観劇レビュー・感想

ショーで通し役という難しさ。(「BADDY」感想)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということでちょっと日が空いてしまったのですが本日は月組公演、
「BADDY-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」の感想を書かせていただきたいと思います。

こちらもお芝居の「カンパニー」同様、
Twitterに流れてくる感想を見ていると結構賛否がハッキリ分かれている感じでしたが、
「カンパニー」よりも「賛」がかなり多数派だったような印象でした。

「若い人は好きな作品だけど年配の人にはウケが悪い」とか、
「最近宝塚ファンになった人には評判いいけど昔からのファンには受け入れられない」とか、
いろいろ規則性を分析されているツイートも見かけましたが、
かと言って「自分は○十年宝塚ファンだけど楽しめた」という人もいたり、
逆に10代らしき方でも「よく分からなかった」という方もいたりしたので、
結局のところは人それぞれなんだろうなと。

ちなみにピエールはショーに関してはご贔屓が活躍していればそれなりに楽しめる派なのですが、
では月組ファン、あるいは珠城りょうさん(たまきち)のファンであればみんな楽しめる作品かなと考えて周りの反応を見てみたところ。

ピエールの周りにお二人のたまきちくんファンがいらっしゃるので、
それぞれの感想を聞いてみたのですが。

お一人は「今回はお芝居もショーもたまちゃんファンの自分としては大満足だった~」と言っていたのに対し、
もうお一人は意外にもまったく逆で「なんだかどっちもあまり好きになれなかった」と言っていたそうで。

なのでこれも含めてやっぱり人それぞれなんだろうなという気がしました。

さらにそれとは違うまた別の方がおっしゃっていたのですが、
「『BADDY』は1回目ではよく分からなかったけど2回目でハマった。たぶん1回じゃよく分からない作品だと思う」と。

しかしピエール、今回の公演はこれ1回限りでして( ̄∀ ̄;)

しかも安定のB席どころか2階16列だったので決して隈なく見るのは容易ではない席で……( ;∀;)

ゆえにもしもう1回観ていたらまた感想も変わってくるのかも知れませんが、
それを踏まえた上でお聞きいただけたら幸いでございます。

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ショーで通し役という難しさ

まず先にちょっとモヤモヤしてしまった部分なのですが。

ショー自体はすごい勢いがあって楽しかったんですが、
「この人の役ってこれで良かったんだろうか?」って思ってしまった部分がありまして。

例えば月城かなとさん、輝月ゆうまさん、暁千星さんあたりの役なのですが。

お三方とも通常の男役さんと比べるとかなり個性的な役で、
月城くんはへなちょこキャラ、輝月さんは顔が銀塗り?の宇宙人、そして暁くんは何も知らない純粋無垢な王子様?といった役どころで。

プログラムを姉が先に買っていたのですがそれを持って帰ったままでピエールはまだ見れていないため、
ピエールの解釈と実際の設定が異なる部分があるかも知れませんがご容赦くださいm(_ _)m

ショーの「一場面」としての役であればともかく、
一時間通してほぼずっと男役としてのカッコ良さを封印した役で、
いつもの男役モードになるのは群舞のときくらいだったのではないかという印象で。

「自分がお目当てに見に来たスターが一時間この役だったらちょっとアレだな……」という気がして、
「ファンの方は果たしてこれで良かったのだろうか?( ̄∀ ̄;)」と思ってしまいました(^^;)

いわゆる路線系ではなくバイプレイヤーのようなポジションに進んで行くと思われる輝月さんは、
ある意味これがさらに個性を爆発させる機会になるかも知れませんが、
月城くんや暁くんは通し役なのであればもう少し正統派な役が良かったんじゃないかな~と……。

特に暁くんに関しては、学年比で言ったら結構目立ってオイシイ役かも知れないのですが、
他の同期生に比べてかなり早い抜擢をされてきた方なので、
であればやはり早く男役らしくカッコ良くなっていくことが求められる人だと思うんですよね。

「All for One」のポルトスとか、
今までのポルトスのイメージに比べると若い印象ではあったものの豪快キャラをすごく好演していた印象がありましたし、
「カンパニー」の長谷山蒼太も「大人の男役」とまでいかないものの学年的にちょうどいい若々しい役がハマっていて、
「こうやって男役さんは少しずつ成長していくんだな~」と思っていたところへの、

「『わーるーいー』って、なーにー??(・∀・)」

だったので(笑)。

「こんな赤ちゃんみたい役じゃなくて早くもっとカッコイイ男役に育ててやってくれよ~!(>_<)」
と感じてしまったのが残念でした。

でも1回限りの観劇でいろんな人を見ていて忙しかったので、
もしかしたらもっと男役らしい場面もあったのに僕が見落としてしまっていただけかも知れません(^^;)

愛希れいか、最後のショー

そうは言ってもショーそのものとしてはすごいエキサイティングで楽しかったです。

「宝塚のショーらしくない」という声も上がっているようですが、
構成自体はちゃんとショーの形を成していたと思いますし。

全編完全に通し役のショーというのはたしかに珍しいですが、
ストーリー性があるショー自体はこれまでにもいろいろありましたし。

パッと思い浮かぶのだと草野旦先生の「レヴュー伝説」とか、
今回と同じく宇宙感のあるショーで、役名とかもあったり、ストーリー性もあったり。

草野先生のショーも「BADDY」ほど全編通してという感じではないですが物語性のある作品が多いですよね。

飛ぶ鳥を落とす勢いで大好評作品が続いている上田久美子先生の初めてのショー作品なので、
始まる前からいろいろ話題になりすぎて「異色のショー」という評判が独り歩きしてしまった印象もありますが、
そういった前情報とか聞かずに「いつものショーを観に行く感覚」で観劇に挑んだら、
そんなに「宝塚のショーらしくない」という抵抗も感じないんじゃないかな~と。

 

それから「タバコをカッコイイものと美化することで喫煙を助長する」という批判も見かけたのですが、
僕は個人的にはこれはまったくそんなことは思わなくて。

僕は生まれてから一度もタバコを吸ったことはありませんし(意外にも久美子先生もタバコは吸わないらしい)、
異次元空間とか絶対他人に迷惑をかけない範囲で吸えるならともかく、
飲食店とかでタバコを吸う人はハッキリ言って大っ嫌いです。
(特にタバコとライターを既に構えた状態で「吸っていい?」と聞いてくる人が嫌い)

友人の断捨裸零離くんも同じくタバコ大っ嫌いなんですが、
歩きタバコしてる人に自動で水かけるようなシステムが整備されればいいのにとか(もっと過激なことも)言ってます。

でもそれはそれとして宝塚や映画を観ていてタバコを吸う場面に不快さを感じたことはありませんし、
今回の「BADDY」に関してもそんな印象はまったくありませんでした。

「BADDY」や他の作品でタバコを吸う男役さんを見て「カッコイイ~!(≧∀≦)」とは思っても、
だから自分もタバコを吸ってみたい、と思ったこととかも無いんですよね。

それは自分がもうこの年だから別物として見られるだけで、
子どもが見たら真似したくなるのかも知れませんが、
僕は子どもの頃もテレビとかを見てタバコを吸いたいとか思ったこととか無いですし。
(むしろ大人の真似してイキってタバコ吸ってる同級生とかをダサイと思っていた)

タバコがダメだってなったら、例えば人を刺すシーンとか銃が登場する作品とかもNGになるでしょうしねぇ(・_・;)

そういえばピエ茶でタバコを吸ってる人を今まで一人も見たことが無い気がするのですが、
もしかしてピエールに気を遣って控えてくれてる人もいたりしたのかな……。

でもピエ茶は今後も全面禁煙でお願い致します(笑)。

 

あと今回のショーで個人的に一番良かったのは、
愛希れいかさんの活躍なんですよね~。

れいか様は次回の「エリザベート」での退団が決まっていますが、
ショー作品はこの「BADDY」が最後で。

これだけ長きに渡ってトップ娘役として活躍してきたれいか様ですが、
「カンパニー」も「BADDY」も今まで見たことの無かったれいか様をまだ新たに見せてくれているというのが、
れいか様本人の力ももちろんですが二作品の大きな魅力なんじゃないかなと感じたんですよね。

真面目な捜査官でありながらちょい悪バッディに恋しちゃう可愛さとコミカルさを見せていたかと思いきや、
ロケットの前に銀橋で熱唱というか絶唱する姿とかすごい迫力でしたし。

グッディが途中で急にショートカットになったのは何だったのか分からなかったけど可愛かったからまぁいいかなと(笑)(//∀//)

 

ということで、1回だけでかなり見落としてるところもあると思われるのとちょっと観劇から間も空いてしまったので、
すでに記憶も曖昧になってきてしまって具体的な場面ごととかの感想が全然書けてないのですが。

1回観ただけでの感想なので何度もご覧になった方と印象が違うかもしれませんが、
やっぱり久美子先生はお芝居の作品が観たいなと思ったのも正直なところです。

これが宝塚ではなく「上田久美子歌劇団」でかつ久美子先生の体力や想像力や時間が無限にあるとすれば、
もちろんお芝居もショーもどんどん観たいと感じるかも知れませんが、
限られた時間の中でどちらが観たいかというと久美子先生の場合はやっぱりお芝居かなと。

でも宝塚はいろんな演出家の先生がいていろんな得意分野があって、
いろんな作品があるのが魅力の一つだと思うので、
「たまにはこういうショーもいいな」と感じる作品でした。

なんかこうして振り返っていたらもう一回観たくなってきたので、
やっぱり「二回目でハマる」というのは正しい情報のような気がしてきております(笑)。

ちなみにうちの母は当初は今回の公演の観劇予定は無かったのですが、
たまたま平日の某貸切公演が当選したので有給取った姉といっしょに観てきたそうなのですが。

「ストーリーはよく分かんないけど賑やかで楽しかった」って言っていて、
「こうやって難しいこと考えずに楽しむ心を取り戻さなくては!」という結論に至りました(笑)。

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