観劇レビュー・感想

ヲタクには、運とコミュ力が必要だ。(「恋スルARENA」感想)

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

宝塚で初めて横浜アリーナにて行われた花組公演、
RIO ASUMI SUPER TIME@045「恋スルARENA」。

トップスター明日海りおさんのプレサヨナラ公演であり、
我らが「オハナちゃん」こと新トップ娘役・華優希さんのプレお披露目公演でもあったこの公演。

ピエールは明日海さんの誕生日である6月26日(水)の昼公演を観てまいりました~!

いや~、新横浜って東京から大阪方面に遠征するときに新幹線で通るじゃないですか。

新幹線だと東京から新横浜ってあっという間なのですごい近いもんだと錯覚してたんですが、
在来線で行ってみたら意外に遠くて乗り換えも非常にめんどくさいということに気付きましたね(笑)。

考えてみたら全国ツアーとかで横浜の会場だとすごい遠く感じるもんなー。

それにしても新横浜。


平和な街ですね(*´ω`*)

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ガチャガチャ@045

公演の中身の話の前に、この公演でおそらく初めて宝塚のグッズで導入されたのではと思われるガチャガチャ。

発表されたときは「何でまた混雑や混乱を誘発するようなものを出すのか……」と思いましたが、
後日キャトルレーヴでもコンプリートセットが買えるようになるということで、
お祭り的にガチャガチャを導入することと、
当日買えなかった人や公演に行けなかった人も後で買えるようにすることを両立してくれたという印象でした。

ピエール、ガチャガチャ自体は子どもの頃から大好きなのです。

中身が欲しいというより、あの「何が出るかな~」というワクワク感が好きで。

なのでなんやかんややってみました(笑)。

ちなみにいっしょに観劇した明日海さんファンのお友達に「どれが一番欲しいですか?」と事前に聞いてみたところ、
「Santé!!のマグネットですかね~」とおっしゃっていたのですが。

そのお友達がガチャガチャを2回トライした結果。

 

Santé!!×2個(笑)。

 

引きが強すぎるのも考えもんですね(*´ω`*)

 

でもね、ここからがすごいんですよ。

「同じの出ちゃいましたね~( ;∀;)」って話してたら、
2秒後くらいに、おそらく中国かどこかから来たと思われる外国の方が話しかけてきまして。

自分の持ってる2種類のアクリルスタンドを見せながら、
「同じの出たならどっちかと交換しませんか?」的なことを(たぶん)言っていて、
瞬時にトレードが成立して無事に別のやつを手に入れました。

 

ヲタクには、運とコミュ力が必要だ。

 

と思った瞬間でした( ̄∀ ̄)ガチャ~ノヴァ~

オハナちゃんを見守るお兄様

で、無事に横浜アリーナに入場できたのですが。

なんとこの回、七海ひろきのお兄様もご観劇されていたそうなのですヽ(;▽;)ノ

同期の明日海さんの晴れ舞台であるとともに、
お兄様が見出してpersonal bookで相手役に抜擢したオハナちゃんのプレお披露目、
きっといずれかの回を観に来るかな~とは思っていたのですが。

残念ながら僕の席からは遠くてその姿を視認することはできませんでしたが、
オハナちゃんのお披露目をhiroki@773といっしょに見届けているんだな~と思うととても嬉しかったです(*´ω`*)

何でもアリーナなセットリスト

そんなわけでコンサート内容についてですが、
かなり幅広い世代の曲から選ばれていたようで知らない曲の方が大半という感じでした(笑)。

今プログラムを見返してみましたが、
特に「恋スル ヨコハマステーション」のコーナーは古い曲が多くて、
聴いたことはあっても誰の曲かは分からないのが多くて。

逆に僕より上の世代のファンの方には懐かしい曲が多かったのかな?

となると僕より若い人はさらに分からなかったんじゃないかなーと思って、
10才くらい若いはずのふーさんに聞いてみたところ。

 

ふー「演歌っぽい曲は結構分かりました」

 

 

さすがふーさん@349www

 

 

で、ピエールがそこそこ最近の曲の中で分かった数少ない曲が、
いきものがかりの「じょいふる」だったんですが。

 

ふー「それ知らないですねぇ」

 

 

キャラがぶれないふーさん@349wwww

肩幅ランキング発表

コンサートということでトークコーナーもあったこの公演ですが、
明日海さんから「ニューヒロイン」と紹介されたオハナちゃんが、
初々しくもしっかり自己紹介している姿は感慨深かったですね~。

もうとにかく一挙手一投足が可愛くて、
歌いながら客席の近くを通るときとか、
周囲のお客さんたちが老若男女問わず「(*´ω`*)」って顔で手を振ってる姿を見ながら、
ピエールのおじさんも遠くの席で「(*´ω`*)」ってなってました。

で、瀬戸かずやさんと水美舞斗さんが扮する「あぶないアキラ」と「あぶないマイト」も乱入してのトーク場面。

「マイト」は芸名そのままなのに、
瀬戸さんは当たり前のように「カズヤ」じゃなくて「アキラ」だったのも秘かにツボだったのですが(笑)。

そんなあぶない二人から明日海さんたちに日替わりでクイズが出されていたようで、
この回のクイズは「アキラとマイトの肩幅を足すと何センチか?」という問題。

この日に測ったばかりの最新のデータに基づくクイズだそうです(笑)。

で、人間の肩幅ってなかなか平均どれくらいかは分からないけれど、
何となくこれくらいかな?っていうのは想像つくじゃないですか。

せいぜい一人あたり40センチ前後として、
二人で80~90センチくらいなんじゃないかな~って誰もが想像したと思うんです。

しかしながら、明日海さんから先に答えるように促されたオハナちゃん。

 

華「うーん……170センチくらい……?(´・ω・`)」

 

 

一人あたり85センチwww

 

 

二人合わせると男役一人分の身長に匹敵する肩幅www

 

 

オハナちゃん、目検による物のサイズを測る能力が著しく乏しいことが判明してしまいました(笑)。

ちなみに明日海さんの答えは「(二人合わせて)88センチ!」でしたが、
正解はアキラが41センチなのに対してマイトが43センチで計84センチ!

女性にしては頼もしい肩幅ですよね~( ̄∀ ̄)

でも今まで意識してなかったけど自分の肩幅ってどれくらいなんだろう?と思い、
ピエールも帰宅して自分で測ってみたところ。

 

40センチ

 

 

瀬戸かずや > 水美舞斗 > 七咲ぴえる

 

という結果になりました(笑)。

や、でも自分で測るのって難しいし厳密に肩幅ってどこからどこまでなのかよく分からないからちゃんと測ったらきっとピエールの方が広い……はず……。

オハナちゃん@087

この公演がプレお披露目のオハナちゃん。

お披露目が相手役のプレサヨナラのコンサート、
それが初めての会場、しかも普段の宝塚では使われないようなスケールの横浜アリーナということで、
通常のお披露目と比べてもすごいプレッシャーや緊張だったと思います。

しかもたった3公演しかないまま大劇場お披露目、ましてやそれが相手役の退団公演に挑むっていうのも大変ですよね。

オハナちゃんの持ち味は歌・ダンス・芝居で言ったらやっぱり一番はお芝居だと思っているので、
コンサートというのは持ち味が一番生かしづらい公演だと思いますし。

そんな中でも気付いたことがあるのですが、
ひろきのお兄様とオハナちゃんに共通して好きだな~と感じるのが、
お二人のお芝居とともにダンスもなのです。

たぶんお二人とも決して「ダンサー」と呼ばれるタイプではないかも知れませんが、
踊っているときの姿勢に宝塚らしい品を感じるというか、
特に腕や手の角度がキレイに見えるようにすごく注意しているのを感じるのです。

僕はダンスに関しては何の知識も経験も無いので上手いとか下手とかはほとんど分からないのですが、
その分「この人のダンス好きだな~」というのは技術よりも直感的に感じているような気がして。

その「宝塚らしい品格」こそが、自分が宝塚に求めているものなのかも知れない、と感じました。

ダンスに限らず、歌でも芝居でも、
「この人は上手」「あの人は苦手」と世間一般的な評価はそれぞれの人に対してあると思うのですが、
そういうものに左右されずに、自分が好きなものは自信を持って好きと言い続けることのできるファンでありたいなと思います。

花組だけの大運動会

コメディー的なコーナーも満載だったコンサートですが、
やっぱり一番全力でやってたのは大運動会のリベンジでしょうか。

トップ就任直後に挑んだ100周年の大運動会では見事に惨敗してしまった明日海さん率いる花組。

その悔しさを、明日海さんは今もなお引きずり続けていたようです。

明日海さんが某ドキュメンタリー番組風のインタビューに答える映像も流れ、
「絶対に負けられない」「このままでは卒業できない」と力強い言葉が語られるのですが。

 

運動会は終わってますってば(笑)。

 

その後、綱引きや玉入れなども再現され。

各組の色の起き上がりこぼし的なサンドバッグみたいなやつ(何て言う名前か分からない)を殴り倒す明日海さん、
専科のを殴るときだけは事前に「失礼します!」って感じでお辞儀してました(笑)。

そして見事に優勝を果たした花組!

明日海さんに授与されたトロフィーは、
ガチでディフェンディングチャンピオンの星組から借りて来た本物(笑)!

なんだこの茶番は!!

と思いながら見ていたはずなのに。

 

あれ、まさか自分ちょっと感動している……?

 

ツッコミどころだらけの大運動会でしたがなんやかんや面白かったです(笑)。

明日海りお×華優希

この公演と、明日海さんの退団公演のみとなる明日海さんとオハナちゃんのコンビ。

本公演は一回限りのコンビとなってしまうので、
「どんなコンビになるんだろうな~」というのは、
オハナちゃんのトップ就任が発表されてからもあまり考えていなかったような気がします。

でも今回実際にお二人が並ぶ姿を見てみたら、
想像していた以上にすごくビジュアルの相性がいいコンビだな~と感じたのです。

お二人とも醸し出す世界観が似ているというか、
まるで絵本の世界から抜け出して来た妖精のようにふんわりとした雰囲気で。

ある意味皮肉なことですが、
お二人が並ぶ姿を見てしまったことでこのコンビが一公演限りで終わってしまうということが、
今さらながらものすごく惜しく感じてきました。

 

そんなお二人の最初で最後の公演、
明日海さんの退団公演へのカウントダウンも始まっています。

東京の千秋楽が11月24日なので、
今からほぼ5ヶ月後に明日海さんの卒業の日がやってきてしまうんですね。

まだ5ヶ月も先、と思ってしまいますが、
今から5ヶ月前に何をしていたかを考えたら、
僕が「霧深きエルベのほとり/エストレージャス」で大劇場に遠征した1月18日~19日が、
ちょうど今からほぼ5ヶ月前だったということに気付きました。

あれから今日に至るまでの時間が本当にあっという間だったことを考えると、
きっと明日海さんの千秋楽もあっという間にやってきてしまうんだろうなと。

 

オハナちゃんはまだ若く、技術的にも未熟な部分があることは否めないかも知れません。

厳しい声にも晒されることもあるでしょうし、
やがて認めてくれるようになる人もいれば、
最後まで受け入れることのできない人もいるでしょう。

でも、自分にとって一番大事なことは、
自分がその人を好きだと言うことだと思います。

誰かが認めてくれないからと言ってその気持ちは変わらないし、
誰かが認めてくれたからその気持ちが価値を生むというわけでもありません。

「仙名彩世の後任に華優希」と発表されてから、
仙名さんの退団公演「CASANOVA」の稽古場の映像を見たとき。

身を乗り出すようにして必死に仙名さんの姿を食い入るような眼で見つめていたオハナちゃんの姿が、
今でもすごく印象に残っています。

まだ遠い存在のまま卒業してしまう仙名さんから、
少しでも多くのことを吸収しようと懸命になっている気持ちを感じました。

明日海さんとオハナちゃんのコンビも既に最後の日が近付いていると思うと淋しいですが。

明日海さんからもたくさんのことを学びながら、
「明日海りお&華優希」というトップコンビが、
たとえ一回限りであっても素敵なコンビとしての姿を見せてくれるのを、僕は楽しみにしています。

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