「小池先生やっぱりすごい!」ではなく「宝塚やっぱりすごい!」(「All for One」千秋楽)。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
ということで、10月8日(日)に千秋楽を迎えた、
月組東京公演「All for One~ダルタニアンと太陽王~」の千秋楽。
珠城りょうさん(たまきち)と愛希れいかさんコンビとして2作目の大劇場公演にして初の一本物作品。
ライブビューイングに行かれた方も多いかと思いますが、
ピエールは行けなかったのでタカラヅカニュースで放送されたその模様を拝見致しました。
小池修一郎先生のオリジナルということで当初は疑心暗鬼になっていたものの(笑)、
終わってみればものすごく大盛り上がりで素晴らしい公演になりましたよね~。
でも、先日頂いたとあるコメントを拝見して「ハッ!」となったのですが。
「やっぱり小池先生すごい!」で終わってはいけないな、と思ったんですよね。
感想の記事にも書いたのでしつこいと思われてしまいそうですが(笑)、
脚本の仕上がりが遅く、お稽古期間中や初日の直前に台詞や歌詞や演出が変わることで有名な小池先生。
なんやかんや素晴らしい作品が完成するのは、
そんな無茶苦茶なスケジュールに振り回されながら舞台を完成させている、
出演する生徒さんはもちろん、それを支えるたくさんのスタッフの方々の苦労があってこそなんだろうなと。
終わってみたら大好評だったからと言って、
「さすが小池先生!さすが巨匠!」って終わってしまってはいけないんだなということに気付かされました。
一般企業でも、外から見るとすごいマネジメントでクオリティの高い成果を上げるチームマネージャーでも、
実際はメンバーに無茶なスケジュールと仕事量を課して、
深夜残業や休日出勤を強要して無理やり結果を出させているリーダーっていたりするじゃないですか。
会社からするとそんな現場の状況を知らずに結果だけを見てマネージャーが評価されたりするけれど、
チームメンバーからはすごい不満が溜まっていたり。
表舞台に立つ生徒さんはまだ称賛される機会も多いですが、
陰で支えるスタッフさんたちにも手が痛くなるくらい拍手を贈りたいと思いました。
何か生徒さんやスタッフの方々を労うために、
小池先生自身からも皆さんが喜ぶプレゼントとか上げた方がいいですよね。
何が喜ぶかな~?
「期日通りに仕上がった脚本」かな(笑)?( ̄∀ ̄)
あの日の壁どぅぉぉぉ~~~~ん
まずは本編映像についても少し。
たまきちくん演じるダルタニアンがれいか様演じるルイーズに対して壁ドゴォォォンする場面。
ピエール、2度目の観劇の感想の記事で、
「一回目に聞いたのと違う音だった!」と書かせていただいたと思うのですが、
どうやら千秋楽のときの音がまさにあのときと同じ音だったようです!
ルイーズも「今、どぅぉぉぉ~~~~んって言ったわ(・o・)」って言ってましたよね(//∀//)
他のパターンもあったのかな~。
それから「北関東の瞳」こと美弥るりかさん演じるアラミスが、
早乙女わかばさん演じるマリー・ルイーズに椅子ドン?足ドン?する場面。
美弥ちゃん、椅子ドンの前にくるっと鮮やかに一回転していましたが、
いつもこんなことやってましたっけ?(//∀//)
若干記憶が曖昧なのですが、これもアドリブだったのかな??
あとアドリブとは違うんですが観劇時に思っていて書き忘れていた気がすることを一つ思い出したのですが。
千秋楽の映像ではギリギリ映ってなかったのですが、
海乃美月さん演じるマリア・テレサがルイ(ルイーズ)の腕を触って、
「(男のくせに)筋肉無いネ~┐(´ー`)┌」という場面。
「そんなことないよ~!れいか様の美しき上腕二頭筋を知らないのか~!?」
って思っていたのはきっと僕だけじゃないと思います(笑)(≧∀≦)
退団者のご挨拶
そして終演後。
この公演で退団された3名の方が、最後の大階段を降りてご挨拶されました。
まずは紫乃小雪さん。
「毎日、毎回、一瞬一瞬、本当に尊い、尊い時間でした。時間が過ぎるのがこんなにも早いのかと驚きつつも、幸せに包まれた時間でした」
と語っていた紫乃さん。
「大劇場よりも大きな感謝の心が全て言葉にできないのが心苦しいです」としつつも、
その気持ちが十分伝わる、いつも以上に可愛い笑顔で元気に挨拶してくれました。
ちなみに同期からの花束は暁千星さんから、
組からの花束は、紫乃さん自身もこよなく慕っていたという美弥ちゃんからプレゼントされていました。
ずるいな~、こんなに可愛い上に美弥ちゃんのこと好きとか聞いたらこっちも好きにならずにいられないじゃん~( ;∀;)
ピエール、これから好きな女性のタイプを聞かれたら、
「七海くんや美弥ちゃんのことが好きな人」って答えます(´;ω;`)
あと「SNSで旦那の悪口言わない人」ね……最近多いけどあれ家庭の恥さらして何が楽しいんでしょうね……。
続いては蒼矢朋季さん。
「宝塚と出会い、私の人生は走り出しました」と語った蒼矢さん。
「まるで障害物走のようだった」と、駆け抜けた8年間の宝塚生活を例えていました。
そして今回の退団者で最上級生、93期の茨城ジェンヌ、輝城みつるさん。
「この1ヶ月、いろいろな方から『いよいよ男役の集大成ですね』とか、『11年間の実力を大いに発揮してくださいね』とか、たくさんの熱い激励のお言葉を頂きました。ですが、いざ初日を迎えてみますと、初日から台詞を間違えてしまいましたし、オープニングのダンスナンバーでは、カッコつけた直後に滑って転びそうになってしまった日もございました」と(笑)。
緊張しつつ一所懸命に言葉を紡いだ他のお二人に比べ、
さすが上級生といった落ち着いた雰囲気で、笑いも交えながら挨拶されていました(//∀//)
たまきちくんの温かさ
そして最後は、トップスターたまきちくんのご挨拶。
「劇中に出てくる"All for One, One for All"という言葉は、志を一つにみんなで一丸となって作品を作り上げる私たちにとりまして忘れてはいけない一言だと思いました」
と語っていました。
さすが落ち着いた安全運転な挨拶かと思いきや、
「みんなで精一杯、がんばってまいりたいお思います」と若干噛んでしまったのもご愛敬です(笑)(≧∀≦)
カーテンコールで、退団者の方々にもう一言ずつ求めたたまきちくん。
紫乃さんは「皆さんとお会いできたことは私の一生の宝物です!」。
蒼矢さんは「一日の間にこんなに感謝することがあるのかと思うほど幸せな気持ちでいっぱいです」。
そして輝城さんは、「もうヒゲを付けて公演をすることは無いのかなと思いながら今日の舞台に立っておりました」と、
最後も笑いを交えて締め括ってくれました(笑)。
月組はこの後、全国ツアーやバウホール等々いくつかのチームに分かれての公演。
「私たち出演者はこれから様々なところに分かれますので、皆さま、いろいろなところでお待ち申し上げております!どこまでも追いかけてきてください」
と語っていたたまきちくん。
それぞれのトップスターによって組の雰囲気もそれぞれの魅力がありますが、
たまきちくんの月組には「温かさ」という言葉がぴったりだな~と感じます。
若いたまきちくんはトップスターとしてまだまだ成長過程かも知れませんが、
そんなたまきちくんを月組みんなで支えようという雰囲気に溢れているのは、
たまきちくん自身が放つこの温かさがあればこそなのかも知れませんね。
と言いつつピエールはそのどれにも行けないのが非常に淋しいのですが( ;∀;)
次に月組を見られるであろう次回の大劇場公演、の東京公演(何と来年の春……)。
さらに温かさを増した月組を、東京でお待ち申し上げておりますヾ(* ̄∀ ̄*)ノ
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