明日海りおさん退団発表。

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

花組トップ娘役・仙名彩世さんの退団公演「CASANOVA」の大劇場千秋楽から一夜明け。

本日、花組トップスター明日海りおさんが次回の「A Fairy Tale －青い薔薇の精－／シャルム！」の東京公演千秋楽、
2019年11月24日をもって退団されることが発表になりました。

七海ひろきさん、美弥るりかさん、そして純矢ちとせさんに続き、
今年だけで89期のスターたちが4人も退団してしまうことに……。

退団公演を含めて大劇場公演10作でトップを務めることになる明日海さん。

トップに就任した瞬間から退団までのカウントダウンが始まると言われる通り、
在任期間が長くなるほど毎公演終わるごとに「もしかしたら……」という気持ちはありました。

それでも、何だか今回に関しては「次じゃないのでは？」というような思いを抱いていたような気がします。

なぜかは分かりませんが、
蘭乃はなさん、花乃まりあさん、そして仙名さんと3人目の相手役を見送った直後となる公演、
そして同時に4人目の相手役として華優希さん（オハナちゃん）を迎える公演。

明日海さんのトップ在任期間の前半を二番手として支えた芹香斗亜さんが宙組に組替えし、
古巣の月組時代からの仲間である鳳月杏さんも月組に帰ることが発表されている今。

花組は組替えで去って行く人ばかりで「花組に組替えしてくる人」がしばらくいないとは思っていましたが、
人から聞いて気付いたのですが鳳月さんが組替えしてきたのが最後だったとか。

退団や組替えでたくさんの人が抜けて行き、組が変化を求められる時期だからこそ、
そこにはまだ明日海さんの存在が必要なような気がしていました。

僕がこのブログを始めたのはちょうど明日海さんがトップに就任した頃でした。

同じ時期にとあちゃんファンになったピエールは、
必然的に明日海さん率いる花組を観る機会も多くて。

明日海さんもとあちゃんもふわふわとしたゆるい雰囲気を醸し出しつつも、
そこにしっかりと緊張感も感じさせる関係性がすごく魅力的で、
明日海さんととあちゃんの並びも大好きでした。

明日海さんが花組に組替えしてきたのは前トップスター蘭寿とむさんの時代。

そこから大劇場公演2作を経て蘭寿さんは退団し、
宝塚の顔とも言える花組のトップスターに就任した明日海さん。

思えば明日海さんが花組生として過ごした時間は、
トップになってからの時間の方がずっと長かったんですよね。

毎公演、退団者を見送る千秋楽で、
退団者ひとりひとりの魅力やエピソードを語る明日海さんの温かい言葉がすごく印象的で。

トップになる前に花組生としていっしょに過ごした時間が決して長くはなかったからこそ、
ひとりひとりの組子のことをしっかり見つめて、理解して、寄り添って。

退団者についての思い出を語る明日海さんの姿は、
「みんなのことをちゃんと見てるよ」と伝えようとしているように見えました。

そんな明日海さん自身が、宝塚を卒業する日がやってきてしまうのですね……。

先日の宙組の退団者発表の際に「宙組の一時代が終わろうとしている」と感じましたが、
今回も間違いなく花組の一つの時代が終わってしまうんだな、という気がしています。

そして、宝塚も一つの時代が終わって変化のときに差し掛かっているんだろうな、と。

その変化についていけるかどうかでファンがファンでい続けられるかが決まるんだと思いますし、
その変化がファンに支持されるかどうかで宝塚の未来も決まるんだと思います。

退団公演はとてつもないチケ難になることが予想されますが、
明日海さんにとっての退団公演であると同時にオハナちゃんのお披露目公演でもある公演、
何とかしてチケット確保に挑む所存です。

ちなみにわたくしごとですが、
オハナちゃんのプレお披露目となる横浜アリーナ公演、
「明日海りおSUPER TIME『恋スルARENA』」は既にチケットを確保して観劇が決まっております！

と言ってもたった二日間の公演がいずれもド平日なので（当たり前だけどピエールの観劇日もド平日）、
今のうちからしっかり休みを取る計画を立てておかなくては……。

でも明日海さんのプレサヨナラ公演にして我らがオハナちゃんのプレお披露目、
絶対見届けなくてはという思いです。

これまでの相手役さんにも、トップとして見送ってきた退団者の皆さんにも、
ひとりひとりにとても温かい言葉をかけてくれていた明日海さん。

明日の退団発表会見でも、
9月30日の大劇場公演千秋楽も、
そして11月24日の卒業の日まで。

明日海さんが、トップスターとして、宝塚の顔としてここまで頑張ってきた自分に、
今度は明日海さん自身が温かい言葉をかけてあげて欲しいなと思っています。

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