贔屓の写真を踏めるか問題(「MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN」初日)
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
ということで、昨日7月13日(金)……
13日の金曜日だったじゃん!!!!(゚∇゚;)(遅)
に、初日を迎えました、
明日海りおさんと仙名彩世さんを中心とした花組大劇場公演、
「MESSIAH-異聞・天草四郎-/BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」。
タカラヅカニュースで放送されたその模様を拝見いたしました in 栃木。
何やら今回の天草四郎という役、
明日海さん史上最強にワイルドな雰囲気漂ってません!?
最初に「天草四郎」って聞いたときはもっと物静かで敬虔なクリスチャンの話かと思っていたら、
何と元々は海賊っぽいことをしていた男が流れ着いた村の人々と触れ合う中でいろいろあったりなかったりするという展開のようで。
原田諒先生の作品ってわりと史実や原作を淡々となぞる系の作品が多い印象で、
それがいろんな人物や歴史を知れて面白い反面、物語の浮き沈みに物足りなさを感じることもあったのですが、
今回はそう一筋縄ではいかない面白さを予感させて俄然楽しみになってきております(≧∀≦)
「名など忘れた」という素性の知れぬ怪しい人物に、
「あの男、唐渡りの術を知っている様子。いつか我々の力になるやも知れませぬ」と何かを見出した瀬戸かずやさん演じる渡辺小左衛門。
そんな謎の男に「4人目の子として私が引き受けたのだ。そなたの名は、益田四郎時貞」と名付けた、
一樹千尋さん演じる益田甚兵衛(「時貞」は?「時貞」はどっから出てきたの??)。
そして「ビジュアル・モンスター」こと柚香光さん演じる山田右衛門作と、仙名彩世さん演じる流雨。
「ゼウスは、自らの姿に似せて人間をお造りになった。だとしたら、サンタマリアは最も美しい女性のはずだ。俺の知るこの世で最も美しい女性。それは流雨だ」
とハリウッド俳優ばりのキザ台詞を語る右衛門作。
でもあんたも相当な美しさだよ!(・∀・)
さらにはついに現れましたるは、
鳳月杏さん演じる「江戸時代で最もゲスイ男(当社比)」として名高い松倉勝家!
銀橋で家臣を引き連れて歌う勝家。
悪い!悪い顔をしているーー!!
悪いけれども隠し切れぬ気品が、
悪人だけど由緒正しき家柄の人間というところに説得力を与えているーー!!
そんな勝家の家臣の一人、天真みちるさん演じる田中宗甫は民の一人に対してキリストかマリアか何かのパネル的なものを差し出し。
「……踏め( ̄- ̄)」
と一言。
これが小学生の頃からよく聞く「踏み絵」の光景ですね……!
ピエール、この信仰心を試される「踏み絵」というものを知ったときからずっと、
「別にこの絵自体が神様なわけじゃないんだから、その場はとりあえず踏んじゃって難を逃れて、あとで心の中で神様にごめんなさいすればいいじゃん」
って思ってたんですよ。
でも今朝この映像を見ながら、
この絵がもし自分のご贔屓のスチール写真とかだったら踏めるのかと自分に問いかけてみt
できない( ;∀;)(即答)
あの人やあの人やあの人とかあの人やらの写真がいくら本人じゃないと分かってても踏むなんてできない死を選ぶ!!( ;∀;)
ひ~~~~ぃ~~ぃ~~ろ~~~~~~き~~~~~(-人-)
ア~~~ァ~~~イィ~~~リ~~~~ン~~~~~(-人-)
と~~~~~あ~~~~~ちゃ(以下略)(-人-)
それから水美舞斗さん演じる松平信綱が何かの書状を読み上げる姿。
「島原藩が十万石」というワードが何か問題となっている模様です。
そして何やら洞窟のような暗い場所に隠されたキリストっぽい絵を前に、
突然四郎に斬りかかろうとする右衛門作。
「神の御手にすがれば、その魂はいつかハライソへ行けるの」と四郎に語る流雨。
昨日から突然Twitterで見かけるようになった「はらいそ」という言葉、
どうやらキリシタンの使う言葉のようで。
ポルトガル語の「paraiso」のことらしく、
英語で言うところの「paradise」のことみたいですね。
と、言うことはですよ?
イタリア語(?)なら「PARADISO」!!
とあちゃんの魂が花組に息づいている!!ヽ(;▽;)ノ(と言っても過言ではない。ある?ない?)
ビューティフル・アナスイ
そしてショーの「BEAUTIFUL GARDEN」。
もはや野口幸作先生のお家芸とも言えるゴンドラに乗って登場した明日海さん。
「愛が欲しいなら~、少しずつ与えてあげるから~」という、
妖しく悩ましいメロディーのプロローグ。
続く方々もいろいろな花を手に歌っているのですが、
衣装やセットは紫色が印象的な大人っぽい色合いで。
ミツバチのような衣装のロケットボーイっぽい水美さんの隣で踊っているのは、
我らが「オハナちゃん」こと華優希さんでいらっしゃいますよね!?
お芝居の方では男の子役なので、ショーで存分に可愛さ振り撒いていただけましたらこれ幸いと(* ̄∀ ̄*)
話題のTUBEの曲を歌い継ぐ場面では、
ピエールが絶対に着れないであろう花柄のシャツを着た男役さんたち!
花柄の服なんて生まれてから一度も着たこと無い気がするな……。
いや、ピエール、ホントに花柄似合わないんですよ……。
たぶんピエールが着ると花が死ぬというか花が全部枯れちゃうんじゃないかっていうほどの似合わなさでさ……。
そんな花柄シャツを着こなして、
色気を撒き散らしながら銀橋で歌う鳳月さん。
なんと娘役さんを8人ほど引き連れておりますよ!
これあれですかね?
花が昆虫を惹きつける際に分泌するフェロモンを表現した場面とかでしょうか!?
とか思っていたらアラビアンというかローマンというか異国情緒漂う場面では、
瀬戸さんに抱き寄せられる一人の美女……に扮した柚香さん!
なんとまぁ濃厚な場面でしょう(/ω\)
そして全編通して感じていたのがパレードの衣装やチョウチョがモチーフのシャンシャンを見て確信に変わったのですが。
何かを思い出させるな~と思っていたら。
ANNA SUI!!
伝わりますでしょうか??
ピエール、大学生のときに何かの授業でブランドとかを取り上げるグループプレゼンがありまして、
でもそのときブランドなんてユニクロくらいしか知らなかったので、
姉の持ってた雑誌を借りてANNA SUIを題材にしたんですよ。
でもアナスイ自体を初めて見たもんだからプレゼン本番で思いっきり「アンナスイ」って言っちゃって恥かいたなぁ……(何の話)。
災害を乗り越えて
終演後のご挨拶では、
組長の高翔みず希さんと明日海さん共に、
先日の地震や大雨において被害を受けた方々へのお見舞いの言葉も述べられました。
公演中に災害が発生してしまった雪組公演の皆さんも大変だったと思いますが、
近付く初日に向けてお稽古中の花組の皆さんもきっと同じように大きな不安を抱えながらの日々でしたよね。
宝塚って、阪神大震災とか、さらに遡ると戦争とか、
日本史に残るいろんな災害とかを全て乗り越えてここまで続いているという底力の強さを改めて感じております。
明日海さんも、新たに加わった104期生8名と共に、
「皆様の心をはらいそに導くことができればと思っております!」と宣言してくれました。
お芝居はかなり見応えのある作品で評判も上々のようですし、
ショーは当初は青空の下のハイビスカスみたいに爽やかなお花畑のイメージを想像していたのですが、
どうやらむしろ蝶や蜂を誘い込むような妖艶な花々といった雰囲気で、
どこかロマンチックレビューみも感じる印象でございます!
そして大劇場での花組のショーは「Santé!!」以来久しぶりですし、
熱い暑い花組らしいショーを楽しみにしております!
と言いつつピエールが東京で観られる頃には夏は終わってそうなんですけどね~(笑)(//∀//)
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