観劇レビュー・感想

LINEのIDを聞き出すお兄様(星組中日劇場公演DVDの見どころをご紹介~「Bouquet de TAKARAZUKA」編~)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで本日は先日お芝居編を書かせていただいた、
星組のトップコンビ紅ゆずるさんと綺咲愛里さん率いる中日劇場公演のDVDの見どころ紹介の続きといたしまして、
今回はショーの「Bouquet de TAKARAZUKA」のお話をさせていただきたいと思います。

今回もまずは「北関東の恋人」こと七海ひろきのお兄様の場面から。

大劇場版と場面構成自体は大きく変わらなかった中日劇場版ですが、
中日では「サッカー少年」こと礼真琴さんが出演されなかったことで各場面を担当するスターが変わっていますよね。

その一つがプロローグの後の「恋の花咲く道」、人呼んで「すみれの場面」。

中日版ではひろきのお兄様がこの場面の「旅する若者」を演じていますが、
同じくその相手役として踊る「すみれの花の少女」も大劇場に出演していた天彩峰里さんが宙組に組替えしたため、
中日では102期生の水乃ゆりさんが抜擢されておりました。

で、場面の冒頭で花道から登場した「旅する若者」こと七海くん。

登場してライトが当たり、客席からの拍手で迎えられると、

 

「はぁ……(⌒∇⌒)」

 

と爽やかな笑顔とうらはらに色気が零れ落ちんばかりの溜息を漏らすのです!

皆さんここお聞きになりまして!?

わたくし、お兄様の溜息の色気の濃度はムケーシュ様の「ば~ら色の~……ハァ……!」という例のアレでよく存じ上げていたはずなのですが、
まさかこの幻想的なすみれの場面であんな色気が立ち込めると思わなんだですよ!!(//∀//)

 

それからこの場面、冒頭と最後は七海くんの歌があるのですが、
すみれの少女が登場してからはしばらく音楽だけで踊る時間がありますよね。

この「すみれの場面」はストーリーの詳細は書かれていませんし、
台詞も無いので二人の関係とかは特に明確ではないと思うのですが。

にもかかわらず、途中で音楽が「ちゃららん、ちゃららん」って少し静かになって、
ちょっと離れた場所から見つめ合う七海くんと水乃さんが見つめ合って、
手を伸ばしてゆっくりと歩み寄る場面で。

 

なぜかぴえるの瞳に一粒の泪が……( ;∀;)

 

ピエール、若い頃はこういう歌の無い場面って何を表現してるのかよく分からなくてあんまり好みじゃなかったんですが、
こういう場面でいろいろ想像して感動してしまうようになったのって年を取ったからなんですかね~(笑)。

 

あとですね、ちょっと探したけど発見できなかったのですが、
公演中にこの場面についてTwitterで話題になっていたときに、
「カイちゃんはあの数分のダンスの間にすみれの少女から連絡先を聞き出してる気がする」
って言ってる方がいらっしゃって、それがすごいツボだったのです(笑)。

可愛い新人が入って来るとすぐ目を付けるチャラリーマン的な噂も絶えないひろきのお兄様、
たしかにこれはやってるんではないかと思いましてね。

で、どの瞬間に聞き出してるんだろうと考えてみたんですが。

おそらくさっき書いた、手を伸ばして歩み寄った後、
七海くんが水乃さんの頬に手を添えた瞬間。

 

あそこでLINEのID聞いてるね(⌒∇⌒)

 

ちょっと照れたように微笑むすみれの花の少女。

お兄様の手で口元が隠れてる瞬間に、

mizunochan1007です(*´∇`*)

とか答えてるね(⌒∇⌒)(IDは架空のものです)

 

最初は、七海くんが自分のIDをメモした紙を渡して連絡を待つパターンかなと思ったんですが、
たぶんお兄様はそうやって判断を女性側に委ねるようなことはしないですよね。

あとでいろいろ揉めたときに「だって連絡してきたのは彼女の方だし」みたいに逃げ道を作るようなことはせず、
最初の連絡は必ず自分からする!という男らしいタイプだと思います。

デイヴィッド・ベッカムが奥さんのヴィクトリアと出会って連絡先を聞いたとき、
最初ヴィクトリアはベッカムの連絡先をもらって自分から連絡すると言ったらしいんです。

しかしベッカムは「それだと本当に連絡がもらえるか分からなくて嫌だ!自分から連絡するから君の電話番号を教えてくれ!」って言って、
聞き出したヴィクトリアの電話番号を無くさないように何枚もの紙に書き写して家中のあちこちに貼っておいたんだとか。

たぶんお兄様も外ではクールにカッコイイけど実は心配性で部屋中にすみれの少女のLINE IDのバックアップ取ってますね(⌒∇⌒)

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ワイルドに見えてジェントルマンなアパシュ

続いてもやはりお兄様による「アパシュ」の場面。

この場面で二人の女性と踊るアパシュこと七海くんですが、
大劇場版では音波みのりさんと共にこの場面に出演していた愛水せれ奈さんが退団してしまったため、
中日版では男役の希沙薫さんが女役を演じてこの場面に抜擢されております。

そんな希沙さんをお兄様がリフトして数回転するところがあるのですが、
持ち上げていた希沙さんを地上に下ろすときの七海くん。

ものすごく優しいタッチで「そっ……」と下ろしたんですよ!

どれくらい優しいタッチかと言うと、
まるで希沙さんを骨壺に見立てたかのような、
絶対に中身が崩れないように優しく優しく「そっ……」と下ろしたのです!

ワイルドに見えてすごくジェントルマンなアパシュひろき!

これはアメリカとかで荷物を玄関先に投げ捨てて帰っていく運送業者さんにも是非見習っていただきたいタッチでございます。

母はアイリーンのドヤ顔が好き。

続きましては、母が猛烈に気に入って最近ずっと言ってるポイントなのですが。

DVDを観ながら母がしきりに、
「アイリーンのドヤ顔が可愛い」って言うのです。

例えば「モンマルトル」の場面や「セ・マニフィーク」の場面、
あるいはスパニッシュとかのちょっと大人っぽい場面でアイリーンが見せる、

 

( ̄- ̄)ニヤリ

 

っていうちょっと下目遣いな表情のことを言っているようで。

ピエールの中ではもうアイリーンは何してても可愛いという次元に達しているのですが、
母曰く「あんな可愛い顔でちょっと強気にドヤ顔してるのが可愛い」とかなりお気に入りなんだそうでございます。

可愛い可愛いアイリーンが見せるドヤ顔、
実は結構いろんな場面で見られますので皆さんもどうぞご注目くださいませ( ̄- ̄)ニヤリ

よそ見しているお兄様

続きましてはそんなアイリーンのドヤ顔も見られる「セ・マニフィーク」の場面でのもう一つの注目ポイント。

この場面のラスト、大劇場では銀橋に皆さんがずらっと並んで「セ・マニフィ~~ク!」と歌っているクライマックスのところなのですが。

繰り返すサビの最後の「夜をあなたに~」のところ、
「夜を」で出演者から向かって左、「あなた」で右を向いて、
「に~」で正面を向いて両手を上げるじゃないですか。

この「に~」のところで七海くんだけ、
正面を向かずに何やら右の方にそのまま目線を向けている瞬間があるのです。

最初、中央にいる紅くんか誰かとアイコンタクトをしているのかな?と思ったのですが、
皆さん横一直線に並んでるのでたぶん出演者と目を合わせてるわけでは無さそうだなと。

一番可能性があるとしたらおそらく客席前方に可愛い子を見つけたのではないかと思われますが、
どなたかDVD収録日にあの辺の席でご観劇されていて「我こそは」という方は名乗りを上げていただけたらと思います(⌒∇⌒)

お辞儀萌え

そして最後の注目ポイント。

たしか観劇時の感想を書いたときにも、
「パレードで二番手ポジションにいる七海くんがトップスター紅くんとお辞儀を交わしていることに感動した」
ということを書いていた気がするのですが。

ピエール、昔からこのパレードでトップスターが両隣の方と笑顔でお辞儀を交わすのを見るのが大好きでしてね。

単純に「お疲れさまでした~(⌒∇⌒)」と挨拶している感じも微笑ましくて好きなんですが、
あの場でトップスターとお辞儀できるのって、相手役か二番手の特権じゃないですか。

これまで七海くんは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」や梅芸版「オーム・シャンティ・オーム」と、
紅くん主演の別箱公演で二番手として出演したことはあったものの、
ショーのある公演で二番手を務めたのはこれが初めてなのではないかと。

別箱とは言え二番手として出演し、
トップスター紅くんと笑顔でお辞儀を交わしている瞬間が嬉しくて、
何度も何度も巻き戻して見てしまいましたヽ(;▽;)ノ

 

で、さらにこのお辞儀ポイントはこれだけではなく。

七海くんとお辞儀を交わした紅くんが、
次は反対側にいるアイリーンともお辞儀を交わすんですけどね。

お辞儀した後でまだ紅くんの方を見ているアイリーンに対して、

「お先にどうぞ( ⌒∇⌒)ノ」

という感じでアイリーンに先に戻るように笑顔で左手を差し出してるのです。

このときのアイリーンを見つめる紅くんの表情がまぁ本当に愛おしいものを見つめるような表情で、
それはそれは優しい表情なのでございます。

しかもこの手の差し出し方が軽く差し出す感じではなく、
しっかりと差し出していて「君が先に戻るのを見届けるまで僕は引かないよ(⌒∇⌒)」
と言っているかのような男らしさ!

トップスターと二番手が交わすお辞儀、
お辞儀を交わした相手役を見つめるトップスターの表情。

わずか数秒しかないこのお辞儀の瞬間にいろんな思いが詰まっているようで、
宝塚のパレードのお辞儀文化って本当にいいな~としみじみ感じる瞬間でございました。

 

他にももはや語るまでもない3組デュエットでの白薔薇コンビのカイミノリーンなどなど、
これだけツボが詰まって何とお値段たったの8,640円(税込)!

ピエール的に心惹かれたツボの数々、
DVDをお持ちの方はぜひともチェックしてみてくださいませ。

普段なかなか手が出せないDVDではありますが、
実質無料だったことをご報告致します(⌒∇⌒)

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