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スーパーボイジャる新生雪組(「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」初日)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

はてさて、昨日ようやく宙組の感想を書き始めたところではございますが。

昨日11月10日(金)に初日を迎えた、
雪組新トップコンビ望海風斗さん(だいもん)と真彩希帆さんの大劇場お披露目公演「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」

タカラヅカニュースで放送されたその模様を拝見致しましたので、
本日はこちらの話をさせていただきたいと思います。

まず冒頭に登場しただいもん演じるマクシミリアン・ロベスピエール。

後ろには革命の同志たちと思われるメンバーがズラッと並び、
さながらだいもんのお披露目を祝福するかのような雰囲気も感じました。

そして不穏な空気の中に登場した真彩さん演じるマリー=アンヌ。

「彼が革命そのものだと言うのなら、私は彼を殺さなくてはならない……」
と虚ろな表情で短剣を手に取っています。

続いてはダントンを演じる彩風咲奈さん。

「俺たちの生き様を歴史に刻み付けろ~」と酒瓶片手に歌うさきちゃん。

「1789」のときは沙央くらまさんが演じていたダントンを、
その記憶も新しい今さきちゃんが演じているというのも何だか不思議な感覚だな~。

とか思っていたらその沙央さんも登場し。

沙央さん演じるデムーランとロベスピエールの肩を抱いて、
「これからも仲良く3人でやっていくんだ」と語りかけるダントンさきちゃん。

そんな仲良し3人組に火種を持ち込みそうな存在、
それが「鎌倉の妖精」こと朝美絢さん演じるサン=ジュスト。

「(自分は)マクシム、みんなそう呼んでる」と自己紹介するロベスピエール。

マクシミリアンってマクシムって愛称なんですね~。

だいもんの演じるロベスピエールは「マクシミリアン」って呼ばれてて欲しいと、
たしか高知か香川か、はたまた徳島かどこかの文学少女が言っていたような記憶があるんですが、
惜しくも「マクシム」でしたね~( ̄∀ ̄)

とか思っていたら「パリに来たのはあなたに会うため~……」と歌いながら、
隠していた短剣でマクシムだいもんを突き刺そうとするマリー=アンヌ。

しかし通りかかった荷車から守ろうとマクシミリもんはそのことすら気付かずマリー=アンヌをかばい、事なきを得ます。

 

そんな中、革命の狂気が高まっていくフランス。

民衆を扇動するデムーランや、
言い争うロベスピエールとダントン。

仲良し3人組の間にも、目指すものの違いが芽生えてきた模様ですね。

この辺の仲間割れの時期は「1789」では描かれていなかったと思うので、
ひとまとめに「革命家」という印象でとらえていたたくさんの人物たちが、
実際はそれぞれどのような生き方をしたのかも見えてきそうで楽しみです。

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美しいものを見ることには価値がある

続く場面では、夏美ようさん演じるタレーランと何やら密談を交わす美女が1名。

彩凪翔さん演じるマノン・ロラン夫人でございます!

お稽古場では地毛で髪も短かったですが、
舞台上ではカツラを付けドレスを纏いこれまた艶やかな装い(だがデカイ)。

そしてこれを新人公演では星南のぞみさん(ノゾミーナ)が演じるわけですね……!

そんなノゾミーナ、何とこの度、初のスチール入りを果たしたそうで!ヽ(;▽;)ノ

はぁぁぁぁ……ありがてぇぇぇぇ……!!!!

ロベスピエールの内縁の妻とも言われたエレオノール・デュプレを演じるノゾミーナ、
噂では史実上の知名度と比べるとあまり見せ場は無いらしいということで淋しく思っているところではあるのですが(´・ω・`)

しかしノゾミーナは美しいものを見ることには価値ガールズなのです!(*≧∀≦*)

美しいものを見ることには価値がアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチィ!!!!!!ヽ(;▽;)ノ

芽生える愛と、走る亀裂

はい。

ピエールさんがブチャラティに思いを馳せている間に、
いろいろあって仲を深め始めた様子のロベスピエールとマリー=アンヌ。

革命の中に一筋の安らぎを見つけかけた表情のロベスピエールですが、
そんな彼に朝美サン=ジュストが王党派とジロンド党の間に交わされたという書簡を持ってきます。

「戦争で国内の守備が手薄になったところで蜂起する指示されている」と説明するのは、
「トワキン・スカイウォーカー」こと永久輝せあさん演じるフィリップ・ル・バ。

やがてロベスピエールは仲間たちに対し、
「これより我々は革命を守るため蜂起する!目標は、共和国を裏切ったジロンド党員たちだ!」と宣言します。

フランス革命というとロベスピエールのジャコバン党のイメージが強いですが、
革命側の人々を描いている作品なのでジロンド党とかとの違いもちゃんと理解して挑んだ方がより理解できそうですね。

しっかり予習しておかなくては……。

だいもん祝福型のポンポン

そしてショーの「SUPER VOYAGER!」。

だいもんはいきなりゴンドラに乗って高いところから登場します!

「ようこそ~俺の海へ~」と歌うだいもんの衣装は船長のような黒い衣装!

しかしすぐにいつの間にかだいもんは白い船長に変身し銀橋へ!

舞台上に並んだ船員たちと共に主題歌を歌いながら敬礼ダンスを踊ります。

そして歌い継ぐ男役スターたちの場面から、客席降りでポンポンを使った参加型のダンスに。

って、さすが初日!ほとんどの人がポンポン持ってんじゃないかっていうほど一面ポンポンの海になってましたね!(゚∇゚;)

いや~、これは逆にポンポン持ってないと肩身が狭くなりそう( ̄∀ ̄;)

でもこれを舞台上から見たら本当に青い海がキラキラしてるみたいでキレイだろうな~。

まるでだいもんのお披露目を海が祝福しているかのようで。

これは「客席参加型」ではなく、「だいもん祝福型」と言った方が盛り上がるんじゃないでしょうか(≧∀≦)

そうこう言いつつピエールは予算の関係上ポンポンは買えない予定ですが、
しっかり心の中でボイジャりたいと思いますので許してねだいもんヽ(;▽;)ノ

 

そこからスーツスタイルのちょっと大人っぽいけどノリノリな場面もあったり。

そしてだいもんが白いコートとハットの白いアル・カポネみたいなムーディーな場面があったり。

ここでは何と翔くんと、女役に扮した朝美ちゃんが踊っております!

はぁ……美しいものを見ることには価値ボーイズ……(*´∇`*)

 

そしてこれが雪組デビューとなる綾凰華さんが、
娘役4人を引き連れて銀橋を渡るラテン調の場面!

ピエール、稽古場映像を見たとき、この場面の綾さんが横顔で分かりにくかったことと、
まさかいきなり綾さんがこんな見せ場をもらえるとは想像もしてなかったのとで、
「あの真ん中の男役さん誰だろう?」と気付かなかったんですが、
組替えしていきなりこんな活躍をしているとは素晴らしい!( ;∀;)

そしてそんな綾さんの隣にいるのはノゾミーナでございます!(//∀//)

 

さらに大階段も登場し、真っ白な装いの男役さん&娘役さんたちが、
シルクハットにケーンを持って踊るシーンだったり、
さらには野口先生名物アイドルシーンでオラオラする翔くん&朝美ちゃんだったり、
ちょっと珍しいテイストの衣装の男役の群舞だったり、
だいもんと真彩さんのデュエットダンスと経て。

そして最後は大きな羽根を背負って、初めてトップスターとして大劇場の大階段を降りてきただいもん!

「合言葉は~……」と歌うだいもんの次に続く言葉は「希望!」かと思いきや。

 

「アイ・ラビュー!!(≧▽≦)」

 

意外な合言葉だった(笑)。

いつもいっしょのワイルドホーン夫妻

そして終演後のご挨拶。

まずは組長の梨花ますみさんから、
「ひかりふる路」の全楽曲がフランク・ワイルドホーン氏によって提供されたこと、
宝塚オリジナル作品としては2006年の「NEVER SAY GOODBYE」以来2作目となることを説明した上で、
客席にかけつけてくれたワイルドホーン氏を紹介。

コメント欄常連の茶トラの気まぐれガート・ボニートさん(紆余曲折あって今このロングなお名前)によると、
まさにその「NEVER~」で退団した元宙組トップスターでワイルドホーン氏の奥様でもある、
ピエールの初舞台時のトップスター和央ようかさんもいらしていたとか!

たしか星組の「THE SCARLET PIMPERNEL」の初日にも夫婦そろっていらしていましたし、
いつもいっしょに来てくれて嬉しいですね~(//∀//)

続いて「ひかりふる路」のみ特別出演の夏美さん、
両作品通して出演の沙央さんの専科お二人、
さらにはこの公演で雪組生として大劇場デビューとなる朝美ちゃん、
さらに雪組そのもののデビューとなる朝月希和さんと綾さんを紹介されました。

漕ぎ出した白雪号

そしてだいもんが、トップスターとして初めて大劇場でのご挨拶。

「いよいよ新生雪組『白雪号』が本日出航致しました!」と、
まだどこか実感無さそうなくらい感慨深そうな表情のだいもん。

しかし「その出航の瞬間をこんなにもたくさんのお客様に温かく見守っていただけて本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、
嬉しそうに笑顔を浮かべていました。

「フランス革命は民衆の力が重なり合わなければ成り立たなかったように、マスゲームは全員の息が合わないと一つの絵にならないように、ここにいる私たち一人一人のエネルギーが重なり合って大きな力となり、それが今の雪組の舞台となっています」と語り、
「千秋楽まで全力で船を漕ぎ続けたい」と決意を語っただいもん。

カーテンコールでは「放心状態です……( ̄▽ ̄)」と微笑みながら、
本当に幸せそうな笑顔で、お披露目を迎えた喜びを噛み締めているだいもんの表情が印象的でした。

さらに続くカーテンコールでは、
「えー、それでは、今生まれました。『白雪号!』と言いますので皆さま『出航~!』とお願いします!」とだいもん。

場内に漂う、「『希望!希望!』は……?」という空気(笑)。

いや、むしろこっちでいいと思いますよ!(≧∀≦)

個人的には、

だいもん「皆さんも~!」

全員「そんなことある~?」

っていうのもいいんじゃないかなと期待してたんですけどね~(//∀//)

 

ということで、いよいよ始動した新生雪組。

東京で観られるのはまだ来年になってからですが、
宝塚を愛し続けてきただいもんが作る新たな宝塚の歴史をこの目で見られる喜びを感じながら、
ピエールもボイジャる日が来るのを楽しみに待っております!( ´ ▽ ` )ノ

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