観劇レビュー・感想

ん、よかったなし(「桜華に舞え」2回目の感想)。

こんばんは。

先日のサッカー日本代表のサウジアラビア戦の出場選手を見て思ったのですが、
もう完全に全員年下になっていることにショックを受けてすぐにテレビを消したくなりました、
宝塚男子ピエールです。

帰って来てくれ、キングカズ。

 

ということでいよいよ千秋楽が近付いてきた北翔海莉さんと妃海風さんの退団公演、
「桜華に舞え/ロマンス!!」

ピエールも先日2回目にしてマイ楽を観劇してまいりました。

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B席から観た景色

1回目は1階3列という10年ぶりくらいの前列で観ることができたピエール、
今回は2階のB席という定位置に帰ってまいりました(笑)。

しかし前回は意外にも3列目って近すぎて見えないものも多いということに気付き。

特に舞台の奥の方で行われている芝居に注目したいときでも、
前の方にいる方とかぶってしまって見えないこともあるんですよね。

それはそれで贅沢な悩みでもあるんですが(^^;)

一方で2階席からだと、オペラグラスは手放せないとはいえ、
自分が注目したいところを自由にガン見することができました。

とりあえず全体的な感想は1回目でも書かせていただいたかと思うので、
今回は前回気付かなかった箇所や触れられなかった箇所を中心に書かせていただきたいなと……。

ちなみにもう公演期間も残りわずかですので、
今回はネタバレも気にせず書かせていただきますのでご了承くださいm(_ _)m

猪突猛進なせおっち

まずですね、ピエールの推しメンの一人でもある、
「せおっち」こと瀬央ゆりあさん。

「桜華」では別府晋介という役を演じているせおっちですが、
実は1回目に観たときはあまりせおっちをじっくり見ることができなかったのです(>_<)

でも今回改めてせおっちに注目していたら、
別府晋介って結構お馬鹿というかすごい真っ直ぐなキャラが立ってるな~と。

せおっちって今までむしろカワイイ弟系の役だったり、
好青年の役だったりのイメージが強かったんですが、
今回はかなり感情に素直で、ときに激昂しやすかったり。

新たなせおっちを垣間見える役だったな~と2回目にして気付きました。

「オーム・シャンティ・オーム」ではパップー役を演じることが発表されていますが、
パップーは前半は主人公のオームとの軽妙なやりとりが微笑ましく、
後半は年をとって渋さを出すことも要求される役だと思うので、
またさらに大人の男役として進化するせおっちが見られそうで楽しみです( ̄∀ ̄)

永輝が半次郎にこだわったのは……

そんなせおっちや風さまと同期、
「オシャンティ」ではムケーシュという悪役に挑む「サッカー少年」こと礼真琴さんが演じた八木永輝。

実は永輝に関して前回よく分からなかったことがあったのを、
今回また観ていて思い出したのです。

会津の永輝は、中村半次郎たち薩摩の人間をすごく恨んでる設定じゃないですか。

でもね、薩摩を恨んでるというより、
半次郎個人に対してすごく執着してたように見えたのです。

「中村半次郎が憎い」という台詞や、
半次郎を撃った後で「会津の敵は取った」的なことを言って満足そうに果てていったり。

風さま演じる吹優の父・隆俊(美稀千種さん)は半次郎に殺されているので、
風さまが半次郎を個人的に深く恨むのであれば理解できるのです。

でも永輝にとっては半次郎も薩摩の人間の一人であり、
他の薩摩藩士と比べて特別恨むという理由がよく分からなくて……。

永輝は会津を守れなかったことと共に、
想いを寄せていた愛奈姫(真彩希帆さん)を遊女に貶められたことで、
さらに薩摩への恨みを募らせてると思うんですね。

であれば、半次郎を討っただけでまだ薩摩の人がたくさんいる中であんな満足そうにはなれない気がするのです。

観劇前に「八重の桜」を見ていたりしたこともあって、
どちらかと言うと会津側に肩入れしてしまっていた気分だったのですが、
そこがしっくりこなかったために永輝の感情があと一歩理解しきれなかったんですよね。

ピエールの理解が足りないだけかも知れませんが、
そこがちょっともったいなかったな~と感じました(>_<)

なので、逆に無理やりピエールなりの解釈をしてみたんですが。

永輝はホントは半次郎を特別恨んでいたわけではなく、
やっぱり薩摩そのものを憎んでいたんだと思うんです。

でも想いを寄せていた愛奈姫を守れなかった悔しさや情けなさをぶつけるには、
「薩摩」という存在はあまりに大きくて抽象的すぎる。

だからもっと具体的な存在として半次郎を憎むことで、
少しでもその悔しさを昇華させようとしたのかなと。

何言ってるか分からないかも知れませんがそう思いました(笑)。

それと余談ですが、「八重」を見てると会津の人たちの訛りがすごい独特で、
慣れるまで全然何言ってるか分からなかったんですが、
「桜華」の会津の人たちって薩摩組と比べてわりと標準語に近かった気がしました。

まぁ、薩摩弁に加えて会津訛りまで本格参入してきたらもうホントに何言ってるか分からなくなりそうなので、
これはこれで良かったかなとも思います。

ん、さすけねえ、良かったなし( ̄∀ ̄)

一番切ないのは隼太郎

そして前回、一番グッと来てしまった場面として、
鹿児島に戻った衣波隼太郎(紅ゆずるさん)が、
故郷の人たちから拒絶されてしまう場面を挙げたのですが。

今回ももちろんそこも良かったんですが、
最後に絶命した半次郎を抱きかかえて「痛かったなぁ、苦しかったなぁ」って語りかける場面、
あそこの場面が1回目よりもさらに切なく感じました。

たぶん1回目は近すぎてどういうやりとりがされているかよく見えてなかったのかも知れません。

隼太郎ってね、日本のために戦い続けてきたにも関わらず故郷の家族から拒絶されて、
すごく辛かったと思うんですよ。

それこそ戦の中で傷を負うより何倍も傷付いた人なんじゃないかと。

だからこの「痛かったなぁ、苦しかったなぁ」という言葉が、
まるで自分自身にも語りかけてるように思えて。

誰にも寄りかかることができずに故郷の敵になってしまった自分の心の痛みを、
「痛かったよ、苦しかったよ」って半次郎に聞いてほしかったんじゃないかなと思ったのです。

七海くんとアイリーン

そして前回どっぷり綴ったので今回は控えめに致しますが(笑)、
我らが「北関東の恋人」七海ひろきさんは今回もカッコ良かったですよ!(≧∀≦)ノシ

隼太郎や永輝に比べて単独の見せ場の多い役ではないかもしれませんが、
今まで名前も知らなかった川路利良という人物にこんなに興味を持てたのは、
単に推しメンの七海くんが演じているからというだけではなくて、
限られた見せ場の中でも七海くんが川路という役をすごく「生きた人物」として演じていたからではないかと。

最初に緞帳が上がって内側の幕が出てきて、
永輝の名前はあるのに川路の名前は無いのを見たときは、
「これから始まるのをワクワクしてるってときに意地悪なことするなぁ……(´;ω;`)」
って思ってしまいましたけどね……。

でも実際に観ていたらそんなことを忘れるくらい川路という役は素敵な役でした!

 

それからもう一人忘れてはならない綺咲愛里さん!(≧∀≦)アイリ~ン

今回の竹下ヒサという役を見て、
「後半のアイリーンがすごく大人の女性をしっかり演じていてビックリした」
ということをコメント欄で書かれていた方が何人かいらっしゃったんです。

でもピエール実を言いますとね、1回目に観たときは、
「可愛いな~、アイリーン可愛いな~(*´∇`*)」っていう感情ばかりが先に出てしまい、
ヒサのその大人の女性への変化をじっくり感じれてなかったのです(笑)。

でも今回はいつものB席から前回よりも冷静に観ていて、
前半の村娘感から後半の「桐野利秋の妻」としての女性への変化をすごく強く感じて、
「ああ、ホントにアイリーンが大人の女性を演じてる……」と今さら感じ取ることができました。

特に最後に対面した吹優に対して、
「あんた、綺麗な人ですね(薩摩弁の言い回し忘れた)」みたいなことを言うじゃないですか。

そのとき、ヒサは吹優の目を見ずに背中を向けたままそのセリフを言うんですよ。

何かね、ヒサも吹優が利秋にとって特別な女性だと気付いてはいるけど、
妻としてそれを決して快く受け入れることはできない、
けれど「綺麗な人」という言葉を正直に言うことで、
「自分は負けてない、利秋の妻は自分だ」と自分に言い聞かせようとしているんだけど、
やっぱりそれを目を見て言うことはできない、
みたいな葛藤をすごく感じました。

まぁ、とにかく言いたいのは一言。

 

アイリーーーーン!!(≧∀≦)

 

そんなこんなで「桜華に舞え」、最後に一言でまとめると、
「すごく良かった」です!

斉藤吉正先生の大劇場公演のお芝居は、
「エル・アルコン-鷹-」「TRAFALGER」「JIN-仁-」、そしてこの「桜華」で4作目。

ピエールは幸運にも全て観劇してくることができたのですが、
正直今まであんまり自分の中でハマらない作品が多かったのです。

既に記憶がおぼろげになってしまってるせいもあるかも知れませんが、
ちょっと展開が早すぎて感情が付いていかないイメージで……。

でも「桜華」はすごくグッとする場面も多くて、
個人的に今までの斉藤先生の大劇場公演のお芝居の中では一番好きな作品になった気がします。

もう千秋楽も間近ですが、北翔くんや風さんの宝塚最後の作品であるこの「桜華」が、
残された公演期間の中で一人でも多くの方の心に残る作品になればいいなと思っております!

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