宝塚の雑記

月組トップスター珠城りょうさん退団発表。

こんばんは。

七咲ぴえるでございます。

月組トップスター珠城りょうさん(たまきち)が、
来年2021年2月に東京で千秋楽を迎える公演、
「桜嵐記/Dream Chaser」で退団されることが発表になりました。

世間では新型コロナウイルスの影響が広がっている今、
宝塚に限らず世界的に様々なイベントが中止となっている暗い時期に。

公演も中止になってしまっていますが、
「本当はこのタイミングで発表する予定だったものとかあったらどうするんだろう」
と気になりながら過ごしていました。

けれどまさかその鬱屈した空気の中に放り込まれたのが、
トップスターの退団という宝塚で最も重いニュースになるとは……。

最近めっきり情報を追う気力も無くなってしまっているのですが、
月組はこないだ次回大劇場公演の集合日を迎えたばかりですよね?

トップスターの退団発表は一つ前の大劇場公演の千秋楽の翌日というのがここ数年の定番だと思いますが、
この早さでの発表はかなり異例なのではないでしょうか。

何かしらの理由があるのだとは思いますが、
やはり様々な公演が中止になり宝塚ファンが近年稀にみる気持ちの落ち込みを見せているこのタイミングというのは、
なかなか残酷な気がしてしまいますね……。

若くしてトップになったとは言え8作目となるたまきちくん、
決してあと5作も6作も残されているとまでは思っていたわけではありませんでしたが、
さすがに今日の発表は衝撃でした。

 

個人的にたまきちくんで一番思い出に残っているのは、
2017年の大劇場お披露目公演の「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」です。

七海ひろきのお兄様主演のバウホール公演「燃ゆる風」のために遠征を果たして、
ちょうど同じ時期に大劇場で上演していたこの公演を観ることができました。

ブログを始めてからは初の遠征でしたが、
ブログを通して知り合った人たちと初めて大人数でお会いした、
第一回ピエ茶を開催していただいたのが「グラホ」を観劇した日の夜でした。

久しぶりの遠征というだけでも緊張していたのですが、
知らない人といきなり大勢で顔を合わせるというイベントを夜に控えて緊張も膨れ上がって。

たしか開演前に何人かの方とはご挨拶して「プレお披露目」してたんですよね~。

玲麟さんとポニョさんだったかな?

本当は赤西みゅんさんもそのタイミングで顔合わせできるはずが、
たしか何かに間に合わなくなるから来れなくなったという記憶があるのですが、
今思えば当時からギリギリでいつも生きていたい人だったんだな……(笑)。

こはるさんとはその数ヶ月前に東京で一足先に初対面してましたね。

そして夜はそんな赤西さんとプリ&なつさんとおひつさまも揃ってピエールも含めて7名で開催されたピエ茶、
たしか何人かがホテルのロビーまで迎えに来てくれたような……。

あのときのまだ腹の探り合いをするかのような微妙な距離の緊張感が今となっては懐かしい……、
今では素手で臓器をえぐり取るほどの遠慮の無さだったりするのに……(笑)。

その翌日には「燃ゆる風」を観劇してひろきのお兄様が真ん中に立つ姿をこの目で見ることができたのですが、
同じときに観劇した「グラホ」は東京で観たときよりも思い出深い気がします。

あれから3年も経ったんですもんね……。

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コンビが離れるプレサヨナラ

今日は「プレサヨナラ」も含む別箱公演も一気に発表されましたが、
なんとたまきちくん主演のプレサヨナラ公演はバウホール公演、
その名も「幽霊刑事~サヨナラする、その前に~」。

そして同時期には月城かなとさん主演の全国ツアー公演「ダルレークの恋」。

驚いたのは、この全ツが9月5日(土)~9月23日(水)、
たまきちくんのバウが9月8日(火)~9月22日(火・祝)、
そのどちらとも重なる9月7日(月)・8日(火)および9月13日(日)・14日(月)に、
相手役の美園さくらさんはミュージックサロンを開催されるとのこと。

美園さんの去就については何も発表されていないので余計な憶測は避けますが、
次でたまきちくんが退団してしまうのであればファンとしては最後の別箱公演もコンビで見たかったと思うのではないかなと……。

最近こういった「退団前にコンビを別行動させる」というのは少なくない気がしますが、
あんまり好きじゃないというかできるだけコンビはいっしょに出て欲しいな……せっかくコンビ組んだんだから……と思ってしまうタイプだったりする……。

そう考えると、僕がここ数年で最も熱狂したトップコンビはやっぱり紅ゆずるさんと綺咲愛里さん(アイリーン)ですが、
お二人は最後の別箱の「鎌足」までずっといっしょの舞台に立つのを見られたのは幸せだったなと思います。

もちろんどれが正解とか是か非かとかいうものではないと思うので、
あくまで自分にとって「幸せだった」というだけの話ですが。

 

ちなみに退団公演に話を戻すと、
「桜嵐記」は南北朝時代の武将・楠木正行を主人公とした作品だそうで。

歴史に疎いピエール、この年になって大河ドラマにハマっておりましてね。

もともと見たことあったのが「新選組!」「軍師・官兵衛」「真田丸」だったのですが、
先日からNHKオンデマンド(NOD)に加入して「八重の桜」「篤姫」を見終わって、
現在は「龍馬伝」を見ている最中でございます。

見事に幕末ものが多いのであの辺の時代については以前よりだいぶ理解が深まって来たのですが、
南北朝とかあの辺はもうサッパリちゃんで……。

大河ドラマで言うと真田広之さん主演の足利尊氏が主人公の「太平記」とかが近い時代なんですかね?

地元で撮影していたのを覚えているのでこれも見たいんですが、
なぜかNODに入ってないんですよね……。

でも宝塚の作品を通してその人物や時代に興味が深まるというのは数え切れないほど経験しているので、
今回もこの「桜嵐記」を通してこの時代の魅力を知ることができたらいいなと思っております。

新型コロナウイルスの終息は

そして未だ我々の生活に多大なる影響を及ぼしている新型コロナウイルス。

最大手の一つでもあるディズニーが4月上旬までの休業を発表していることもあり、
公演を再開したりなんとか強行できるイベントがこれから出てきたりしても、
この不穏な時間が落ち着くにはまだ時間がかかりそうな気がします。

東京オリンピックの開催もどうなるのかまだ分かりませんが、
僕は正直、少し前までは「オリンピックなんて迷惑だよ」って思ってるタイプだったんです。

国同士で競い合って応援しないと非国民みたいな目で見られるナショナリズムの極みのようなイベントがそもそも苦手だったというのもあるのですが。

でも今は、できることなら開催して欲しいと思っています。

理由は大きく二つあって、一つはオリンピックが中止になったら自分の会社も大損害を被ることが見込まれることです。

自分勝手な話ですが、自分の生活に影響があると思うとやっぱり中止は困ると思ってしまいますよね……。

二つ目は、やっぱりこのオリンピックを楽しみにしているスポーツファンの人や準備してきた関係者、
何よりそこに向けてトレーニングに励んできた選手の気持ちを思うと、
どうにか開催してあげて欲しいと思うようになったからです。

これから開催地を決める段階であればやはりどこか遠くでやって欲しいと思ってしまいますが、
いざやると決まっていたものが中止になるのは当事者の気持ちを考えると辛いなと……。

先日、宝塚が他の劇団やアーティストに先駆けて公演を再開したとき、
多方面からたくさんの批判にさらされていました。

わずか3日で再び中止を余儀なくされたときは、
「ほら言わんこっちゃない」「だから早過ぎるって言っただろ」とさらに罵詈雑言を浴びせられました。

正直ムカついたし、「宝塚を見たことも無い奴らに言われる筋合いはない!」と言いたくもなりました。

でも、「オリンピックなんて中止でいい」「この状況でできるわけないだろ」「他が自粛してるのにオリンピックだけ特別扱いするな」と言い放つのは、
もしかして今宝塚を無責任に批判している人たちと同じことをしていることになるんじゃないか、と感じるようになったのです。

イベントの規模や社会への影響力で言ったらオリンピックの方が遥かに大きいでしょう。

他に比べて特別扱いされるのは無理もないかも知れません。

けれど一方で、世界中から選手や観客が押し寄せることが前提となるオリンピックは、
この状況下での開催の困難さも他のイベントの比ではないと思います。

なんだか今まで、そういうことを何も理解しないまま、
ただ興味が無いから「オリンピックなんてどうでもいい」って無責任に言ってしまってたなぁ、と。

でも、現実的に今年の開催は厳しい気もしますよね……。

あと4ヶ月あればさすがにコロナも落ち着いてるんじゃないかと楽観的に考えたりしたくなりますが、
仮に国内でコロナが収束していても国外もそうとは限らないですし。

そもそも「収束(もしくは終息)」って何をもって「収束」と呼べるんでしょうね。

感染者が一人もいなくなったら?って思いましたが、
そもそも一度発生した疫病がそんなに短期間で消滅するなんて可能なんでしょうか。

いったん感染者がゼロになって収束宣言をしたとしても、
万が一また感染者が発見されたらまた大騒ぎになっちゃいそうですもんね。

専門的なことは分かりませんが、
この新型コロナとは当面うまく付き合っていく覚悟をしなくてはいけないような気がしています。

ワクチンとか効果のある薬とかが実用化されればかなり雰囲気も変わると思うんですけどねー、
でもそれもそんなにすぐできるものではないでしょうし。

かと言ってウイルスの方をこの世から死滅させるなんて、
地球ごとアルコールで丸洗いでもしない限り無理ですよね。

その日のために息つぎの練習と、アルコールで肌も荒れると思うのでスキンケアの準備でもしておきましょうか……。

 

と、もうコロナ疲れで現実逃避したくなってる人も多いと思いますが。

どなたかが言っていましたが、
もはや我々はコロナを恐れているのではなくて批判を恐れて怯えながら生活しているような気がしますよね。

感染力は強いけど高齢者などを除くと重症化はそれほどしやすくなさそうなので、
たぶん感染したときの辛さで言ったらインフルやノロとかの方がずっと辛いのかなと想像しているのですが、
むしろ毎日ニュースで繰り広げられる「○○市で感染者!」「●●の社員が感染!」と場所や社名を名指しして報道されて、
いざ自分が感染したときに職場や行きつけのお店、近所の人たちに与える迷惑を考えるとゾッとしてしまいます。

感染者がいなくなる、ワクチンが開発される、薬が販売される、等々、
きっかけは何でもいいから、我々が「もうコロナに感染しても大丈夫」と思えるようになったときに、
初めてこの新型コロナ騒動が収束する日がやってくるような気がします。

宝塚にとっても、これから望海風斗さんと真彩希帆さんの退団、
そしてたまきちくんの退団へのカウントダウンが始まった今。

今日明日の収束は不可能でも、
一つの時代を彩った方々の宝塚最後の公演が、
ファンも世間も穏やかな気持ちで迎えられるように願うばかりです。

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