映画「Thunderbolt Fantasy 生死一劍」を観てきましたーー!!(一か月以上前に)
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
はてさて、今年、紅ゆずるさんと綺咲愛里さんを中心とした星組による台湾公演での上演が発表されている、
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」(通称:サンファン)。
Amazonプライムでそのシーズン1「東離劍遊紀」を観ることができますが、
先日その映画版である「Thunderbolt Fantasy 生死一劍」を観てまいりました!
と言っても観に行ったのは実はもう一ヶ月くらい前(笑)。
感想を書いてから公開するタイミングが無くてこんな時差が生まれてしまいました。
ちなみに普段行く様な近場の映画館では全然やってないので埼玉まで行ってまいりましたよ~( ̄∀ ̄;)
しかも普段は映画観ても買わないパンフレットも買ってしまいました。
殺無生(セツムショウ)の顔面のドアップかと思いきや、
よく見ると剣の中に凜雪鴉(リンセツア)と殤不患(ショウフカン)も映ってます。
宝塚のプログラムと同じ約1000円というお値段のわりに非常に薄うございます。
でも面白かったのがキャラクターのネーミングについて明かしていた部分で。
日本のセンスだと台湾でカッコイイ響きにならないので、
まず英語で「こういうイメージの名前を」というのを台湾のスタッフに送って、
それをもとに名前の案を出してもらっていたらしく。
プログラム上で挙がっていたのは「Glacial Owl(氷のフクロウ)」が「凜雪鴉」に、
「Carnage(大虐殺)」というイメージを頼んだら「殺無生」という名前になったそうです(笑)。
そしてピエールが行った浦和の映画館ではちょうどこの日から上映開始だったのですが、
先着順でもらえる限定ポストカードももらってしまいました~ヾ(〃^∇^)ノ
もらえることは知ってたんですけどどこでもらえるのか分からなくて、
チケット窓口のお姉さんに「このプレゼントってどこで頂けますか?」ってわざわざ聞いてしまい。
しかし窓口のお姉さん方も誰も知らなかったようで、
わざわざどこかへ電話して聞いてくれて。
最終的にチケット切るときに何も言わなくてももらえることが判明しました(笑)。
窓口のお姉さん、絶対怪しいサンファンオタだと思われただろうなぁ……。
違うんだよ……ピエールはただの怪しいヅカオタなんだよ……。
ということで、まだ本編(テレビ版)も観ていない方も多いかも知れませんが、
せっかく観てきたので映画版の感想を書かせていただきたいと思います。
全国ほとんどの映画館では既に上映が終了しているようですし、
おそらく観ようにも観れない方の方が多いと思いますし、
そんな方も観た気になって予習できるように敢えてネタバレ含んで書いてしまいますので、
これから御覧になる予定がある方はどうぞご注意くださいm(_ _)m
「殺無生編」
まず今回の映画版は二部構成になっており。
一つ目が「殺無生編」、もう一つが「殤不患編」でございます。
まず一つ目の「セツムショウ編」はテレビ版の「東離劍遊紀」の前日譚となっていて、
テレビ版で主人公のリンセツアにやたらと恨みを抱いていたセツムショウが、
なぜそこまでリンセツアを憎むようになったのかを描いた物語です。
前日譚なので、こちらは本編を観ていなくてもある程度付いて行けるかな~という感じでした。
物語は、かつてセツムショウがリンセツアの用心棒として雇われていた頃のお話。
セツムショウは生まれたときに母親が死に、
その出産に関わった人物たちが片っ端から殺し合って命を落としたという忌まわしい事態になったことにより、
生まれてすぐに父親から捨てられたという過去がありました。
それを拾ってくれたのが彼の師匠。
剣の技を磨いたセツムショウは殺し屋としてその名を轟かせるようになり、
やがてリンセツアに雇われるようになりました。
しかしそんな自分の過去と決別したいと心のどこかで思っていたセツムショウ。
それを見抜いたリンセツアから、
剣技を競う「劍聖會(けんせいかい)」という大会への出場を勧められます。
「鳴鳳決殺(メイホウケッサツ)」という新たな名前で劍聖會に勝利して「劍聖」の称号を得、
汚名ではなく栄誉ある名をもって生まれ変わるのだと。
自分の新たな道を示してくれたリンセツアの言葉に従い、大会への出場を決めたセツムショウ。
しかし大会が始まる早々に事件が。
剣を競う大会のはずが弓矢を持って現れた謎の男により、
出場者の大半が惨殺されてしまうという事態に。
大会は中止されるかと思いきや、その矢をかわし生き残っている者こそ技を競うにふさわしいということになり、
セツムショウもそのまま試合に挑むことに。
これまで幾多の人を葬ってきたセツムショウですが、
これからは無駄に命を奪わずに戦うことを誓い勝ち進み。
そしてついには、「劍聖」として全戦全勝、今では審判長を兼ねていた「鐵笛仙(テッキセン)」との一騎打ちに。
このテッキセンこそ、かつてのセツムショウの師匠。
師と弟子の一騎打ち、しかし何やら怒りを露わにするテッキセン。
戸惑いつつもセツムショウが放った一撃に倒れたテッキセンの足には、
なぜか矢が刺さり身動きができない状態になっていました。
テッキセンは絶命するものの、反則負けを言い渡されるセツムショウ。
何が起きたのか分からずに混乱するセツムショウを、
大会の衛兵たちが取り押さえようと襲ってきます。
正々堂々と戦っていたつもりのセツムショウに状況を説明したのはリンセツア。
なんと全てはリンセツアが仕組んだ罠だったのです。
リンセツアはあらゆるものを盗む大盗賊。
「劍聖會」を破綻させることでその栄誉を奪い、
生まれ変わって生きようとしたセツムショウの誇りと未来を奪うことがリンセツアの目的でした。
そのために彼は弓の名手である仲間の狩雲霄(シュウンショウ)を使い、
まるで彼がセツムショウに雇われて大会をぶち壊しにしたかのように計らい、
全てをセツムショウの謀略に見せかけたのです。
もはやただのタチの悪い愉快犯ですよね、それが自分に何か利益になるわけではないんですから。
しかしリンセツアの目論見どおり、
セツムショウは生まれ変わるどころかさらに悪名を轟かせることになってしまいました。
生まれ変わろうとした純粋な心を踏みにじられただけでなく、
かつての師匠も無意味に自分の手にかけてしまったセツムショウは、
いつか必ずリンセツアに復讐することを誓うのでした。
もうね、とにかくリンセツアがゲスい( ̄∀ ̄;)
テレビ版でも決して善人ではなく悪党というのは分かってましたが、
「主人公なのにここまで酷い奴なの!?」って感じでした。
これはおそらく紅くんが演じる人物だと思うんですが、
どんな風に描かれるのか気になりますね~。
一方、テレビ版では極悪人のイメージしか無かったセツムショウは、
この番外編ではその純粋な一面も覗かせてさらに魅力が深まった気がします。
「幽遊白書」の飛影が残忍な妖怪かと思っていたら妹を守るために戦っていたという一面にさらにファンが増えたのと似てる気がします(//∀//)
「殤不患編」
そしてもう一つの「殤不患編」。
テレビ版でもリンセツアとダブル主演くらいの位置付けだったショウフカンのお話ですが、
こちらはセツムショウ編とは逆にテレビ版の後の物語を綴った後日譚。
玄鬼宗(げんきしゅう)との戦いを終えて再び旅に出たショウフカンが、
自分になりすまして武勇伝を語って回る謎の「偽殤不患」と出会うという話です。
セツムショウ編がとにかく後味の悪い残酷な話だったのに対し、
ショウフカン編はコメディタッチの笑える話でした。
ただ、後日譚である上に、テレビ版のストーリーを追うように偽ショウフカンの武勇伝が語られていくので、
本編を観てない人には偽ショウフカンの話のどこが本当でどこが嘘か、
どこがどうして面白いのかが分からないかも知れませんね。
なので、セツムショウ編だけなら本編を観てなくても楽しめると思いますが、
ショウフカン編のことを考えるとやはり本編を観てから挑んだ方が楽しめると思います。
結末を言ってしまうとこの偽ショウフカンは玄鬼宗の生き残りで。
ショウフカンたちが玄鬼宗たちを倒すより前に、
落ちこぼれだった偽ショウフカンは自分がザコとして試し切りの道具にされることを恐れて一味から逃げ出していました。
そして物乞いとして生活していたときに玄鬼宗が討伐されたことを知り、
自分がショウフカンになりすましてあること無いこと語り歩いて悠々自適な生活をしていた、という。
実際に元々は玄鬼宗にいた身、玄鬼宗について詳しいのは当然ですからね。
けれどそんな風に玄鬼宗の醜聞を言い触らしていたことで玄鬼宗の残党に目を付けられ、
殺されそうになったところを本物のショウフカンに救われて心を入れ替える、というお話でした。
七海ひろきさんが演じるのは?
で、まだ振り分けも発表になっておりませんが、
やはり我々として気になるのは「北関東の恋人」こと七海ひろきさんが台湾チームだったと仮定してどの役を演じるかということで。
今回主人公として描かれていたセツムショウもショウフカンも七海くんが演じるかも知れない候補に挙がっている二役ですが。
結論を申しますと。
どっちでもカッコイイ!!(//∀//)
ショウフカンはこの作品で一番の正統派ヒーローという感じですし。
セツムショウの方も、テレビ版では一応仲間に加わりながらも悪人のイメージが強かったですが、
この番外編でその悲しい過去が明かされてより魅力が分かりましたし。
なので七海くんがどっちの役になったとしてもピエールは満足でございます(≧∀≦)
でもまた他の役という可能性もありますからね~。
とにかく振り分け発表&配役発表までマジソワしながら待ちたいと思います(//∀//)
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