謝ったら全部終わっちゃうじゃないか(「琥珀色の雨にぬれて/"D"ramatic S!」千秋楽)
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
先日、オズモールさんに掲載していただいたインタビューで、
「一ヶ月の観劇頻度はどれくらい?」という質問に「月に1~2回くらい」と答えていたんですけどね。
改めて振り返ってみると、もっと観てる気がしてきました(笑)。
いや、でもこの質問に答える前に9月のスケジュールを確認したときは、
本当に2回だったのですよ。
でもその後に雪組の全ツを観に行くことになり、
さらにはスカステ貸切に当選し、気付いたら9月の観劇予定は4回に……。
そこで8月の観劇記録を確認してみると、
「オシャンティ」が2回(マチソワ)と「邪馬台国の風/Santé!!」が1回で計3回。
さらに7月はと言うと「幕末太陽傳/ドS」が1回と「オシャンティ」が2回(初日と翌日のマチネ)で計3回。
では6月はどうだったかと確認すると「スカピン」「幕末/ドS」「A Motion」がそれぞれ1回でこれまた計3回。
「3~4回」の間違いだったみたいですごめんなさいm(_ _)m
でも2月と3月はどちらも1回だけだったりするので、
月によってかなりムラがあるみたいです、東京だけど(ヅカヲタジョーク)。
何にせよ、気軽に劇場に行ける距離に住んでいることをつくづくありがたく感じております。
ということで、9月18日(月)に千秋楽を迎えた、
雪組新トップコンビ望海風斗さん(だいもん)と真彩希帆さんのプレお披露目全国ツアー公演、
「琥珀色の雨にぬれて/"D"ramatic S!」。
タカラヅカニュースで放送されたその千秋楽の模様を拝見致しました。
今日は月組の感想の続きを書かせていただこうと思っていたのですが、
記念すべきプレお披露目の千秋楽の模様も放送されたので先にこちらのお話をさせていただこうかなと。
ちなみに奇しくもこの千秋楽の日は前トップスター早霧せいなさんの誕生日だったんですよね。
前トップの誕生日に新トップコンビのプレお披露目が千秋楽を迎えるとは何たる偶然!
でもこれ偶然じゃない気もするんだよな~、
雪組プロデューサーは結構あざとそうだからこういうこと狙ってしててもおかしくない気がするんだよな~(笑)(//∀//)
謝ったらおしまいだよクロードさん
そんなこんなでまずは本編映像についても少し。
我らが「ノゾミーナ」こと星南のぞみさん演じるフランソワーズ。
この「琥珀」という作品、昔ながらの宝塚らしく、
柴田先生独特の美しい名台詞がちりばめられていますよね。
その中でもフランソワーズって結構いい台詞を与えられているような気もするんです。
そのうちのいくつかをこの千秋楽映像でも流してくれていましたが、
一つが真彩さん演じるシャロンに対して言う「これ以上、彼を汚さないで!」という台詞と、
後半でだいもん演じるクロードとシャロンに挟まれて叫ぶ、
「私の前で、私を通り超した言葉を交わすのは、もうやめて……!」という台詞。
それから映像にはありませんでしたが、
「今日あなたは列車に乗らなかったけれど、いつかは乗るかも知れないわね」みたいな台詞もありましたし。
現実の会話では切羽詰まったときにこんな美しい言葉は出てこないのかも知れませんが、
こういうのが宝塚らしくていいな~と、時々こうして昔の作品を観ると思います。
そんな中、去って行ったシャロンを見送り呆然としながらクロードがフランソワーズに言う台詞。
「一人にしてくれないか……。君にはすまないと思っている……」
サイテ~~~~!!(・∀・)
さんざんフランソワーズを傷付けといて、
クロードに一人になるとかならないとか選ぶ権利なんて無いよ~!
それに「すまないと思っている」って謝っちゃうのもズルいですよね。
ピエール、「20世紀少年」っていう映画が大好きなんですけどね、
子どもの頃に酷い扱いを受けて道を踏み外し、
「トモダチ」という犯罪者になってしまった幼なじみが正体を明かしたときに、
主人公のケンヂが「あのときはすまなかった」って土下座して謝るんです。
そのケンヂに対して「トモダチ」が、
「やめろ!謝ったら全部終わっちゃうじゃないか!」って叫ぶんですよ。
これ聞いたときに、
人間って謝られた瞬間に今度は自分が「許さなくてはいけない」という重荷を背負わされることになるんだな、
って思ったんです。
謝った方は少し気持ちも晴れるかも知れないけど、
謝られた被害者の方は「謝ってもらったのに許すことのできない自分」と対峙しなくてはいけなくなって、
余計に辛くなることもある気がするんですよね。
話が逸れましたが、
クロードはフランソワーズに謝って多少スッキリしてるかも知れませんが、
今度はフランソワーズに「クロードを許せない苦しさ」を抱えさせてしまうわけで、
こうやって謝って逃げていく人ってズルい!と思いながら観ておりました。
ノゾミーナの掛け声が無かった
そしてショーの「ドS」の方では。
新トップコンビ版として大劇場版からアレンジされた場面を中心に、
彩凪翔さんや、真那春人さん、煌羽レオさんといった方々の見せ場も放送されました。
が!
ロケットでのノゾミーナの掛け声の場面は放送されませんでした( ;∀;)
うう……。
あの「ん~~~~、はぁ~~~~い!!ヾ(〃^∇^)ノ」をまた聞けるかな~と思ってたんだけどなぁ……(´;ω;`)
一年後くらいに放送されるまでお預けですかね……( ;∀;)
トップスターとして初めての千秋楽のご挨拶
そして終演後は、新トップスターとなっただいもんが、
トップスターとして初めての千秋楽のご挨拶に。
梅田芸術劇場から始まり13会場を回ったこの全国ツアーで、
どの会場も少しずつ違う反応をしてくれるお客様に、
毎回新鮮な気持ちで挑めたことを振り返っていました。
通常は宝塚大劇場などにお客様を迎える立場の自分たちが、
全国ツアーでは逆に普段観に来られないファンの近くを回ることのできる喜びも語っていただいもん。
だってね、たしかだいもん子どもの頃の作文に、
「将来の夢は宝塚のトップスターになって全国ツアーを回ること」って書いてたって言ってましたもんね。
すごいな~、子どもの頃のだいもんに今の姿を見せてあげたいですよね( ;∀;)
そして、「音もなく柔らかな雨が降っているときには、琥珀色に染まった雨のことや、昔の恋のことなども思い出していただけたら……」と。
客席からは「やーだー、昔の恋なんて~!」と言いたげな雰囲気の笑い声が聞こえました(笑)。
さらに最後には、初日に生まれた合言葉「希望!希望!」。
客席の方々はちょっとしか映りませんでしたが、
皆さん若干の戸惑いも見せつつ右手をクルクルさせていました(笑)(//∀//)
ということで、無事にプレお披露目公演を終えた新トップコンビ。
まだ彩風咲奈さん率いる「CAPTAIN NEMO」は今週末まで航海中ですが、
その後はいよいよ大劇場お披露目公演に向けて動き出す雪組。
ノーチラス号は最後にあんなことになってしまいましたが(笑)、
雪組生が全員乗り込んだだいもん号は素晴らしい船出となりますようにヾ(* ̄∀ ̄*)ノ
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