宝塚の雑記

月組版「鳳凰伝」配役発表、蓮つかささんがゼリム!

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

はてさて、月組トップコンビ珠城りょうさん(たまきち)と愛希れいかさんによる全国ツアー公演、
「鳳凰伝~カラフとトゥーランドット~」

2002年に和央ようかさんと花總まりさんコンビによる宙組で初演された作品の再演。

その配役が早くも発表されております!

と、その前に、一足早く先行画像も公開されておりました!

ふむふむ、お二人ともイメージ通り!(//∀//)

ピエール、宝塚デビューはちょうどこの「鳳凰伝」の次の「傭兵ピエール」だったもので、
この作品は映像でしか観たことないんですけどね。

ゴールデンコンビと呼ばれる和央さんと花總さんの作品ということで、
とにかくお二人のオーラが凄かったのを覚えております。

和央さんのカラフはカリスマ性に満ちた沈着冷静な王子という感じでしたが、
たまきちくんのカラフは高貴ながらも優しさが滲み出ている王子という印象を受けます。

れいか様のトゥーランドットはまだ横顔しか見えませんが、
娘役のレジェンドである花ちゃんの役も今のれいか様ならきっと演じきってくれそうな安心感がありますよね~。

 

ちなみに「鳳凰伝」をご覧になったことの無い方にピエールの浅い知識でざっくりとご説明させていただきますと、
ご存知「トゥーランドット」を原作にした作品だそうです。

と言っても「トゥーランドット」自体も名前とイナバウアーだけでどういう話か知らないという人も多そうですよね、
というかピエールがまさにそうです(笑)。

ということで「鳳凰伝」に関するピエールの薄い記憶を呼び起こしてみますが、
一応ネタバレになるほどのことは書かないつもりでいるものの、
念のため未見の方はご注意くださいませm(_ _)m

 

主人公カラフはとある滅びた国を追われた王子様。

生き別れてしまった父のティムール王を探して北京に来たところ、
北京は中国皇帝の娘トゥーランドットの暴挙により恐怖で満たされていました。

絶世の美女であるトゥーランドットには、
異国の王子からの求婚が絶えません。

しかしトゥーランドットはある過去の恨みから、
求婚してくる異国の王子たちに3つの超難問を出し、
答えられたらその男の妻となる、しかし答えられなければその男の首をはねる、
という賭けを繰り返していました。

あまりにも難しい問題に答えられずに次々と首をはねられていく王子たち。

そこへやってきたカラフもまた、トゥーランドットの美しさに惹かれてしまい、
愚かにもその3つの謎に挑戦することを決意します。

 

また一人、犠牲となる王子が現れた。

誰もがそう思っていましたが、
何とカラフは見事にすべての謎を解いて見せました!

これでトゥーランドットはカラフのものに、そしてこの恐怖もついに終わりが訪れる、はずでした。

しかし往生際の悪いトゥーランドットはカラフのものになることをなおも拒絶。

そんな彼女にカラフは一つの提案をします。

これまで一度も名乗っていなかった自分の名前を夜明けまでに当ててみせれば、
自分は貴女のことは諦めて命を差し出そう、と(せっかくクイズに正解したのにどうかしているとしか思えない)。

トゥーランドットは躍起になって国民たちに命令を出します。

「夜明けまでにあの王子の名を調べよ!解き明かせなければ国民は皆殺しにする!名前が分かるまで、誰も寝てはならぬ!」
(実際の台詞とは異なります)

果たしてトゥーランドットはカラフの名前に辿り着くことができるのか。

観客はみんな名前知ってるけどカラフの運命やいかに……!?

 

みたいな話だったと思います(たぶん)。

ちなみにオペラだとこの場面であの有名な「誰も寝てはならぬ」が歌われるそうですが、
歌うのはトゥーランドットではなくカラフの方らしいということを昨日知りました。

「鳳凰伝」の楽曲は宝塚版オリジナルなので「誰も~」も歌われてはいない、はず、たしか、たぶん。

そしてさんざん王子を殺しまくっといてその雰囲気で終わっていいの?
という疑問は残る作品だった記憶もあります(笑)。

決して明るくハッピーな話ではないですし多少ツッコミたくなるポイントはありつつも、
とりあえず見た目がゴージャスなので全ツ受けも悪くない作品なんじゃないかな~と個人的には思ったりしております。

遠征しようかどうか揺れ動くOz様の背中を押すためにあらすじをおさらいしてみました(笑)。

こうやって背中を押すことをピエールは「背中ドン」と呼んでおります。

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月城かなとさんがバラクに!

そんな「鳳凰伝」の配役が早くも発表されました!

最近は全ツの配役は結構早めに発表されることが多いですね~。

しかしこないだの雪組は結局集合日まで発表されなかったな……。

という諸々の謎はありますが、とりあえず月組版「鳳凰伝」の配役を、
初演の宙組版と並べて見てみたいなと思います。

配役 月組
(2017)
宙組
(2002)
カラフ 珠城りょう 和央ようか
トゥーランドット 愛希れいか 花總まり
バラク 月城かなと 水夏希
ティムール王 箙かおる 汝鳥伶
アミン 憧花ゆりの 出雲綾
タン 紫門ゆりや 久遠麻耶
トン 千海華蘭 椿火呂花
中国皇帝 輝月ゆうま 萬あきら
ゼリム 蓮つかさ 初嶺まよ
タマル 海乃美月 彩乃かなみ
アデルマ 麗泉里 ふづき美世

まずカラフのたまきちくんとトゥーランドットのれいか様はちょっと前に「一部配役」として発表になり、
「いやそこは分かってるよ!」みたいな空気がピエールの脳内に流れておりました。

まず何と言っても一番注目されていた二番手のバラクには月城かなとさん!

初演では水夏希さんが演じた役ですが、
当時から水さんファンだった母と姉は観劇後しきりに水さんがカッコ良かった~!と騒いでいたのを覚えております。

ちなみにバラクはクライマックスの立ち回りで、
舞台上に作られた水たまりの中でびっしゃびしゃになりながら殴り合う場面があり、
「水が水浸し」と当時話題になったそうなのですが、
さすがに全ツだとあの水槽というかプールというかを作るのは難しいかな~。

でも木村信司先生ってそういうところ頑固にこだわりそうなイメージもあるので、
どうにかして全ツでも月城くんを水浸しにしてくれるかも知れませんね~(//∀//)

しかし今思うと、毎公演びしょ濡れになる衣装、どうやって乾かしてたんだろう……。

タマル vs アデルマ

そしてこの作品、娘役さんの大役もあることが印象的でして。

それが初演で彩乃かなみさんが演じたタマルと、
ふづき美世さんが演じていたアデルマ姫。

タマルはかつてカラフの国で仕えていた奴隷の娘で、
国が滅びた今もティムール王を支えて共に北京まで辿り着いたという献身的な娘。

一方のアデルマは盗賊に襲われていたところをカラフに助けられてカラフにほの字(古い)になりますが、
カラフからは全然相手にされなくてなんやかんやあって発狂し始めるちょっとやばい女っていう記憶があります。

ちなみに博多座で再演されたときは彩乃さんがアデルマ役に代わり、
タマルには初代スカイフェアリーズの音乃いづみさんが抜擢されたというのをすごく覚えてるんですよね~。

そして今回はタマルにはヒロイン経験の豊富な海乃美月さん、
アデルマには逆に新公ヒロイン等の経験は無い麗泉里さんが大抜擢です!

麗さんはたしか「カルーセル輪舞曲」でエトワールに抜擢されていましたよね。

ところで誰も興味ないと思いますがピエールはトゥーランドットよりアデルマより断然タマル派です。

蓮つかささんも抜擢!

そしてOz様が最近虜になっていることでお馴染み、
「All for One」では新公初主演に抜擢されたばかりの「れんこん」こと蓮つかささん。

何とゼリムという大役に大抜擢です!(≧∀≦)ノシ

初演では、決して路線系ではなかった初嶺まよさん(後に「初嶺磨代」に改名)が演じていた役ですが、
役としてはむしろバラクの次にオイシイ役だった気がするんですよね~。

今回、紫門ゆりやさんと千海華蘭さんが演じるタンとトンが、
当時は新公主演とかもして路線系だった久遠麻耶さんと椿火呂花さんが演じていた役なのですが、
いわゆるニコイチ扱いな役でちょっともったいないな~と思いながら観ていた記憶があります。

あくまで宝塚ファンになりたてのピエールが受けた印象なので、
今改めて観たら全然違うかも知れないのですが。

ちなみにゼリムはカラフの付き人というか何と言うかくっついて旅している少年という感じで、
れんこん君のフレッシュな魅力にピッタリな気がします。

故に実は秘かに先日書いた記事で、
「れんこん君はゼリムが合いそうな気がするな~」と書いていたのですが、
見事に的中致しました~ヾ(〃^∇^)ノ

いわゆる男役らしいカッコイイ役とはちょっと違いますが、
新公初主演をしたこのタイミングでの再びの大役はきっとれんこん君にとって勢いづくチャンスになると思いますし、
間違いなく観終わった後で「あのゼリムやってた人、何て言う人だろう?」
ってプログラムを確認してしまう系の役だと思います(≧∀≦)

 

で、いろいろ語りましたが、先日書いた通りピエール今回の全ツは我慢することにしておりまして……。

和央さんと花總さんの作品の再演ということもあって一度生で観てみたかったんですけどね~。

この夏かなりお金もかかったので、いろいろ我慢しないとなと……(´;ω;`)

そうそう、トゥーランドットが長~~~~~い布をはためかせて歩いてくる場面、
あれはきっと今回もあると思うのですが、
全ツだからきっと客席からも歓声が上がるんじゃないかな~(//∀//)

観に行かれる皆様、どうぞ楽しんできてくださいませ~( ´ ▽ ` )ノ

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