観劇レビュー・感想

「WEST SIDE STORY」の感想を書こうと思ったけどピエールが東京に帰れなくなるまでのエトセトラエトセトラ。

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

いやー、昨日は思った以上に疲れがドットコムで更新することができませんでした( ̄∀ ̄;)
(途中までは書いてたんですが)

ということで改めましてピエール先日の土曜日、
真風涼帆さんと星風まどかさん率いる宙組梅田芸術劇場メインホール公演、
「WEST SIDE STORY」に遠征してまいりました~!ヾ(〃^∇^)ノ

本日はその感想を……

 

と、なる予定だったんです、遠征するまでは( ;∀;)

しかしですね、まぁとりあえず、当日の出来事を順を追ってご説明させていただこうかなと……。

まずですね、ご存知の通り、ピエールの遠征した7月28日(土)は、
台風12号が観測史上類を見ないという反時計回りでものすごいカーブを描いて日本に接近してきておりました。


(画像:tenki.jp)

 

ロベルトカルロスのフリーキックかよ!(古いしヅカオタには伝わりにくい)

 

ちなみにピエールの当初のスケジュールはと言うとですね、
まず7/28(土)当日の朝7時過ぎの新幹線で東京を出て新大阪に向かい、
「西側物語」の12時公演を観劇したあとで、
夜は大阪府内某所にてピエ茶を開催していただき、
23時過ぎくらいの夜行バスで大阪を出て、翌朝7~8時くらいに到着するという予定でおりました。

で、東京は朝から雨は降っていたもののまだそこまで強くはなくて、
新幹線に乗っている間に新横浜を過ぎたくらいで雨も降っておらず、
むしろ晴れてるくらいの空模様になってきまして。

あー、でもこれで大阪着いたらすごい雨降ってるパターンなんじゃないの~?

とか思ってたんですが実際は大阪着いても全然雨降ってるどころかこれまた晴れていて。

このままあんまり酷くならずに終わればいいな~、なんて期待を抱きつつ、
ちょっとお茶して休憩してたら開演時刻も近付いてきたので梅芸に向かいました。

 

そして始まりました「WEST SIDE STORY」!

今回のピエール的な注目ポイントは何と言ってもベルナルド役の愛月ひかるさん!

1月の東京公演では同期の芹香斗亜さんが演じていたベルナルドですが、
ひかるちゃんは東上初主演の「不滅の棘」も経て一回りも二回りも進化して挑んだベルナルドでございます。

ストーリー自体はもちろん東京版で観て知っているものの、
細かい演出とか台詞とか微妙に変わってるところもあったかな~と思いつつも、
東京版も一回しか観れなかったので自分の記憶もあまり当てにならず、
「もしかして東京もこういう台詞だったかな……?」と確信は持てずに見ていたり。

しかしひかるちゃんのベルナルドの色気!

とあちゃんのときも話題になった「エトセトラ、エトセトラ……」の超絶カッコ良さはもちろんですが、
ひかるちゃんのベルナルドのあのリーゼントが!!

と言ってみたものの、実は「リーゼント」って後頭部からうなじにかけての部分で、
我々が普段「リーゼント」と思っている前頭部の膨らみの部分って「ポンパドール」って言うらしいですね。

なのでおそらく「愛ちゃんのリーゼント!!(≧∀≦)」って話題になってるのは、
実際は「愛ちゃんのポンパドール!!(≧∀≦)」っていうのが正しいのかと思いますが、
それはそれとしてあの髪形!

あれね、激短の稽古場とか初日映像で見るより、
なんか自分が見たときの方がもっとカッコ良く進化してるように見えましたよ!

桜木みなとさんのアニータとの並びも良くて、
東京公演で大好評だった和希そらさんがアニータの代名詞みたくなっていましたが、
同じ「男役が演じる女役」ながら全く個性が異なっていて。

稽古場映像の話のときも書いた気がしますが、
そら君のアニータがどこか獣のように野性的なアニータだったのに対して、
桜木さんのアニータはより艶めかしい女性的なアニータという感じで。

とあちゃんとそら君のカップルはバチバチと火花が飛び散るような印象だったのに対して、
ひかるちゃんと桜木さんの方はもっとねっとりとした絡み合うような雰囲気っていうんですかね。

まさしく「どっちもいい!」っていう言葉しか出てこなくて、
これ、この組合せでどちらも正解だったろうな~と思うくらいお互いがハマっていた印象でした。

例えば友達カップルが2組いたとしてダブルデートとかもするくらい仲良しだけど、
それを組合せ変えたカップルは想像つかないのと似た感覚っていうんですかねー。

と言いつつシャッフルしたらそれはそれでまた新たな魅力がありそうですが(笑)。

 

ロイヤルが過ぎてリフにしては品が良すぎちゃわないかな~と失礼ながら心配していた澄輝さやとさんも、
これが思いのほかすごく良くって!

東京版の桜木さんのリフは自分の中で当初イメージしていた通りのチンピラ感あるリフだったんですが、
澄輝さんのリフはより真風トニーと対等に近いリーダーの雰囲気があって(学年のせいもあると思いますが)。

たぶんトニーがジェッツを離れてるのは、
リフがいれば自分はいなくても何も問題ないと信頼してるんだろうな~と感じたり。

 

……みたいなことをより膨らませて書きたいなと思いながら一幕を観ていたんです。

ところが幕間に事件が起こりました……。

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夜行バス運休のお知らせ

一幕が終わり、「あー、ベルナルドがぁぁぁぁ( ;∀;)」とか思いながら、
後で感想書くために一幕で感じたこととかメモっておかないと~、
それと夜のピエ茶に向けていろんな人に連絡取らないと~とか思ってスマホの電源を入れたピエール。

そのスマホに、一通の新着メールのタイトルが表示されているのを見てピエールは固まりました。

 

【重要】運休連絡

 

なんと帰りに乗る予定だった夜行バスの会社から、
台風12号の影響により今夜のバスが運休となる旨を告げるメールが( ;∀;)

 

どうしようどうしようどうしよう( ;∀;)

 

わたくしあんまり遠征慣れしていないもので、
こういうとっさのトラブルに非常に弱いのでございます( ;∀;)

ちょうど同じ回を観に遠征してきていたぽぽんたさんに連絡したりして、
「もう泊まって明日の朝帰れば~?」とか言われたんですが、
完全に日帰り(着くのは翌日だけど)モードでいたので「え~、どうしよ~」と(ぽぽんたさんは最初から宿泊予定だった)。

とりあえずお腹空いたなと思って劇場内の売店に行ってみたりしたんですが、
ドリンク以外で売ってるものと言ったら「パン詰め合わせ 400円」とかで。

「うう……高いな……詰め合わせじゃなくて1個でいいのに……このあと復路変更で予定外の出費も出そうだし……( ;∀;)」
とか思って結局買わずにそのまま二幕に突入し。

そんなもんなので二幕を観ている間ずっと、
「どうしよう……帰りどうしよう……泊まるとしたら宿どうしよう……駅かな……野宿かな……死ぬのかな……」
とかいろいろ考えてたら全然集中できなくて( ̄∀ ̄;)

挙句の果てには落ち着いて観ていたはずの一幕の記憶も飛んでいき……( ;∀;)

ちゃんと観てはいたので、ひかるちゃんの活躍とかちゃんとその感動は残っているのですが、
何て言うかこう具体的な言葉にすることができなくなってしまった次第です……。

これからは感想は書けるときだけ書くことにします。

でね、夜のピエ茶でその話をしていたときに、
「記憶飛んじゃって感想何書いたらいいかと思って……。まぁ、僕普段からあんまり深い感想とか書けないタイプだからそもそも薄っぺらいことしか書いてないんですけど~( ̄∀ ̄;)」って話をしてたんです。

それからこれもピエ茶で話してたんですが、ブログ始めてからというもの、
「ちゃんと感想書かなきゃ!」っていう強迫観念を抱きながら観劇するようになってしまい、
以前のように無心で観劇することができなくなってきているのを感じていたのですね。

ピエール、昔からあまり深いこととか考えながら観るタイプではなくて、

「カッコイイ~(⌒∇⌒)」

「キレイ~(⌒∇⌒)」

「上手~(⌒∇⌒)」

「楽しい~(⌒∇⌒)」

「面白い~(⌒∇⌒)」

「よくわかんな~い(⌒∇⌒)」

ってバカみたいな顔して観てるタイプだったんですが、
ブログやってると「ちゃんと感想書かないと、その作品、組、トップさんや主演の人のファンの人に申し訳ない」っていうプレッシャーを感じながら、
「あ、この部分、ブログで触れよう」とか、
「この場面についてちょっと掘り下げて考えてみよう」とか、
なんかそういうこと考えるクセが付いちゃってた気がするのです。

それによって、ただボーっと観ていたときよりも気付くことができるようになった部分もあるのですが、
一方で純粋に楽しめているかというとちょっと微妙になってきてしまっている気がして。

 

ということで、突然ですがこれを機に、
今後は観に行った公演すべての感想を書くのではなく、
感想が自発的に湧いてきたときと言うか、
書きたいことが自然に出てきたときに書くスタイルに変更させていただきたいと思っております。

なんか、感想書くために純粋に観劇を楽しめなくなってしまったら本末転倒ですし、
ブログネタが一つ減るということは更新できない日も増えるかとは思うんですが、
結果的にその方がブログもマイペースに続けていける気がするんですよね。

時々考えていたことではあったのですが、
これまたピエ茶で交わしたとある会話が決定打となって「やっぱりそうしよう」と思うようになりまして。

そんなことを漫喫で一人、薄暗いブースで(寝ながら)考えておりました(笑)。

ただこれが難しいところなので誤解のないように申し添えておきたいのですが、
「感想を書かない」=「楽しくなかった」という単純なことではなくて。

逆に楽しかったときほど「楽しい~!(≧∀≦)」って語彙力が失われることってあるじゃないですか(笑)。

あとは、特に後ろの方の席で観ているとオペラグラスでご贔屓ばかり見ているせいで、
作品自体の全体像とか話の流れとか分からないまま終わってしまったり。

なのでもし皆さんの好きな公演の感想をピエールが触れていなくても、
「ピエールはこの作品、不満だったのかなぁ(´・ω・`)」みたいに受け止めないでいただけましたらこれ幸いと……。

そうこう言いつつ、浅くても薄っぺらくても後で観劇の思い出を振り返るために感じたことを書き残しておくのも無意味ではないと思うので、
なんやかんや今まで通り書いてるかも知れませんが。

でもそれならWordにでも書いときゃいいってことになるのかな(笑)。

自分でもまだどういう形がいいのかよく整理できてないところだったりします。

 

ちなみに前述の経緯により集中力が完全に途絶えた二幕で一番記憶に残っているのは、
蒼羽りくさん演じるチノが放った銃声が思いのほか大きくて、
隣に座っていた小学生くらいの女の子がものすごい勢いで、

 

ビクゥッ!!( ;∀;)

 

ってなってたことでした(笑)。

つられてピエールもびっくりしちゃった( ;∀;)

その子はお母さんと二人で来ていたみたいなんですが、
真風くんのファンだったのかな?

さらにその向こうの隣にいた、
知り合いとかではなくたぶんたまたま隣になった人と終演後に話してるのが聞こえてきて、
「お披露目のときは東京まで行けなかったんですけど、今回観れて良かったです~( ;∀;) もうずっと涙が止まらなくて~( ;∀;)」
みたいなことを話していて、相手の女性もちょっと涙ぐみながら、
「そうなんですか~、良かったですね~( ;∀;)」って話してるのがすごい微笑ましくてですねぇ……。

女の子も、特に一幕では随所で「あはははは(⌒∇⌒)」って無邪気に笑ってる声が聞こえて。

なんかその様子も思い出しながら、
「ああ、こうやってただただ純粋に観劇を楽しむ気持ちを失いたくないな~」という思いに至ったわけでございます。

ピエールが帰れなくなるまで。

ちなみに夜行バスを失ったピエールがその後どのような展開を迎えたかと言いますと。

当初の予定では20時くらいまでピエ茶の一次会があって、
そのあと時間制限のない店に移動して二次会をやれたらいいな的な流れでございました。

で、夜行バスが運休になったことによりピエールが取り得る選択肢としては以下のものがあったわけです。

①ピエ茶を中止して台風が来ないうちに昼間の新幹線で帰る。

②ピエ茶の参加は一次会のみで、その日のうちに新幹線で帰る。

③その日帰るのは諦めて、ピエ茶も予定通り二次会までやって翌朝帰る。

このうち①については最初からほぼ除外していたんですね。

いかんせんそれなりに遠くから来て下さってる方もいて、
ほとんどは大阪の人たちではあるんですがそれでも電車で数十分とかかけて来て下さる方がほとんどですし、
はるばる中米のユカタン半島から足を運んでくださっている(という設定の)人もいたので、
せっかく遠くから来てくれるのに中止にするのは申し訳ないなと。

で、天気予報を見ていたら、どうやら大阪は深夜過ぎがピークで、
一方の東京は夕方くらいがピークなので、終電で帰るくらいにはむしろ落ち着いてきてるっぽいぞと。

なので②を選択して、20時くらいに終わるピエ茶の一次会でおいとまさせていただくことにして、
21時くらいの東京行きの新幹線の切符を買いました。

 

が、しかし。

いろいろあってその日は帰るのをやめてやっぱり二次会も参加しようかなと考え始めたときに、
「静岡~掛川間で東海道新幹線が止まっとるよ( ̄∀ ̄)ホレミロ」とぽぽんたさんから知らされ。

なんやかんやで③を選択することとなり、
翌朝の新幹線に変更したのが7:03の便という流れでございます。

ま、結果的にそのおかげでゆっくり遊べて楽しかったんですけどね( ̄∇ ̄*)ゞ

ということで、そんな感じで迎えた第3回ピエ茶の模様はまた後日ご紹介したいと思います。

ちなみにピエ茶のエピソードの予告を致しますと。

・愛希じゃないもん!ちゃぴでもないもん!○○○だもん!

・観劇歴が長いからと言って年上とは限らない

・一年前のピエール目撃情報発覚

・このタイミングでケーキ持ってくる!?

・思い出そう、初参加の日のあの気持ち

といったところでしょうか(予定が変更となる場合もございます)。

どう考えてもギャグ回になることが見込まれますがどうぞお読みいただけましたら幸いです( ^ω^ )

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