スカイステージ

旅立つ者と、残る者。(「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」千秋楽)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで、6月4日(月)に千秋楽を迎えた、
紅ゆずるさんと綺咲愛里さん(アイリーン)を中心とした星組大劇場公演、
「ANOTHER WORLD/Killer Rouge」

タカラヅカニュースで放送されたその模様を拝見致しました。

ラインアップが発表になったときは、特にお芝居についてはどうなるかとやきもきしたのも否めませんが、
始まってみたらすごい大好評の声が飛び交っていて。

大ベテラン谷正純先生が底力を見せつけてくれたという印象を感じております。

最近は若手の先生の方が話題になりやすくて、
ベテランの先生をディスるとツウみたいな風潮があるのはちょっと嫌なのですが、
こういう作品がきっかけでまた長年宝塚を支えてきたベテランの先生方が本来の力を発揮して再評価されるようになればいいな~とか思ってみたり。

しかも感動作とか大迫力の大作とかいう類ではなく今回のようなコメディ寄りの作品が、
公演期間を通して飽きられずに盛り上がっていたのってすごいことだな~と。

作品の力と、今の星組の個性がピタリとハマったということなのかも知れませんね。

 

お芝居の映像の方では「北関東の恋人」こと七海ひろきのお兄鯖の演じる喜六が、
「あんた、冥途は何回目や?」と聞いてきた紅くん演じる康次郎に対し、

 

「あんた、国宝級の阿保やな!初めてに決まっとるがな!」

 

と答える場面が映りましたが。

 

でも喜六の方が阿保なんでしょ?(⌒∇⌒)ニヤニヤ

 

冥途歌劇団の場面(まだ観てないからいろいろ分かってないんですが合ってますかね?)で阪急電車色の子たちがラインダンスしてるシーンなんて、
お兄鯖の表情と動き、尋常ならぬ阿保っぽさが滲み出て思わずニヤニヤしてしまいますよね(//∀//)

 

あと紅くんとアイリーンが人形みたいになってお芝居してるところ、
後ろで紅くんを操作してるのはお兄鯖ですよね!?

この場面は真剣な表情してるけどやっぱり阿保の喜六が滲み出てしまってる(笑)(//∀//)

それとアイリーンのあの「ぷくぅっ」てちょっとふくれっ面みたいな表情……何あれ……好き……。

瀬央ゆりあさんの赤鬼の「ぶち生かす~!」っていう台詞、
Twitterでよく見かけていたのはこれかー!とやっと分かったり。

わたくし、実は観劇前にあまり「NOW ON STAGE」とかはさらっとしか見ないタイプでして。
(ナウオンって実際に観劇してからじゃないと分からない話が多かったり、結構壮大にネタバレしてることもあるので)

なので未だに事前情報があまり無い状態でどんな経緯の場面なのかよく分からないところも多いんですが、
とりあえず何か面白そうでわっくわっくうっきうっき~でございます( ̄∀ ̄)

 

そしてショーの方では幕開きのカッコ可愛いアイリーーーーン!!(≧∀≦)が映ったり。

今のアイリーン、ウィンクしてたよね……?こっちに向かってウィンクしてたよね……?(誤解)

お兄様が紅くんや「サッカー少年」こと礼真琴さんと登場する瞬間も映っていたり。

プロローグの銀橋で「まだ見ぬ夢が今始まる~!」って歌うお兄様も超カッコイイんですけどーーーー!!(≧∀≦)(一昔前のギャル風にはしゃぐピエール)

女泥棒の場面では大劇場公演中にリニューアルされたと話題の赤いカツラもお目見えしたり。

あとアイリーンの赤ずきんちゃんの場面、赤ずきんちゃんが銀橋に出て来て歌ってるじゃないですか!!

もうホントまだ何も知らないので見る場面見る場面ドキドキでございます(//∀//)

それから十碧れいやさんが歌う後ろでは白鳥ゆりやさんが同期生たちと踊る、
退団者のピックアップ場面もあるようですね。

あとは少年が歌う「情熱の嵐」を長めに流してくれたような気がするのは、
やっぱり公演期間中に亡くなられた西城秀樹さんへの計らいもあるのかな、とか思ってちょっと胸が熱くなりました。

それから、アイリーンと、「ミノリーン」こと音波みのりさんに加え、
星組の娘役さんの中で最近推しメン入りが(ピエールの脳内で)噂されているあの方も、
一瞬「たぶんこれかな?」というのをちょっとだけ発見することができました( ̄∀ ̄)

正式に推しメン入りが決定しましたらご報告させていただきます(誰も興味無い)。

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退団者ご挨拶

そしてこの日をもって本拠地・宝塚大劇場を卒業された、
十碧れいやさんと白鳥ゆりやさんが、大劇場最後の大階段を降りてご挨拶されました。

まず先に大階段を降りてきたのは白鳥さん。

「舞台に賭ける情熱、その思いを胸に今まで走り続けてまいりました。どうしようもなく行き詰ったときは、手を差し伸べて下さる上級生の方々。私を慕い、笑顔をくれる下級生。いつも支えてくれる、大切な同期生。今まで育ててくれた母。私に携わってくださった皆様の愛で、今日まで白鳥ゆりやとして生きることができました」と。

アイリーンの同期生の白鳥さんは、当然もう新公学年は卒業しているのですが。

なんだかすごくしっかり話されていて、
芯の強そうな立派な娘役さんだったんだな~というのを感じました。

 

そして93期生の十碧さん。

「この舞台が大好きでした。眩しくて温かくて、神聖な場所。ここで過ごした日々、楽しかったことも、辛かったことも、全てがかけがえのない愛しい時間です。私の心が感謝の心で満たされた今、大好きな場所から、一歩踏み出す決意をしました」と語る十碧さん。

最後の楽屋入りの様子をご覧になった方が、
真っ白な装いの十碧さんのことを「本物の王子様」と表現されていましたが。

十碧さんってまさに童話の世界から飛び出てきたような、優しい明るい笑顔の方という印象で、
もしかしたら本物の王子様以上に理想の王子様像なんじゃないかという気さえしました。

そして93期と言えば、芹香斗亜さんは十碧さんと同期の93期生。

初舞台後に十碧さんといっしょに星組に配属されて下級生時代を共に過ごしたとあちゃんも、
現在は東京公演中なのでここまで駆け付けるのは難しかったと思いますが、
きっとこの日を特別な思いで過ごしていたのかな~なんて思ってしまいました。

退団者を見送る紅くん

そしてトップスター紅くんのご挨拶。

冒頭こそ、無事に千秋楽を迎えられたことへの感謝をいつも通り語っていましたが、
途中で「……すいません……」と言葉に詰まると、
「退団者のことで頭がいっぱいで……申し訳ないです」と苦笑いする紅くん。

星組で初舞台を踏んで、星組に配属されて、星組一筋で育ってきたせいか、
紅くんは毎回退団者の方を見送る度に人一倍すごく淋しそうにされているのが印象的ですよね。

当然と言えば当然なのですが、
紅くんは初舞台から星組で卒業された方々をずっと見送ってきた立場で。

「旅立つ人より、残される人の方が辛い」という言葉を聞いたことがありますが、
新しい世界に旅立つ人ことももちろん淋しいけれど、
同じ世界なのに大切な人がいなくなってしまうことはもっと淋しいのかも知れませんね。

一方、「2つの願い」という曲の中で槇原敬之さんは「さよならと言われるより言う方がきっとつらい」とも歌っていて、
結局のところ別れはどちらも辛いんだよなと感じる今日この頃だったりもします(結論迷子)。

 

そんな紅くんからカーテンコールで一言ずつ求められたときの十碧さんの言葉。

「さゆみさん(紅くんの愛称)率いる星組の一員で、本当に幸せです!」

まだ東京公演が残っているからだと思いますが、
「幸せでした」ではなく「幸せです」という言葉が、
幸せな気持ちが思い出ではなく今まさに十碧さんの胸にあるんだな~と感じて何だかグッと来ました。

 

たぶん公演に対する世間の声って少なからずご本人たちの耳にも届いてると思われ。

今回の公演も、始まる前のあれやこれやはきっと出演者の皆さんも感じていたのではないかなと。

なので大劇場の初日を迎えるまではどんな反応になるか不安もあったかも知れませんが。

でもきっと今は間違いなく大きな手ごたえを感じていると思うので、
今度は同じ初日でも自信に満ちて東京に来てくれるんじゃないかと思います。

僕も観劇日が着々と近付いておりますので、
今はまだ赤い河のほとりにいますが月末には三途の川を渡る身支度を整えて挑む所存です( ´ ▽ ` )ノ

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