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花組公演ダジャレデザートご提案と「凱旋門/Gato Bonito!!」千秋楽。

こんばんは。

もうすぐ始まる花組東京公演のダジャレデザートは、

天草てんぐさ四郎~ビューティフル寒天~」

が良いと思います、
七咲ぴえるです。

ピエール、そもそもテングサが何をどうしたら寒天になるんだ!?という疑問が湧いてきましてですね、
ネットで作り方を調べていたら、何度も何度も天日干ししたりしてすごいめんどくさいらしいじゃないですか。

こういうのって、最初にその製法に辿り着いた人すごいと思いません?

だってね、お腹空いて飢え死にしそうなときに、
手近にある見たこともない草や木の実をとりあえず食べてみる、というのは分かりますよね。

で、生では食べられそうにないものを、煮たり焼いたりして試してみる、というところまではまだ分かるんです。

でも、海から採って来た謎の海藻を、
からっからに干からびるまで天日干しにしたと思ったら、
今度はそれをお湯に入れて出て来た煮汁を冷やして固めるって、
どんだけ遠周りしたらそこまで辿り着いたの!?

ワカメとかで我慢できずにテングサにそこまで執着した理由って何!?

そもそもせっかく何日もかけて天日干ししたのにまたお湯に入れて濡らしちゃうんですよ!?

結果的に良かったけど馬鹿じゃないの!?

これだけ手間暇かけて最終的に使うのが「汁」って!

こういうのって他にもありますよね。

例えばコーヒーとかだって、
豆をそのまま食べれないというところで諦めず、
煮豆にしたりして食べるわけでもなく、
なんかよく分かんないけど煎るか何かしてさらに粉々に挽いてお湯を注いで出てきた汁を飲む。

 

また汁かよ!

 

こういうの最初に考えた人の食への探求心って凄かったんだろうな~と本当に尊敬するんですよね~。

コーヒーの味の違いとか知った風な顔で語ってる人だって絶対自分ではこんな製法に辿り着けないですもん。

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「凱旋門/Gato Bonito!!」

それはそれとしてピエールが梅田遠征してドタバタしているうちに、
雪組の東京公演は千秋楽を迎えてしまいましたね(大幅な話題チェンジ)。

梅芸のショーの感想をまだ書かせていただけていないのですが、
本日はこちらの話をさせていただこうかなと。

そんなわけで、タカラヅカニュースで放送された「凱旋門/Gato Bonito!!」の千秋楽の模様を拝見致しました。

望海風斗さん(だいもん)と真彩希帆さんコンビの大劇場二作目にして、
元雪組トップスターでもある轟悠さんを主演に迎えたこの公演。

ピエール、今回の公演は一回のみの観劇だったのですが。

だってほら、大変失礼ながら「凱旋門」の前評判とかも決してそんなに良くなかったのもあって……。

ちょっとピエールにしては遠征が立て続いて資金難でもあったので、
ちょっと緊縮財戦に入らないとガチでやばいなと……。

 

で、そんなこともあって正直全然期待しておらず、
「名作って言われる『凱旋門』をとりあえず一回観てみよ~っと」くらいの気持ちでいたのですが。

 

これが意外にも良かった。

 

本当にすごく失礼を承知で申し上げますと、
「凱旋門」が名作名作と言われ何かの賞を受賞した作品と聞いても、
「賞を受賞する作品がファンに評価される作品とは限らないしな~」とか、
「批評家が好きそうな作品なんだろうな~、こういうのを名作って言ってれば舞台通っぽく見えそうだし」みたいに斜めな先入観を持っていたのですが。

まぁ、細かいことを言えば、
現トップスターが主演じゃないこととか、
二番手の彩風咲奈さんですら出番が少なかったこととかいろいろ思うところはありますし、
不満な点がまったく無いというわけではないのですが。

でも最近って大作海外ミュージカルや漫画とかの原作ものが話題になる一方で、
小説とかが原作とは言えオリジナル作品が箸休めみたいな扱いになってしまってる印象もある中で、
あくまで自分の抱いているイメージですが「宝塚を見てる」と感じられる、
すごく重厚感や品格を感じる作品だった気がしました。

あと、柴田侑宏先生の作品はすごく宝塚的な品格のある名作がたくさんある反面、
主人公やヒロインがちょっと好きになりづらいことも多くて。
(「琥珀色の雨にぬれて」のクロードとシャロンしかり、「激情」のホセとカルメンしかり)

でも「凱旋門」で轟さんの演じたラヴィックってすごく「ザ・主人公的」というか、
他人のために自分の犠牲を厭わない大人の男の魅力が感じられたのも良かったな~と(ジョアンはちょっと好きになれない女性像なのだけど)(あと現実の大人の男の中に他人のために犠牲になれる人がどれほどいるかも別として)

そういう意味では宙組の博多座での再演が決まった「黒い瞳」も主人公・ヒロインともに素直に好感の持てる人物だった気がするので楽しみです。

 

漫画原作の作品とかも以前に比べると楽しめるようになったピエールですが、
「凱旋門」って最近の宝塚の作品から失われつつある何かを思い出させてくれるところがあるのも確かで。

「意外にすごく良かった」という人と「全然面白くなかった」という人、
ピエールの周りにはその両極端な人がどちらもいる印象なのですが。

でももしかしたら、「面白くなかった」と感じた人の方が、
これからの宝塚はむしろ楽しめたりするのかも……とかちょっと淋しさ混じりの予感を感じたりもしました。
(こういう作品はどんどん減っていく傾向にある気がするので)

「凱旋門」の初演の時代とかから宝塚ファンになっていたかったというか、
実際に轟さんのトップ時代にこの「凱旋門」という作品の初演を生で観てみたかったなぁ、なんてことも思いました。

 

そしてショーの「Gato Bonito!!」は、
「凱旋門」では決して出番の多くなかった我らが「ノゾミーナ」こと星南のぞみさんもたくさん活躍していて、
お芝居の分まで「ノゾミ・ミツケラレルダ」を発動しておりました(* ̄∀ ̄*)

あと印象的だったのがですね、ショーの中でいろんな種類の猫の場面が登場するという前情報を聞いていたのですが。

どういうのが出て来たんだったかな……たしかベンガルとかマンチカンとかヒマラヤンとか?

猫を飼ってる方であれば、
やっぱり自分ちの猫が登場するかな~とか期待するじゃないですか。

でもね、ピエールが想像していた「猫種」って、
黒猫・白猫・三毛猫・ハチワレ・キジトラ・サバトラ・茶トラ・エトセトラ……とそんな感じだったので、
「あれ~、黒猫は出て来たけどキジトラは出てこなかったなぁ(´・ω・`)」と観劇後に姉に話したら。

 

「それは種類ではなく柄」

 

と言われてしまいました(笑)。

そっかー、キジトラは猫種ではないのですねー(//∀//)

でも「Gato Bonito!!」は来年10月の全国ツアーで絶対再演すると読んでいるので、
そのときにはキジトラのシーンも入るといいな~( ^ω^ )

退団者ご挨拶

そんな今回の公演で、
98期生の叶海世奈さんと99期生の桜良花嵐さんが退団されました。

まずは「宝塚に入ってから6年間、いろいろなことを感じてやってまいりましたが、今ここにこうして立ってみると、ただただ『宝塚に入って良かった』、心の底からそう思います」と語った桜良さん。

そして叶海さんは、
「今からちょうど10年前、宝塚の舞台を初めて観劇し、私は夢に出会いました。その日から今日まで、夢を見続けることができましたのは、決して一人では歩むことができなかった道を、共に歩んでくださったたくさんの、大勢の方々がいてくださったからです」と振り返っていました。

ファンにとって悲しいのは、自分のご贔屓が退団するとき、
「生まれ変わってももう宝塚には入りたくない」という気持ちで宝塚を去られてしまうことのように思います。

ただ単にハードワークだからもう一回は無理、とかならともかく、
その世界の内側にいた人が愛せなくなってしまう世界を、
ファンが愛せるわけがないですもんね。

「宝塚に入って良かった」「生まれ変わってもまた宝塚に入りたい」「これからも宝塚という世界に夢を見続けている」

全てのタカラジェンヌが、心からそう思いながら卒業できる世界。

これからも宝塚がそんな世界であればいいなーと願っております。

99匹の黒猫

そしてトップスターだいもんのご挨拶(今唐突に「TOP CAT」という言葉が浮かんでしまった)。

「『凱旋門』では普段経験できないことをたくさん経験させていただきましたが、中でも、轟悠さんといっしょにお芝居をさせていただくということは、私自身にとりましても、雪組にとりましても、素晴らしい財産になりました」と語っただいもん。

そしてショーの「Gato Bonito!!」については、
「私個人といたしましては、99回アドリブをやり遂げたという達成感で今胸がいっぱいでございます」と。

ということは全部で99公演だったんですね~。

99回分のネタを考えただいもんも大変だったと思いますが、
99回その場で無茶ぶりに対応した真彩さんたちお三方も大変でしたよね(笑)。

 

そしてだいもんはカーテンコールで退団者のお二人に一言ずつ促した後で他の出演者を再び舞台上に呼び寄せると。

 

「えー……どうしましょうねぇ( ̄ー ̄)」

 

ノープランであることを惜しげもなく晒すだいもん(笑)(//∀//)

凱旋門にちなみ、無事に千秋楽を迎えたことを祝して、
「見えないカルヴァドス」で乾杯をすることになったのですが。

見えないグラスを手に掲げたまましばらく無言のだいもん。

 

「……すいませんボーッとしてます( ̄∀ ̄;)」

 

もうちょっとだけ頑張ってー(笑)!(//∀//)

ということで、星組が台湾公演に入るために公演順が入れ替わることもあり、
雪組は次もこのまま別箱公演はなく「ファントム」のお稽古に入るのかなと。

集合日はいつかなどはまだ存じ上げないのですが、
注目度も高い公演だと思うので、皆さん元気に次の公演も務められるようしっかり休養を取って欲しいですね。

にゃーΨ(=^・∀・^=)Ψ(大劇場の初日にだいもんが言っていた「思い思いのにゃー」)

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