「るろうに剣心」作者・和月伸宏さんの書類送検と「ポーの一族」制作発表。
こんばんは。
宝塚男子ピエールです。
はてさて、昨日は残念なニュースが舞い込んでまいりましたね……。
雪組で舞台化もされた大ヒット漫画「るろうに剣心」の作者である和月伸宏さんが書類送検されたそうです。
おろ~……それはマズイでござるよ~……。
罪状は、その検索ワードで引っかかって辿り着く人がいると嫌なので明記しないでおきます(笑)。
ジャンプスクエアで「るろ剣」の続編である北海道編の連載がスタートしたばかりだったようですが、
当然ながらそれも当面は休載となるそうで。
北海道編は読んでいなかったのですが、
子どもの頃に「るろ剣」を読んでいたファンとしては非常に残念な限り……。
そして気になるのが宝塚版「るろ剣」の今後の扱い。
最悪の場合、あくまで最悪の場合ですよ?
宝塚版も今後お蔵入りになってしまう可能性もあるんじゃないかと危惧しております。
おそらく今後再演されることは無くなってしまいそうですし(初演と違うキャストでの再演を望んでいるかどうかは別として)、
Blu-rayとかの発売も中止になったり、スカイステージでも放送されなくなってしまったり、
目に触れる機会が無くなってしまう可能性もあるんではないかというのが心配です……。
雪組宝塚大劇場公演『るろうに剣心』
(欲しい人は今のうちに買っておいた方がいいかも……)
とりあえず公演の最中じゃなかったのがせめてもの救いですね……。
ちょうど12月にもスカステでの放送が予定されているようですし、
皆さん念のため今のうちに高画質で録画しておきましょう……。
でも実写映画版の放送を予定していたCSチャンネルも放送の中止を発表したようなのでスカステも番組変更になってしまうかも……(´・ω・`)
ちなみに雪組と言えばもう一つショックだったのが「ローマの休日」。
これってスカステで放送してくれないのでしょうか……?(・_・;)
同時期にやっていた「ドン・ジュアン」は放送されていますが、
今のところ「ローマ」の方は放送予定の発表はなく。
もし放送されないパターンだったときのためにそろそろDVD買っちゃおうかな~と姉がキャトルに行ったらしいんですが、
なんともう完売してしまっているんだとか!?
そんな……完売しそうならもっと早く言ってよぉぉぉ(´;ω;`)
再販しないのかなぁ……。
「ポーの一族」制作発表
そして漫画原作つながり、とこの状況で言ってしまうとアレかも知れませんが。
現在お稽古真っ最中の花組大劇場公演「ポーの一族」。
小池修一郎先生の悲願の舞台化を託された花組公演、
その制作発表の模様がタカラヅカニュースで放送されました!
制作発表に登壇したのはエドガーを演じるトップスター明日海りおさんと、
シーラを演じる仙名彩世さん、そしてアラン役の「ビジュアル・モンスター」柚香光さんの3名。
…………。
何だか、芹香斗亜さんがいない淋しさがじわじわと来ております(´;ω;`)
まず登場したのはもちろん主人公エドガーを演じる明日海さん。
真っ赤な一輪の薔薇を手に振り返り「ポーの一族」と題された曲を歌う明日海さんは、
まるで絵から抜け出してきたかのよう。
何でしょう、「飛び出してきた」ではなく「抜け出してきた」と言いたくなる雰囲気です。
それくらい、絵そのものがゆっくりと動き出したかのような神秘性を感じました。
実はこのポスターが公開されたとき、正直に言ってしまうと「ちょっと想像と違った」と思ってしまったんですよね。
僕はまだ原作漫画を読んでいないので本当にただの先入観で言ってしまって申し訳ないのですが、
このエドガーってあんまり笑ったりしない、常に悲しみを湛えた表情のイメージで。
なのでポスターでニコっと微笑んでいるエドガーを見て、
「あれ?想像してたより明るいキャラなのかな?」と思ってしまいまして。
あとは幻想的にしようとするあまりにちょっとポスター全体のCG感が強かったと言いますか。
けれど実際にこうして動き出した明日海さんはピエールが最初に想像していたエドガーにより近づいていて。
普通、写真はいろいろ加工してあるけど実際動き出すと粗が出る、
とかいうのはどこの世界でもあるじゃないですか。
素人考えだと、二次元より三次元の方が表現できる軸も多いんだから、
より立体的に美しくできそうな気もしてしまいますが、
実際は三次元になることで見えなくていい粗が出てきてしまうんだろうなと。
けれど明日海さんのエドガーはそういう粗が限り無くゼロに近いからなのか、
二次元より三次元になった方がより美しさや妖しさが引き出されているように感じます。
重ね重ね原作もまだ未読なのに知った風な顔で語ってごめんなさいm(_ _)m
そして仙名さんと柚香さんも登場して、
「我らは一族~~、ポーの一族~~」と歌います。
(なんかこの歌が一族感をごり押ししててちょっと面白かった(笑))
さらにエドガーとアランが絡み合う中でシーラの仙名さんのソロ。
何となくですが、この作品は明日海さんと仙名さんというより、
明日海さんと柚香さんの絡みの方が多いんですかね~?
続いては明日海さんのソロで「哀しみのバンパネラ」という静かな曲へ。
「人に生まれて人ではなくなり、幸せの残り香を忘れた」という切ない歌です。
「僕はバンパネラ……」と歌い終わった後の明日海さんの表情がまた哀しくて、
「悲しみ」より「哀しみ」という字を当てたのも何となく分かりますね。
(どう違うと聞かれると答えられないんですが)
萩尾望都先生も登場
そしてパフォーマンスの後は、104周年の幕開けとなるこの公演への小川友次理事長の意気込みに続き、
小池先生と原作の萩尾望都先生も交えての座談会(司会はカフェブレイクでお馴染みの中井美穂さん)。
萩尾先生も「イメージ以上に美しくて、小池先生のこだわりがよく分かります。ありがとうございます」と満足そうでした。
小池先生が宝塚歌劇団に入団してこれからどんな作品を作ろうかとなったときに、
「あの『ポーの一族』とかいつか舞台化できたらいいな」とその時点で考えていたと、
「ポーの一族」への思いも語っていました(でも公演解説にはむしろ「ポー」の舞台化を夢見て宝塚に入ったと書いてあったような……)。
ちなみにネットニュースで見た記事によると、
小池先生は昔、喫茶店で偶然萩尾先生に遭遇したことがあり、
そのときに名刺を渡して「いつか『ポーの一族』を舞台化させてください」とその場で直談判していたんだとか。
なんかやっぱり大きな仕事を成す人の行動力とかって振り切れててすごいな~と感じました。
凡人だったらそこではいったん自己紹介してとりあえず繋がりだけ作っておいて、
後でいろいろ準備して出直そうとか考えちゃいそうですもんね。
これまで「ポーの一族」の舞台化を幾度となくいろんな場で断り続けてきたと言われる萩尾望都さん。
「なぜ今回はOKを出す気持ちになったのか?」と聞かれ、
「小池先生ならいつでもOKするつもりでいた。30年も待たされた」といった趣旨のことをおっしゃっていたそうですね(笑)。
小池先生、これは期待を裏切れませんね~(//∀//)
でも30年も寝かせてたんだから相当な力作になっていそうですし楽しみですね。
明日海さんは、「(原作者の)先生の前であの漫画を立体化してしまうことの事の重大さを感じて大変緊張致しました」
と恐縮していました。
仙名さんはシーラという女性について、
「駆け落ちしてまで一族に加わり、加わってからも一族や男爵を愛する気持ちは変わらず、『バンパネラにも愛はある』という気持ちが強いところが素敵だなと思いました」と。
原作読むのこれからなので何のこっちゃか分からない部分もありますが、
どうやらシーラももともとはバンパネラではなく人間の女性だったということみたいですね。
そして柚香さんは袖からエドガーを演じる明日海さんが振り返るのを始めて見て、
「もしバンパネラを見たらこのように身の毛がよだつのかなと感じた」と明日海さんの妖艶さを絶賛していました。
演じるアランは宝塚版の中ではまだ一族に加わる前、
人間であった時代が長く描かれているそうで。
失礼ながらこれ聞いたときに「え?もう脚本できてるってこと??」って今さら驚いてしまいました(笑)。
もうお稽古始まってるんですもんね(//∀//)
ということで、原作を知らない人間にとっては未知のことだらけでまだ想像する手がかりすらありませんが、
漫画ファンにとっては伝説的な作品である「ポーの一族」。
しかも宝塚を代表する演出家である小池先生の念願の舞台化ということで、
宝塚ファンのみならずミュージカルファンの注目度も相当に高い作品が、
2018年の一発目からいきなり登場しそうな予感です。
つまり何が言いたい言いますと、チケット取れるかが心配です(笑)( ;∀;)
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