観劇レビュー・感想

七海ひろき主演「RED&BEAR」初日に行ってまいりましたーー!!(たぶんネタバレはしていません)

いち!にっ!さん!しっ!ごー!ろく!ななみっ!(≧∀≦)

 

木村拓哉さんって、すごいと思うんですよね~(急にどうした)。

僕ね、SMAP時代は、別にキムタクさん好きではなかったんですよ。

僕が小学生の頃にものすごい勢いでブレイクして、
クラスの女子のほとんどがSMAPの誰かしらが好きで、
中でも木村くん(当時はそう呼ばれていた気がする)の人気がダントツで。

当時僕が好きだった女の子も例に漏れず木村くんが大好きだったんですが、
子どもって面白いもので本気で木村くんにライバル意識を持ってたんですよね(笑)。

なのでそういう生い立ちもあって若い頃はどちらかというとアンチキムタクな感じで生きてきたんですが、
最近は木村さんってすごいなって思うようになったんです。

SMAPのことは全然詳しくないので、
あの解散劇の裏でどんな人間関係があったのか、
誰が悪者なのか、誰が被害者なのか、誰がSMAPを愛していて、誰がファンを思っていて、
とかそんなことはいっさい分からないんですけどね。

でも、ジャニーズを退所したお三方がすごくイキイキと楽しそうにしている一方で、
悪者にされてしまったような木村さんがちょっと可哀想に思えてきて。

何より、「何をやってもキムタク」と言われたりするけれど、
僕が小学生の頃から今まで、ずっとカッコつけ続けてるのってすごいと思うんです。

これ決して嫌味とか皮肉で言ってるんじゃなくて、
カッコつけ続けるのってすごい大変じゃないですか。

「20世紀少年」の中に「悪人でいるのは楽じゃない。正義の味方になる方が、よっぽど簡単だ」みたいな台詞があるんですけど。

そりゃ男だったらカッコ良くありたいという欲求はあるけど、
ずっとカッコつけ続けるのってすごい疲れるし限界も来るし、
どっかで「もう自分そういうキャラじゃないっす( ̄∇ ̄*)ゞ」って方向転換して気を抜きたくなるものだと思うんです。

でもキムタクって、バラエティとかで笑いを取ることはあるにせよ、
役者としてはずっと2枚目の役を続けていて、それがアンチからは嘲笑を買うこともあるんでしょうけど、
ずっと「キムタク」であり続けてるのって本当に大変なことだよなと、
自分が年を取ってからすごさが分かって来たんですよね。

これ、子どもの頃はアンチヴェルディで好きじゃなかった三浦知良選手が、
大人になってからそのすごさが分かってきて尊敬の対象となったのと似た感覚な気がします。

キムタクもキングカズも、年を取って衰えた部分があるのはもちろん事実だけど、
たぶんファンの夢を壊すことだけはしてない人たちなんじゃないかなと。

分野は違えど、自分が宝塚を見ていて好きになって、好きでい続ける人たちって、
彼らと同じ「ファンの夢を壊さないでいてくれる人」なのかも知れないと最近感じております。

スポンサーリンク

七海ひろき主演舞台「RED&BEAR」開幕!

ということで、気付いたら年が明けてから一度も更新しておりませんでした。

皆様、あけましておめでとくま。

昨日2020年1月24日(金)に池袋サンシャイン劇場で初日を迎えた、
七海ひろきのお兄様の退団後初主演舞台「RED&BEAR~クィーンサンシャイン号殺人事件~」。

 

初日を観劇してまいりましたーー!!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

 

思い起こせば昨年3月24日にお兄様が宝塚を卒業されてから。

再始動イベント、ワンマンライブ、(行けなかったけど)ディナーショー、そしてアニメの声優などなど。

一年前には想像もしていなかった濃度で活躍の幅を広げるお兄様ですが、
お兄様のお芝居をがっつり観られるのは卒業以来この「RED & BEAR」が初めてなのではないかと。

そういう意味でも、お兄様のお芝居が大好きだった人間の一人として、
たぶん退団後のお仕事の中でも一番楽しみに待ちわびたのがこの日だったかも知れません。

まだ始まったばかりなのでネタバレしないように具体的な感想は今の段階では控えさせていただきますが。

だってね、終わった後に西岡德馬さんが、
「まだ明日以降観に来てくださる方もいらっしゃるので、犯人は内緒にしといてくださいね!?」
って釘を刺されましたからね(笑)。

これはトクマーの端くれとして德馬さんの言いつけは守らないといけないなと。

とにかく言いたいことは。

 

お兄様のお芝居は本当にかっこいい(;ω;)

 

もちろんね、宝塚時代の公演と比べると、
スケールとか豪華さとか、同じ世界が味わえるかと言ったらそうはいかないと思うのです。

でも、退団してから10ヶ月ぶりに観たお芝居をするお兄様の表情、仕草、声。

「七海ひろきの芝居」を構成するひとつひとつの要素を見ながら、
「ああ、そうだ、この人のお芝居を好きになったんだよなぁ」という気持ちが蘇ってきました。

船旅の途中で発生した殺人事件という設定のため、
幕開きに波の音とか船の汽笛とかが聞こえてくるんですけど。

まるで退団公演の「霧深きエルベのほとり」からここに繋がっているように思えて。

トビアスさん船を降りて農夫になったはずなのにまた海に出ちゃったのねとか思いつつ(笑)。

 

あとあれですよね。

 

お兄様と德馬さんが並んでる姿を見られる日が来るなんて(;ω;)(ピエールさんはにわかトクマーです)(そもそも德馬ファン=トクマーなんて呼び方はされていません)

 

いやでもホントにこないだからちょっと德馬さんがすごく愛おしく思えて来ちゃってます。

 

他の出演者の方々は、茨城フェスにも出演されていた新田恵海さん以外は、
不勉強ながら初めて拝見する方々だったのですが。

イケメン、イケメン、イケメン、イケメン……と、
男から見ると余計に「イケメン」という一つのくくりで見てしまって、
端から見分けをつけるのも諦めてしまってたんですけどね。

でも、実際にお兄様といっしょに舞台に立って、
カーテンコールでお兄様の一挙手一投足をいじったりして、
すごくお兄様が共演者の皆さんから愛されてるな~というのを感じたときに。

「あ、この人たちのことをもっと知ろうとしないのって、もしかしたらすごく失礼なことだったのかも」と気付きました。

なので、パンフレットも購入したことですし、
次回の観劇までにはもう少し一人一人の共演者の方々についてももう少し理解して挑みたいなと思います。

もちろん、現実的なことを言えば、
そのうえでこれからもちょっと注目していこうとか応援していこうとか思うかは別問題ではあると思うんですが、
少なくとも今、お兄様の退団後初の舞台をいっしょに作り上げている人たちのことは、
七海ファンとしてもちゃんと一人の役者さんとして敬意を持って向き合わなくてはいけないなと。

 

それから、終演後のご挨拶のときに、
この日が1月24日だったことに触れてお兄様がこんなことをおっしゃったのです。

「わたくしごとですが、去年の3月24日に宝塚を退団しまして、今日でちょうど10ヶ月でして……」

もう、これはファンなら誰もが意識してこの初日を迎えたことだと思うんですが、
一方で毎月24日って必ず来るわけで、そうそう一ヶ月ごとに記念してたらキリが無いかなという思いもあったりしたのです(笑)。

ほら、カップルも付き合い始めて一ヶ月記念日♡とかっていつまでも続けるもんじゃないじゃないですか。

でも、お兄様は続けてこうおっしゃいました。

「自分の中で、毎月24日っていうのがちょっと特別な日になっていて……」

お兄様のこの言葉を聞いた瞬間、客席中の七海ファンがいっせいに息を飲むような、
同じ感情が込み上げてきたような空気を間違いなく感じました。

こうやってファンの気持ちを大切にしてくれるだけでなく、
ファンと同じ気持ちを感じてくれる人のファンになることができて、
本当に幸せだな~と感じた瞬間でした。

 

あとそれから大事なことを一つお伝えします。

この「RED&BEAR」という公演。

 

手拍子は裏打ちです!!

 

プロローグの歌のときに、客席から自然と手拍子が起こったんですが、
途中からお兄様演じるREDさんも手拍子する振り付けがあるんですよ。

そしたらなんとREDさんの手拍子は裏打ちで。

 

手拍子を続けつつちょっとずつちょっとずつ裏打ちに修正していく客席(笑)。

 

それをお兄様も感じていたのか、終演後のご挨拶の中で、
「あの、一つだけお願いがあるんですが……この公演……手拍子は裏打ちなんです(//∀//)」と(笑)。

 

「やばいズレてたの気付かれてた」と爆笑する客席。

 

「本当に!自然と手拍子してもらえて本当に嬉しいんですよ?!本当に嬉しいんですけど!でも!どうか裏打ちでお願いします!」
とアピールするお兄様でした(笑)。

 

ということで。

世間では新型コロナウィルスも流行しており、
普段以上に健康状態に気を付けなくていけない事態となっていますが。

わずか10日ほどの公演期間、
あっという間に終わってしまうと思いますので、
どうか出演者の皆さんが揃って最後まで元気に舞台を務めあげてくれますように。

73才ながらキュートに踊る德馬さんも特に健康には気を付けていただいて。

そして拍手は裏打ちで(笑)。

ひろきのお兄様、退団後初主演舞台、開幕おめでとうございます!

スポンサーリンク


ブログランキングに参加しております。
ポチッとしていただけますと嬉しいです!
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ

にほんブログ村

-観劇レビュー・感想
-, ,