観劇レビュー・感想

サンファンを観る前に知っておいた方が良さそうなこと(「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」感想その0)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

改めまして、ピエール8月31日(金)に幕を明けた星組梅田芸術劇場メインホール公演、
「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀/Killer Rouge/星秀☆煌紅」の初日を観劇してまいりましたー!

いやー、今回は夜行バスで行って夜行バスで帰るという初めての往復夜行バスの旅だったんですけどね。

もっとグッタリするかと思ったけど意外に元気な自分がいます(笑)。

なので断捨裸零離くんが遊びに来る前にこの記事を書く力も残っておりました(これがアップされる頃はちょうど遊んでる頃です)。

そして何よりコスパが良い!

東京から大阪まで新幹線だと2時間半くらい?なのに対し、
夜行バスだと8時間くらいかかるので新幹線の方が圧倒的に速いんですけどね。

でも新幹線だと当日の朝に早起きしなきゃいけないっていう緊張感があるじゃないですか。

早起き苦手な人間としてはアレが結構プレッシャーで……( ̄∀ ̄;)

でも夜行バスだと前日に仕事終わったあと一回帰ってシャワー浴びたり着替えたりしてそのまま出発なので、
早起きしなきゃいけないっていう緊張から解放されるというのが一つと。

あと夜行バスは曜日や時期によって値段が大きく変動するので一概には言えませんが、
今回みたく木曜の夜に出発して金曜の夜に大阪を出て土曜の朝に東京に着く、っていう日程だと、
往復を合わせてちょうど新幹線の片道分くらいで済むというのもお財布にかなり優しいんですよね。

今回僕が利用した3列独立シートっていう座席だと隣の人とも通路とカーテンで仕切られてるので気楽ですし。

ただ女性の場合はお化粧とかもあるので宿泊なしの往復夜行バスっていうのはちょっと大変かもしれませんが。

 

あと現地に早く着き過ぎるので結構暇を持て余したりします(笑)。

僕が梅田に着いたのは朝7時半くらいだったんですが、
そこからしばらくカフェでグッタリしながら一人ピエ茶しておりました。

でも今回は10時くらいにおひつさまが来てくれて遊び相手してくださって、
他にもお昼に合わせて来てくださった方がいていっしょにランチとかできたので退屈せずに済みました。

そして観劇後も帰りのバスまで時間があったのですが、
こちらでも急なお誘いにもかかわらずプチピエ茶にお越しいただいた方々が数名いらっしゃって(さすがにいつもほど大人数にはお会いできませんでしたが)。

皆様今回も大変お世話になりましたm(_ _)m

とりあえず今回の最大の収穫は、
ふーさん(348)に抹茶キャラが定着したことでしょうか(笑)。

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「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」感想のその前に

ということで「サンファン」の感想を書かせていただきたいなと思うのですが。

初日明けたばかりなのでネタバレしないで書くべきかどうか悩んだのですが。

このタイミングで敢えてレポをお読みくださる方は、
「ネタバレしない範囲で感想が聞きたい」というよりも、
むしろ「実際どんな感じになってたのかが気になる」という方の方が多いんじゃないかなという気もするので、
今回はネタバレ前提で書かせていただきたいと思います。

なので、いっさいの前情報を入れずに観劇に挑みたいという方は自己責任でお願い致しますm(_ _)m

ただ、原作をご覧になった方はともかく、
原作未見でご観劇予定の方はちょっと分かりづらい部分もある気がするので、
あえてどんなストーリーか、それぞれがどんなキャラクターか、というのは知ってからご覧になった方が楽しめるような気もします。

でも何とタイミングの悲しいことに、
今までAmazonプライム会員なら無料で観れていたのに、
9月から無料対象外になってしまったのですね( ;∀;)

なのでピエールなりに「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」のあらすじをご説明させていただきたいと思います(ここにもネタバレは含みます)。

役名とか劇中の専門用語とかをあまり使いすぎると単語の読み方とかだけで混乱しちゃうと思うので、
敢えて出演者のお名前で説明させていただきます。

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」あらすじ

まず舞台は「東離(とうり)」という架空の国。

その中のとある地において古より伝わる「天刑劍(てんぎょうけん)」という剣を守り続けて来たのが、
桃堂純さんと綺咲愛里さん(アイリーン)の兄妹の家系です。

二人はその剣の柄(つか)と鍔(つば)を片方ずつ守っているのですが、
分かりにくいと思いますが剣の持ち手の近くに横向きに付いてる部分があるじゃないですか。

剣道の竹刀の取り外しできる部分みたいなやつ。

あれがさらに二分割されてそれを兄妹が片方ずつ持ってると思っていただければよいかなと。

 

で、それを狙っているのが天寿光希さんを筆頭とする「玄鬼衆(げんきしゅう)」という元気な悪党どもで、
有沙瞳さんと天華えまさん、そして大輝真琴さんは天寿くんの部下(有沙さんは天寿くんに忠誠心と共に恋愛感情も持ってる)。

その中の大輝さんが桃堂・綺咲兄妹の家を襲撃して、
桃堂さんを殺害して「柄(つか)」の方を奪ってしまうのですが、
鍔を持つアイリーンは何とか河に飛び込んで逃げ延びました。

そこにたまたま居合わせたのが紅ゆずるさんと七海ひろきさん(この二人もさっき知り合ったばかり)。

七海くんは成り行きでアイリーンを助けたことによって玄鬼衆から狙われる身になるのですが、
実は七海くんは東離の隣の「西幽(せいゆう)」という国から常人には越えられないような道を旅をしてきた凄腕の剣客なのでめっちゃ強い。

一方の紅くんは実は天下に名を知られた大盗賊で、
アイリーンを助けると見せかけて実は自分もその天刑劍を狙っていたのです。

そのために紅くんから召集をかけられたのが、
夢妃杏瑠さん、輝咲玲央さん、そして美稀千種さん。

「サッカー少年」こと礼真琴さんは英雄になることを夢見て輝咲さんに弟子入りした若者なので、
いっしょに付いてきたものの紅くんとは初対面でみんなの素性も知りませんが、
アイリーンの可愛さに一目惚れしちゃいます。

三人はそれぞれ、天寿くんのアジトに辿り着くために必要な道具や能力を持っているため呼び集められたのですが、
美稀さんは紅くんたちと合流する前に、麻央侑希さんによって殺されてしまいます。

なぜかというと麻央くんは過去に紅くんと因縁があって物凄く恨んでいて、
紅くんの居所を掴むためなら関わりのありそうな人を片っ端から殺してしまうほどの冷酷な殺し屋なのです。

天寿くんのアジトに行くための道中で必要となる特殊な笛を持って来てくれるはずだった美稀さんを殺してその笛も麻央さんが奪っていたので、
なんやかんや言いくるめられて麻央さんもいっしょに紅くん一行に同行することに。

 

で、いろいろあって天寿くんのアジトに辿り着くのですが、
実はその天刑劍には秘密がありまして。

剣そのものがものすごい強さを持ってるというだけではなく、
かつて人々を苦しめた「ヨウジャレイ」という大きなカマキリみたいな魔神を封印している剣だったのです。

天寿くんたちもそれは知らなかったんですが、
紅くん一行の中でも杏瑠さんは人間ではなく妖魔なので、
天刑劍そのものが欲しいのではなくそもそも魔神の復活が狙いで同行していたのですね。

このヨウジャレイが劇中だといきなりスクリーンに現れるので、
原作知らないと「え、あのカマキリ何??」と戸惑うかと思います(笑)。

 

なんやかんやで天寿くんたち悪者は一掃したものの、
天刑劍の封印が解かれたことでヨウジャレイは復活してしまうのですが、
死に際に天寿くんがせめてもの仕返しにと剣を破壊してしまったことでもう封印する手段がなくなってしまいました。

ちなみに紅くんは物を盗むだけでなく悪党の「誇り」や「自信」といった「感情」を盗むのが大好きという曲者で、
本当の目的は天刑劍を盗むこと自体よりも天寿くんに屈辱を与えることだったんですが、
天寿くんはヨウジャレイを封印する手段を奪ったことで「や~い、ざまあ見ろ~!」って笑いながら死んでいったため、
紅くんは「てめえ、もっと悔しがれよ!」とご立腹だったりします(実際はもっと複雑な感情が渦巻いてるけどざっくり言うとそんな感じ)。

で、剣が壊されちゃったけどもう一回ヨウジャレイ封印するのよいじゃねえな(容易じゃない=群馬弁)どうしようと焦ってる中で一人冷静な男が一人、それが七海くん。

実は七海くんは世の中のいろんな力を持ったあらゆる剣を、
「こんなんがあるから厄介事の火種になるんだよ」と拾い集めてどっか安全な場所に捨てるために旅をしていたのですね。

そんな剣のコレクションの中から「これにしよ~っと」って感じで選んだ一本の剣で、
見事にヨウジャレイを再び封印することに成功するのでした。

で、新たな封印の力が落ち着くまで、
今度はその封印を守るのがアイリーンの新たな使命ということで、
なんやかんやで夫婦になった礼少年も一族に迎えてその地を守り続けることになり。

七海くんは再び一人で旅に出るのですが、
「こいつに付いていったら楽しそうだ」と紅くんがその後をこっそり追っていくところで物語は幕を閉じます。

ちょっとだけ感想

はい。

思いのほかあらすじが長くなってしまったので、
観劇の感想はまた後で書かせていただくことにします(笑)。

が、とりあえずちょっとだけ書かせていただくと、
とにかくビジュアル再現度は期待以上の想像以上!

七海くんファンの目線で言うと、
七海くんの演じる殤不患の名場面の多くは原作通りに盛り込んでくれてる感じで大興奮でしたヽ(;▽;)ノ

ピエール的に嬉しかったトップ3を具体的に挙げてしまいますと、
冒頭で大輝さん演じるザンキョウと戦うときの、
「分かったよ、あんたは何も恥じなくていい。俺も本気出すからよ!」という台詞と。

自分が騙されていたことを知って馬鹿正直に人のことを信じていたことを悔やんで涙を流すアイリーン演じる丹翡に対して、
「正しいがゆえに騙される奴は大勢いる。騙されたことを悔やんでも、正しくあろうとしたことは悔やむんじゃない」と諭す台詞と。

最後にヨウジャレイを封印するための剣を選ぶときに、
36振りの剣を収納している巻物みたいなもの(目録)を広げてiPadみたいに指で横にシュッシュッてやるんですが、
それが舞台上でも忠実に再現されてたことですかね~、あれがすごいカッコイイのですよ(≧∀≦)

 

とにかくどのキャストも皆さんハマり役で、
これだけ個性が生かされてる役だとこれから回を重ねるごとにどんどん役と演者が一体化していって、
ますます見応えが出て来るだろうなーと想像するだけでドキドキします!(//∀//)

僕は東京でまた観られる予定ですが、これからご観劇の方もどうぞ楽しんでくださいませ!

あ~、早くもう一回観たい~!(≧∀≦)

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