観劇レビュー・感想

行ったつもりで七海茶会(「THE SCARLET PIMPERNEL」2回目の感想)(千秋楽じゃないです)

栃木とぉ~、茨城ぃ~、群馬をぉ~、信じて~~えぇぇ~~~っっ!!

 

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

分かりにくかったと思いますが、
「北関東の焦燥」をお聴きいただきました( ̄∀ ̄)

 

ということでもう先週の話になってしまいましたが、
星組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」
2回目にして最後の観劇をしてまいりました!

先週もあれこれと発表があって感想書くタイミングを逃したまま気付いたら千秋楽を迎えてしまいました( ̄∀ ̄;)

いや~、1回目は初日が明けて間もなく観ることができましたが、
2回目までが長かった( ;∀;)

そして今回は、「北関東の恋人」こと七海ひろきさんファンである母も栃木から観に来ることができました。

母は本当は4月頭に宙組公演も観に来る予定だったのですが、
2月に猫のサバが他界したばかりで父を一人残して遊びに行くのも心苦しかったためキャンセルしてしまい、
気付けば今年に入ってから初めての観劇となりました。

ゆえに紅ゆずるさんと綺咲愛里さん体制になった新生星組公演も初観劇。

ということで二回目の観劇の今回は七海くんについてのお話を中心に、
そして念願のロベスピエールを見ることができた母の感想も交えながらお届けしたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

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とにかくご満悦

と言ってもあまり難しいことを考えながら観るタイプではない母、
終わった後もあーだこーだと細かい感想を言うこともなく。

「カイくん、かっこよかった~(*´∇`*)」
というのをしきりに繰り返しておりました(笑)。

一幕は決して見せ場は多くないながらも、
隣で様子をうかがっているとロベスピエールが登場するシーンは例え台詞のある場面でなくても、
しっかり七海くんを発見してオペラグラスを上げているようでしたし。

ちょうど東京では七海くん出演の回のカフェブレイクが放送された直後だったので、
それをDVDにダビングしたものを姉が用意しておき。

「カイくんのソロ、カッコ良かったけど、一回しか聴いてないからすぐ忘れちゃいそうだなぁ(´・ω・`)」と言う母に、
「あるよ( ̄∀ ̄)」とどこかのドラマのマスターのようにカフェブレのDVDを差し出し。

その日に栃木に帰ってからも早速DVDを視聴したようで、
「これから毎日これ見るわ~(*´∇`*)」というメールが届きました(笑)。

そして翌日の夜に届いたメールがこちら。

 

「ロスピエール」になってるのは大目に見てあげてください(笑)。

そうそう、うちの母、今もガラケーユーザーなんですけどね。

観劇後に携帯を見ていたら、
安蘭けいさんバージョンの「スカピン」のポスター前で撮った写真が出てきて。

何とその携帯、初演の「スカピン」の頃からずっと使ってたらしいことが判明したのです!

初演は2008年なので、ちょうど10年近く使ってるということに!

しかもそのことに気付いたのがスカピンの再演の観劇日というのがまたすごい偶然だな~と。

ちょっと真面目な話

ところで先日、ちょっといろいろWikiを漁っているときに、
この「スカピン」にも星蘭ひとみさん演じる王太子ルイ・シャルルとして登場する、
幻のルイ17世のことをいろいろ学びまして。

「スカピン」ではパーシーたちによって救い出されるルイ・シャルルですが、
歴史上ではタンプル塔に幽閉されたまま亡くなったとも、
あるいは実は別人と入れ替わって生き延びていたともいろいろな説があったそうで。

これはルイ17世が幽閉されていた当時から、
「タンプル塔にいるのは全く別の子どもらしい」という噂が流れていたそうですね。

ちなみにたしかそんなルイ17世生存説を題材にしたのが、
湖月わたるさん主演の星組公演「永遠の祈り~革命に消えたルイ17世~」だったと思いますが、
何かちょっと尻切れトンボな作品だった気がする……( ̄∀ ̄)

その真偽は近年に至るまで謎に包まれたままで、
しかし2004年にDNA鑑定によってあれはルイ17世で間違いないという結論に至ったのだとか。

 

でね、6才のときにタンプル塔に幽閉されたルイ・シャルルの生涯、
Wikiを読むだけでもすごく胸が痛むのですよ。

ピエール、あんまりこうやって人の人生を伝え聞いても、
どこか他人事というか所詮大昔の人の話としてあんまり感情移入しないタイプなんですが。

ルイ16世やマリー・アントワネットは、ある意味自業自得な面もあると思うのですよ。

フランスの長い歴史の中でたまたま革命期に生まれてしまったという不運もあるかと思いますが、
錠前作ってばっかりでろくに民衆の声から耳を塞いでしまったルイ16世や、
贅沢の限りを尽くしたアントワネットは正直自分が悪いでしょって思っていたのです。

宝塚ではアントワネットは悲劇の王妃として描かれることも多いですが、
正直そんなに好きになれない人で。

 

でも、王太子には何の罪も無いじゃないですか。

民衆を苦しめるようなことは何もしていないのに、
国王の血を継ぐ者というだけで幼い頃から酷い扱いを受けて。

如月蓮さんが演じているシモンという靴屋が登場しますが、
どうやらこのシモンも実在した人物のようなのですが、
このシモンとやらがルイ・シャルルに対して本当に酷い仕打ちをしていたようで。

何か今回はそういう諸々を知ってからの観劇だったので、
今まで以上にルイ・シャルルが不憫な子に思えてしまい……。

おそらくあのままタンプル塔で命を落としたというのが史実なのかも知れませんが、
願わくば生き延びて幸せに暮らしていて欲しかったなとか思ったり。

僕は歴史に疎い人間なので断片的な知識しかありませんが、
この宝塚版「THE SCARLET PIMPERNEL」という作品は、
そんな人々の願いによって生まれた作品でもあるのかも知れないと思うようになりました。

真面目な話をやめます。

と、少々湿っぽくなってしまったので、真面目な話はこの辺にしまして……(笑)。

あのね、ピエール一回目に観たときもふと疑問に思ってたんですけど、
ピンパーネル団にメンバーが加わって決起集会みたいなのをやってるとき、
「秘密を守るには9人で十分だ!」みたいな台詞があるじゃないですか。

たしかに前面に出てるのは、パーシー、デュハースト、フォークス、
そこにアルマン、オジー、エルトン、ファーレイ、ハル、ベンが加わって9人なんですが。

誰か一人忘れていませんか……?

そう、輝咲玲央さん演じるジェサップ!

ジェサップって位置づけ的にはパーシーの執事であり、
表立って言葉を発したりはしない存在ではありますが、
何気に結構重要な手紙を届ける役を任されたりしているから、
パーシーがスカーレットピンパーネルだっていうことは絶対知ってるじゃないですか。

ピンパーネル団といっしょに踊ってる場面とかもあるし。

なのにね、「9人で十分だ」なんて言われてるのをジェサップが聞いたら、
結構傷付いてるんじゃないだろうかとちょっと可哀想になってしまいました(笑)( ̄∀ ̄;)

 

それと、初演のときから好きだったシーンがあるんですけどね。

序盤にアイリーン演じるマルグリットが劇場で歌っている場面で、
紅くん演じるパーシーが登場してそれを聴いてるじゃないですか。

で、パーシーが来たことに気付いたマルグリットに、
パーシーがキューピッドの矢を撃つ仕草をして、
それに対してマルグリットが「ズキュン(*´∇`*)」って感じで打ち抜かれた仕草を返すところ!

あのバカップルっぷりが何か可愛くて好きなんですよね~(/ω\)

一回目に観たときはあの場面ずっとアイリーンの方に釘付けになってしまって、
パーシーが矢を放つ瞬間を見逃してしまっていたのです(>_<)

でも今回はしっかり矢を放つ紅くんも撃ち抜かれるアイリーンも確認することができましたヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

 

そしてパレード!

もうね、一回目に観たときに、七海くんがソロで大階段を降りてきたときの感動を、
母にも味あわせてあげたくてね( ;∀;)

終わった後に客席を立ちながら、
「あ~、なんか七海くんが一人で大階段降りてきて涙出てきちゃったよ~( ;∀;)」と、
本当に感無量な様子でした。

そもそもがガスパール家の中で最初に七海くんのファンになったのが母だったので、
こうして七海くんの晴れ姿を母に見てもらうことができたのは本当に良かったですヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

お茶会の話

そしてこの日はちょうど七海くんのお茶会の日だったようで!

ピエール、いつかお茶会行ってみたいな~と思いつつ、
未だにデビューできずにいるチキン野郎なんですけどね。

この日も行ってみたいな~行ってみたいな~と思いつつ、
母はお茶会に参加してたら帰るのが遅くなっちゃいますし、
かと言って自分たちだけお茶会行くために母を早く帰らせるのも忍びないので、
結局今回もお茶会デビューは見送ることになったのですが。

しかしその日の深夜に目が覚めてふとTwitterを開いたら、
お茶会に行かれた方々が夢遊病のようにお茶会の感動を呟いていて。

何か本当に七海くんという人の温かさが伝わってきたと言いますか、
行ってないのに行ったかのようにお茶会での七海くんの姿が目に浮かんで。

読んでたら何か眠れなくなっちゃいました(笑)。

そして、伝え聞いた数字なので具体的な人数を書くのは控えますが、
お茶会に集まった人数もすごい数だったそうじゃないですか。

これを聞いても、七海くんが今のままの立場で終わっていいはずがない!(`・ω・´)
ってやっぱり思いましたよね。

と同時に、七海くんファンの方々ってホントに温かい人たちだな~と……。

こんなに温かい人たちに愛される七海くんのファンになって本当に良かったなと思うと同時に、
いろいろ決意を新たにしました。

すなわち。

ピエールはこれからも七海くんに付いていくと(`・ω・´)

そして。

何があっても決して後悔はしないと(`・ω・´)

ただし。

台湾にはちょっと行けないのでそこはどうにかうまいことお願いしますと( ;∀;)

 

ということで、そうこうしているうちにとうとう本日、千秋楽を迎えてしまった新生星組版の「スカピン」。

新生星組の皆さん、千秋楽おめでとうございます&お疲れ様でした!

そして、本当に本当に素晴らしい再演をありがとうございました!(≧∀≦)

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