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「愛聖女」思い出し一言感想と、愛月ひかるのヅカイイ話(スター・ロングインタビュー)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

君がこの記事を読んでいる頃、
ピエールはもうこの世で断捨裸零離くんと遊んでいるだろう(無駄にドラマティックな言い方)。

なのでこちらの記事はお馴染みの予約投稿で失礼させていただいておりますm(_ _)m

 

昨日、愛希れいかさん主演「愛聖女-Sainte♡d’Amour-」の感想を書かせていただきましたが、
帰ってきてそのままの勢いで書いてしまったため一つ肝心なことを書き忘れていたことに、
頂いたコメントを読んでいて思い出しました。

れいか様演じるジャンヌが歌手のコンテストで歌う場面があるんですが、
「サーント~ダームール~~♪」と赤ジャージに超エンジェルボイスというギャップで歌い上げた後に、
柳葉敏郎さんみたいに口の内側から頬をツンって突き出してドヤ顔を決めるシーンがあるのですが、
そこがこの作品の中における「ちゃぴ可愛いメーター」の最高潮だったことをご報告致します(//∀//)

いや~、あの顔できる娘役、なかなか他にいませんよね……。

ジャンヌのキャラと相まって、めちゃくちゃ可愛いけどイラっとするドヤ顔(笑)(もちろん誉めてます)。

あのイラ可愛いというか可愛イラっとなドヤ顔、
おそらくタカラヅカニュースで流してくれそうな予感がするので期待しております(//∀//)

 

はい、そんなわけで本日の話題に移らせていただきます。

一人のスターにがっつり1時間語ってもらうインタビュー番組、
その名も「スター・ロングインタビュー」。

今月は宙組の愛月ひかるさんが出演しております!

 

ひーかーるちゃん!ひーかーるちゃん!(≧∀≦)

 

なんか、この「ロングインタビュー」もそうですけど、
いろいろな番組に出るのを一つ一つ重ねるごとに、
スターになったんだな~ってしみじみ感じますよねぇ(*´ー`*)

ということで本日はそんなひかるちゃんによる、
「愛月ひかるのヅカイイ話」をご紹介したいと思います。

一時間番組なのであまり詳細に綴っていると8千字くらいになってしまいそうなので、
ピエール的に非常に為になった箇所をダイジェストでお届けさせていただきますm(_ _)m

 

最初は定番の音楽学校受験時のエピソードについてだったのですが。

後にいっしょに宙組に配属される蒼羽りくさんと受験会場で出会ったそうで、
蒼羽さんは髪の毛に死ぬほどピンと刺して留めていたらしく。

「そんなにピン刺さないでスプレーで固めた方がいいよ?(;・∀・)」とひかるちゃんが教えてあげたそうです(笑)。

こういう受験時のルールとまでは行かないけれどお約束ごとみたいのって、
完全に個人で受験したりすると分からなくて大変そうですよね(^^;)

でもこうやって受験時に話をしていた人が後に同じ組に配属された話とかってよく聞くので、
何気ない縁がずっと続くこともあるんだろうな~と感じました。

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宙組配属

そして初舞台公演「さくら/シークレット・ハンター」を経て宙組へと配属されたひかるちゃん。

「成績が良くなかったのもあって、他組も含めて他の同期の方が抜擢されるのも早くて悔しい時期もあった」そうです。

そんな中で迎えた「誰がために鐘は鳴る」での新公初主演。

男役を極めた大空祐飛さんが本役という大人の男性の役ですが、
印象的だったのが新公で相手役を務めた一期上のすみれ乃麗さんについてのお話。

ひかるちゃんはすみれ乃さんのことを、
「とても娘役力が高い方で、こんな頼りない私をすごくカッコ良く見せるようにしてくれた」と語っていて。

物心ついたときから宝塚ファンだったという生粋のヅカオタジェンヌのひかるちゃん、
何気ない言葉ですが、男役は一人では輝けない、娘役さんの存在があってカッコ良く見せることができるんだということを、
当時からきっと本能的に理解していたんだろうな~と感じました。

 

それから肩幅広いジェンヌとしてもお馴染みのひかるちゃん。

「肩パット無しで白シャツ一枚になれるって男役として本当に武器だからね」と大空さんに言ってもらえたそうです。

まだナヨナヨしてるけど体格だけは男役として恵まれてるんだと思えたと嬉しそうに振り返っていました。

バウホール初主演「SANCTUARY」

そして2014年、宝塚100周年の年に迎えたバウホール初主演「SANCTUARY」

この作品、ひかるちゃんの耽美的な魅力がすごく引き出された作品ですよね~。

と言いつつ、実はこの公演が行われていた当時はピエールまだひかるちゃんのことを全然認識しておらず、
観ることができたのはだいぶ後になってからでした(笑)。

ちょうど宝塚離れから戻って来るか来ないかくらいの時期だったんですよね~(^^;)

ひかるちゃん自身にとってももちろん特別な公演ですが、
「おとめ」の「好きだった役」に今でもこの「SANCTUARY」の役を書いてくれている人がいることがすごく嬉しいんだそうです。

ちなみにこのとき相手役を務めたのは伶美うららさん。

それまでもいっしょにお芝居をしていてすごくやりやすい娘役さんだと感じていたそうで、
「彼女が相手役なら大丈夫だ」という安心感があったと振り返っていました。

先ほどのすみれ乃さんについての話でも思いましたが、
ひかるちゃんの言葉ってすごく娘役さんに対する敬意を感じるな~といつも感じます。

まぁさまとひかるちゃん

続いて訪れたひかるちゃんの転機は、
朝夏まなとさん(まぁさま)のプレお披露目公演「TOP HAT」

それまで明るい役に苦手意識があったというひかるちゃんに突如として舞い込んできた、
アルベルト・ベティーニという超絶明るい3枚目の役。

再演や新公とかでもなく、
自分で作り上げなくてはいけない公演で明るい役が来たらどうしたらいいんだろう?と、
ちょうど不安に感じていた時期に与えられたのがこのベティーニ役だったそうです。

ピエール、ちょうどひかるちゃんを認識して最初に生で観たのがこの「TOP HAT」だったのですが。

まだひかるちゃんファンになってわずかな時間ながら、
「愛月ひかるっていう人は何かもう一つインパクトある役が来れば弾けそうな気がするんだよな~」と思っていて、
「TOP HAT」を見たときにまさに「そうそう、こういうの待ってたの!(≧∀≦)」と大喜びしたのを覚えております(笑)。

 

そんなまぁさまと回った全国ツアー公演「メラコリック・ジゴロ/シトラスの風Ⅲ」

まぁさま、そして真風涼帆さんという大物スターと三人で並ぶ場面もあった公演で、
ひたすら不安を抱えながらの公演だったんだそうです。

しかし公演が終わった後にまぁさまから「どうだった?」と聞かれ、
「もう不安しかありませんでした」と答えたひかるちゃんに対してまぁさまが言ったという言葉。

「それは周りの人にも観ている人にも失礼なこと。与えられた以上は自信を持って務めるしかないんだよ」

この言葉を聞いて目が覚めたひかるちゃん、
今では同じように不安を抱きながら舞台に立っている下級生がいたら、
このときまぁさまが言ってくれた言葉を伝えているんだそうです。

ひかるちゃんってすごく謙虚な人だな~と感じているのですが、
自信を持つことと謙虚であること、この二つの両立ってすごく難しいですよね。

ピエール、中学時代の部活の顧問が、
「練習のときは自分が一番下手だと思え。試合になったら自分が一番上手いと思え」
って言っていたのをすごく覚えていて。

これってきっと宝塚にも、さらには仕事や勉強とかにも通じることで、
お稽古中はひたすら自分のできない部分を受け止めて何度も何度もお稽古した人だけが、
いざ本番になったら「あれだけ準備したんだから絶対大丈夫だ!」と自信を持って挑めるのかもな~と、
ひかるちゃんの話を聞いていて感じました。

ま、ピエールは万年補欠だったんですけどね(笑)( ̄∇ ̄*)ゞ

 

それから「王妃の館」では頭部に秘密を抱える関西人という個性的な役を演じたひかるちゃん。

関西弁の役に非常に苦労したそうですが、
そんなひかるちゃんから聞き捨てならない言葉が。

 

「関西弁がねぇ。私、東京の人間なので……(^^;)」

 

東京の、人間……?

 

愛月ひかる
出身地:千葉県市川市
出身校:私立日出学園中学(※千葉県市川市菅野3-23-1)

 

ひかるちゃん。

 

嘘はいけないよ(笑)?(⌒∇⌒)

ひかるちゃんと上田久美子先生

それからひかるちゃんの節目節目にお名前が登場したのが上田久美子先生。

「クラシコ・イタリアーノ」で二番手を演じた新人公演の演出、
フランツ・リストを演じた「翼ある人びと」、そしてラスプーチンの「神々の土地」と。

どの公演でも久美子先生からはとにかく厳しくダメ出しされたそうで、
それぞれのお稽古で久美子先生から言われた言葉をひかるちゃんが再現しているのですが、
おそらく本当にこういう口調で言われたのが鮮明に記憶に残ってるんだろうなと感じ取れるリアルさで(笑)(^^;)

特にラスプーチンのときは立ち稽古で最初に言葉を発した瞬間から、
「あ、カッコイイ男をやろうとするのやめてもらっていいですか?」と言われたらしく。

あれだけ絶賛された怪演の裏には並々ならぬ役作りがあったんだな~というのが垣間見えました。

ひかるちゃんと不滅の棘

そして記憶に新しい、東上初主演となった「不滅の棘」

初演は圧倒的な歌唱力を誇った花組トップスター春野寿美礼さん。

生粋のヅカオタジェンヌのひかるちゃんですが、
意外にもこの作品はちゃんと観たことは無かったらしく、
自分が再演することを知って改めて観てみたんだとか。

春野さんの歌唱力あってこその作品だというのを感じたというひかるちゃんですが、
「自分に一番足りないのは歌唱だと新人公演時代からずっと感じていた」そうで。

「エリザベート」のルキーニでそれを少し克服したつもりではいたけれど、
そこをさらに成長させるのにすごくいい機会だと感じて挑んだと振り返っていました。

 

また、演出の木村信司先生からは、
「愛月の良さは全力でやるところだと思うけど、今回は100%ではないところへ行って欲しいんだ」と言われたらしく。

がんばって出すカッコ良さではなく力の抜けたカッコ良さが求められる役であり、
そこから出る色気が魅力であるエロールという役。

「足し算ではなく引き算の芝居でどこを抜いていくかによって男役の色気は出て来る。春野さんはそこがすごく上手な人だった」と木村先生からも教えられたそうで、
このタイミングでそんな役に出会えたことが本当に幸せだったと語っていました。

 

これからも品格を失わない男役でありたいというのはずっと変わらない気持ちとして持ちつつ、
一人の役者として毎公演違った自分をお客様に見せることのできる人でありたい、と語るひかるちゃん。

ひかるちゃんの魅力って、とにかく宝塚を愛しているところ、と一言で言ってしまうとそうなのですが。

今回改めてじっくりとひかるちゃんの話を聞いていて感じたのは、
きっと生粋の宝塚ファンだからこそいろんな立場や視点から、宝塚を、男役を見つめる事のできる人なんだろうなと。

一時間の話の中で、決して何か一つのことに偏ることが無かった印象なんですよね。

宝塚が大好きだから自分がその舞台で活躍したいという欲はもちろんありつつも、
自分だけでなく舞台や宝塚という世界そのものを常にマクロの視点で俯瞰できるところが、
愛月ひかるという男役を作り上げているような気がしました。

来月にはいよいよ「不滅の棘」も放送されますし、
宝塚と男役を愛するひかるちゃんを、これからピエールもさらに愛していきたいと思います!(≧∀≦)

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