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男役を愛すること、娘役を愛すること(「神々の土地」新人公演の模様より)

こんばんは。

「NPOって何の略だっけ?」と職場で話題になり、
ニコライピエールオズ」と答えそうになりました、
宝塚男子ピエールです。

全然違いますよね~。

正しくは。

「ニコライ・ピポー・オズ」ですヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

最近ピポー軍曹がブログ更新しなくて淋しいんだよなぁ……。

一応毎日チェックしに行ってるんだけどなぁ……。

 

ということで、現在公演中の宙組トップスター朝夏まなとさん(まぁさま)の退団公演「神々の土地」

先日9月5日(火)にはその新人公演も行われ、
タカラヅカニュースで放送されましたその模様を拝見致しましたので、
本日はそのお話をさせていただきたいと思います。

と言ってもいつものことながらピエールはまだ本公演も観劇できておりません( ̄∀ ̄)

 

まぁさまにとって宝塚生活最後の役であるドミトリーを演じるのは、
これが3度目の新公主演となる瑠風輝さん。

まず始めは初日映像にもあった、ドミトリーが銃を「ドーン!ドーン!」と二発ぶっ放す場面。

そして謎の老人から「わしたちは何のために戦をしてるんですかい?」と聞かれ、
「言えるのは、もしこの戦いに敗れれば、ロシアは崩れ落ちてしまうということだけだ」
と焚火の前でたばこを吸いながら答えるドミトリー。

さらにはこちらも初日映像でもお馴染み、
雪原とは思えないキレイなお召し物で踊る二人の場面。

本公演で伶美うららさんが演じているイリナ(イレーネ)を演じるのは、
まだ研1で大抜擢の夢白あやさんですね。

「私は何のためにこの国に来たのか、何のために生きてるのかを知りたい……」と物憂げに語るイリナ。

いきなりビックリしたのですが、夢白さん、
研1とは思えない落ち着いた声ですよね。

これだけ若くして抜擢されると大体ちょっと幼すぎる印象を受けることが多いのですが、
いきなり初めて聞いた声がすごく大人っぽくて驚きました。

先日Twitterで、過去に夢白さんのように研1で新公ヒロインに抜擢された娘役さんにどんな方がいらっしゃったか、
その顔ぶれを拝見しまして。

研1でいきなり初ヒロインということはやはりそれだけ期待も大きく推されてると思うのですが、
意外にもそこに名前が挙がっていた中でその後トップ娘役になったのは紺野まひるさんだけで。
(もしかしたら名前が挙がってないだけで他にもいらしたのかも知れませんが)

やっぱり早くから抜擢されるというのは、
それだけプレッシャーも負担も大きいのかな~と。

どうか夢白さんも、本当に期待して本当に推していきたいと思うなら、
決して急ぎ過ぎずに大事に育ててあげて欲しいな~と、
毎回同じようなことばかり言って恐縮ですがやっぱりそう感じました(^_^;)

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次期トップコンビの役

それからいろいろありつつ、
次期トップ娘役となる星風まどかさんが新公で演じるのは、
本公演で瀬音リサさんが演じているジプシー酒場の歌手ラッダ。

星風さんは最初に抜擢され始めた頃は幼さばかりが目についてしまう印象でしたが、
今回は瀬音さんの大人っぽい役もかなり自然に演じているような気がしました。

やっぱりたくさんの役を経験して、着実に成長してきていたんでしょうね~。

普段よりちょっとドスの効いた、貫禄のある歌声に感じました。

 

次期トップスター真風涼帆さんが演じているフェリックス役は101期生の鷹翔千空さん。

真風くんに負けず劣らずな長身の男役さんですね。

そして星風さんが本公演で演じているオリガは、
貴重な栃木ジェンヌの天瀬はつひさん。

1月1日生まれだから「初日=はつひ」だと思われる天瀬はつひさんでございますよヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

と言いつつ実はピエール、天瀬さんが栃木ジェンヌとは知っていたもののこうして舞台上の姿を見るのは初めてです(笑)。

初日をご覧になった方が「唯一の笑いが起きる場面」とおっしゃっていた、
オリガが酒場で羽目を外す兵士たちを説教する場面もしっかり放送されておりました。

オリガは「君はとんだテロリストだ」とドミトリーに笑われ、
罵られた兵士たちも「僕の心は粉々だよ……(´;ω;`)」と意気消沈しております(笑)。

ひかるちゃんとまいあん

そしてこの公演でひときわ話題を呼んでいる、我らが愛月ひかるさん!

 

ひーかーるちゃん!ひーかーるちゃん!(≧∀≦)

 

が、本公演で演じているラスプーチン!( ̄∀ ̄)

新人公演でラスプーチンを演じたのは、
「王妃の館」で新公初主演も果たした留依蒔世さん。

初日映像でひかるちゃんも言っていた「なぜ私が人を癒せるか分かるか?」の台詞の続きも映り。

「病の時も、苦しみの時も、なすすべなくあなたに○○○○農夫を憐れみたまえ~!」

ごめんなさい、熱演すぎて途中が聞き取れませんでした( ;∀;)

 

そしてまたなんやかんやあり、
フェリックスと思われる男に「嫉妬した?( ̄ー ̄)」と意地悪く問いかける大人の女性。

これは!

 

まーいあ~~~~ん!!(・∀・)

 

華妃まいあさんではないでしょうか!?(≧∀≦)(そうですよね??)

いや~、まいあんのヒロインが見てえよぉぉ……。

役を愛すること、男役を愛すること、娘役を愛すること

そんなこんなで終演後のご挨拶。

長の挨拶に立たれた秋奈るいさんは、
果てしない大地が広がるロシアを舞台にした壮大で繊細なこの作品はとても簡単なものではありませんでしたが、
この作品を新人公演でさせていただいたことを大変幸せに思っており、
演出の上田久美子先生の「それぞれの役をどれだけ愛せるか」という言葉を胸にお稽古に励んできたと語っていました。

いや~、だってこれピエールにもちゃんと理解できるか今からドキドキしておりますもの(笑)(//∀//)

まさに「新人公演で演じるには難しい作品」っていう大人の雰囲気が漂ってますもんね。

でもちょうど本日ご観劇された某ピエ茶メンバーの方によりますと、
どうやら噂に聞いてるほど難解というわけではなく普通に理解できたということなので、
ちょっと一安心しております( ̄∇ ̄*)ゞ

 

そして3度目の新公主演を果たした瑠風くんのご挨拶。

トップスターの退団公演で新公主演に選ばれるのは特に期待の大きい人らしいという話を聞いたことがありますが、
瑠風くん自身もまぁさまの退団公演で主演をさせてもらえたことの幸せを語っていました。

本公演で上級生が自分の演じる役をそれぞれ愛している姿を見ながら、
瑠風くんもドミトリーという役を愛し、舞台で生きれることを目標にお稽古に励んできたそうです。

 

最近は新公学年の方々も、特に歌唱力はすごくしっかりしている印象で。

新公時代のまぁさまや、真風くんや、ひかるちゃんと比べると、
たぶん歌唱力そのものは今の新公メンバーの方が高い気がします(あくまで新公時代同士を比較して)。

ときに新公レベルとは思えない技術を放つ方がいると、
「これは本役超えたな」ってことを言われているのをTwitterとかで見かけることもあるんですが、
個人的には決してそうではないんじゃないかと思っていて。

やっぱり宝塚って歌やダンスの技術だけじゃなくて、
「男役力」とか「娘役力」とか、入団してから場数を踏まないと身に付かないものが大きいんじゃないかなと思っています。

男役さんは言わずもがなですが、娘役さんも女性が演じるから簡単かと言うとそんなことはなくて、
女性が演じている男役の隣で女性が女性を演じるのは、
一般的な女優とはまた違う次元で女性を演じる力が必要なんだと思いますし。

歌やダンスの技術がしっかりしているからこそ、
宝塚でしか得られない男役力・娘役力を磨いていって欲しいな~と。

宙組はまぁさまを始め、個性的な男役力を持つ上級生もたくさんいらっしゃいますし、
伶美さんのように大人の女性を演じられる娘役さんから学ぶことも大きいでしょうし、
世代が交代してもそんな素晴らしい上級生たちの力を受け継いで、
まぁさまや伶美さんのように素敵な男役さん、娘役さんたちがたくさん誕生するのを楽しみにしております。

なんか作品のシリアスさに飲まれて低体温な記事になってしまっている気がしますが本日はこれにて終了です(笑)ヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

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