花乃まりあさん、卒業おめでとうございます。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
本日2月5日は花組東京宝塚劇場公演「雪華抄/金色の砂漠」の千秋楽。
明日海りおさんの相手役を務めてきたトップ娘役の花乃まりあさんが、
今日で宝塚を退団されました。
ちなみにこの週末ピエールが何をしていたかと言いますと、
当初は土曜は友人の断捨裸零離くんと遊んで、
日曜(つまり今日)はこの花組公演の11時公演を観に行く予定となっておりました。
ところが直前になって実家でちょっと緊急事態が発生し、
急遽シャラレリくんとの予定をキャンセルさせてもらって実家に帰ることに。
この様子だと今日の前楽も観に行けなくなっちゃうかな……と覚悟していたのですが、
何とかその緊急事態も少し落ち着いたため、
再び急遽、今朝5時に起きて栃木から日比谷に向かって今日の公演は無事に観ることができました。
とは言え実は先週から2週続けてドタキャンしてしまったシャラレリくんには本当に申し訳ないことを致しました。
この場を借りて深くお詫び申し上げますm(_ _)m(LINEでお詫びしなさい)
というピエールの個人的な話はさておき……。
花乃まりあさんの卒業
花乃ちゃんの退団が発表されたときにも書きましたが、
正直なところ僕は当初、花乃ちゃんに対して決して良い印象は持っていませんでした。
花乃ちゃんがトップに就任したのはちょうど僕がこのブログを始めた頃で、
ブログを始めるに当たってネットでいろいろ下調べをしていたとき、
「今度花組のトップ娘役に就任する花乃まりあという人がすごい叩かれている」、
ということを知りました。
その直前まで気持ちが宝塚離れしていて若手の方々について全然知らなくなっていたので、
「何か叩かれてる若い子がトップになるんだな」
とあまり深く考えることもなくその雰囲気を受け入れていました。
なのでたぶん、僕もブログを始めた初期の頃は、
花乃ちゃんに対して心無いことを書いてしまったこともあったと思います。
世の中には「この人の悪口を言うと怒られる」という空気の人と、
「この人の悪口は言ってもいい」という扱いの人がいる気がします。
当時の僕から見た花乃ちゃんは間違いなく後者のタイプで、
「花乃まりあのことは批判しても怒られないだろう」と思っていたんだと思います。
たぶんこれって宝塚に限らず職場や学校にも言えることで。
例えば同じ小さなミスでも、
いつも上司や先生から怒られている人がやったことだと「またあいつか」となるけれど、
普段信頼されている人だと「まぁこれくらいのこと仕方ないよね」ってなったり。
みんなが「あの人は歌が下手」と言っていれば下手に思えてくるし、
「あのコンビは相性が悪い」と聞けばそう見えてしまうものなのかも知れないなと。
何て言うか、イメージって怖いな、と最近よく思うと同時に、
あの頃の自分は浅はかだったなと思います。
人間だから好きな人、嫌いな人がいるのは当たり前。
でも、誰かを嫌いになるなら最後まで嫌いになることに責任を持たなきゃいけないというか、
「何で嫌いなの?」と聞かれたときに「だってみんなが嫌いって言うから」って子どもみたいな回答しかできないのは、
すごくみっともないなと感じるようになりました。
ブログを始めて、だんだんいろんな方がコメント下さるようになり、
いろんな人に対して、いろんなイメージを持ってる人がいるんだということが分かってきました。
そのどれが正解かは分からないけれど、
少なくとも誰かが言ってるからという理由で判断するのではなく、
ちゃんと自分の目で見た感覚で判断しなくてはと思うようになりました。
その結果好きになる人もいればマイナスなイメージを持ってしまう人もいるけれど、
少なくとも誰かのせいではなく自分の感覚に責任を持たなくてはなと……。
それを教えてくれた人の一人が、花乃ちゃんだった気がします。
いろんな公演で花乃ちゃんの姿を見るにつれて、
「どうしてこの人がそんなに叩かれてるんだろう?」と思うと同時に、
「どうして自分はこの人のことを否定していたんだろう?」と疑問に思うようになって。
一度否定していたものを受け入れることってすごく勇気がいるというか時間のかかることだと思うのですが、
むしろこのまま花乃ちゃんのことを否定していることが不安になってきました。
そのことに気付くと花乃ちゃんの持つ個性がすごく尊いものに思えてきて、
明日海さんという今の宝塚を代表するトップスターの相手役として必死に食らいついている花乃ちゃんを見て、
このコンビってすごくいいな~と思えるようになりました。
そんな中での花乃ちゃんの退団発表だったので、
すごく残念な気持ちはあったのですが、
今さら手のひらを返して退団を惜しむのも何だか失礼な気もして、
どう受け止めていいか分からないまま今日の千秋楽を迎えてしまった気がします。
でも退団が近付くにつれて花乃ちゃんの退団を惜しむ声をTwitterとかでたくさん見かける度に、
花乃ちゃんと、花乃ちゃんのファンの方々が、
少しでも幸せな気持ちで千秋楽を迎えられればいいなと思うようになって。
何かちょっと偉そうなことを言ってしまっているような、
そもそも全然話が整理できていない気もするんですが。
当初は今日の記事は10分くらいで手短に書こうと思っていたんですが、
どう表現したらいいか分からず気付いたら1時間かかってしまいました(笑)。
大劇場の千秋楽での花乃ちゃんの挨拶の、
「恵みの雨」という言葉がすごく素直に心に残りました。
きっと時間をかけて丁寧に考えた挨拶だけど、
定型文ではなくちゃんと自分の言葉で綴られていて、
この人はすごく言葉を大切に選ぶ人なんだろうなと感じました。
僕は今日の千秋楽のライブビューイングは観に行けなかったのですが、
タカラヅカニュースで放送されるであろう挨拶も楽しみにしています。
何か湿っぽくなってしまいましたが、
半分は雨女である花乃ちゃんのせいにさせていただくとして……(笑)。
花乃まりあさん、お疲れ様でした、そして卒業おめでとうございます!(≧∀≦)ノシ
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