二十筋縄の点滴がボッとしました(「ハンナのお花屋さん」初日)。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
最近何かしらの初日や千秋楽のニュースが続いておりますが。
10月9日(月・祝)に初日を迎えた花組TBS赤坂ACTシアター公演、
「ハンナのお花屋さん」の模様がタカラヅカニュースで放送されました!
あの、既にご覧になった方や、Twitterに流れてくるレポを読んでいささか驚いているのですが……。
何かすごい感動するらしいって本当ですか!?(゚∇゚;)
いや、大変失礼を承知で申し上げますと、作・演出の植田景子先生と言えば、
パッと見の演出はすごく宝塚らしくて女性演出家ならではの美しさを感じさせつつも、
物語や台詞・歌詞が薄っぺらくて中身の乏しい「雰囲気美人」なイメージなのですよ(ファンの方ごめんなさい……)。
そこにきて今回の「ハンナのお花屋さん」というタイトル、
正直ラインアップが発表になったときも「微妙……」っていうのが第一印象で……。
しかもピエールの中で「ハンナ」って聞くと。
それがまさかの大好評!
嬉しい誤算というか、とりあえず芹香斗亜さんの花組最後の姿を見届けに行こう、
というのを主なモチベーションにしていたのですが、
ここにきて作品自体も楽しみになってきてしまっております(//∀//)
でも過度に期待値を上げるのはやめておこう……(笑)。
多国籍企業なハンナのお花屋さん
まずは明日海りおさん演じる主人公のクリス・ヨハンソンの誕生日をお花屋さんのメンバーで祝う場面でしょうか?
皆さん個性的な服装の中、一人ガッツリ正統派なスーツ姿の瀬戸かずやさん演じるジェフが目を惹きますね(//∀//)
そして場面は変わりクリスの父、
とあちゃん演じるアベルの若き日の姿が!
舞空瞳さんが抜擢されたタイトルロールのハンナと、
おそらく幼少時代のクリス(茉玲さや那さん)との幸せな風景。
「お花屋さんになるの!でも一番の願い事はね、このお家でずーっとずーっと3人で暮らすの!」
という子供らしい思いを語る幼いクリス。
噂ではとあちゃんの出番はあまり多くはないとか……、
でも今までに無い激しく苦悩する新しいとあちゃんの姿が見られるとか……、
いろんな情報に期待と不安がこの身を押し流そうとしております(//∀//)
続いての場面では、
おそらくお花屋さんのメンバーたちが自己紹介しつつ、
それぞれのオススメの花も紹介する場面。
「邪馬台国の風」で新人公演初主演を果たした、
本日10月11日が誕生日の飛龍つかささん演じるギリシャのクレタ島出身のヤニスは、
「女性を口説くなら真紅のバラ!」とバラをくわえて花組ポーズを決めていました(笑)。
それからピエールが注目している若手花男の一人、
帆純まひろさん演じるハンガリー人のヨージェフはデリバリー担当、
「力仕事はバッチリっす!(≧∀≦)」と気合い十分。
でも何となくさっきの飛龍さんの方が力仕事は得意そう(//∀//)
にしてもつくづく思うんですがこのお花屋さん、
めちゃくちゃ従業員が多い上にほとんど同じ国の人がいないという多国籍企業のようですが、
いったいどれだけ大きなお店なんでしょう(笑)。
そんな中現れた、仙名彩世さん演じるミア。
花野じゅりあさん演じるベルギー出身のエスニックレストランを経営するやり手のシングルマザーのエマ(プロフィールが濃厚)から、
「いつから来れる?」と聞かれ、ミアは「働けるなら明日からでも!」と答えます。
レストランの求人に応募してきたミアの面接をお花屋さん併設のカフェを借りてやってたって感じでしょうか?
しかし何やら影を感じさせるミア。
彼女は何か秘密を抱えてそうな予感……。
そしてなんやかんやで再び場面はとあちゃんたちの時代に移ったようで。
花冠をかぶって歌う舞空さん演じるハンナ、ソロの歌まであってすごい抜擢のようですね。
たしか102期生の首席で卒業された方なので、
歌とかも上手な方なのかな~。
と、そこへ現れたとあちゃんアベル!
ハンナから小さな花束を渡されたアベル、
「この恋はミ~ラク~ル~~!夢見続けていた~~~!♪」と恋の喜びを熱唱するとあちゃん!(≧∀≦)
でも「この恋はミラクル」って歌詞……やっぱり景子先生感……( ̄∀ ̄;)
そこから「花屋の仕事は重労働~♪」とお花屋さんメンバーの歌や、
ミアが弟を地雷で失ったことをクリスに告白する場面、
さらには再びとあちゃんの時代に移ったり。
明るい雰囲気だった物語も怒涛の展開でどこか不穏の空気も流れ始めます。
まだまだ短い映像だけではどんなストーリーか掴み切れませんが、
当初イメージしていたひたすらハートウォーミングな話とは違うような印象がしてまいりました。
marimekkoなフィナーレ
そしてフィナーレの衣装!
何でしょう、これ!
北欧雑貨みたいなデザイン!
もしかしてこれがTwitterで話題になっていたmarimekkoってやつでしょうか??
男役さんはこれが青くなった感じの柄でした。
こんな柄のシャツを着た男役さんの群舞では瀬戸さんがセンターで踊り!
さらに上下この柄のジャケットのとあちゃんは娘役さんをはべらかして踊り!
もしかして宙組への組替えに向けたはべらかし研修でしょうか?(//∀//)
ちなみに娘役さんも赤いmarimekkoのワンピースのようでした。
さらにはやはりmarimekkoな明日海さんと仙名さんのデュエットダンス!
marimekko推しがすごい……(笑)。
全然関係無いんですが、断捨裸零離くんが昔職場で仲良くなった女の子がmarimekkoが好きだったらしく、
一度その子の誕生日プレゼントを選びにいっしょにmarimekko探しに行ったことがあるんですよ。
で、たしかハンカチか何かあげたような気がするんですが、
後になってその子はとんでもなく性格の歪んだメン○ラだということが判明して。
それ以来シャラレリくんはmarimekkoを見るとそのときの記憶が蘇って機嫌が悪くなってしまいます(笑)。
この作品は絶対見せられないな……( ̄∀ ̄;)
二十筋縄の点滴がボッ
そして終演後、組長の高翔みず希さんから、
「花屋のプリンス」と紹介されたトップスター明日海さんのご挨拶。
「わたくし、夢見ていたタカラジェンヌになることができ、そしておまけに念願の花屋さんにもなることができて、何て『俺得』な公演なのだろうと、公演が決まったときには思っておりましたが、実際お稽古が始まってみると、植田景子先生の愛情と情熱が詰まったこのお芝居を、みんなで噛み合わせてここまで仕上げるのは一筋縄ではいかないなと言うか、もう十筋とか二十筋くらい必要なのだなということを痛感致しました」
(客席のざわつき)
「…………面白かったですか?( ̄∀ ̄)」
面白かったです!(//∀//)
二十筋縄……筋だらけのお花屋さん……(笑)。
そして明日海さんは集合日を種まきの日に例え、
雨や風に負けそうなお稽古期間から、ようやくお客様の前に芽を出すことができたと初日を表現し。
「わたくしの理想は、皆さまの『見る点滴』みたいな舞台に……あの、テンテキと言いますのは、あの~……天敵じゃないですよ?こっちです(注射のジェスチャー)。え~、心にじわ~っと染みわたって、それが後々、『あ、元気になったかも知れない!』という点滴のような舞台を……」
ちょっといったん整理させて!(//∀//)
いい話をしているのは分かっているんだけど、
心がざわついて全然話が頭に入ってこない……(笑)。
そしてカーテンコールでは、
「初日が開きまして、ホッとしたというかドッとしたというか、混ざってボッとした感じですが……」。
擬音……(笑)。
さらに何度目かのカーテンコールで、
「こうやって何度も幕を開けていただいて、何を言ったらいいか困ったときは……キキちゃんが助けてくれるという……( ̄∀ ̄)」
と隣のとあちゃんに話を振る明日海さん。
あれ……?たしか他組にもこんなトップスターが最近誕生したばかりだったような……?同期だったような……(笑)?(//∀//)
突然話を振られたとあちゃんですが、もう慣れたものなのか全く動じず( ̄∀ ̄)
「今まで明日海さんといろんな間柄を演じさせていただきましたが、最後にお父さんとなることができて幸せの極みでございます」と。
それに対して明日海さんが、
「(宙組次期トップの)真風さんは、ちゃんとしっかり挨拶考えて来られると思うから……」と言うと、
「点滴はなかなか凡人には出てこないからさすがだなと思います」ととあちゃん(笑)。
うう……このほっこり感がもう見られないなんて……( ;∀;)
まだどんな展開・結末を迎える作品なのかは観るまで分かりませんが。
ピエールももうすぐ観られる予定なので、
花組生としてのとあちゃんの最後の姿を、そして明日海さんととあちゃんのほっこりした並びも、
しっかり目に灼き付けてまいりますよ~!(≧∀≦)
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