観劇レビュー・感想

愛月ひかるファンであることを、宝塚ファンとして誇りに思う(「不滅の棘」感想その1)

ひーかーるちゃん!ひーかーるちゃん!(≧∀≦)

 

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで、ようやく!

ようやく行ってまいりました!

愛月ひかるさん主演の日本青年館公演「不滅の棘」

 

皆さま、本日はようこそお越しくださいました。
宝塚歌劇団宙組の愛月ひかるです。

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!ヽ(;▽;)ノ

 

開演アナウンスってのは……魔法だな……( ;∀;)

ご存知、この「不滅の棘」は2003年に春野寿美礼さんトップ時代の花組で初演された作品。

ピエールが宝塚ファンになる直前の公演だったので生では観れなかったのですが、
実家がスカイステージにい入っていたので春休みの帰省中に初日映像とかを見ていてやけに印象に残っていた作品でもありました。

ちょうど母と姉が観に行ったのがアルベルト役で出演していた瀬奈じゅんさんの誕生日の4月1日で。

当時はタカラヅカニュースでその日が誕生日の生徒さんを紹介するコーナーがあって、
「4月1日が誕生日の生徒は、花組の瀬奈じゅんです」っていうのを、
母と姉が準備をしている横でそれを見ながら「今日、瀬奈じゅんって人の誕生日だってよー」と話していたのを覚えています(笑)。

まさかあのときは、あれから15年を経てひかるちゃんが再演することになるとは……。

あの頃はピエールもまだピチピチの大学生……。

 

若ーさーをー返ーしーて~~~~!!ヽ(;▽;)ノ

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ひかるちゃんの色気

この公演を観て改めて確信したのは、
ひかるちゃんの男役としての色気!

この作品、主人公のエリイ(=エロール)が黙って立ってるだけで女性が悲鳴を上げそうな色気が求められると思うんですが、
ひかるちゃんはまさにその色気を爆発させていて。

好きな場面や台詞がたくさんある作品なんですが、
まず一つ目は何と言っても一幕終わりの口紅を拭ってほっぺたに塗り付けるところ!

初演をスカステで観たときから衝撃だったのですが、
今回もあれを見るのが楽しみだったのです(≧∀≦)

簡単そうに見えてキレイに伸ばすの大変そうな気がするので。

 

ちゃんとキレイにできるかな……

 

できるかな……

 

できたーーーーーーーー!!!!!(≧∀≦)

 

ってめちゃくちゃドキドキワクワクしましたヽ(;▽;)ノ

 

それから、二幕でエロールが純矢ちとせさん演じるタチアナと夜を明かした後で、
ガウン姿でグラスを持って踊る場面。

静かな音楽の中でゆらゆら踊りながら、
グラスを揺らして氷をカランコロンってさせるエロールがめちゃくちゃカッコ良くて!

こういうのってただ立ってるだけで色気を放てる人じゃないと難しいと思うんですが、
ひかるちゃんはまさにそういう男役なんだな~と。

カランコロンってさせるのはたしか2回だけだったと思いますが、
気持ち的には10回くらいあれを見ていたかった……。

 

そしてプログラムを見ながら改めて年代を確認したのですが、
この作品はまず冒頭は1603年、その後すぐに1816年、そして本編の1933年と、
三つの時代を駆け抜けて行きます。

なぜそんな長い時代の話が可能かと言えば、ひかるちゃん演じる主人公のエリイは、
ルドルフ2世のお抱えの医者だった父によって不老不死の薬を飲まされてしまったから。

ちなみに帰りの電車でちょうどこんなものを見かけまして。

このルドルフ2世ってあのルドルフ2世のことですかね?

真ん中の絵……趣味悪いな……。

300年以上を生きるエリイは、心を閉ざして生きてきました。

たとえ誰かを愛しても、いつか必ず自分はその人を見送らなくていけない日が来ることが分かってしまっているんですもんね。

自分が不老不死であることを信じない人たちに、
「いったい誰が私の不滅を証明できる? 私以外の誰も、私より長くは生きられないのに」
といった感じのことを言い捨てる場面があるのですが、
周りの人がみんな自分より先に死んでしまうことが決まっているってすごく孤独ですよね。

それはやがて、自分と違って確実にいつか死ぬことのできる人間への嫉妬や羨望にすら変わってしまい。

例えるなら、周りはみんな定年があるのに、
自分だけ永遠に働き続けなくてはいけない運命だったら絶対嫌だっていう感覚に似てますよね(違う?)。

そして300年以上生きている男ならではの、
全てを諦めたかのような達観的というか退廃的というか独特の圧も醸し出していて。

この役、春野さんの圧倒的なスターオーラがあってこそ成り立っていた役だったと思うんですが、
ひかるちゃんも全くそれに劣らない真ん中力のようなものを感じて、
「ひかるちゃん、こんなにも真ん中が似合う人だったんだ!ヽ(;▽;)ノ」って感動しましたよ!

「望もうと~望むまいと~♪」っていうなかなか結論言わない歌もあのスターオーラあってこそ(笑)!

余談ですがここで「望もうと~、望海~風斗~♪」って脳内変換して歌ってしまったの僕だけじゃないですよね?( ̄∀ ̄)

ひかるちゃんの歌唱力

春野寿美礼さんというトップスターは、歴代のトップさんの中でもまさにトップクラスの歌唱力を誇った方でした。

僕も宝塚ファンになって最初に「すごく歌が上手いな~」と認識したのが春野さんでした。

一方、ひかるちゃんはこれまで決して「歌ウマ」と言われるタイプの男役ではなかったと思います。

ひかるちゃんはすごく色気のある男役だから、
歌唱面では春野さんの役というのはちょっと大変そうだけど、
あの色気に合わせて選んだのかな~くらいに思っていました。

でも実際に観てみて、これはひかるちゃんに与えられた、
歌唱力の向上のための試練でありチャンスだったんじゃないかと感じました。

木村信司先生の作品はオペラをもとにした作品が多いこともあり歌がすごく難しい作品という印象があるんですが、
この「不滅」もその一つ、春野さん主演だったので特にその印象も強くて。

ひかるちゃんの歌声は、そんな難しい歌の数々を必死でお稽古したことが伝わってきました。

特に感じたのがクライマックスの、
客席にも降りながら熱唱する「エロールの告白」(というタイトルだったと思う)。

張り詰めた空気の中で熱唱するこの曲、
歌いこなせてないとすごい残念なことになりかねないと思うんですが、
これが本当に本当にすごい迫力で( ;∀;)

ピエールはおなじみ2階席だったので客席に降りた姿はほとんど見えませんでしたが、
完全に客席全体がひかるちゃんの気迫に圧倒されているのが伝わってきました。

梅芸の「オーム・シャンティ・オーム」の初日で七海ひろきさんが「バラ色の人生」を歌い切ったときに感じた、
「あの難しい歌をここまで仕上げてきたなんて……!」という感動を、
いつまでもいつまでも拍手をし続けていたい胸の昂りを、この瞬間に再び感じました。

きっとひかるちゃんはここからもっともっと男役として進化する!と確信した瞬間でございます(≧∀≦)

壁を乗り越えた男役は強い

非常にセンシティブな話をしてしまいますが、
ひかるちゃんの現在の宙組でのポジションはトップスター真風涼帆さん、
花組から組替えしてきた、ひかるちゃんの同期の芹香斗亜さんに次ぐ3番手というのが共通認識かと思います。

とあちゃん・ひかるちゃんのどちらも激推ししているピエールとしては、
複雑な思いもありながらもどちらも必ず将来トップになる人だと信じています。

けれど、新生宙組においてとあちゃんが2番手になったことで、
「あいちゃん、これからどうなるの?」と心配してしまう雰囲気がファンの間に立ち込めたのも感じていました。

ある意味、大きな壁にぶち当たっている時期とも言えるかも知れません。

 

でも、僕はこの状況をひかるちゃんにとってすごく前向きなものとしても感じているのです。

ひかるちゃんは宙組一筋でここまで来ましたが、
新人公演の主演は4回経験しています。

僕はひかるちゃんの新公学年の頃はほんのり宝塚離れしていた時期だったので、
当時はひかるちゃんの名前すらまったく知りませんでした。

しかし新公4回という回数から想像するに、
いわゆる「爆上げ」されていたとも言える状況だったのかなと。

新公主演も3回くらいを超えると賛否両論出てきやすいので、
おそらく当時は好意的に受け止めていなかった人もいるかも知れません。

そして爆上げによって下級生の頃からグイグイ伸びる人もいれば、
逆にトントン拍子でチャンスが与えられることによって、
自分からチャンスを掴んだ人にあるパンチのようなものが欠けてしまう人もいる気がします。

今までのひかるちゃんには、どこかそんな部分を感じていたことも否めませんでした。

 

けれどここにきて訪れた、ある意味ピンチとも言える状況。

この状況からひかるちゃんがもう一つ飛躍することができれば、
男役として辛い時期を経験した人に覚醒する哀愁のようなものが身に付くと思うんです。

これはひかるちゃん自身の側についてももちろんですが、
ファンとしてもひかるちゃんを見る目が変わってくるというか。

今までは「順調に出世していつかトップになるんだろうね~」と思っていた人も、
「何としても愛月ひかるにトップになって欲しい!」という気持ちに変わるじゃないですか。

少なくともピエールは「不滅の棘」のひかるちゃんを見て、
今までよりさらにひかるちゃんにトップになって欲しい!という気持ちが高まってきています!

たぶん同じように感じてらっしゃるファンの方もたくさんいて、
ひかるちゃん自身もそんな気持ちに応えるためにさらに男役を追求しようという気持ちを感じて、
決して今まで手を抜いていたというわけではないですが、
「男役・愛月ひかるが本気出してきた」というのを感じました。

 

長くなってきたので続きはまた後日書かせていただきたいと思いますが。

ひかるちゃんの東上初主演が「不滅の棘」と発表になったとき、
好きだったけど生では観られなかった作品をひかるちゃん主演で観られるということに喜ぶ一方、
当て書きのオリジナル新作も観たかったな……とと思ったのが正直な気持ちでした。

でも今は、ひかるちゃんが「不滅の棘」をやってくれて良かったと823%思っています。

春野さんのトップ時代の作品はほとんど観ることができたのですが、
その中でも「不滅」は特に圧倒的な存在感が要求される作品だった印象がありました。

再演とはいえ、ひかるちゃんはそんなトップスターのために作られた役を演じたのです!

トップスターでしか演じられないような難しい役を演じきったのです!

そんな難役を演じ、これだけの好評を得ているのは、
間違い無くひかるちゃんが今までの壁を乗り越えることができたから。

時代が変われば宝塚で求められる男役像も変わっていくと思いますが、
それでも絶対に失われてはいけない「宝塚らしさ」「男役らしさ」もあるんじゃないかと。

「不滅の棘」はそんな「失われてはいけないもの」が必要とされる作品であり、
それをひかるちゃんが受け継いでいることを証明した公演でもあると思います。

愛月ひかるという男役のファンであることを、
宝塚ファンとして誇りに思いたくなる。

「不滅の棘」は、ひかるちゃんファンにとってそんな誇らしい気持ちにさせてくれる作品です!

不滅の棘が好きだーー!!

そして、愛月ひかるという男役が大好きだーーーー!!(≧∀≦)ノ

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