宝塚を愛する天才・愛月ひかる主演「不滅の棘」ファーストランを拝見して。
ひーかーるちゃん!ひーかーるちゃん!(≧∀≦)
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
ということで、今年の一月に上演されました、
愛月ひかるさんの東上初主演公演「不滅の棘」。
8月12日(日)はそのスカイステージ初回放送でございました~!ヾ(〃^∇^)ノ
バウホール公演はDVDが発売されないのが通例ではありますが、
いわゆる東上公演は2番手主演であれば発売されるものの今回のひかるちゃんは3番手としての東上初主演のためか発売されず……。
しかしあの感動から待ち焦がれること6~7ヶ月!
ついに放送されました!ヽ(;▽;)ノ
ということで本日の記事は何とそのファーストランを観ながらリアルタイムで書いております!
ゆえにいろいろ推敲してまとめたりしてないので書き殴ったような部分も多くなるかと思いますが、
そんなストレートなライブ感も含めてお楽しみいただけたらと思います!
なお、観ながら思ったことを書いてしまうため容赦なくネタバレもしてしまうと思いますので、
今回の放送で初めてご覧になるけどまだ観てないといった方はどうぞご注意くださいませm(_ _)m
ちなみに昨日、ちゃんとリアタイしていたのにTwitterで一言も呟かずに大人しくしていたのは、
今回はブログの方にいたからでした(笑)。
一幕開幕
さぁ、さっそく始まりましたまずは第一幕!
ひかるちゃん演じるエリイの登場でございます!
いーのーちーをー返して~~~~!!
父親から不老不死の薬を飲まされていたことを知り、
「僕はもう……人間じゃない……」と灰色嘆くエリイ。
悲痛ですねぇ( ;∀;)
しかしほぼ全編通して謎めいた役柄である主人公である中で、
この場面だけは子供時代の幼さをひかるちゃんならではの心に迫る熱演でございます。
そして時代は移り変わり、場面は十字架のあるカレル橋へ。
ちなみにカレル橋ってこんな景色だそうで。
この十字架のことなのかな~。
もちろんこの物語はフィクションではあるんですが、
こうやって実際の景色を見ていると、
この場所で本当にエリイはフリーダと言葉を交わしていたのかなぁとか想像してしまいますね。
不老不死の肉体を得てしまい孤独に生きるエリイ。
そんなエリイを愛する女性、遥羽ららさん演じるフリーダの登場。
この場面のエリイ、フリーダが現れた途端に少し頼りない雰囲気に変わるんですよね。
一見するともうこの場面から後続の場面までずっと心を閉ざした寡黙な男というようにも見えてしまうんですが、
改めてこうして見ているとひかるちゃんのお芝居は間違いなくこの場面と後続の場面は違っていて。
このときは、まだ心を閉ざし切れていなかったんだなぁ……というのが伝わってきました(´;ω;`)
初演の春野寿美礼さんは圧倒的な歌唱力の緩急で感情を表現していたような印象でしたが、
ひかるちゃんは歌唱力についてはさすがに春野さんには及ばない分、
これまで演じてきた様々な役柄で培った表現力でエリイの孤独を表現しているように感じます。
あとエリイの背中に「全ては神の手に……!」としがみつく瞬間までしっかり財布を手放さないフリーダしっかりもの!( ^ω^ )
ということにも気付きました(笑)。
しかしそんな優しくしっかり者のフリーダとも別れが訪れ、時代は1933年に。
100年に及ぶ裁判に近付く終わりを前に絶望する、
凜城きらさん演じるコレナティと澄輝さやとさん演じるアルベルト。
そしてもう一人のフリーダ。
アルベルト、ロイヤル~(*´∇`*)
ぶっ飛んだフリーダに振り回されて困り顔のアルベルトの眉間のシワが色気ありますな~( ̄∀ ̄)
そして登場しましたエリイ改めエロール・マックスウェル!
さっきまでのピュアッピュアなエリイからどこで色気を拾ってきたの!!(≧∀≦)
それと匹連れてるコーラスガールの中の愛白もあさんが超絶キュートだよ!(//∀//)
あの顔小っちゃい人じゃないと絶対似合わないショートヘアーにタカラジェンヌとしても群を抜いたスタイル!
愛白さん見てると「タカラジェンヌ見てる~(⌒∇⌒)」って気分になれるんですよね~。
あの華奢な肩とかしなやかな腕使いとかがホント好き……(* ̄∀ ̄*)
天瀬はつひさん演じる秘書のマリアも含めた5人がそれぞれがバラバラの思いを歌う「それこそ人生」は名曲ですよね~。
ちょっと気を抜くとどういう話をしてるか分からなくなる歌なのですが、
分からなくてもこの圧倒的な雰囲気を楽しめるのって宝塚の世界って感じがします。
そういえばちょうど土曜にシャラレリくんと「ミッションインポッシブル」の最新作を観に行ったんですけどね。
二人ともかなり序盤の段階で話に付いて行けなくなったんですよ(笑)。
「え?これシャラレリくん、ちゃんと話理解できてるのかな……?(;・∀・)」とか思いながら観ていたんですが、
終わってから聞いてみたらシャラレリくんもまったく同じことを思っていたそうで( ̄∀ ̄;)
「不滅の棘」はすごく奥深い作品なので、
もしかしたら自分が全然理解できてない部分もあるような気がするのですが、
しかし細かいことは分からなくてもひかるちゃんの色気や舞台上に漂う独特の世界観に吸い込まれていくような作品だな~と。
そういう意味では、映画を観ているような感覚にもなれる作品な気がしますね。
まいあん登場!
そんな弁護士事務所の場面が終わって登場したのは!
まーいあーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!(・∀・)
クリスティーナを演じる華妃まいあさんが登場です!(≧∀≦)
今日は忘れないうちにやっとくよ!
ハイみんな集まってー!
せーの!
わたしたちはー!
くろねこ・ぽぽんた・Oz・ピエール「まいあん大好き一般人です!(・∀・)(・∀・)(・∀・)(・∀・)」
はぁぁぁぁぁ……何かの刺繍をしながら歌うクリスティーナ……素敵だ……(*´∇`*)
そんな中、アルコールの海を今夜も泳ぎながら登場したクリスティーナのお兄さん、ハンス(留依蒔世さん)。
初演では彩吹真央さんが演じていたハンスですが、
まだ大学生だったピエールはこのハンスを見ながら、
「アル中って怖いなぁ……(´・ω・`)」
と思っていたのを覚えております(笑)。
そんな息子を見放して男漁りに勤しむ母親タチアナ(純矢ちとせさん)。
あんまりだ……あんまりだわ……(´・ω・`)
それからなんやかんややってたらおっきな卵登場~!
そいつがパカッと割れると中から登場したのは女装したエローーール!
出たーーーー!!
口紅ベタァァァァァァァ!!!!(≧∀≦)
この名場面、研究しつくしたひかるちゃんの見事な口紅ベタァァァァァァァ!!!!でございます!!!!
後ろでカーテンが落ちた向こうにエロールを取り巻く人々が観客として見つめる姿が現れるのですが、
このときのまいあんクリスティーナの拍手の仕方とエロールを見つめる目が、
さっきまで怪しんでいたのにすっかり恋する乙女の表情になっていて……(*´∇`*)
二幕の幕開け
そして二幕の冒頭、掃除をする舞台スタッフを演じる、
ソニイ役の星月梨旺さんとロナルド役の朝日奈蒼さんの二人のアドリブコーナー。
何と舞台袖から持ってきたエロールのモフモフコートとハットを試着してしまう二人!!(//∀//)
まさかのBGM付きで「望もうと望むまいと」を再現してしまいました(笑)。
そんな長~いアドリブの後で。
「大変長らくお待たせ致しました」
いつも通り流れる開演アナウンスのシュールさ(笑)。
それをずっと後ろ向きで椅子に座って待ってるひかるちゃん、どんな気持ちで待っていたのか(//∀//)
そして二幕早々のひかるちゃんとまいあん二人のお芝居!
やっぱりこの二人の並び好きだな~。
がっつり相手役として組むの見たいな~。
羽ペンで書いてもらったサインに粉をかけるアルベルトの振る舞いがまた品がありますよね~。
昔はインクを乾かすためにああやって粉で余分なインクを吸い取らせていたというのも、
この作品のこの場面から学びました。
そう考えるとすぐ乾くボールペンが出てきたときとかすごい画期的だったんだろうなぁ。
そして美風舞良さん演じるカメリアと踊りながら、
突然の激しい頭痛を感じ始めるエロール。
それにしても頭痛に苦しむひかるちゃんの表情……すごい色気だなオイ……。
からの~、幼馴染のフリーダを想って歌うアルベルトの「フリーダ」も切なくていいんですよね~(´;ω;`)
初演は「君の後ろ姿、追いかけて来たのに」だった歌詞が、
今回は「君の後ろ姿、慕い続けて来たのに」に変わっていて。
この変化に木村信司先生はどんな意味を持たせたのかな~といろいろ思いを巡らせながら観ていた一月を思い出しました(*´ー`*)
とか何とか言ってたらついに来てしまいました。
まいあんクリスティーナが絶望の果てに命を絶ってしまう場面(´;ω;`)
しかしまいあんクリスティーナのような女性から「私と結婚してください~」なんて言われたらこっちが死んじゃうなぁ……(*´ー`*)
って言ってたら今度はまた一つの名場面!
ひかるちゃん氷の入ったグラスをカランコロンさせながら踊る場面ーーーー!!!!
色気が!!
色気が零れ落ちるーーーー!!!!(≧∀≦)
そしてクライマックス。
300年以上の時を生きていることを大勢の人々の前で明かすエロール。
年齢を聞かれたエロールの答えは。
エロール「348才だ」
ふーさんと同い年ーーーー!!!!(・∀・)
(ふーさんはひかるちゃんも大好き「ノゾミーナ」こと星南のぞみさん推し仲間です)
自らの胸を銃で撃ち、不死身であることを証明して見せるエロール。
自身に満ち溢れていた表情だったのに、
すっかり悲しみでいっぱいになってしまって。
この場面で、ずっといっしょにいたコーラスガールたちも怯えるような表情でエロールを避け始めるんですよね。
なんだかそれを見ていると、
エロールって本当に孤独だったんだな……と思えてすごく胸が締め付けられました。
客席にも降りながらエロールの孤独を熱唱するひかるちゃん。
名場面がたくさんある「不滅の棘」という作品ですが、
この作品が観た者の心にどれだけ残るかを一番決定づける場面がここなのではないかなと。
まるで世界に対する怒りを爆発させるように激しく歌うエロールですが、
それは決して怒りではなく誰とも共有できない「孤独」だというのが、
ひかるちゃんの歌声と表情から刺すように胸に伝わってきました。
最後の最後に他の誰でもないフリーダの手によって薬の調合法を捨て去ってもらえたことが、
彼にとっては救いだったのかも知れません。
そして訪れた、不滅の物語の終わり────。
歌、ダンス、お芝居、あるいは容姿、個性的なキャラクター、スター性。
いろんな面においていろんな才能を持った天才たちがひしめきあっている宝塚という世界。
そんな中で、ひかるちゃんは「宝塚を愛する」という才能を持ったタカラジェンヌであり、
間違いなく「宝塚を愛する天才」だと思わせてくれる作品だったと思います。
一月にこの作品を観たときに浮かんだ言葉が、今回もまた浮かびました。
「不滅の棘」という作品が好きだーーーー!!!!
そして愛月ひかるという男役が大好きだーーーー!!!!(≧∀≦)
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