どうして今さらその作品

「With a Song in my Heart」(2002年 月組)

こんばんは。

トランプ大統領おめでとう!トランプ最高じゃん!(≧∀≦)
宝塚男子ピエールです。

とか全然思ってないですしよく分からないけど何か言い知れぬ不安感しかありませんが、
ここで一応トランプをお祝いしておいたら、
今後トランプが来日してもし宝塚を観劇してハマったりしたとき、
「オー、タカラヅカ!オモシロイネ~!」とか言いながら宝塚のブログとか検索して、
偶然ピエールのブログに辿りついたときにトランプのことを誉めている一文とか見たら、
気を良くしてノリでピエールにドーンと一億くらい振り込んでくれたりするかも知れない、
みたいなことを考えつつちょっと称賛してみました。

だから私は欲しーい~!お金とお金が~!♪

 

はい、そんなゲスいピエールの心の声で始まりました本日ですが、
最近あんまりやってなかったこのコーナー「どうして今さらその作品」のお時間がやってまいりました。

本日取り上げる作品はこちらでございます!

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「With a Song in my Heart」

2002年の月組公演「With a Song in my Heart~君が歌、わが心に深く~」です!

紫吹淳さんと映美くららさんコンビの時代の月組で上演されたレビュー。

作・演出は現在上演中の星組公演「ロマンス!!」と同じ岡田敬二先生です。

岡田先生のレビューではありますが、
これは「ロマンチック・レビュー」シリーズではありません。

「ロマンチック・レビュー」のレビューとそうでないレビューの違いって何なんだ、
とかいう野暮な質問はピエールも答えられないのでグッと堪えてください(笑)。

 

ちなみにピエールの宝塚デビューは2003年。

すなわち2002年のこの作品は生で観ておりません。

にもかかわらず何故今回、突然この「With a Song~」の話をするかと言いますとですね。

先日上演された月組バウホール公演「Bow Singing Workshop~月~」

そのオープニングで歌われていたのがこのショーの主題歌だったのですよ。

で、「このショー、スカステ入ったばかり頃に観てたな~」って書いたら、
いつもコメントくださる方から、

「これって放送されてたことあるんですか!?」

とビックリされまして(笑)。

リチャード・ロジャース生誕100周年

そもそもこのショーのコンセプトが何かと言いますと、
リチャード・ロジャースという人の生誕100周年を記念して作られたショーなんだとか。

とか急に言われても、
「リチャード・ロジャースって誰よ?」とか思ったりするじゃないですか。

宝塚において「☆☆生誕○周年」とかいうのよく聞きますが、
結構知らない人の誕生日のお祝いによく分からないまま加わってることが今まで何度もありました(笑)(//∀//)

このリチャード・ロジャースさんもその一人なのですが、
アメリカの作曲家の方だそうで。

で、この人が作った曲ってどんな曲があるんだろうと思って調べると、
あの「サウンド・オブ・ミュージック」の作曲家らしいじゃないですか!

それすなわち「ドレミの歌」の人ってことですよ!

ちなみに宝塚で上演されたことのある作品で言いますと、
「オクラホマ!」とか「南太平洋」とかの楽曲もこのリチャード・ロジャースさんによるものなんだそうです。

それからこのショーの中では他にも、
「エーデルワイス」や「わたしは16才(正確なタイトルに自信なし)」、「Shall we dance」など、
たぶんリチャード・ロジャースの作曲と思われる、
誰もが一度は聴いたことがあるであろう名曲がそこかしこに使われています。

粘着質な著作権おじさん

さて、ここで察した方も多いかも知れませんが。

「オクラホマ!」とか「南太平洋」に共通するイメージと言えば。

そうです!

著作権にうるさい!

はい、お馴染みの「粘着質な著作権おじさんピエール」の登場です(。-∀-)

このリチャード・ロジャース系の作品は著作権に厳しくて放送できない、
ゆえに彼の楽曲を使いまくってる「With a Song~」も放送が難しい、
ということのようですね。

スカステ開局当初はまだお金があったから放送できたのか、
最初から期間限定で許可されたものだったのか、
実情はよく分かりませんが、とりあえず今では放送されない作品になってしまったようです。

懐かしのVHS発見

しかし先日実家に帰って探して見たらですね。

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あったーーーーーーーー!!!!

懐かしのVHS(笑)。

5色セットのビデオ買って、組ごとに分けて録画してたな~。

でもね~、紫ってのがなかなか無くて……。

いつも余った白とかオレンジとか、関係ない色のテープが宙組に回って来てました(^^;)

ということで急遽ビデオデッキを繋ぎなおして観てきました( ´ ▽ ` )ノ

で、観ながら思い出したんですがそういえば当時観たときは正直、
「なんかあんまり面白くないな~」と思ってた気がします(笑)。

あれですね、まだ大学生だったピエールには、
やっぱり岡田先生のレビューってちょっと気だるく感じていたと言いますか……。

なので当時よりも今の方が楽しめたような気がします。

とはいえやっぱりちょっと盛り上がりどころに欠けると言いますか、
他の岡田先生のショーと比べると今観てもそこまでハマらないかな~という感じもしました(^^;)

紫吹さんってダンスの上手なスターというイメージだったんですが、
大劇場公演でショーをやったのってこの1作なんですよね。

正確に言うと東京公演のみ「ジャズマニア」の再演(初演は真琴つばささん)がありましたが。

たぶんこの時期って「ベルばら」の東西同時上演というイベントをやっていた関係で、
各組のスケジュールが変則的になって、
紫吹さんのお披露目の「大海賊/ジャズマニア」は東京公演しか上演されなかったと聞いたような。

大劇場お披露目の「ガイズ&ドールズ」は一本物、
「花の宝塚風土記/シニョール・ドンファン」は和物ショー、
退団公演の「薔薇の封印」も一本物と。

大劇場2作目で「長い春の果てに」と共に上演されたこの「With a Song~」以外、
新作の洋物ショーってやってないのがもったいなかったな~と。

しかし超豪華メンバー

それでもこのショーは出演者が超豪華でして!

主演の紫吹さんを始め、
当時の月組は汐美真帆さん、大空祐飛さん、霧矢大夢さん、大和悠河さんと、
「シューマッハ」というユニットでも活躍されていた4人がいらして。

4人中3人が後にトップスターになるという豪華メンバー!

さらに専科からは汐風幸さんや、
この直後に星組トップスターに就任した湖月わたるさんも出演していて。

ピエールが宝塚ファンになったときはちょうど湖月さんはトップになったタイミングだったので、
星組以外では発足メンバーとして活躍した宙組のイメージはあるんですが、
それ以外の組のイメージってやっぱりあまり無かったので、
こうして他の組に出演している映像って湖月さんファンとしてはすごいお得感があるんですよね~( *´艸`)

しかもパレードを見てビックリ!

何と上記の6名、全員がソロで階段降りなんですよ!?

主役の紫吹さんと映美さんを含めると、
何と8名もソロで降りてくるという!

しかも汐風さんと湖月さんは大羽根、
シューマッハの皆さんもそれぞれ3番手羽根というか小羽根?中羽根?を背負っていて。

いっしょに観ていた姉が、
「一人降りとか番手がどうとか言われるのめんどくさいから全員ソロで下ろしちゃえって感じだったんじゃん?」
って言ってました(笑)。

ちなみにショーの序盤で霧矢さんと大和さんが「私は14才」を歌うんですが、
リチャード・ロジャース生誕100周年にちなんで、
「アイアム100才~、あなたも100才~♪」みたいな替え歌になってます。

それからまだバリバリ新公学年だった頃の北翔海莉さんも出演されてましたよ~。

マイクが壊れるハプニングもそのまま放送

余談ですがショーの最中に紫吹さんが子役に扮するシーンがあり、
そこでやたらとマイクをいじってるくだりがありまして。

最初は「何やってるのかな~?」と不思議に思っていたら、
何と上演中に胸元に付けていたピンマイクが壊れて取れてしまっていたようです。

子どもに扮した紫吹さんが「やだよ~」と泣く演技をしているんですが、
「やだよ~、マイクも壊れちゃったし~」ととっさにそのハプニングもネタにしていて、
トップスターってこういう土壇場もまったく動じずに笑いに変えてすごいな~と感心しました。

でもちょうど収録の日にこのハプニングが起きてたっていうのは逆にちょっと得した気分ですよね(笑)(//∀//)

 

そんなわけでもう長いこと観ていなかったのに、
今では放送されなくなってしまったと聞いた途端に観てみたのでご紹介致しました( ´ ▽ ` )ノ

しかし今回久しぶりにVHSを見ていて改めて感じたこと。

画質って進化したんだなぁ……(笑)。

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