰っていたピエールでございますが。
実を言いますと最後の月曜日はいつもより早く実家を出て、
月組東京公演「All for One~ダルタニアンと太陽王~」のスカイステージ貸切公演に行ってまいりました~!ヾ(* ̄∀ ̄*)ノ
珠城りょうさん(たまきち)と愛希れいかさんコンビとして大劇場2作目となる公演でございますね。
スカステ貸切、ピエールは当然のごとく外れたんですけどね、
同じく応募していた姉が見事に当選してくれまして。
あの人こういうくじ運、結構あるんですよね~。
これまでもピエール自信が何かを当てたことってあんまり記憶が無いんですけどね、
母と姉は割と宝塚関連のものを当選させてきた気がします。
もともと今回の公演は別の貸切で取れた一回のみの予定だったんですが、
おかげで思わぬ形で2回観ることができそうで、
今回のスカステ貸切はマイ初日でございますヾ(* ̄∀ ̄*)ノ
そんなわけで「All for One」の感想を書かせていただきたいなと。
この公演、ラインアップが発表になった当初から「国王の秘密」なるものを抱えてスタートし、
大劇場初日のときからそのネタバレに触れないように必死に過ごす所存でおりましたが、
初日に敢え無くネタバレに遭遇してしまい。
しかもネットニュースでもネタバレしてるし、
スカステの「ステージドア」でもネタバレしてるし、
東京公演の初日映像なんてもう開き直ったように重要な場面が放送されまくっていて(笑)。
でもね、実際に観て分かりましたが、
これネタバレしてても全然楽しめますし、
むしろ最初から公演解説に「○○という国王の秘密をダルタニアンは知ってしまうのだった」って書いててもいいくらいだったような気がしました。
感想書くにあたってもネタバレしないで書くのはだいぶ難しいので、
もうピエールも開き直ってネタバレ満載で書いてしまいますので、
まだこれからご観劇予定の方で「自分はまだ何も知らないし知りたくない!(>_<)」という方は、
どうぞお読みいただくかどうかは今回も自己責任でお願い致しますm(_ _)m
夢のSS席へ
その前にですね、今回初めて知ったのですが、
スカステ貸切って当日に現地で座席の抽選が行われるんですね。
こういう形式の公演って初めてだったので、劇場行くまでマジソワで。
だってね、普段は概ね2階B席が定位置になってしまっているガスパール家、
今回ばかりは夢のSS席のチャンスではないですか!
ということで気合いを入れて列に並んだピエールの姉。
列に並ぶのは代表者のみと言われたので、
ピエールは別の場所で待機しておりました。
ピエール、基本的にいつも観劇の際は、
初めて宝塚を観に来た男性を装ってるんですけどね。
今回は「なんか宝塚ファンの彼女がスカイなんとかの招待で当たったからいっしょに連れて来られた彼氏」
というテーマで挑みました(笑)。
それゆえ、待っている間も居心地悪そうにソワソワしてみたり、
隣の映画館のラインアップを見ながら、
「むしろこっちが観たいんだけどな~(´・ω・`)」みたいな顔をしてみたり。
でも心の中では「SS!SS!」と祈りながら(笑)。
そしてチケットを手に戻ってきた姉。
袋の中から恐る恐るチケットを取り出すと見えてきたのは!
「S席」
という文字!
おお~~!!
やったよ~~!!
さすがにSS席は逃したけどS席だよ~~!!ヾ(〃^∇^)ノ
と興奮したのも束の間。
その下に現れた文字は。
「2階6列」
S席の一番後ろじゃないかよーー!!( ;∀;)
なんか、こういうところもガスパール家っぽいですよね(笑)( ̄∀ ̄;)
でも、ただで観られるんだから贅沢は言いません( ̄∀ ̄)
小池修一郎先生のオリジナルなのに面白い
とりあえず一言で言うと「楽しかった!」です(≧∀≦)
小池修一郎先生のオリジナル作品と聞いて、
ラインアップが発表になったときは正直不安でおりました、
っていうか結構皆さんそうでしたよね??そんなことない??
しかも不安に輪をかけたのが、
その後の「ポーの一族」の上演決定で。
小池先生の入団当時からの悲願だというほどの思い入れの深さを感じる「ポー」に比べて、
ラインアップ発表当初は特に気合いを感じていなかった「三銃士」。
ただでさえ劇団内外のお仕事で忙しそうな小池先生、
「ポー」にかまけて「All for One」の準備の手を抜くんじゃないか……、
と邪推してしまっておりました。
しかし大劇場で初日を迎えたら絶賛に次ぐ絶賛の嵐で。
それでもどこかまだ疑いの念を抱いていたピエールですが(笑)。
実際に観たら、皆さんがあれだけ盛り上がっていたのも納得!の楽しさでした(≧∀≦)
小池先生クラスの方だとスケールの大きいドラマ作品を期待されるので、
コメディに振り切るというのは勇気のいることなんじゃないかとも思ったのですが、
「え?小池先生、こんな面白いこと考えてたの??」とビックリしました(笑)。
何か今までの小池先生のイメージと全然違っていて、
「これもしかして他の先生の作品だっけ?ピエールが勘違いしてた?」とか思ったくらいで。
途中で突然ハンドマイクが出てきたりしたときは「あ、やっぱ小池先生だ」と思いましたが(笑)。
もしこれがシリアスな大作として上演されていたら、
いろいろと細かく突っ込みたくなるところも無かったわけではないですが、
コメディなのでそういう細かいことも気になりませんでしたし。
決して笑いのネタとして斬新なものではなく、
どこかで見たことあるものや聞いたことあるものではあったかも知れませんが、
これまでこんな笑いの取り方をすると思っていなかった面々がそれをやっていることで、
すごい面白さが生まれていた気がしました。
たまきちくんとダルタニアン
でね、この作品、何が良かったって、
たまきちくんとダルタニアンっていう組合せが絶妙じゃないかと。
ご存知の通り、たまきちくんは近年まれに見る若さでトップスターに就任されました。
宝塚って主役が絶対的な存在の作品が多いので、
主人公を取り囲む主要人物たちが主人公よりも年上となる作品をやるのって結構難しいと思うんです。
そこに来ての「三銃士」ですよ奥様!
ピエール、「三銃士」の映画を10年近く前にDVDで観たことがあったんですが(たぶんジャックバウアーが出てるやつ)。
たしか、銃士隊に憧れて田舎からやってきた若きダルタニアンが、
既に銃士隊の中心的存在として活躍していた三銃士に助けられながら成長していく感じの物語だった記憶がありまして。
これ、まさにたまきちくんの姿そのものじゃないかと!
若きたまきちくんに絶対的に頂点に立つ人物を無理に演じさせるのではなく、
たくさんの仲間に支えられながら戦うダルタニアンという人物を当ててくれたのは、
原作ものでありながら当て書きのように絶妙な設定だな~とただただ胸アツでございました。
「珠城りょうの月組で『三銃士』を」と考えたのが小池先生なのか、
月組プロデューサーなのかはたまた他のどなたかなのかは存じ上げないのですが、
これ選んでくれた人ホントにありがとうって思いました。
この公演で、お披露目公演以上にたまきちくん体制の月組が一つになっている雰囲気を感じましたし、
たまきちくんの真ん中力のようなものも2公演目にしてグッとたくましくなったな~と。
例の「壁ドゴォォォン」も思ってた以上のドゴォォォン感でしたし(笑)(//∀//)
感想に入る前の前フリが長かったのでまだ大した感想も書いてませんが、
長くなってきたので続きはまた次回の記事で書かせていただきたいと思います。
何か作品の楽しさだけでなく、今の月組の雰囲気いいな~って思いました。
次回はそんな月組の雰囲気を作り上げた功労者の一人だとピエールが思っている、
あのお方についても書きたいと思っております。
誰のことかな~?(* ̄∀ ̄*)ドキドキ
それと今回の貸切公演の司会役は、
何と元月組組長の越乃リュウさんが登場されました!
越乃さん、現役時代と変わらぬ渋さを醸し出していて、
舞台袖から登場した瞬間に肉眼で「越乃さんじゃない!?」と気付きましたよ(//∀//)
ちなみに終演後に越乃さんからたまきちくんへのインタビューもあったのですが、
最初は舞台の超隅っこまでしか踏み入れずに遠慮している越乃さんに、
「もっとこっち来てくださいよ~( ;∀;)」と呼びかけるたまきちくんとのやりとりが微笑ましかったです。
そんなたまきちくんに応えて「ではあと3歩だけ……」と歩み寄る越乃さん、
ホントに律儀に3歩だけ舞台中央に進んでインタビューされていました(笑)。
たまきちくんが新公学年の頃に組長を務めていらした越乃さん、
きっと立派に真ん中に立っているたまきちくんの姿を見て嬉しかったでしょうし、
たまきちくんも越乃さんが来てくれて嬉しかったでしょうね~(≧∀≦)
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