宝塚の雑記

「ある日どこかで」~演じてみたいと言われると演じてみて欲しくなる~

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

突然ですがピエール、本日は偉い人たちとの忘年会に招かれまして、
権力に逆らえないタイプのピエールは今ごろ都内某所に幽閉されていると思われるので、
帰りが遅くなる見込みの本日の記事は予約投稿しております。

 

はてさて、星組新トップコンビに就任した紅ゆずるさんと綺咲愛里さん(アイリーン)。

プレお披露目公演は「オーム・シャンティ・オーム~恋する輪廻~」
大劇場お披露目公演は「THE SCARLET PIMPERNEL」と発表されています。

どちらの作品もすごく楽しみなのですが、
その後に続く作品も何になるのか既に気になっていたりします。

そんなことを考えながらふと「宝塚おとめ」の紅くんのページを見ていたら、
「演じてみたい役」に見慣れぬタイトルが書かれていました。

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「ある日どこかで」

紅くんが「演じてみたい役」として書いていたのは、
「『ある日どこかで』のリチャード・コリヤー」。

「ある日どこかで」、ご存じでしょうか?

恥ずかしながらピエールは紅くんの「おとめ」で初めてこのタイトルを知りました。

調べてみるとこれはリチャード・マシスンというアメリカの作家による小説が原作で、
1980年にアメリカで映画化もされていたそうで。

現在でも人気の高い名作として愛されている作品だそうです。

で、「ある日どこかで」ってググろうとすると、
「ある日どこかで 宝塚」っていう検索候補が出てくるのですよ。

何でかな~と思ってその検索候補をクリックしてみると、
何と天海祐希さん主演で宝塚でも舞台化されていたそうじゃないですか!

全然知らなかった……スカステとかでもまったく放送された記憶ないし……。

調べてみたらAmazonでビデオが一応売っていたんですが、
レアものだからか2万円以上する……ちょっと手がでないぉ……(´;ω;`)


「ある日どこかで」(主演:天海祐希)

ということは紅くんが演じてみたいと言っているのも、
この天海さんによる宝塚版のことなのでしょうか??

ちょっとその辺の詳細は分からないのですが、
宝塚版を観る手立てがどうにも無かったので、
とりあえずTSUTAYAでDVDを借りて映画版を観てみました。

時を超えた恋


「ある日どこかで」

物語の始まりは1972年のとある大学。

脚本家を目指す主人公リチャード・コリアーは、
処女作上演後のパーティー会場で仲間たちからの祝福を受けていました。

そこへ不意に現れた見知らぬ老女。

彼女はリチャードに歩み寄ると、
「戻って来てね」と一言語り掛けると、懐中時計を手渡して去って行きました。

見覚えの無い老女の言葉に戸惑うリチャード。

グランドホテルの自分の部屋に戻ったその老女は、
その夜、ベッドの上で静かに息を引き取ります。

そしてその彼女の腕には、リチャードの書いた脚本が抱かれていました。

 

時は移り8年後の1980年。

脚本家となったリチャードですが、原稿が思うように進まず、
気分を晴らすために一人で車に乗って旅行に出かけました。

何かに呼び寄せられるかのように偶然訪れたグランドホテルへの滞在を決めた彼は、
ふらっと入ったホテルの資料室で、背後に誰かの視線を感じました。

振り返ってみるとそこには、若く美しい女性の写真が飾られています。

長くホテルに務めているというボーイに尋ねると、
彼女は以前このホテルで公演を行った女優であることを教えてくれました。

しかし彼女が公演を行ったのはリチャードの生まれるずっと昔、
1912年のことでした。

何故か彼女のことが気になって頭から離れなくなってしまったリチャードは、
図書館へ出向き彼女について知る手がかりを探し始めます。

リチャードは調査を進める中でその女優、エリーズ・マッケナが、
グランドホテルで公演を行った1912年以降、突如活動を休止してしまったことを知りました。

そして彼女が、リチャードの処女作が上演された1972年に、
このグランドホテルの自室で息を引き取ったあの老女であったことを知るのです。

さらに偶然にも、彼女の愛読書が時空移動について研究するリチャードの恩師の著書であったことを知り、
リチャードはその恩師の元を訪れます。

リチャードはあのとき老女の言っていた「帰って来てね」という言葉を思い出し、
自分は1912年に彼女と出会っていたのだと確信しました。

時を超えるために必要なのは現在との関わりを絶ち、
目的地である時間にいる自分を強くイメージすることを聞かされたリチャード。

彼は服装や髪型を全て1912年当時のものに変え、
当時使われていたコインを入手して時間を超えようと試みます。

やがて眠りについたリチャードが目を覚ますと、
何と彼は本当に1912年へと辿り着いていたのです……。

時を超えるは最大のロマン

ちなみに一気にネタバレしてしまいますけどね、
過去にタイムスリップすることに成功してエリーズと出会い、
彼女と心を通わせるようになったリチャードなのですが。

彼女と結ばれた後で、
過去に来る際にポケットに入れっぱなしのままになっていた「未来のコイン」に触れてしまうのです。

その瞬間、元々いた時代との繋がりが戻ってしまい、
エリーズと別れを告げる間もなくあっという間に「現代」へ戻ってしまったリチャード。

原作ではリチャードは脳腫瘍により余命半年と宣告されていたという設定みたいなんですが、
映画版ではたぶんその設定は変えられていて、
リチャードはエリーズと引き裂かれてしまった悲しみで憔悴して命を落とすという結末になっていました。
(時間が無くて1回しか観られなかったのでもしかしたら違ってたらごめんなさい……)

あまりに劇的で突拍子もない展開と言ってしまえばそれまでですが、
リチャードの気持ちも理解できる気がするんですよね。

過去に戻ってまで会いたい人って、すごく深い想いがあるってことじゃないですか。

一度出会ってしまった人への未練って、
未来にあるかもしれないどんな希望よりも強いものだったりすると思うんですよね、
特に男にとっては。

リチャードとエリーズの場合は、
元々は同じ時代を生きていた訳ではなくて(微妙にかぶってはいるものの)、
本来であれば出会うはずのなかった二人ではあるのですが。

出会うはずの無かった存在だからこそ、出会ってしまったことへの執着は強くなるんだろうなと。

紅くんに演じてみて欲しい

そして話は戻りますが、
この「ある日どこかで」のリチャード・コリアーを演じてみたい役として挙げていた紅くん。

「演じてみたい」と言われると演じてみて欲しくなってしまいますよね~(≧∀≦)

「おとめ」の「演じてみたい役」って「いろんな役を演じてみたいです」って書いてる方も多くて、
どんな役でも与えられた役に全力で挑むという意味ではすごく謙虚で素晴らしいことだと思うのですが、
個人的にはこうやって具体的な役を書いてくれている方が好きです。

どんな役が演じてみたいかを明言してくれているとファンもその人の目指す姿をイメージしやすいですし、
そもそも「いろんな役」って書く人だらけになったらこの質問自体ナンセンスになっちゃう気がするんですよね(笑)(^^;)

美しき女優のヒロインもアイリーンにぴったりだと思うので、
紅くんとアイリーンのコンビにもすごく似合う作品ではないかと(//∀//)クレナイリ~ン

原作はどうか分からないのですが映画版を観た限りだと登場人物もかなり限られているので、
大劇場公演では難しいかな~という感じもしましたが。

ちなみにリチャードとエリーズ以外の大きな役としては、
エリーズのマネージャーで二人が近付くのを妨げるロビンソンというおじさまが登場しました。

天海さん主演の宝塚版だと、エリーズは麻乃佳世さん、
ロビンソンは天海さんと同期の姿月あさとさんが演じていたそうです。

余談ですが映画でリチャードを演じていたクリストファー・リーヴという俳優、
どこかで見たことあるな~と思っていて調べてみたら。

何と「スーパーマン」の人じゃないですか!

「スーパーマン」ってね、戦いに巻き込まれて命を落としたヒロインを助けるために、
スーパーマンが地球の周りを自転と逆方向に超高速で飛び回って、
その勢いで地球を逆回転させて時間を戻して彼女を救うっていうとんでもないシーンあるのですよ。

今見てしまうと「オイオイ( ̄∀ ̄;)」って感じなんですが、
こういう自由な発想が受け入れられた時代ってすごい楽しかったんだろうな~と。

今ってちょっとツッコミどころがあるとすぐ「駄作」って言われちゃうし、
逆にあからさまに泣かせるのを狙ったような作品が増えたりして。

もうちょっとぶっ飛んだ設定があってもいいのかもな~って、
こういう昔の作品を観ると思います。

 

ということで新トップスターに就任した紅くんの演じてみたいという「ある日どこかで」。

元星組トップスター安蘭けいさんは演じてみたい役に「『赤と黒』のジュリアン・ソレル」と書き続けて、
トップ就任後に本当にその再演が実現したということもありましたし、
紅くん主演で「ある日どこかで」がいつかどこかで上演されることも決して夢ではないかも??

その日のためにも皆さん、今のうちに映画版を観て予習されてはいかがでしょうか?(≧∀≦)ノシ

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