観劇レビュー・感想

お辞儀が見られる幸せ(「Bouquet de TAKARAZUKA」感想その2)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

本日は雪組公演「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」の千秋楽ですね。

大劇場お披露目を無事に終えた望海風斗さんと真彩希帆さんを始めとする出演者の皆様、千秋楽おめでとうございます!

そしてこの公演で卒業された専科の沙央くらまさん、夢乃花舞さん、ご卒業おめでとうございます!

休演者も多数出てしまうハードな公演だったと思いますが、
お芝居もショーも大好評の素晴らしい公演、最後まで本当にお疲れ様でした。

タカラヅカニュースでその模様も放送されると思うので、
そちらを楽しみに待ちたいと思います。

 

ということで本日は、紅ゆずるさんと綺咲愛里さん(アイリーン)を中心とした星組中日劇場公演の感想の完結編を書かせていただきます。

前回はショーの「Bouquet de TAKARAZUKA」の感想がピエールの妄想トークで終わってしまいましたので、
今回は他の場面の感想を一気にお届けしたいと思います。

ショーの再演って結構新しい場面が加わったり構成が変わったりすることも多いですが、
今回の中日版は場面や構成自体は特に大きな変更は無かったかなという感じでした。

けれど初日のショーが始まってから「そういえば」と気付いたのですが、
大劇場版では紅くんの髪色が「ベルリン、わが愛」のビジュアルに合わせて黒髪というか暗い色になっていたのに対し、
今回は「うたかたの恋」のルドルフ仕様で結構明るい金髪っぽくなっていて。

プロローグでブランコに乗って降りてくる紅くんを見た瞬間、
「おお!なんか前と違う!」っていう新鮮な気持ちになりました。

他にもスパニッシュの場面でもすごく雰囲気の違いを感じたのですが、
本公演では紅くんの黒髪に赤い衣装というコントラストがすごくワイルドでカッコイイな~という印象だった一方で、
今回は金髪に赤というちょっとノーブルさを感じさせる出で立ちで。

真ん中に立つ人の髪色ひとつで同じショーでもこんなにも印象が変わるってすごいな~と今さら感じまして、
どっちの方が合ってるとかではないんですがどっちもそれぞれ雰囲気があって。

大劇場版と中日版、別のショーを観た、というよりも、
役替わり公演を両パターン網羅できたような、
合わせて一つのショーが完成したような気分に浸ることができました。

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客席降りしない七海くん

そんなプロローグの後、というかプロローグの最後には、
大劇場版にはなかった客席降りが!

事前に客席降りがあるというのはタカラヅカニュースの稽古場レポートで聞いていたのですが、
どの場面かは当日まで分からず。

で、「七海くんはどの辺に降りてくるかな~(* ̄∀ ̄*)」と、
我らが「北関東の恋人」こと七海ひろきさんの客席降りポジションを想像しながらガスパール家一同マヂソワしておったのですよ。

 

が。

 

なんと七海くん、客席降りの直前に、
次の「恋の花咲く道」の場面の準備のために袖にはけていってしまっていたのです( ;∀;)

七海くん不在の客席降りぃぃぃぃ( ;∀;)

と淋しく思いつつも薄情にもそれはそれで手拍子しながら盛り上がっていたのですが。

でもね、これってある意味すごく名誉なことでもあるなと思ったのですよ。

今までいろんなショーを観てまいりましたが、
プロローグの後の場面ってやっぱり二番手スターが中心の場面が多いじゃないですか。

「恋の花咲く道」もそもそもは大劇場版で二番手の「サッカー少年」こと礼真琴さんが担当していた場面ですし。

すなわちですよ、プロローグの途中で一足先にはけるというのは、
七海くんがこの公演において二番手を務めているからに他ならないのだと!

と前向きに受け止めつつ、七海くん不在の客席降りを楽しませていただきましたヽ(;▽;)ノ

 

ちなみに初日はお客さんもどこで客席降りがあるとか知らなかったからか、
あるいは大劇場公演とかと違って中日とは言え地方公演だから全てが新鮮な方も多いからか、
紅くんたちが客席に降りてきたときに、

 

降りてきたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ヽ(;▽;)ノ

 

っていう感激の空気が凄くてですね(* ̄∀ ̄*)

先日放送された終演後の突撃レポートで紅くんもそれを感じると言っていたのですが、
さらに紅くんは「皆さん私たちが客席に降りたらマスク外して迎えてくれた」と(笑)。

実はまさしくピエールもこんな感じの行動していた一人でして( ̄∇ ̄*)ゞ

だってほら、インフルエンザも流行ってるし、
朝からずっとマスクして名古屋まで行ってたんですけどね。

ショーが始まる前の幕間に母親と、
「せっかく客席降りしてくるのにマスクしてると向こうに表情見えなくて申し訳ないからさ、マスク外して満面の笑みで迎えたいよね?」
と言ってマスク外して待っていたのでした(笑)。

すなわちガスパール家は客席降りしてきたときじゃなく、
ちゃんと客席降りを見越して幕間のうちにマスクを外していたので一枚上手でございますよヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

アパシュやばしゅ in 名古屋

そしてこちらは大劇場版に続き七海くんのアパシュ!

投げキッスのリップ音が東京で観たときの方がハッキリ聞こえてた気がしたんですが、
中日ではあそこでマイク入ってないんですかねぇ。

あのリップ音が響き渡って客席が「ひゃああああああああ(//∀//)」ってなるまでセットでアパシュなのに~~ヽ(;▽;)ノ

ちなみにアパシュひろきと踊っている二人の娘役さん、
本公演では音波みのり(ミノリーン)さんと、同期でこの公演で退団された愛水せれ奈さんでしたが、
今回は愛水さんのポジションには男役の希沙薫さんが抜擢されております!

100期生の希沙さん、ダンスがとても上手な方だそうで。

それを意識して観ていたから余計かも知れませんが、
すごくキレのあるダンスを披露してらっしゃいましたよ!

特に感じたのが片足を後ろに高々と上げてピタッ!と止まる振りのときで、
止めた瞬間にまったくブレずにホントに「ピタッ!」って止まるんですよ!

ダンスって上手いとか下手とか全然分からないピエールなんですが、
「この人は本当に上手なんだろうな~」っていうのをその瞬間に感じました。

余談ですがこうやって簡単そうにやってるのを見ると実は結構自分でもできるんじゃないかと思ってしまいますよね。

ということでピエールも家に帰ってからこの振付をマネして足を後ろに蹴り上げるように踊ってみたところ。

 

足つりました(何してんの)。

 

それからこのアパシュの前の「ピギャール」の場面。

本公演では壱城あずささんと天寿光希さんが中心となっていた場面でしたが、
ご存知の通り壱城くんはすでに退団してしまい。

壱城くんたちのために作られた場面というイメージだったので、
今回はどうなるのかな~と思っていたら。

なんと中日版のピギャールは如月蓮さんと漣レイラさんですよ!

如月さんと言えば壱城くんや天寿くんと同じ「紅5」のメンバー。

壱城くんのピギャールを引き継ぐにはこんなうってつけの人はいませんよね( ;∀;)

白薔薇カイミノリーン

そして今回の中日版で場面こそそのままなれど大きく変わったところは、
フィナーレの三組デュエットダンスの色!

大劇場版では赤薔薇だった七海くんとミノリーンが、
中日劇場版は白薔薇になっております!

赤薔薇では大人っぽく色気漂う姿に見惚れていましたが、
白薔薇も振付の雰囲気とかは大きく変わるわけではないのに、
これが全然違う香りを漂わせていて!

特に印象的だったのが踊っているときのミノリーンの表情で、
これがまたすごく幸せそうな表情なのですよ!

赤薔薇のときは結ばれぬ二人、的なイメージで踊っていると聞いたような気がするんですが、
たぶんそれを経てからの今回の白薔薇なので、
よりいっそうこれからもいっしょにいられる恋人同士の幸せみたいなものが現れてるんじゃないかな~と。

そんな表情にさせてしまう七海くんがまた罪な男(//∀//)

赤薔薇では幸せだった「過去」を慈しむような儚い雰囲気、
白薔薇では幸せの待っている「未来」を感じさせるような雰囲気でした。

 

一方、中日版での赤薔薇は十碧れいやさんと夢妃杏瑠さんの93期コンビ。

黒薔薇の紅リーンはあとでDVDでもいっぱい映ると思うから白薔薇カイミノリーンを中心に見ておこうと思いつつ、
でも本公演にはいなかった赤薔薇93もどんなだか見たいとわずかな隙をつきながらチラチラ見ていたのです。

そしたら十碧さんの表情の、んまぁ~~色気のあること!(//∀//)

赤薔薇のときの七海くんはすごく深いところから滲み出てくる色気という印象だったのですが、
十碧さんの赤薔薇はどちらかと言うと色気を表面に溢れさせてグイグイ攻めてくる感じでした。

大劇場版のときも思ったけど、
ここマルチアングル収録してくれたらいいのになぁ……。

 

そして最後のパレード。

ピエール、七海くんにはぜひとも今回こそ小さくとも羽根を付けて大階段を降りて来て欲しい!
と願い続けていたのも正直なところなので、初日は悔しさがあったのも否めないんですけどね。

でも、七海くんがそんなファンの気持ちを感じて「ごめんね(´・ω・`)」っていう気持ちで大階段を降りてきたりしたら、
それこそファンとしては悔しいじゃないですか。

なので二日目に観たときは、
この3時間(休憩込み)の七海くんの輝きは羽根の有無なんかで揺らぐものではない!と思いながら、
ただただ七海くんに拍手を贈りたい気持ちになることができましたヽ(;▽;)ノ
(でも羽根を背負う希望も決して捨てないよ!死ぬまで捨てないよ!死の後までも捨てないよ!)

それに、別箱公演とは言え、
トップスター紅くんの隣に七海くんがいるなんて、
これは嘘偽りなく最高に誇らしいことですもんね( ;∀;)

ピエール、パレードで銀橋に並んだときに、
トップさんと両サイドのトップ娘役さんや二番手の男役さんが笑顔でお辞儀し合うのがすごく好きなんですよ。

初めてビデオで「エリザベート」を観たときに、
劇中ではいがみ合っていたトートとフランツが「おつかれさまー(⌒∇⌒)」って感じで笑顔を交わしてるのがなんかすごく好きで(笑)。

なので今回、銀橋こそ無い中日劇場ではありますが、
最後に紅くんと七海くんが笑顔でお辞儀し合っているのを見て、
七海くんファンとして本当に誇らしい気持ちになりましたヽ(;▽;)ノ

 

はい。

そんなこんなで、楽しかった最初で最後の中日劇場遠征の感想もこれにてフィナーレでございます。

既にかなりのロスをこじらせておりますが、
今回はDVDの発売も決まっているのが救いですねヽ(;▽;)ノ

発売予定日は5月14日ですよ~~!!

発売が待ち遠しいよ~~~~!!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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