宙組の太陽王・朝夏まなと(「神々の土地/クラシカル ビジュー」千秋楽)
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
9月25日(月)に大劇場の千秋楽を迎えた、
宙組トップスター朝夏まなとさん(まぁさま)の退団公演、
「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~/クラシカル ビジュー」。
タカラヅカニュースで放送されたその千秋楽の模様を拝見致しました。
まずは、これが最後となる、まぁさまの大劇場楽屋入り。
真っ白なスーツに「七代目 朝夏まなと」と書かれた特攻服のようなものを羽織り、
左肩にはこれまた真っ白なファーをかけて、
赤い衣装で揃えた「ソーラン宙組」のメンバーたちに迎えられたまぁさま。
そしてまぁさまの大き目のスチール写真のようなものを高々と掲げながら、
なぜかデューク更家のような歩き方でまぁさまを迎える次期トップスター真風涼帆さん(笑)。
まぁさまも大笑いしながら楽しんでいる様子でした(≧∀≦)
そして公演本編の映像。
ピエールはまだ公演自体を観ていないので、
本編映像を見ても断片的にしか内容は分かりませんが、
初日映像とはまったく違う場面もたくさん含まれていて、
より一層どんな作品なのかという雰囲気を感じることができた気がします。
それからいろいろな方から伝え聞く情報によると、
まぁさまと共に退団される伶美うららさんの演じるイリナがほぼトップ娘役と言っていい役柄ということと、
その伶美さんの美しさが間違いなく宝塚のヒロインとして語り継がれる美しさらしいということ。
そんな伶美さんを始めとする退団者の方々の姿もところどころ映してくれていました。
ライブビューイングのカメラワーク
昨日Twitterを眺めていて目にしたんですが、
ライブビューイングのカメラワークが心なしか今までよりも良くなったと感じた方が多かったみたいですね。
ライビュって当然ながら生なので編集できないですし、
事前にこの場面ではこのカットを、っていうのを決めてるんだと思いますが、
実際に中継されている数時間だけじゃなくすごくたくさんの人がたくさんの時間をかけて準備してくれてるんだろうな~と。
宝塚ファンはそれまでに何度も同じ公演を観ている人も多いので、
「何でこの場面でこの人を映してくれないの~!」っていう反応が絶対あるじゃないですか。
そういうのも考慮しながら中継するのってすごく難しいと思うんですが、
そんなある意味わがままなファンすら満足させてしまう中継スタッフの方々って改めてすごいな~と思いました。
それから千秋楽翌日に、まぁさまの楽屋入りや終演後のパレードの様子も含めてタカラヅカニュースで放送してくれたスカイステージスタッフの皆様も、
きっとかなり大忙しで編集作業をしてくださったんじゃないでしょうか。
「一日遅れたっていいじゃない」って言ってしまえばそれまでですが、
一日あいだが空いてから見るのと千秋楽の感動のまま翌日に見られるのとでは、
ファンにとっての感動って何倍も大きくなりますもんね。
そんな裏方の方々への感謝も忘れてはいけないなとしみじみ感じております。
朝夏まなとサヨナラショー
そして始まった、朝夏まなとサヨナラショー。
まずは大劇場お披露目公演「王家に捧ぐ歌」の「エジプトは領地を広げている」。
まぁさまがトップスターとして初めて大劇場で歌った曲でサヨナラショーもスタートしたんですね( ;∀;)
続いては「VIVA! FESTA!」のソーラン宙組。
これも盛り上がりましたもんね~。
余談ですがピエールが大好きだった元星組トップスターの湖月わたるさんのサヨナラショーでも、
たしか冒頭は「ミレニアム・チャレンジャー」のソーラン節で始まったと記憶しています。
実際の公演では「宙組ソーラン、用意はいいか~!?」っていう湖月さんの掛け声で始まるんですが、
サヨナラショーでは「星組ソーラン」に変わっていて。
それから「ミレニアム」はちょうど湖月さんが宙組から専科に組替えしたときだったので、
背中の「宙」の文字が最後に「専」に変わるという演出だったんですが、
サヨナラショーでは「星」が「卒」に変わるようにアレンジされていて。
その大劇場か東京かどちらかのサヨナラショーのときに、
「卒」の文字に湖月さんのハチマキがかぶってしまって文字が見えなくなるというハプニングがあったんですが、
これ覚えてる方いらしゃいますかね(笑)?(//∀//)
あとたしか日比谷公会堂でライブビューイングを観ていたとき、
最初の方で一瞬映像が途切れそうになってしまう瞬間があって。
思わず観客も「え~~!?ちょっとやめてよ~!(´;ω;`)」みたいに不穏な悲鳴が上がったんですが、
すぐに復旧して事なきを得たという思い出があります。
懐かしいな~。
まぁさまのサヨナラショーの話に戻ります。
すみません、大好きだった湖月さんと同じくまぁさまもサヨナラショーでソーラン節をやってるのを見て思わず感慨にふけってしまいました(^_^;)
そして伶美さん以外の退団者の娘役さん3名を引き連れて、
プレお披露目の「TOP HAT」より「CHEEK TO CHEEK」。
(タイトル合ってますかね?)
この頃に戻りたい……。
続いては伶美さんとコンビを組んだドラマシティ公演「翼ある人びと」の曲でのデュエットダンス。
退団者同士と言えど、サヨナラショーでトップコンビ以外がこうしてデュエットダンスを踊るというのは異例のことですよね。
トップ娘役としてではなく一人の娘役として卒業していく伶美さんへの、
これまでの貢献度へ報いるせめてもの愛情を感じました。
幸せそうに微笑みながら見つめ合う二人と共に消える照明。
が。
再び照明が灯るとまぁさまの目の前には伶美さんではなく、
「メランコリック・ジゴロ」のスタンに扮した真風くんの姿が(笑)。
さっきまで目の前にいた美女が突然男に変わってしまい戸惑うヨハネス、いやダニエル。
何ていうか、真風くんの正しい使い方っていう感じがしました(笑)(//∀//)
ダニエルとスタンの場面が銀橋で再現され、
さらに「王妃の館」の北白川先生、「エリザベート」の「最後のダンス」と続き。
そして最後は「Shakespeare」の「Will in the World」。
どれも知っている曲、大好きな曲ばかりで、
まぁさま時代の宙組をずっと見てくることができたんだな~という幸せを感じさせてくれる構成でした。
退団者のご挨拶
そして退団者の方々が大劇場最後の大階段を降りてのご挨拶。
まずは伶美うららさんは、
「清く、正しく、美しくという言葉を胸に留め、娘役として前を向き続けてきた日々に悔いはございません」
と語っていました。
歌唱力に課題があると言われ続けた伶美さんですが、
「清く、正しく、美しく」という言葉にふさわしい、
宝塚の娘役としての品格だけは決して失わない素晴らしい娘役さんだと思います。
そんな伶美さんと同期の95期生である涼華まやさん。
「今、とても満たされた気持ちでこの大好きな舞台に立っています」と、
涙をこらえるように声を震わせながら語る姿が印象的でした。
同じく伶美さんたちと同期の彩花まりさん。
初めて舞台に立ってお客様からの温かい拍手を浴びた初舞台公演の初日の思い出を挙げ、
「『今日からこの場所で彩花まりとしての人生が始まるのだ』と、身の引き締まる思いでした」
と振り返っていました。
そして今回の退団者の中ではまぁさまを除くと最上級生となる93期生の瀬音リサさん。
同期からの花束は、音楽学校に入って瀬音さんに初めて声をかけてくれたという愛月ひかるさんから(このエピソードが死ぬほど好きなピエール)。
「どんなときも応援してくださる皆様がいてくださったから、頑張ることができました。笑顔で過ごすことができました」
と淋しさも感じさせつつ充実した表情を見せてくれました。
本当は、ついに東上初主演も決まったひかるちゃんといっしょに舞台に立って欲しかったなという淋しさもありますが、
客席からひかるちゃんの晴れ姿を見守って欲しいなと思います(´;ω;`)
宙組の太陽王・朝夏まなと
そして最後は、宙組の太陽・朝夏まなとさん。
黒燕尾で現れたまぁさま。
同期生からの花束は、星組トップスターの紅ゆずるさんが持って来てくれました( ;∀;)
組からの花束は真風くんから、
同期からの花束は紅くんから受け取ったまぁさま。
紅くんから何か語りかけられ、まぁさまは思わず吹き出すように笑っていました。
何を言ってるかまでは聞こえませんでしたが読唇術で紅くんの口元を分析したところ、
「どの子と鳥栖に行くことにしたの?( ̄∀ ̄)」と言ってるように見えました(ごめんなさい絶対違います)。
それに対してまぁさまは「今誰にするか考えてるから~(//∀//)」といった表情で頷いていました(ごめんなさい)。
もっと長くこの2人がトップスターとして並ぶ時代を見ていたかった……(´;ω;`)
そんなまぁさまは、
「進化し続けたい、常にそう思っていましたが、ときには前を向けない時期もありました」としつつも、
「そんなときでも、誰かが必ず手を差し伸べてくれました。いい舞台を作るために情熱を持っている方たちがいるから、助けてくれる、愛する仲間がいるから、今の私がいるのだろうと、心からそう思います」と、
これまでの宝塚人生で出会った人たちへの思いを語っていました。
「ありきたりな言葉しか見つけられないのがもどかしいですが、この言葉に全てを込めて、本当にありがとうございました」と、
トップスターとしてだけではなく、一人のタカラジェンヌとしてファンと向き合うような姿が印象的でした。
そしてカーテンコールで再び登場した退団者5名の方々。
「幸せです!」と力強く言い切るまぁさまの姿を見て、
まぁさま率いる時代の宙組を見られて自分も本当に幸せだったなという気持ちが込み上げてきました。
何度目かのカーテンコールでは、
「皆様から頂いた愛へのお返しに……」と切り出したまぁさま。
熱い投げキッスをまぁさまから向かって客席左側から右側へ流れるように飛ばし、
右端まで行ったらもう一回今度は反対側から投げキッス、
さらにはそこから今度は後ろの組子たちに向けても投げキッスを飛ばしていました(//∀//)
さらにさらに、すでに降りた緞帳前に一人で登場したまぁさまは、
「皆様のことを愛してます!」と叫び、
「もう一回やります!」と左から右へ投げキッス、
「そして戻ります!」と右から左へ投げキッス(笑)。
最後の大劇場の舞台でも、
宙組の太陽の名にふさわしい姿で、
しんみりさせるだけでなく客席を笑わせてくれたまぁさま。
ピエールはこれから始まる東京公演でお待ちしております!
東京宝塚劇場には現在、別の太陽王がいらっしゃいますが(笑)。
まぁさまも、宙組の太陽王だと思います!(≧∀≦)ノシ
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