宝塚の雑記

華優希さん退団発表。

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

花組公演「はいからさんが通る」の大千秋楽から一夜明け。

花組トップ娘役・華優希さん(オハナちゃん)が、
次回の本公演「アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!」をもって退団されることが発表になりました。

 

昨年の2月、綺咲愛里さん(アイリーン)の退団が発表された日のブログで僕はまずこう言いました。

 

「悔いはありません!!!!」

 

自分の好きなタカラジェンヌの退団が発表されれば悲しく寂しいのは当たり前ですが、
アイリーンがトップになった日からずっと応援し続けることができて、
心の底から嘘偽りなく浮かんだ言葉でした。

あれからまさに卒業のその日を迎え、退団から1年が経っても、
あのときの「悔いは無い」という気持ちに間違いはなかったと自分で思えます。

 

そして今日。

オハナちゃんの退団が発表された今日も、
まず何よりも先に言っておきたいことがあります。

 

 

オハナちゃん大好き!!!!(突然の告白)

 

 

トップとしての大劇場公演は3作品。

決して多くはない公演数でした。

コロナ禍で公演が度々中止、日程変更を余儀なくされる中で、
「もしコロナが無かったら同じ期間でももっとたくさんの作品ができたのかも……」と思う気持ちもあります。

本当なら「はいからさん」を観に行きたかったのにいろいろな事情で行けなかったという人もたくさんいると思います。

僕自身も以前のようにたくさん観に行くことができない状況での退団発表に、
「思い残すことが無い」と言えば嘘になるかも知れません。

それでも僕は思うんです。

 

 

オハナちゃん大好き!!!!(知ってた)

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宝塚が誇る娘役・華優希

オハナちゃんの存在を知ったのは、
七海ひろきのお兄様のパーソナルブックで「ME AND MY GIRL」の扮装の相手役に抜擢されたことがきっかけでした。

当時はまだ知名度の高くない下級生だったオハナちゃんは、
ビルに扮したお兄様の横でガチガチに緊張しながらもとても愛らしいサリーに変身していました。

好きな人の好きなものは好きになってしまいがちなのがオタクというもので、
そのときからすぐに「華優希」という娘役さんのファンになりました。

始めの頃はなかなか良い役をもらえなかったものの、
「邪馬台国の風」で新公ヒロインに抜擢されると、
「はいからさんが通る」の初演で初の別箱ヒロインにも大抜擢、
一気にスターの仲間入りを果たして、やがて仙名彩世さんの後任として、
明日海りおさんの最後の相手役に就任したオハナちゃん。

パソブで見た頃は「可愛い娘役」という認識しかなかったオハナちゃんですが、
大役を演じるごとにすごくお芝居が上手で心のある娘役さんだということを知りました。

一方で、歌に関しては苦手分野というイメージを持っていた方も多いのは事実だと思います。

ときには誹謗中傷にも晒されたことでしょう。

でも僕は、何度か同じことを書いていますが、
自分の好きな人が他人からどう言われようと本当にどうでもいいんです。

なぜならば、一番大切なことは常に変わらないからです。

それは、

 

 

オハナちゃん大好き!!!!(しつこい)

 

 

だって、例えば学生時代に好きな子がいて、
その子のことを周りで悪く言ってる人がいるからって嫌いになりました??

そうは言っても自分の好きな人のことを悪く言う言葉なんて目に入れないに越したことは無いので、
Twitterでフォローしていた人でも自分の贔屓を悪く言ってる人は片っ端からミュートするなりフォローを外すなりしてきました。

中にはブログを始めた初期からの知り合いの方もいましたが、
オハナちゃんを批判するツイートをリツイートしてきたので瞬時に縁を切りました。

普段いい人ぶってるピエールさん、こういうとき結構非情です。

おかげさまで、今日のTLはオハナちゃんの退団を寂しがる人しかいませんでした。

正直もうちょっと何か言ってる人もいるかなと予期していましたが、
我ながらいい感じに自分にとって価値の無い人間関係を断捨離できていたようです。

華優希のファンとして

以前、明日海さんの卒業のときに書いたことがあるのですが、
オハナちゃんにまつわる、あるエピソードをもう一度紹介させていただきます。

僕は職場では宝塚ファンであることを公言していないのですが、
一人だけたまたま宝塚が好きということを知った女性(Aさん)がいて、
その人にだけは学生時代からの宝塚ファンであることを明かしていました。

その方は明日海さんの大ファンで、退団公演も隙あらば何度も観劇していたようで、
ある日の開演前、たまたま隣の席に座った女性に声をかけられたそうです。

その人は、他でもない「華優希さんのファン」であることを教えてくれたそうで。

明日海さんの退団公演にしてオハナちゃんのお披露目公演、
何とか取れたチケットはたった1枚、最初で最後の観劇だというその女性は、不安そうにAさんに尋ねました。

「華ちゃん、歌が苦手だってすごく叩かれてるって聞くんですけど、明日海さんのファンとしてどう思われますか?せっかくのお披露目を観に来られたのに、楽しみなのに不安の方が大きくなっちゃって……」

Aさんは、こう答えました。

「すごく素敵なトップさんだと思いますよ。華ちゃんは明日海さんと同じくすごく心のあるお芝居が最大の持ち味ですし、今回の幻想的な世界観も、華ちゃんが相手役だったからこそこの世界が成り立っているんだと思います。私は明日海さんのファンとして、もっといろんな作品でこのコンビを見てみたかったですし、明日海さんの最後の相手役が華ちゃんで良かったと思っています」

そう言われた女性はよほどホッとして嬉しかったのか、
「ありがとうございます。ありがとうございます」と繰り返しながら観劇前から涙を流していたそうです。

 

華優希さん。

あなたのことを誹謗中傷する言葉には生ゴミほどの存在価値もありませんが、
たくさんの人を幸せにしてきたあなたの笑顔には何にも代えがたい価値があります。

それこそが、夢を売るフェアリーであるタカラジェンヌとして、
あなたが宝塚が誇るべき娘役である証だと思います。

 

まだ正直実感が湧かなくて、
これから退団公演が近付くにつれて寂しさが増してくるのかも知れません。

でも、自分の宝塚ファン人生の時間に、
華優希という娘役がいてくれて本当に良かった。

そして、オハナちゃんの可愛さを世に知らしめたひろきのお兄様。

今日は11月16日、奇しくも明日11月17日は、
2年前にひろきのお兄様の退団が発表された日です。

お兄様は、卒業を発表したオハナちゃんに、
きっとこんな言葉をかけてくれるんじゃないかと思います。

 

 

今日も可愛いね(⌒∇⌒)(お兄様はいつでも通常運転)

 

 

公演ができることが決して当たり前ではない、
一回一回の公演がいつ中止になってしまってもおかしくない今の時代に。

娘役・華優希さんが、タカラジェンヌとして最後のその日を、
どうか笑顔で無事に迎えることができますように。

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