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スチール・イッパイ・ウラヤマシイ(「ドクトル・ジバゴ」初日と「ポーの一族」千秋楽)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

そんなこんなで、中日遠征の感想の途中ではございますが、
もう一方の星組公演、轟悠さん主演のシアター・ドラマシティ公演「ドクトル・ジバゴ」の初日の模様と、
花組大劇場公演「ポーの一族」の千秋楽の模様なども放送されておりますのでちょっと本日はそちらの話題を。

ちなみに同じく轟さんが主演される次回の雪組大劇場公演、
「凱旋門」の先行画像も公開され。

轟さんとガッチリ握手する望海風斗さん(だいもん)。

画像が公開された後にツイッターを見ていたら、
「首脳会談」「選挙ポスター」「合弁会社設立会見」等々いろんな表現がされていて(笑)。

でもすごいな~と思うのが、
轟さんと並んでもだいもんが圧されてる感じが全然しなくて、
ちゃんと対等な雰囲気に見えるんですよね。

トップになって大劇場2作目でこの貫禄ってすごいな~と。

トップスターだいもんが主役じゃないことには思うところがあるのは否めないのですが、
「凱旋門」という作品はちゃんと観たことが無いので、
今回初めてその作品に触れられること自体は素直に楽しみでございます。

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「ドクトル・ジバゴ」初日の模様

そんなわけで「ドクトル・ジバゴ」の初日。

ピエール、今月は中日遠征で多額の費用がかかっていることもあり「ジバゴ」の観劇は見合わせてしまったのですが、
とりあえず最も多く聞こえてくる情報をまとめると。

瀬央ゆりあさんが大活躍&大成長しているということ。

天寿光希さんがすごくいいお芝居をされているということ。

スチール出てる人がたくさんいていいなーということ。

やっぱアレなんですかね……同じ別箱でも初演と再演だといろいろ違うんですかね……。

 

ちなみにピエール、せめて「ジバゴ」がどういう話なのかだけでも知りたいなと思い、
ちょっと前に映画版のDVDを借りて来て観てみました。

しかし借りてから気づいたんですがなんとトータル3時間以上ある大長編映画で( ̄∀ ̄;)

昔の映画ってこういう長い作品も多いのですが、
わりと重めの内容な上にこの長さなので観る側にも結構エネルギーの必要な映画だな~という印象でした。

 

そんな宝塚版「ジバゴ」ですが、
まず序盤に登場するパーシャ役のせおっちが超イケメン!

本当にここ2~3年のせおっちの進化ってすごいですよね~。

見た目も洗練されてるのはもちろんのこと、
技術的にも公演ごとに上手くなってる気がしますし。

後半にストレリニコフと名を変えて冷酷な指導者となってからは(たしかそういう流れだった気がする)、
眼鏡をかけて神経質そうなお芝居がまた様になっていて。

一つの作品の中で同じ人物でありながら人格が変わったようにキャラクターを変えてお芝居するのは容易ではないと思いますが、
これもまたせおっちのさらなる進化の糧になるんだろうな~とワクワクします。

 

それからコマロフスキー役の天寿さんも前回の「ベルリン、わが愛」に続きすっかり渋い役のお芝居が板について。

有沙瞳さん演じるラーラに迫るシーンではかなり際どいお芝居もしております(/ω\)

そんな有沙さんは轟さんと30年近い学年差があると思いますが臆することなく真っ向からお芝居している姿が印象的で、
今後どこまで成長していくのか末恐ろしい存在ですね。

お話としてはいかにも文芸作品が原作という感じの暗い雰囲気は漂っていますが、
こういう重厚感のある公演も若手の方がじっくりお芝居の経験を積める機会なのかな~と思います。

終演後のご挨拶でも今回の長の白妙なつさんが、
「主演に轟悠さんを迎え、背中を必死で追いかけ、歌に芝居に一生懸命取り組みました。そして勉強させていただくことの多さに、日々付いて行くのに必死でございます」と話していました。

轟さんはここしばらく続く大寒波にかけ、
「まるでこの作品『ドクトル・ジバゴ』の世界を作り上げてくれたような気がします」と。

やめてよ~、日本にロシアみたいな極寒の世界なんて作らないでよ~(笑)( ;∀;)

とりあえず、公演に影響が出たり、
観に行かれる方が足止めされるような大雪が降らないことを祈っております(;・∀・)

「ポーの一族」退団者ご挨拶

そして花組大劇場公演「ポーの一族」の千秋楽も放送され、
この公演で本拠地・宝塚大劇場を卒業された4名の方が、
最後の大劇場の大階段を降りてご挨拶されました。

まず97期の矢吹世奈さんは、
「男役として過ごした7年間、決して一人では歩んでくることのできない道でした。様々な経験を通していろんな気持ちを味わうことができ、私にとりましてとても贅沢な7年間でした。この舞台でお客様から頂く拍手、愛が、何よりのエナジーでした!」と、
新人公演卒業とともに退団という、男役としてすべてをやり切るには決して長い時間ではなかったかも知れませんが、
その中でもたくさんの経験を積んだことを充実した表情で振り返っていました。

続いて94期、先日誕生日を迎えたばかりの紗愛せいらさんは、
「私が初めて宝塚に出会ったのは、この劇場でした。今でも、幕が開いたときのあの気持ちは忘れられません。あの瞬間から、私は宝塚の舞台に魅了され続け、時を経て、今こうしてここに立たせていただいております。笑顔いっぱいの景色が広がり、心地よい拍手が聞こえ、共に舞台を作ってきた方々の情熱と、歴史の詰まったこの空間で、皆様の温かいお心に触れ、感じることが私の幸せであり、私を支え育ててくださいました」と、
ファン時代から思い出の詰まった大劇場への思いを語っていました。

次に93期の菜那くららさんは、
「清く、正しく、美しく。夢の世界、宝塚。私は華やかな舞台、娘役に憧れてこの世界に飛び込みました。憧れの世界はたくさんの愛に包まれていて、私に輝かしい思い出をたくさんくださいました。私は愛に溢れる宝塚、娘役が大好きです。そして何より、お客様と一体になれるこの空間、舞台が大好きです。この世界で過ごした全ての時間を心から愛おしいと思える今、私、菜那くららは卒業という道を選びました」と、
10年以上の月日を捧げた宝塚と娘役という世界への愛の溢れるご挨拶でした。

 

最後に専科より特別出演で最後の公演となる飛鳥裕さん。

同じ専科からの花束は共演の一樹千尋さんから、
さらに同じ62期生からの花束はただ一人の現役生の同期である専科の夏美ようさんから。

雪組の東京公演に出演中の夏美さんは、
休演日と重なった千秋楽に東京から宝塚まで日帰りで駆け付けてくださったということですか!

同期愛~( ;∀;)

「客席から舞台を見上げ、私もこの舞台に立ちたいと思い続けた若い頃の、幼い頃の夢が叶えられた奇跡。そして、その舞台にこんなにも長い間立ち続けられた、もう一つの奇跡。この二つの幸運は、決して奇跡ではなく、たくさんの方のお力で、飛鳥裕が誕生し、宝塚人生を積み重ねてこれたのだと、卒業を決意したときに気付きました」と、
長年過ごした宝塚の世界を去ることを決めたときの気持ちを振り返っていました。

「宝塚歌劇104年の歴史に名前を刻み、その一片となれたこと、誇りに思います。ここで培った精神を、これからも貫いて歩んでまいります」と、
飛鳥さんの歩んできた道のりを語るには短すぎる言葉かも知れませんが、
本当にいろいろな思いの込められたご挨拶でした。

 

そしてトップスター明日海りおさんのご挨拶。

人外のものを演じる公演、
そして小池修一郎先生の悲願の大作ということですごく精神力を必要とする公演だったことと思います。

が。

「毎日、エドガーとして永遠の時を生きる、永遠に終わらない旅を続けていくということばかり考えてまいりましたので、『もしかしたらこの公演も永遠に終わらないで続いちゃうんじゃないか?』みたいな気もしておりましたので、あの、心配だったんですが大丈夫でした( ̄∀ ̄)」

しっかり人間・明日海りおが帰ってきてました(笑)(//∀//)

 

退団者の方々についても一言ずつ紹介され、
矢吹さんのことは「例え黒燕尾であろうがブーツであろうが、4回転くらい軽く決めちゃうぶれないダンス力の持ち主です」と称賛。

紗愛さんについては「目の綺麗なお人形のような娘役さんです。例え短い台詞でも情景が広がる、台詞の無い役でもつい目で追ってしまい思わず涙してしまうこともある。私はせいらちゃんのお芝居の大ファンです」と告白。

菜那さんには「誰に対しても優しくて、明るくて、いつも心配りをしてくれる素敵な人です。菜那ちゃんの歌声はとても透き通っていて、いつも場面を盛り上げて、支えてくれました」と感謝の気持ちを述べ。

そして大先輩の飛鳥さん。

「他の組の生徒さんたちが皆さん口を揃えて(飛鳥さんのことを)『みんなのお父さん、みんなのお母さん』と言う理由が今回よくよく分かりました。貴重な最後の公演をこうしてお近くで過ごさせていただいて、本当に幸せに思います」
と言葉を贈っていました。

「この4名の引き続きのご活躍を……(たぶん「お祈りしております」とか言おうとしたけど東京公演があることを思い出して)……ぜひよろしくお願い致します( ̄∀ ̄)」
と左右の退団者に頭を下げて笑いを誘っていました(笑)。

 

あっという間に東京公演も始まるかと思いますが、
それまで少しでもお休みして英気を養っていただいて。

出演者の皆さんの魂がこもった、小池先生悲願の大作を観られることに感謝しつつ、
退団者の方々の宝塚最後の舞台も見届けたいと思っております!

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