観劇レビュー・感想

どうした横浜さんよぉぉぉぉっっ!!(「バレンシアの熱い花」感想)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで宙組全国ツアー公演「バレンシアの熱い花/HOT EYES!!」

ピエールも神奈川公演を観てまいりました!

で、感想を書かせていただく前に、
いきなり本題と逸れた話なんですけどね。

今回の会場の神奈川県民ホールって横浜にあるんですが、
これが東京からだと微妙に遠いのですよ。

もっとずっと遠方から大劇場や日比谷に行かれてる方からしたらそれでも近いんだと思うんですが。

昔は渋谷で山手線から東横線に乗り換えるのってすごく近くて楽だったんです。

でも数年前に渋谷駅の改装みたいのが行われて、
この乗り換えが体感17倍くらい遠くなってしまったのです!

もうね、この遠ざかり方がホントに改悪としか言えない気分で。

そんなこともありちょっと時間の見積もりを誤ってしまい、
思ってたより着くのが遅くなってしまったんですよ。

と言っても公演の1時間前くらいには着いたんですが、
現地に着いてから昼ごはん食べようと思っていたのに時間に余裕が無くなってしまいまして。

仕方ないからファストフードでさくっと食べようって話になったんですが、
駅の中にあるファストフードは完全に満席になってしまっていて入れず。

で、劇場行くまでの道中で適当な店を探そうとしたんですが、
ほとんど気軽に入れそうな店らしい店が無くて。

横浜と言えば全国で一番街自慢に自信を持ってそうな街の1つじゃないですか。

なのに全然ご飯食べる場所が無くて、
ようやく見つけた劇場の隣のドトールとかも、
たぶんみんなそこしか店がないと考えていることは同じなのか長蛇の列になってて。

あんなに人気の街として有名な横浜なのにこんなにたくさんの人を飢えさせて。

どうした横浜さんよぉぉぉぉっっ!!!!(。-∀-)

って気分でした(笑)。

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そうそうこんなお話だった。

そんなわけでようやく本題に入りますが、
とりあえず今回は「バレンシア」の方の感想を……。

まだ公演期間中ですが再々演ということもあり結末含めてネタバレ満載で書いてしまうと思いますのご了承くださいm(_ _)m

「バレンシア」は2007年の大和悠河さん&陽月華さんバージョンを観劇していたピエールですが、
当時の記憶があまり残っておらず、
今回あちこちの場面で「あー、見たことあるある!」って思いながら観てました(笑)。

朝夏まなとさん(まぁさま)演じるフェルナンドは父の敵を取るために静かに怒りを燃やす青年。

冷静と情熱の間をうまく演じ分けることに長けたまぁさまにすごく似合ってました。

先日も書かせていただきましたが、
まぁさまってホントにいろんなキャラクターを演じるのが上手いですよね~。

歌もダンスも上手なので芝居について触れられることがあまり無いかも知れませんが、
ホントにピエールはまぁさまのお芝居が好きだな~と思いました。

当時印象的だった場面の一つが、今回は伶美うららさんが演じたイサベラとのやりとりの中の、
「どうした今時分」「まだ宵の口」というやりとりでして。

「今時分」とか「宵の口」とかすごい古い表現だな~と記憶に残ってました(笑)。

 

しかし最近の全国ツアーは柴田侑宏先生の作品が多いですが、
この「バレンシア」も全ツ向きかと言われるとなかなか難しいところかな~という印象でした(^^;)

物語自体はすごく宝塚らしい作品なんですが、
マルガリータ(星風まどかさん)という許嫁がいながらイサベラと恋に落ちて、
マルガリータには何も非が無いのに結構躊躇なくイサベラと愛を語り合って、
「愛してーいる~愛してーいる~愛してーいる~愛してーいる~♪」って繰り返すのが何とも(笑)。

最後に澄輝さやとさん演じるロドリーゴがシルヴィア(遥羽ららさん)を探して袖にはけてから、
「フェルナンド……!私のシルヴィアが……死んだ……!」って声が聞こえるんですが、
イサベラと別れたフェルナンドもその別れに酔うように、
「私のイサベラも……死んだ……!」って言うじゃないですか。

あれをロドリーゴが聞いたら、
「いやいやこっちはガチで死んでんだよ!」って怒るんじゃないかと(笑)。

あんな最後の最後にシルヴィアが死ぬ必要あるかな~と思っちゃったんですけどね~。

どうにも後味の悪さが残ってしまって……(・_・;)

個性豊かな登場人物

そうは言っても柴田先生の作品は男役だけでなく娘役も結構大きな役が多いのが魅力ですよね。

「バレンシア」もフェルナンドやロドリーゴに加え真風涼帆さん演じるラモン、
娘役もイサベラ(伶美さん)、シルヴィア(遥羽さん)、マルガリータ(星風さん)と大きな役がたくさんあって。

ラモンとロドリーゴってどちらが2番手とも取れる微妙なところだと思うんですが、
今回は澄輝さんがロドリーゴで真風くんがラモンというのがすごく合ってた気がします。

澄輝さんはすごく高潔な雰囲気を醸し出しつつ、
恋人のシルヴィアと愛し合いながらも手の取り合えない存在になってしまった苦悩がすごくハマってました。

ちょっとコミカル担当なところもあるラモンを演じた真風くんは、
星組時代はまだこんな引き出し無かったんじゃないかな~と思うんですが、
「メラコリック・ジゴロ」でスタンを演じた辺りから、
こういうお笑い要素のある役を演じるのがすごく上手くなりましたよね~。

宙組に来てからまぁさまのもとでしっかりチャラ男研修を受けた成果がどんどん積み上げられてるな~と。

フェルナンドたち「黒い天使」の仲間に加わりに来たときは、
「そのフェルナンドたちとお揃いの黒い衣装いつの間に用意したの!」って笑いそうになりましたが(笑)(//∀//)

 

マルガリータの星風さんもすごく似合ってました。

やっぱり下手に大人っぽい役に抜擢してしまうより、
今はまだこれくらいの可愛らしい役で無理せず一つずつ経験を積めた方がいいんじゃないかなと。

もしかして「バレンシア」という演目が選ばれたのも、
伶美さんや星風さんをほぼ同格に扱いつつそれぞれのキャラクターに合う役のある作品、
というのを考慮して選ばれたのかも……とか勘ぐってしまいました(^^;)

華妃まいあさんが大活躍!

それから真風くんの妹のローラ。

2007年版を観てるので、ローラが殺されたことでラモンがフェルナンドたちの仲間に加わるという、
すごく重要な役割を担う存在だということは分かっていたのですが、
妹の名前が「ローラ」というのをすっかり忘れていて、
配役が発表になったときもそこに全然注目していなかったのです。

でもいざ観ながら、
「……あれ?あの子もしかして……?」と思ったら、
何と最近注目している華妃まいあさんじゃないですか!

いや~、まさかこんな大役に抜擢されていたことを知らずに来ていたので、
気付いたときすごい嬉しくなりました(//∀//)

すごいすらっとしていて結構長身に見えたので、
逆にそこが娘役としては不利になってしまうかもな~と思いましたが、
宙組は長身の男役さん揃いですしちょうどいいかも知れませんね。

ダンスが上手な方なんだろうな~というイメージはあったんですが、
「バレンシア」の中でも幻想の歌手としてすごい美声を聴かせてくれて、
ダンスも歌も上手な方なんだと知ってますますこれからが楽しみになりました!

来年あたり新公ヒロインとかのチャンスが来ないかな~(≧∀≦)

 

そんなわけで不慣れな劇場でバタバタとした観劇になりましたが、
いろんな方が活躍していて思いのほか楽しめた気がします( ̄∀ ̄)

ショーの感想はまた後ほど書かせていただきます~( ´ ▽ ` )ノ

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