観劇レビュー・感想

しつこいけどやっぱり神キャストな「エリザベート」感想その2

こんばんは。

ということで宙組版「エリザベート」の感想。

前回は朝夏まなと(まぁさま)さんと実咲凛音さん(みりおん店長)のトップコンビについて中心に書かせていただいたので、
今回はその他のキャストの方々について書かせていただきたいなと。

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まかじぇフランツがイケメン!

まずは皇帝フランツを演じている真風涼帆さん。

いや~、真風くんがホントにカッコ良かった!

想像をさらに凌駕するカッコ良さでしたよ!(≧∀≦)

「エリザベート」におけるフランツって、
ルキーニやルドルフに比べて「演じてみたい役」として挙げる人もあまり見た記憶が無くて、
2番手の役でありながらちょっとおいしくない役のイメージがあったんです。

弾けまくって客席を味方につけるルキーニや、
短い出番ながらも悲劇的な結末で人気の高いルドルフに対して、
フランツって決して悪い人じゃないんだけどエリザベート(シシイ)とすれ違い続ける、
敵でもないけど味方でもないどっちつかずな印象もある人物と言いますか。

いっそ2番手がルキーニの方がいいんじゃないかと思ってたこともあったくらいで。

なので出番が多い割にあんまり面白くない役になりかねない役で、
でもだからこそフランツは2番手が演じる意味があるんだと思いました。

どういうことかと言いますと、
2番手くらいのキャリアと実力と存在感のある人でないと、
ホントにフランツってつまらない役になりかねないと思うんです。

一方で、シシイと出会うかなり若い時期から、
ひげもじゃの晩年までの長い時間を演じなくてはならないというのも難しい役だなと。

若々しいだけの人が演じてしまうと序盤はカッコイイけど晩年に説得力が無くなってしまう。

逆に熟しきったベテランが演じると晩年の演技にはすごく重厚感が出るけれど、
序盤で「若くてハンサムな皇帝」って言われてる時代は、
ちょっと貫禄が出すぎて若々しさに欠けてしまったり。

でも真風くんのフランツは本当にそのバランスが絶妙で。

ピエール、生で観ることのできたフランツの中で、
彩吹真央さんのフランツが一番好きだったんです。

まさにこの序盤と晩年のバランスが一番ハマっていた気がして。

でも真風くんのフランツは、ピエールの中で彩吹さんに匹敵するほど理想的なフランツと出会えた気がしました。

 

後ですね、非常に衝撃的だった場面が、
フィナーレ冒頭で真風くんが銀橋の横からせり上がってきて「愛と死の輪舞曲」を歌う場面。

もう本編も終わってるからちょっと油断していたのですよ。

そしたら何と!

せり上がってきた真風くん!

前髪をさらりとさせているではありませんか!

本編でのフランツのかっちりヘアー&白髪モジャモジャから、
突然の爽やかボーイになって現れるじゃないですか!

あれはずるい!イケメンすぎる!(≧∀≦)

これからご覧になる方は、ぜひあのフィナーレの前髪を見逃さないようにご注意くださいませ。

ひかルキーニが楽しそう!

ルキーニを演じた愛月ひかるさん。

おなじみ「とあちゃん、さきちゃん、ひかるちゃん」の93期トリオの一角でございます。

もうね、プロローグで歌い始めた瞬間から、
「ひかるちゃん、歌うまいじゃん!」という衝撃でした。

今回の配役が発表になった際、
ひかるちゃんの歌唱力を心配されていた声を聞いたりしてたんですよ。

前回の花組版でルキーニを演じた望海風斗さん(だいもん)の歌声がすごかったというのもあるのかな~と。

でもひかるちゃんのルキーニも見事でしたよ!

何より、今まで確実に宙組における存在感を高めてきつつも、
もう一つ何か大役に乗っかり切れてない印象があったんですが、
そこにきての今回のルキーニを演じてるひかるちゃんがホントに楽しそうで!

もともと大の宝塚ファンのひかるちゃん、
きっとルキーニという役にプレッシャーを感じつつも嬉しくて仕方ないんじゃないかな~と。

あとですね、僕が初めて「エリザ」を生で観た2005年の月組版以来、
ルキーニって割と大きくない方が演じることの多かった印象があったんですね。

けれどひかるちゃんはご存知の通り173cmという長身もあり、
今までのルキーニのイメージとはまた違う長身ルキーニというのも新鮮でした。

これまでルキーニを演じた方は皆さんトップになっていて、
だいもんもいずれ間違いなくトップになる方だと。

それだけ数多くの男役さんの飛躍のきっかけにもなったルキーニという役を、
ひかるちゃんがイキイキと楽しそうに演じてるのが本当に感無量でございました(T^T)

ちなみに2幕冒頭のアドリブシーン、
OGや著名人の方が観劇しているとその人をいじって盛り上がってるようですが、
このときは特にそういった方が来ていなかったようで。

この日は友の会の優先公演だったので、
「今日ここにいる人ってみんな友達ってこと~?」とフリをした上で。

たぶん最前列にいた小さい女の子に、
「お嬢ちゃん、将来美人になりそうだね~!大きくなったら、オレの友達になってくれる?」
みたいな感じで「じゃあ隣のお母さんといっしょに!鳩が出ますよ!」って写真を撮っていました。

ダメだよ~、テロリストと友達になったりしたらダメだよ~(笑)。

その他もいちいち神キャスト

フランツとルキーニでだいぶ長々と語ってしまいましたが、
その他のキャストも「ちょっとイメージと違うな~」という人が全然いなくて、
もうホントにどっぷりとエリザの世界に浸れました。

ルドルフ役の蒼羽りくさんは目鼻立ちに力のある方だと思うので、
追い詰められていくルドルフの心情がすごく表れていました。

今回の役替わりは終盤に桜木みなとさんバージョンも観られる予定なんですが、
澄輝さやとさんのルドルフも観たかったな~(>_<)

少年ルドルフを演じた星風まどかさんもすごい可愛かったです!

抜擢が多くてちょっと学年に見合わぬ大人の役を課せられることも多いですが、
やっぱり今はまだこれくらいの初々しい役で経験を積ませてあげた方がいいんじゃないかと思いました。

純矢ちとせさんのゾフィーはもう圧巻の一言!

宙組で「エリザベート」をやると発表になってから、
何気に配役発表を一番ワクワクしながら待っていたうちの1つが、
「ゾフィーが純矢さんだったらいいな~」というところだったのですが、
ホントに素晴らしかったです!

余談ですがゾフィーの夫って「エリザ」には登場しませんが、
純矢さんの夫って聞くとどうしても七海ひろきさんのホレスを思い出しちゃうんですよね(笑)。

あと伶美うららさんのマダム・ヴォルフ。

歌が弱いというイメージがどうしても強いですが、
今回のように低めの曲はドスが効いててむしろすごい迫力でした!

うちの姉は最近結構うららさんが好きらしいんですが、
「ただの美女キャラだけじゃなくて最近いろんな役の幅が広がってきて嬉しい」と言っておりました。

美女はやっぱり美女だった

それと主要キャストとは違うかも知れませんが、
スコットランドの美女やシシイの弟を演じていた華雪りらさんがいちいち可愛かったです(//∀//)

澄輝さんのブリドリに出演した頃から気になっていたんですが、
もう見つけるたびにいちいち可愛くて(*´∇`*)

ちなみに「結婚は~、失敗だ~」って歌の場面、
後ろで貴族たちがちょっとカクカクした舞踏会みたいに踊ってますが、
あの中にシシイの弟たちも混じって大人のマネして踊ってることに今回初めて気付きました。

そのときの華雪さんもまた可愛いので、ぜひご注目してみてくださいませ( ̄∀ ̄)

 

そんなこんなでとにかく素晴らしかった宙組版エリザベート。

超絶チケット難で、いつもお世話になってる貸切とかも外れて苦労しましたが、
こうして無事に観ることができて一安心でございます。

あと一回の観劇予定も、神キャストのエリザをしっかり目に灼き付けてまいります!( ´ ▽ ` )ノ

 

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