五日目の鯖だから見られる景色もある(「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」初日の模様)
鯖美「鯖ってね」
鯖子「え?」
鯖美「水揚げされて、四日以内には食べられちゃうんだって」
鯖子「ふーん……可哀想だね」
鯖美「そうかな」
鯖子「え?」
鯖美「他の鯖もみんな四日で食べられちゃうなら、別に淋しくはないんじゃないかな。もし、他のみんなが四日目までに食べられちゃうのに、自分だけ五日目も生き残ってたら、その方が淋しいよ」
鯖子「そっか……そうかもね」
鯖美「うん」
鯖子「でもさ」
鯖美「なに?」
鯖子「五日目の鯖は、他の鯖には見られなかった景色が見られるんだよ。だから、私だったらその鯖にいろんなものを見せてあげたいな」
鯖美「そっか……そうだね」
実写化不可能と言われ続けた角田光代の衝撃作が、スクリーンに蘇る──。
公開未定。
「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」初日
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
「五日目の鯖」は「八日目の蝉」の完全なるパロディーです。
ということで、昨日4月27日(金)に初日を迎えた星組大劇場公演、「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」。
タカラヅカニュースで放送された初日映像をさっそく拝見致しました。
まずはこの公演で初舞台を踏んでいる104期生の口上の様子が。
初日の口上を務めた方々のお名前は表示されませんでしたが、
これもまた何年か後に見たときに「これってあの人だったんだ~!」ってなるんでしょうね~。
お芝居の「ANOTHER WORLD」はチョンパから!
本編のコミカルさに繋がるとは予想もつかない艶やかさですね(*´∇`*)
そして物語が始まると、
既に死んでしまって天冠を付けている紅ゆずるさん演じる康次郎(笑)。
「生まれ変わった康次郎~!わっくわっく~♪うっきうっき~♪ふ~わふ~わ~どっきどっき~♪(* ̄∀ ̄*)」と。
死んだとは思えない陽気ソング(笑)。
のっけからあっけにとられていたいたら次に現れたのは!
いち!にっ!さん!しっ!きっ!ろく!ななみっ!(≧∀≦)ノシ
我らが「北関東の恋人」!
七海ひろきさん演じる喜六さんでございます!
「なんであんたがここに来たか聞いてますのんや!」と喜六に詰め寄る康次郎。
落語の話の中では鯖に当たって死んでしまう男の名前が喜六さん。
果たして七海くんの演じる喜六さんも同じ人物なのか!?
と配役が発表になってからずっと気になっていた我々に対して初日映像が出した答えは!!
「あんたがコロッと逝ったんはわいのせいやと言われ、出入りを差し止められましてん。八つ当たりもええとこや~。阿保らしくて酒でも飲まんとやってられへんと、五日ほど前にさばいた鯖の刺身をあてにやけ酒をあおったら、間~の抜けたことにその鯖に当たって……コロッ。ですわ~」
一部始終の解説を全て放送してくれたスカステ様ありがと~~~~~~~~!!!!ヽ(;▽;)ノ
着物もしっかり鯖の柄がいたるところに入っております(笑)。
そして続いては「サッカー少年」こと礼真琴さん演じる徳三郎が、
「この世の遊びにゃもう飽きた~、金に糸目は付けやせぬ~」と歌って登場。
いいな~、そんなこと言ってみたい( ;∀;)
さらには天寿光希さん演じる三途の川の船頭さん。
三途の川と言えば渡るために必要な六文銭を棺に入れる習わしですが、
「いつの話しとんねん!物価も上がっとんねん!一人六両や!」とかなり高額を要求(笑)。
いや~、なんかこういうところがすごい落語ジョークな感じで面白い(//∀//)
それから華形ひかるさん演じる貧乏神も登場。
これは「くらわんか」で華形くんが演じてた貧ちゃんと同一人物設定なのかな??
そしてあの人がなかなか出てこないな~、どこ行ったのかな~、と、
稽古場映像を見ていたときと同じくだりを脳内で繰り返していたら!
アイリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!(≧∀≦)
綺咲愛里さん演じるお澄さんですよ~!ヽ(;▽;)ノ
死んでも可愛いアイリーン(*´∇`*)
そんなお澄さんと再会を果たした康次郎は。
康次郎「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の……!!」
お澄「われても末に 逢はむとぞ思ふ……!!」
と、こないだ学んだばかりの崇徳院の歌を詠んでおりますではないですか!!!!
ヤマ張って予習しといた短歌がそのまんま試験に出たかのような気分!!ヽ(;▽;)ノ
そこから汝鳥伶さん演じる閻魔様の登場シーンもありましたが、
閻魔様のみならず瀬央ゆりあさんの赤鬼赤太郎ら鬼たちのビジュアルもすごいですね(笑)。
キラ!キララ!キラ!キラールージュ!
そしてショーの「Killer Rouge」。
作・演出の斎藤吉正先生は、
石田昌也先生の「傭兵ピエール」と共にピエールの初舞台公演でもある「満点星大夜總会」の先生でもありますからね~(//∀//)
七海くんはあの次の公演から組配属だったと思うので、
そういえば大劇場で斎藤先生のショーに出るのってこれが初めてなのかな?
というか斎藤先生が星組の大劇場公演でショーを担当するのもよく考えたらこれが初めてなんですね。
タイトル通り全編通して紅色が強調された衣装やセットで賑やかです(//∀//)
ところでピエールずっと「キラ!キラ!キラ!キラールージュ!」だと思ってたんですが、
正しくは「キラ!キララ!キラ!キラールージュ!」だったようですね。
そんなこんなしてプロローグが終わったら、
なんかオンザ眉毛の可愛いアイリーンの姿が!!!!
これはあれかな、これが赤ずきんちゃんのシーンかな??
はぁ~、舞台写真買わなきゃ(*´∇`*)
そして続いては怖そうな奥さんからゴミ出しをさせられる紅くん(笑)。
銀橋でゴミ出ししてるトップスター、初めてなんじゃないでしょうか(//∀//)
しかしそんな冴えない紅くんがいつの間にかカッコイイ紳士に変身すると、
そこに現れたのは女泥棒の七海くん!
紫色のタイトな衣装でなまめかしく紅くんと絡んでおります(//∀//)
変にブリブリな女泥棒じゃなくてカッコイイ女泥棒で良かったと姉が言っておりました(笑)。
ピエールは最近海外ドラマの見過ぎなので、
七海くんが無敵の女スパイのように見えます(* ̄∀ ̄*)
そしておそらく中詰めの場面では!
なんとアニメ版「ベルサイユのばら」の主題歌を歌うアイリーン!!
「薔薇は薔薇は!気高く咲いて~♪」っていうあの歌ですよ!
ピエール、このアニメは見てなかったんですけど、
たぶん姉が見ていたのか主題歌だけは何度も聴いたことがあって。
むしろ宝塚版の「ベルばら」を初めて観たときに「あの歌は出てこないんだ~」と思ってました(笑)。
この曲カッコイイですよね~。
いつか宝塚の舞台でも使えばいいのにって15年前くらいから思ってたんですが、
まさかそれをアイリーンが歌うことになるとは!!ヽ(;▽;)ノ
ちなみに中詰めで七海くんが歌っている曲は「罪な薔薇」という曲だそうで。
ピエールは初めて聴いた曲だったのですが、
調べてみたらYOKOさんという歌手の方の曲だと。
……??
よーこ©さーーーーーーーーん!!(・∀・)
宙組ネタ以外だと油断しているよーこ©さんの不意をつくピエール( ̄∀ ̄)
そして「これから私たちと同じ振りをしてみませんか~?」という紅くん。
スカステとかでも何の予告もなく放り込まれた客席参加形の場面(笑)。
銀橋には紅くん、アイリーン、七海くん、華形くん、せおっちの5人が並んでるのかな?
七海くんが「ごいっしょに!せーの!」と言うと、
「キラ!キララ!キラ!キラールージュ!」と手のひらをひらひらさせる振りを舞台上でレクチャー!
しかもそのあとにはアイリーンが、
「恥ずかしがらないで~!(*´∇`*)ノ」
恥ずかしいよ~~~~~~~~!!!!(/ω\)
アイリーンにあんなに可愛く「恥ずかしがらないで~(*´∇`*)」なんて言われたら、
恥を忘れた35才も乙女の恥じらいを取り戻してしまいますわ(/ω\)
そして104期生のロケットや、
紅くんの歌う及川光博さんの「紅のマスカレード」などなど。
銀橋で歌う紅くんのバックには、
七海くんと音波みのりさん(ミノリーン)の姿も並んで映りました~☆(=´∀`)人(´∀`=)☆
さらに紅リーンのデュエットダンスはアップテンポなナンバーで、
大人っぽくて二人の妖艶な雰囲気も出ていてカッコイイです(//∀//)
最後の衣装を見ると、七海くんも小さいながらも羽根を付けていてヽ(;▽;)ノ
いわゆる3番手羽根とはちょっと違うのでもう一声という気持ちもあるのが正直なところではありますが、
こうやって一歩一歩しっかりと歩いている七海くんの姿を見られるのが本当に幸せです( ;∀;)
七海くんがもっと下級生の頃から爆上げされるポジションだったらなーとか思ってしまうことも時々ありますが、
たぶん七海くんが爆上げされてたらもっと遠い目で見ていたというか、今のように好きになるのとは違った気もするんですよね。
人よりも少し遅いスピードかも知れませんが、
五日目まで生きた鯖だからこそ見られる景色もあるように、
遅咲きでも魅力が開花した人だからこそ見せてくれる夢もある!!(≧∀≦)
ピエールの観劇予定は6月の東京公演の予定なのでまだ先ですが、
お芝居もショーも動きっぱなしで七海くんは汗かいて大変そうなので、
暑くならないうちに東京で観られるのをお待ちしております!
ピエ♪ピエエ♪ピエ♪ピエールージュ♪♪ヾ(* ̄∀ ̄*)ノ
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