観劇レビュー・感想

とにかく神キャストな「エリザベート」感想その1

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで、宙組公演「エリザベート」
ついに観に行ってまいりました!

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とにもかくにも神キャスト

ピエールが初めて「エリザ」を生で観たのは、
2005年の月組公演で彩輝直さんがトートを演じたバージョンでした。

それ以降は宝塚で再演される度に1回は観てこられたのですが、
やっぱりこれだけ再演されている作品だと、
それぞれの役のイメージが自分の中にできあがってしまっていて、
誰かしらちょっとイメージと違うキャストだったりしてしまうじゃないですか。

かくいうピエールも、そもそも彩輝さんバージョンを観る前に、
2002年の春野寿美礼さんバージョンと1998年の姿月あさとさんバージョンを中心に、
結構何回も過去バージョンをビデオで観ていたこともあり、
主要キャストに対してのイメージができあがっちゃってたんですよね。

なので、それからのどの再演バージョンを観ても、
どうしても全てのキャストがイメージ通りとはなかなかいかなくて。

これは決して自分の抱いてるイメージが「正」と思ってるのではありません。

でも、やっぱり最初に観たバージョンや、何回も観たバージョンのイメージが定着しやすいんだと思うんです。

ピエールにとってはそれがたまたま、
春野さんバージョンや姿月さんバージョンのキャストを中心にできあがっていたというだけです。
しかしながら今回の朝夏まなとさん(まぁさま)率いる宙組版、
ピエールのイメージから外れたキャストがホントに1人もいなくて!

同じく姉のイメージともハマっていたようで、
終演後に真っ先に出た一言が「ノーストレスだ~!」でした(笑)。

チャラめだけどちゃんとトートなまぁさま

「陽」のイメージが強いまぁさまですが、
今までの典型的なトートと比べるとすごく元気そうなトートでしたが(笑)、
これはこれでしっかり黄泉の帝王だ!と感じるトートでした。

プログラムの中で小池修一郎先生が、
「本物の男性が演じるトートに近い」みたいな感じでまぁさまトートを表現していましたが、
観劇後にその言葉を見てすごく納得しました。

歌い方とか身のこなしとか、
ところどころまぁさまらしいオラオラ感が滲み出てるんですが、
なんかいろいろトート閣下の過去を想像したくなる雰囲気で。

ピエールの中でこれまでのトートってわりと、
生まれながらにして黄泉育ち、しかも物心ついてたら帝王やってました、
みたいな生粋の黄泉の帝王のイメージだったんです。

でもまぁさまのトートは、
実は生まれたときは人間で、現世でわりと遊び歩いていて、
殺し以外の悪さはだいたいやってきた的な不良少年で、
けれどやんちゃしてる間に事故で命を落としてしまい、
黄泉の世界に行ったらまずは前任の黄泉の帝王に黒天使としてスカウトされたんですよ。

で、黒天使になってもやんちゃさが抜けないまぁさま、
最初は他の黒天使たちから「お前ちょっと協調性ないよ~」みたいな扱いされてたんです。

でも一人一人の死者とちゃんと向き合う人間味溢れる姿勢が、
事務的だった他の黒天使と違うと前任の帝王から評価されて、
「これからの時代はお前のような帝王が必要だ」って後継者として指名されるんです。

そして自分が帝王になってからはやんちゃさも封印して帝王然として職務に当たってるんですが、
エリザベートと出会って恋に落ちたことによってかつてのやんちゃさが蘇ってきてしまうという。

これすべてピエールが勝手に作った設定ですので他言しないでくださいね(笑)。

幼少期のみりおんシシイがとにかく可愛い!

憧れのエリザベート(シシイ)を演じた実咲凛音さん(みりおん店長)。

最初に肖像画から出てきたときからとにかくキュート!(≧∀≦)

皇后になってからの姿がハマるというのは当然想像していたんですが、
何気にこの序盤の幼い時代の演技がすごく秀逸だった気がします。

手足の関節をあまり曲げずにぎこちない動きをすることで子どもらしさを表現していたんだと思うのですが、
その動きが本当に子どもらしい可愛さがあって。

この幼少期の場面でここまで惹き付けられたのも今回が初めてだった気がします。

シシイ役を熱望していただけあって、
エリザベートという人物に対する敬意のようなものをすごく感じました。

歌もダンスも芝居も上手で「絶対エリザベート似合う」って言われてきた方なので、
その分、観る側の期待値も高くてプレッシャーもすごかったのではないかと。

でもホント期待を裏切らないエリザベートでただただ満足です。

今までは初演で花總まりさんの演じたシシイを見ていた方に嫉妬していたんですが、
これからは僕もみりおん店長のシシイを生で観られたことを10年後にファンになった方とかに自慢したくなると思います(笑)。

 

ということで、ちょっと長くなりそうなので他のキャストの方については別記事で書かせていただきます( ´ ▽ ` )ノ

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