宝塚の雑記

人間はみな平等ではないことを教えてくれる一日(「MESSIAH-異聞・天草四郎-」先行画像)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

本日は「鎌倉の妖精」こと朝美絢さん主演の雪組バウホール公演、
「義経妖狐夢幻桜」の初日でございますね。

出演者ならびにスタッフの皆様、初日おめでとうございます!

「人間はみんな平等なんだ!どんな人間にも同じ価値があるんだ!(⌒∇⌒)」
なんて絵空事をぬかす輩の目の前に朝美ちゃんとピエールの顔面を並べて、

 

ええ!?

 

どこが平等だって!?

 

言ってみろやオラァッ!?

 

って言いたくなるよねでお馴染みの朝美ちゃんの単独初主演の幕がいよいよ上がりましたね。

そしてヒロインは我らが「ノゾミーナ」こと星南のぞみさん。

ノゾミーナの初ヒロイン公演ということでピエールも朝からソワソワしておりました。

というか昨日の帰りの電車の時点で、
「あー、ノゾミーナもうあと一回寝て目が覚めたら初日だ~とか思ってるかな~」
とか考えながら帰ってきたりしておりました。

初日のレポを探そうと思ったものの、
やはり大劇場と違って初日を観た人数も限られるというのもあるのか、
作品そのものよりも終演後のご挨拶のレポばかりであまりどんな感じだったか分かりませんでした(笑)。

とにもかくにも最後まで出演者全員、誰一人欠けることなく千秋楽を迎えられるように祈っております!

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「MESSIAH-異聞・天草四郎-」先行画像公開!

ということで先日「ポーの一族」が千秋楽を迎えたばかりの花組ではありますが、
次回大劇場公演「MESSIAH(メサイア) -異聞・天草四郎-/BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」の先行画像が公開されました!

島原の乱の総大将・天草四郎時貞に扮した明日海りおさん!

あーー。

はいはい。

なるほどね。

 

ここにもおったか人間はみな平等ではないことを教えてくれる人間がーーーー!!!!( ;∀;)

 

明日海さんはむしろ、人間はみな平等ではないことを教えてくれる高校の校長先生クラスの存在ですね( ;∀;)

そしてこれはあれですよね、
天草四郎時貞が率いるキリストの復活を目論む秘密結社「MESSIAH」が、
ときの権力者どもをその奇怪な妖術によって次々と抹殺し、
江戸の世を恐怖に陥れるというお話ですよね。

え?

違うの?( ̄∀ ̄)

だってこの画像の天草四郎、
全然虐げられた弱者の顔じゃなくて、
あきらかに国家転覆を企ててる人間の表情じゃないですか(/ω\)

 

それにしても明日海さんは何の役をさせても美しいというのは分かっているものの、
先行画像の美しさが毎回想像をさらに超えてきますよね(//∀//)

あとは作品自体がビジュアルに負けないことを祈るばかり……。

え?

べ、別に特定の作品のことを蒸し返したりなんてしてませんよ?( ̄∀ ̄)

 

や、やめろー!

 

嘘ついてないかクガタチで確かめようとするのはやめろーー!!( ;∀;)

天草四郎時貞とは?

歴史に疎いピエール、さすがに天草四郎という名前だけは知っているものの、
実際どういう人なのかはよく知らないというのが正直なところで。

公演解説を読んでみると、
ラインアップが発表された当初よりもちょっと詳しくいろいろ書かれているようにも思えるんですが、気のせいかな??

改めて天草四郎についてちょっとググってみたところ、
関ヶ原の戦いで敗れた武将の一人・キリシタン大名の小西行長に仕えていた益田好次という人の子供だそうで、
本名は「益田四郎」って言うんだそうです。

 

益田四郎……。

 

一気に普通のおっさんの名前になるな。

 

しかし生年や出生地も諸説あってはっきりしていないらしく、
今回は「小西行長の遺臣によって拾われ、四郎と名づけられた」と書かれているので、
出生については謎であくまで益田好次に「拾われた」という設定になるのかな~と。

 

ちなみに島原の乱って抑圧されたキリシタンたちの反乱というイメージが強いですが、
公演解説にもあるように「過酷な年貢の取り立て」に対する一揆という側面もあり。

しかし年貢の取り立てが一揆の原因となると自らの失政を認めてしまうことになるため、
島原藩主の松倉勝家はこれがあくまでキリシタンの暴動だということを主張したらしく。

一方の幕府も、目障りだったキリシタンを弾圧する口実として島原の乱の発生を利用したために、
これがキリシタンの反乱という面ばかりが強調される結果になってしまったんだそうです。

 

そんな島原の乱の総大将として知られる天草四郎ですが、
実際は先陣を切って37,000もの反乱軍を率いたというわけではなくて。

なんせ10代半ばの少年だったので、
その人気を大人たちが利用して反乱の象徴として祭り上げたというのが実態だったんだとか。

他にもキリシタン軍の中心となった人物は何人かいるそうなので、
その辺の人たちも劇中に登場しそうかな~という気がしますが、
森宗意軒(もり・そういけん)という人物がキリシタン軍のナンバー2だったという記述も見かけました。

この人は大坂の陣で真田信繁(=幸村)の軍について戦ったものの落城し、
天草の地へ逃げ延びて住み着くようになったんだそうです。

島原の乱を題材にした作品では定番で登場する人物だそうですが今回も出てくるかな~。

あとは唯一の生き残りらしい山田右衛門作という人物も気になりますね~。

何やら幕府軍に内通していたことにより生きながらえたという、
一番嫌われそうなポジションの人だそうで……。

 

一方の幕府軍の方には福岡藩二代目藩主の黒田忠之という人の名前もあり。

これは我らが「北関東の恋人」こと七海ひろきさん主演の「燃ゆる風」天寿光希さんが演じた黒田官兵衛の息子、
すなわち天彩峰里さんが演じた松寿丸こと後の黒田長政の長男、
すなわち官兵衛の孫にあたる人物だそうで。

となるとさぞや知的で勇敢な武将だったんだろうな、と思いきや、
完全に先祖の七光りのダメ男で性格もわがままで、
長政も「長男だけどこいつには家督を継げさせられない」と、
三男の長興に家督を譲ることを宣言した書状を忠之に送ったほどだったんだとか。
(最終的に忠之がだだをこねて家督を継いだけどエライお家騒動になったみたいです)

官兵衛は大河ドラマの主役になるほど立派な軍師だったのに、
孫まで来るとこんなに残念なことになってしまうんですねぇ……。

 

ということで、
昼休みに急いでググった断片的な情報をまとめてみましたが、
すぐにまた忘れそうな気がします(笑)。

「従来の日本物の枠にとらわれず、衣装や美術に現代的なエッセンスを加味した、新たな日本物オリジナル・ミュージカル」と書かれた「MESSIAH」。

どんな作品になるかまだ分かりませんが、
最近多い漫画原作のような作品には話題性こそ及ばないものの、
なんやかんやこういうオリジナル脚本の作品って何が起こるか分からないワクワク感がありますよね(≧∀≦)

知ってるようでよく知らない天草四郎という人物についても学べる作品になると思うので、
とりあえずは集合日の配役発表で他にどんな人物が登場するのか分かるのを楽しみに待ちたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

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