あっという間に千秋楽じゃないか(「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」千秋楽)。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
Oz様風のタイトルにしてみましたが伝わりましたでしょうか(笑)。
ということで、星組東京公演「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」。
早いもので本日は千秋楽ですね。
壱城あずささん、愛水せれ奈さん、そして夏樹れいさんの3名が、宝塚を卒業される日。
ちなみにピエールも、バタバタしていて感想を書けずにいたのですが、
2週間ほど前に2回目の観劇をしてまいりました。
そしてその日、どうやらとある有名人と観劇がかぶっていたようで。
その人とは何と!
元月組トップスター!
龍真咲さん!
の、熱狂的ファンとして有名なALICEちゃんです!(・∀・)
ごめんねALICEちゃん勝手にいじって……そもそも読んでくれているかも分からないのに……(たぶん読んでいない)。
ALICEちゃんがこの日ご観劇だということは事前には全く知らなかったんですけどね。
Twitter見てたら何とちょうどピエールも観ていた回が始まる時間に「星組観に来たー」って呟いていて。
しかしよく考えてみたらALICEちゃんに会ったことあるのって去年10月のニコ茶のとき一回きりなので、
探そうにもイマイチお顔を覚えていなくて自信が無いので諦めました( ̄∀ ̄)
ちなみにこのことをALICEちゃんはまだ知らないはずなので、
このまま黙っておこうかなと……(笑)。
「ベルリン、わが愛」感想
ということでもう千秋楽になってしまいましたが、
千秋楽へのメッセージに代えてと言ってはなんですが感想を書かせていただこうかなと……。
なんかちょっと空気読めてない感じになってないか心配なのですが……。
ちなみに2回目の観劇の感想が書けないまま、
あれよあれよという間に3回目にしてマイ楽の日も来てしまっておりました( ̄∀ ̄;)
まず作品そのものについてですが、
原田先生の作り出す舞台の雰囲気自体は決して嫌いじゃないな~と感じました。
若手の先生の中では決してファンの支持が高くはない先生な気はますが、
宝塚らしい品格から外れることは無さそうな安心感はありますよね。
その安心感が物足りなさを感じさせてしまう面もあるのかも知れませんが。
今回の作品で物足りなさを感じた理由が二回目で何となく分かったんですが、
「この人、この後どうなるの!?」って思わせてから、
結局全然登場しない、もしくは登場してもあまり展開が無い、っていうキャラクターが多かった気がするんですよね。
一番顕著なのは夏樹さん演じるジョセフィン・ベイカーで、
紅ゆずるさん演じるテオと出会って映画への出演を依頼され、
けれど断ってこの後どう物語に絡んでくるのかな~と思ったら、まさかのそのままおしまいっていう。
特に夏樹さんは退団公演だからこの後も何かもうひと山あるのかなと期待していた分、
何だかとってつけたように一ヶ所だけ登場させたように思えてしまったんですよね。
どんな偉人もさらっと事実だけ記述して終わらせる歴史の教科書みたいに、
「はい、ジョセフィン・ベイカーさんでーす」って感じで終わらせられてしまったような。
あの後もう一場面登場するだけでもだいぶ描かれ方に深みを感じた気がするんですけどね~。
それから凪七瑠海さんのゲッベルスも、
テオとジルが撮影所から逃げるのをナチスが銀橋にズラッと並んでまで追いかけるのに、
結局テオたちはそのまま逃げ切って終わってしまって拍子抜けしてしまったと言いますか。
「え、もしかしてこのまま逃げ切って終わっちゃうの??」って思ったらホントに終わっちゃったという(笑)。
あそこでもう一波乱あったらもうちょっと盛り上がったような気がするんですが。
ちなみにゲッベルスと言えば3回目でふと気付いたことがあったんですが、
綺咲愛里さん演じるジルを部屋に読んで自慢のフィルムのコレクションを見せる場面。
積み上がったフィルムを上から三つ取り出して、すぐにそのまま棚に戻すんですが。
取り出すときは、一つずつ取り出したフィルムを下から積んでいくので、
上に積まれていたフィルムが一番下に来るんですよね。
で、それをそのまま三つまとめて棚に戻すので、
最初に収納されていたのと順番が逆になってるのです。
ゲッベルスってすごい神経質そうな人物だと思っていたので、
絶対フィルムの順番とか几帳面に決めて整理してそうなのに、
順番が逆になっちゃっても気にしないタイプなんだ~と何だか意外に感じました(笑)。
そしてフィルムと言えば、最後に逃げるテオたちにフィルムを届ける、
我らが七海ひろきさん演じるカウフマンさん。
撮影所でナチスが暴れ出したとき、
身を挺してカメラを守ろうとしているんですよね。
カウフマンさんってたぶん喧嘩強くなさそうなのにカメラを必死に守って、
たぶんその後テオにフィルムを届ける布石のお芝居なんだろうな~と思いまして。
「カウフマンさんも映画を愛してるんだな~( ;∀;)」と何だか感動しました。
あと、「サッカー少年」こと礼真琴さんのエーリッヒ。
紅くんがトップになってからの少年の役では、
個人的に一番少年らしさが出てて好きな役になりました。
2番手にしては決して圧倒的に見せ場が大きい役ではない気がするので、
2番手の役としてはショーヴランやムケーシュの方が美味しいかも知れませんが。
ショーヴランも、歌に関して言えば歴代ショーヴランの中で一番なんじゃないかってくらいの素晴らしさだったんですが、
やっぱり学年とか持ち味を考えるとエーリッヒの方が少年の個性が生かされてる気がして、
そこはやっぱり(実在の人物ではあるけど)当て書きならではなのかなと。
退団者の方も含めていろんな方に役を割り振ろうした分、
一人一人の役の美味しさは分け合ってしまった感じがありますが、
たくさんのスターにしっかり役を持たせようとしているのは感じられて良かったです。
ところでエーリッヒがルイーゼロッテ(有沙瞳さん)にプロポーズした後、
後ろでテーブルについた二人にカウフマンさんが何か話してるんですが。
何話してるのかな~、夫婦円満の秘訣とかを結婚生活の先輩として話してるのかな~とか考えながら見てまして。
「いいか二人とも。結婚生活において必要な袋が3つある。1つは池袋、2つ目は北池袋、3つ目は東池袋だよ! はーっはっはっはっは! ……は……はっはは……、池袋、もしかして知らないか? 水戸からだと常磐線で日暮里まで行って山手せ……」
みたいに滑ってたりしないかな~と妄想して楽しんでおりました(むしろ自分が滑ってしまったピエール)。
母の感想
ちなみに3回目は母も栃木から観に来ていたのですが、
観劇後の母の感想をご紹介しますと。
「あの時代に映画を作るってのは大変だったと思うよ~」
「女優同士のいさかいってのはよくあるんだよ~」
「カウフマンさんは優しそうだよね~」
難しいこと考えないタイプなのでいつもこんな感じでざっくりしてます(笑)。
「Bouquet de TAKARAZUKA」感想
そしてショーの「Bouquet de TAKARAZUKA」。
今回のショーは七海くんが色気爆発で本当に満足です(≧∀≦)
投げキッスのリップ音も3回目が一際湿度が高くてやらしかった気がする……(笑)(//∀//)
ちなみに3回目は友の会の優先公演だったのですが、
アパシュの場面の最後で七海くんが「次は日本に宝塚歌劇を観に行きましょ~!」と言うと、
組長の万里柚美さんが「あ、私、宝塚友の会に入ってるからチケット取れるわよ~」と言って。
客席中から、
「(チケットは取れないよ……)」
って友の会に対する心の声が聞こえた気がしました(笑)。
でも少なくとも今日のチケットは取れた人たちだから文句は言えない( ̄∀ ̄)
それから「セ・マニフィーク」の場面の最後だったかな?
紅くんが突然「友の会会員の皆様、バンザイしましょう!」と言い出して(笑)。
みんなで「バンザ~イ!!ヾ(* ̄∀ ̄*)ノ」って2回やるという。
客席参加型のアドリブが何かシュールで面白かったです(笑)。
そして紅くんと言えば、スパニッシュの場面の赤い衣装がすごいカッコ良かったな~。
実はピエール、スパニッシュって他の定番の衣装に比べてあんまり好きじゃないんですよ。
今回はかぶってませんでしたソフト帽とかに比べて真ったいらな帽子がいまいち色気を感じなくて。
でも今回のスパニッシュは紅くんのあの衣装がカッコ良くて、
さすが「紅ゆずる」っていうだけあって赤がすごい似合うな~と(//∀//)
あと紅くんとアイリーンが踊ってるのを見ながら脇でちょっと面白くなさそうにしてる七海くんに、
音波みのりさん(ミノリーン)が「あたいがいるじゃないか( ̄ー ̄)」みたいな顔で七海くんのところに行くやりとりが好きで。
しかし僕だけかも知れませんがスパニッシュの女の人を見ると絶対一人称が「あたい」だと思ってしまうのはやっぱり「激情」のカルメンのせいでしょうか(笑)。
それからこれが退団公演となった壱城くん。
今回の公演、3回観ることができましたが、
後半になるにつれて壱城くんの男役らしさがすごく高まっていた気がしました。
お芝居の方の話になってしまいますが、
壱城くんの演じるフーゲンベルクがミノリーン演じるレーニとキスする場面。
レーニの方からキスしようとするのを一度フーゲンベルクが手で振り払って、
その後に自分からレーニにキスをしたんです(たぶん3回目で初めてのやりとりだった気がする)。
そのときは「え?一度拒否したのに何で?」って分からなかったんですが、
後で同じ回を観ていたらしき方が「自分の方からキスしないと気が済まない肉食系の男」、
みたいなことツイートされていて「なるほど~!」と鳥肌が立ちました(//∀//)
退団を控えた男役さんって、ちょっと女っぽさが出てきて淋しく思うことも稀にあるんですが、
それだけ男役としての意識を張り詰めるのってすごい緊張感を必要とするものなんだろうなと感じたり。
でも壱城くんてそういう「もうすぐ男役を終える」という雰囲気が最後までまったく無くて、
きっと男役というのを本当に心の底から愛しているんだろうな~と。
逆に言うと、本当はまだ男役に未練があるからここまでどんどん熱さが増していくのかな……、
とも感じてしまってちょっと切なかったです(´;ω;`)
でも、この男役に青春のすべてを懸けるかのような壱城くんの男役魂を、
これからの宝塚を担う下級生の方々の中にも受け継ぐ方がたくさん生まれてくれたらいいなと感じました。
ということで千秋楽ギリギリになってしまったので駆け足での感想になってしまいましたが。
壱城くん、夏樹さん、さらに愛水さんという上級生3名の退団者。
それぞれに見せ場も用意されていて、
その場面の度に大きな拍手が贈られていて、
たくさんの人がこのお三方の退団を惜しんでいるのを感じました。
そして淋しがっているのはファンだけではなく組子の皆さんもきっと同じで。
特に紅くんは、大劇場公演中から入り出のときとかに壱城くんといっしょにいろんなネタを仕込んで楽しませてくれていたようで。
音楽学校の制服を着ていっしょに現れたり、
紅5のメンバーといっしょに登場したり。
さらには壱城くんにも秘密で壱城くんの会の方々の中に紛れ込んで、
寒い中をずっと待ちながら壱城くんの楽屋入りをサプライズで迎えたり(笑)。
紅くんという人の温かさをすごく感じるエピソードでした。
何故か悪い捉え方をされることもある紅くんだけど、
こういう温かさは本当にたくさんの人に伝わって欲しい……。
しかも紅くんは、こういうのをふざけながらやってくれるから重たくなり過ぎず、
感動させつつも笑わせてくれる魅力を持った人だなと感じました。
紅くん自身が楽しんでやってる雰囲気が溢れてるので、「やってあげてる感」が全く無いんですよね。
壱城くんが紅くんを慕っているのも、紅くんが壱城くんを大切に思っているのもすごく伝わって来て、
本当に素敵な関係性だなと思いました。
きっと今日の千秋楽でも今までで一番大きな拍手が贈られていることと思いますが、
壱城くん、愛水さん、そして夏樹さんが、
それぞれ新たな人生で輝き続けることを願いつつ。
退団者の皆さん、長い間本当にありがとうございました!
そして星組の皆さん、2017年の舞台納めお疲れ様でした!(≧∀≦)ノシ
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