新型コロナウイルスの影響による公演中止発表
こんばんは。
七咲ぴえるでございます。
世界規模での流行になってきている新型コロナウイルスの影響を受けて、
宝塚も「当面の」公演が中止となることが発表になりました。
現在中止が発表されている公演は以下の通りです。
■星組宝塚大劇場公演
『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』
2月29日(土)~3月8日(日)
■雪組東京宝塚劇場公演
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
2月29日(土)~3月8日(日)
■月組東京建物Brilliaホール公演『出島小宇宙戦争』
2月29日(土)~3月1日(日)
■月組御園座公演『赤と黒』
2月29日(土)~3月4日(水)
■轟悠ディナーショー(パレスホテル東京)
2月28日(金)
ピエールは、まさに鳳月杏さん主演の「出島小宇宙戦争」を今週末に観劇予定でございました。
しかもこの一回限りの予定だったので、観られずに終わってしまうのですね……。
いわば天災だから仕方ない……仕方ないけれど、満を持しての鳳月さんの主演舞台が、
目の前で観られなくなるのはやっぱり辛い……。
星組大劇場公演は新トップコンビのお披露目であり、
なおかつ専科の華形ひかるさんの退団公演。
学年で言えば今のどの組のトップスターよりも長くタカラジェンヌとして活躍してきた華形さんの退団公演、
このような形で中止となってしまうのは本当に悔しい。
それが関係しているのかは分かりませんが、
現在発表されている休演期間は3月8日(日)まで。
翌日3月9日(月)は華形さんにとって最後の本拠地の舞台となる千秋楽。
どうにか最後に本拠地で大階段を降りて退団のご挨拶ができることを願いたい……。
願いたいけれど、今の状況を考えればこのわずかな期間で好転するとは考えにくいから辛い……。
雪組の東京公演も、トップコンビが次回での退団を発表した中での公演。
退団までのカウントダウンが始まって、
今まで以上に一回一回の公演が大切な時間になっている状況での中止は胸が痛みます。
僕が観劇予定なのは今発表されている中止期間より後なのですが、
こちらも果たして再開できるかどうか……むしろ流行は拡大してしまっている時期のようにも思えますし……。
月組の中日劇場公演は中止期間中に千秋楽を迎えてしまうため、
そのまま再開はできずに終わるということに。
この公演で退団される周旺真広さんにとっては、
明日が突然の宝塚最後の日となってしまうのですね。
轟悠さんはこれまで幾度となくディナーショーを開催されていますが、
それでも今回行かれるのを楽しみにしていたファンにとっては中止のショックは変わらないでしょう。
明日2月28日(金)の公演までは行なった上で中止に入るというのは、
他の劇団やアーティストのイベント等と比べると異例のようにも思えます。
明日の公演に向けて既に遠征してしまっている人もいるであろうことに配慮してくれたのかな?とか思いましたが、
他の理由なのかどうかは分かりません(何かの大人の事情だったら引く)。
個人的には、新型コロナウイルスに自分自身が感染する可能性については、
あまり心配していないというのが正直なところだったりします。
普通の風邪は嫌というほど引くのですがインフルエンザとかにもかかった記憶が無いので、
何となくそういう上等な病気にはかからないような気がするというあまり科学的ではない理由ではあるのですが。
もし感染したとしても、まあ死にはしないだろう、と楽観視しているというのもあり。
けれど、朝の通勤時に電車で向かい側に妊婦さんが座っているのを見かけまして。
お腹はまだ大きくなっていないようでしたが妊婦マークを付けていることに気付いたのですが、
もちろんマスクをしてじっと座っていました。
もしかしたらこの電車にも感染している人がいるかも知れない、という状況で、
きっとこの女性は今不安で仕方ないだろうな、と思い。
この人自身が感染して命を落とすような可能性は決して高くないかも知れないけれど、
お腹の赤ちゃんにはどんな影響があるか予想もつかない。
何か障害が残ってしまうかも知れない。
妊婦さんに限らず、お年寄りや抵抗力の低い子どもや病人などなど。
自分が感染することは、そういった「絶対に感染させてはいけない人」に感染させるリスクを背負うことなんだ、
とそのとき思ったんです。
マスクをしても予防には大した効果は期待できない、という見解もあり、
正直そんなにマスクをしなくてもいいかなと最初の頃は思っていたのですが。
でも、この妊婦さんを、
電車で居合わせたマスクをしていない人たちの中にもしも感染している人がいたら……という恐怖に晒さないためにも、
マスクをすることって必要なことなのかも知れないと感じました。
なので早く供給が安定して欲しい……(高額転売してる奴は未知のウイルスにかかって人知れず死ねばいい)。
宝塚に限らず公演やイベントを開催することも、
妊婦さんやお年寄りはそこに来ること自体は避けるかも知れないけれど、
そこで感染してしまった人が別の場所でそういった人たちに接触する可能性は決して無いとは言えない。
そう考えると、同じ「中止」でも震災や台風のときとは全然意味が違う判断のような気もします。
さらにはもし今後感染者の中に「数日前に宝塚の公演を観ていた」という人が出てきたら。
実際に感染したのはまったく別の場所だったとしても、
一度イメージがついてしまうとそれによって被る風評被害も深刻です。
「宝塚は公演を強行したせいで感染を拡大させた」なんてファンとしては絶対に言われたくありません。
何より、公演を行うということは舞台に立つ出演者とそれを支えるスタッフの皆さんがいて、
そういった方々にとっては夢の舞台もまぎれもなく「出勤」であって。
「どうしても公演を観たいから出勤してください」と表現を変えれば、
それがいかに酷な要望かは分かるような気がします。
……と、自分に言い聞かせようとあれこれ言ってはみたものの。
やっぱり観られると思って楽しみにしていた公演が観られなくなるのは辛いですね……。
去年の「食聖」の前楽が中止になったときもその日マチソワ予定だったのですごく辛かったことを昨日のことのように思い出します……。
今思うと先日の紅ゆずるさんと綺咲愛里さんのWOWOWの公開収録も、
あと少し時期がずれてたら中止になってただろうなぁ……。
当たり前のように思って通り過ぎてきた日々の中にも、
わずかなタイミングの違いで観られたものもあれば観られなくなったものもある、ということなのでしょうね。
うまく言葉がまとまりませんが、
今はただ、早くこの憎きウイルスの流行が収束して、
そんな当たり前の平和な時間が戻ってくることを祈りたいと思います。
そしてほぼ一年中フル稼働が当たり前のタカラジェンヌの皆様はここぞとばかりにゆっくりお休みください……(それだけがせめてもの救いです……)。
スポンサーリンク
ブログランキングに参加しております。
ポチッとしていただけますと嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村