宝塚の雑記

従者も女性が採用される時代(「ファントム」新人公演配役と「メランコリック・ジゴロ」その他配役)

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

ピエール現在お風邪を召されておりますゆえ、
「デビュタント」の感想を書こうと思ってたけどちょっとそんな力が出ないので、
とりあえず感想はまた後日に回させていただこうかなと……。

お風邪と言えば、宙組公演「異人たちのルネサンス」のフィナーレの一場面を怪我で部分休演していた、
トップ娘役・星風まどかさんが本日から復帰されたそうですね!

星風さん、復帰おめでとうございます!

部分休演とは言え、公演のラストを飾るフィナーレ、
それもデュエットダンスを休演というのはご本人も辛かったでしょうからねぇ。

代役を務めていた夢白あやさんもお疲れ様でした!

 

そして昨日、次回大劇場公演「CASANOVA」でトップ娘役・仙名彩世さんの退団が発表された花組。

発表から一夜明けてまだその衝撃も冷めぬ状態ではありますが、
全国ツアー公演「メラコリック・ジゴロ」のその他配役が発表になりましたね。

既にだいぶ前に一部配役として、
主人公のダニエルに「ビジュアル・モンスター」こと柚香光さん、
その親友というか悪友のスタンに水美舞斗さん、
スタンのアホ可愛い彼女のティーナに我らが「オハナちゃん」こと華優希さん、
そしてこれまではトップ娘役が演じて来たヒロインのフェリシアは舞空瞳さんと発表になっておりました。

ポスターも4人写りでいろいろざわついている公演ですが、
とりあえず今回発表になった配役をまとめてみたいなと。

たぶん皆さんの中でも一番記憶に新しい前回の宙組版の配役と並べて表にさせていただきます。

配役 出演者 2015年
宙組
ダニエル 柚香光 朝夏まなと
スタン 水美舞斗 真風涼帆
ティーナ 華優希 彩花まり
フェリシア 舞空瞳 実咲凜音
浮浪者(ノルベール) 高翔みず希 凜城きら
ベルチェ 冴月瑠那 澄輝さやと
カティア 鞠花ゆめ 瀬音リサ
ロジェ 和海しょう 瑠風輝
レジーナ 華雅りりか 綾瀬あきな
フォンダリ 羽立光来 寿つかさ
ルシル 真鳳つぐみ 伶美うらら
イレーネ 乙羽映見 美風舞良
バート 千幸あき 和希そら
バロット 飛龍つかさ 愛月ひかる
マチウ 一之瀬航季 星吹彩翔

前回の宙組と並べると、単に学年や番手で割り当てたのとは違う適材適所感がありますね~。

まず前回は愛月ひかるさんが演じていた「バロットの一発馬鹿」でお馴染みバロットは飛龍つかささん!

これはもう絶対そうだろうという感じですよね(//∀//)

っていうと飛龍さんが馬鹿って言ってるみたいに聞こえてしまいそうですがそうではなくて(笑)。

なんかあの力でねじ伏せようという素直な感じ?

パッと見、暴力的な人に見えてしまいそうだけど憎めないキャラであるバロット、
飛龍さんの愛されオーラにすごく合いそうな気がします( *´艸`)

その妻のルシルは前回は伶美うららさんが妖艶にドSに演じていましたが、
今回は伶美さんと、そして柚香さんや水美さんとも同じ95期生の真鳳つぐみさんです。

 

組長の高翔みず希さんは、2008年の真飛聖さんバージョンの中日劇場公演と同じくノルベール役に!

物語の鍵を握る重要な存在でありながら劇中では浮浪者として登場するノルベール。

これまでは「ノルベール」という役名のみだったと思うんですが、
ついに配役の時点で「浮浪者(ノルベール)」と正体を明かしての登場です(笑)。

それからこれまたキーパーソンのフォンダリのおっちゃんには羽立光来さん。

先日退団された天真みちるさんが合いそうだったのにな~と思ったりもしていたのですが、
なるほど羽立さんもハマりそうですね~。

「メラコリック・ジゴロ」って初演のときから再演を繰り返す度に、
最初はいわゆる「路線」の方が演じていた役を普段脇を固めている人が抜擢されたり、
逆に以前は脇役のイメージだった役を路線スターが演じたり。

毎バージョン、適材適所でいろんなスターの魅力が引き出されてきた作品というイメージがあるので、
今回もそれぞれの役の活躍が楽しみですね~。

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「ファントム」新人公演配役

そしてだいぶ触れるのが遅くなってしまいましたが週末にピエールがシャラレリくんと遊んでいた頃、
望海風斗さん(だいもん)と真彩希帆さんを中心とした雪組公演「ファントム」の新人公演その他配役も発表になっておりました。

先に発表になっていたのは、
だいもん演じる「ファントム」ことエリックに綾凰華さん、
そして真彩さんのクリスティーヌに野々花ひまりさんという主演コンビのみでしたね。

こちらも表に埋め埋めしていきたいと思います。

配役 出演者 新公
エリック 望海風斗 綾凰華
クリスティーヌ 真彩希帆 野々花ひまり
キャリエール 彩風咲奈 縣千
フィリップ 彩凪翔
朝美絢
彩海せら
アラン・ショレ 彩凪翔
朝美絢
陽向春輝
ガブリエル 梨花ますみ 彩みちる
カルロッタ 舞咲りん 羽織夕夏
ジャン・クロード 奏乃はると 鳳華はるな
ルドゥ警部 真那春人 諏訪さき
リシャール 煌羽レオ 星加梨杏
ベラドーヴァ/レミー 朝月希和 有栖妃華
セルジョ 永久輝せあ 眞ノ宮るい
若かりし頃のキャリエール 永久輝せあ 真友月れあ
ラシュナル 綾凰華 一禾あお
フローレンス 星南のぞみ 琴羽りり
フルール 野々花ひまり 天咲礼愛
ソレリ 彩みちる 潤花
従者 沙月愛奈 星南のぞみ
従者 笙乃茅桜 希良々うみ
従者 鳳華はるな 汐聖風美
従者 諏訪さき 日和春磨
従者 眞ノ宮るい 琥白れいら
従者 縣千 稀羽りんと
幼いエリック 彩海せら 聖海由侑
メグ 潤花 花束ゆめ

まずやっぱり一番の注目は、
彩風咲奈さんの演じるジェラルド・キャリエール。

こちらは前回の「凱旋門」で新公初主演を果たした縣千さん。

ソロの歌はエリックの方が圧倒的に多いものの、
「ファントム」最高の名場面ってやっぱりキャリエールとのあの銀橋のシーンな気がするので、
キャリエールもすごく注目されますよね。

そして本公演では彩凪翔さんと朝美絢さんが役替わりされる二役ですが、
新公ではフィリップに彩海せらさん、アラン・ショレにはこの公演で退団される陽向春輝さん。

退団発表のときも思ったけど、
陽向さんってまだ新公学年なんですよね。

新公学年で退団してしまうのってやっぱりもったいないなぁと思ってしまいます(´・ω・`)

そして主役二人並みに存在感を示すカルロッタには羽織夕夏さん。

下級生は一部の方しか分からないピエールは例の如く羽織さんのことは詳しく存じ上げないのですが、
きっと歌の上手な方なんでしょうね~(下級生のことあまり分からなくてホントごめんよ……)

従者も女性が採用される時代

海外ミュージカルの例に漏れずあまり役が多くないと言われることの多い「ファントム」ですが、
集合日のときから気になっていたのが「従者」という役についての変更点。

初演から前回までのバージョンでは12人の従者がいましたが、
今回は半分のわずか6人のみ。

しかも前回までは男役さんだけで構成されていた気がするのですが、
今回は沙月愛奈さん、笙乃茅桜といった娘役さんも名を連ねていて。

で、新公でも同じくこのお二人の役を娘役さんが演じるそうなのですが、
なんと沙月さんが本役の「従者」には我らが「ノゾミーナ」こと星南のぞみさんのお名前が!!

本役で沙月さんたちが従者を演じると発表されたときは、
「今回は娘役さんも従者に入るのか~」と漠然と考えていたのですが。

でも従者って「エリザベート」の黒天使のようにカツラを付けた中性的な役柄ではなくて、
本来は普通の人間だった設定だと思うので、
これまでも人間の男性としてのビジュアルだったと記憶しておりまして。

しかし黒天使と違って性別がはっきりしているということは、
おそらく沙月さんたちも男性に扮して従者を演じるわけではなく、
「女性の従者」という役作りになるのでしょうか!?

考えてみたら、もともとが人間である以上、
従者が男性しかいてはいけない理由もないですもんねぇ。

何だかこれ、すごく現代の世相を反映していると言いますか。

今まで男性の職業というイメージの強かった大工やトラックの運転手とかに就く女性が増えているように、
これからは女性も従者として活躍する時代が来ているのであります!

そんな時代の最先端を行く株式会社ファントム・アンド・カンパニー、
代表取締役社長のエリック氏の意向により今年度からは従者職にも積極的に女性を採用していく方針を発表致しました!

女性初の従者としての活躍に注目の集まる沙月さんと笙乃さん、
そして新人研修で従者を経験するノゾミーナと希良々さんには、
今後従者を目指す女性たちのロールモデルとしてますます注目が集まっていくことでしょう!

何言ってるか分からないのは体調不良のせいということにしておいてください(通常営業)。

 

しかしですよ、「娘役さんが男装して従者を演じる」のではなく、
「女性の従者も登場する」ということであるとするならば、
これ女性従者のビジュアルとかもちょっと楽しみですよね。

単純に今までの従者の衣装で髪の長い女性が登場するとかでも新しいですし、
もしくは女性従者は男性従者とは違う衣装を着ているとかでも楽しみですし、
どっちにしても「新・ファントム」の注目ポイントの一つになるのではないでしょうか!?

そしてですよ?ということはですよ?

そんな新演出が期待される従者を、
ノゾミーナも新公で演じるということですよね!?

台詞が無い役ということでちょっと淋しさを感じるのも否めませんが、
もし従者の演出が今までとはちょっと変わるとしたら、
ノゾミーナが女性初の従者の一人になるというのはこれすごく楽しみだなと。

しかも「従者」でひとくくりになっているのではなく、
ちゃんと「○○の演じる従者の新公は☆☆」と対になっているところもちょっとそんな感じがしてしまうなと。

さすがに今回になっていきなり喋ったりはしないと思いますが、
人数が半分になってパッと見の迫力は下がったとしても、
その分、従者一人一人のドラマも感じさせるような演出になっていたら嬉しいな~。

「ファントム」は役が少なくていつもより見せ場のある人が少なくなってしまう分、
最後の上演から時間も結構空いているので、
新たにブラッシュアップされた演出がどうなるのかというところも楽しみに待ちたいなと思っております( ´ ▽ ` )ノ

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