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もっと!北関東自動車道(「もっと!男役道~美弥るりか~Part1」)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで、昨シーズンから放送されて一躍人気コーナーとなった、
下級生男役からの質問に熟練した上級生が答えたり答えたり答えたりするタカラヅカニュースの「男役道」。

リニューアルされた「もっと!男役道」の第2弾は月組編。

男役道を伝授してくれる先生は、
我らが「北関東の瞳」こと美弥るりかさんでございます!

このコーナー、シーズン1の最後を飾ったのは美弥ちゃんと同じく茨城県出身、
我らが「北関東の恋人」こと七海ひろきのお兄様でした。

男役道の講師、すなわち現役男役を代表する男役力の持ち主として、
北関東のお二人が揃って選ばれるとはヽ(;▽;)ノ

そんな美弥ちゃんに男役道を伝授される下級生は、
月組の朝陽つばささん、蘭尚樹さん、そして瑠皇りあさんの3名。

それでは行ってみましょう!

「もっと!北関東自動車道」スタートです(⌒∇⌒)

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役づくりの名手・美弥るりか

まずはさっそく朝陽さんからの質問。

現在公演中の「エリザベート」で小池修一郎先生から「下級生の必要がすごく必要だ」と言われているそうなのですが、
「下級生の時に男役として心がけていたことを教えて下さい!」という質問。

美弥ちゃんも下級生時代に「前列の人以上のパワーを出せ」と言われてきたそうなのですが、
漠然としててどうしていいか分からなかったけれど隣の人と違っても自分がやりたいのはコレだ!というものを出したり。

下級生時代を過ごした星組では背の高い人に囲まれながら自分は決して大きいタイプではなかったので、
「自分は他の人よりも手が長い、脚が長い」と思いながら自分の動かす空気を大きく感じて動くように心がけていたそうです。

また、一生懸命さが自分の小さい空間で収まってしまう原因になりがちなので、
稽古場でも鏡の向こうまでエネルギーを飛ばすイメージで稽古するように意識していると話していました。

朝陽さん曰く、美弥ちゃんは舞台上だけでなくまだ衣装などを付けていない稽古場でもその役に見えるところがすごいと感じているそうで。

この話の流れで隣の蘭さんからも、
「役づくりで常に意識していることを教えて下さい!」という質問が。

美弥ちゃんは台本を初めて読んだときの第一印象がずっとその役の芯になるので大事にしていることと、
自分とその役の似ていないところを探していくという役づくりの仕方が他の人とは違うと自己分析しているようで。

「例えば今なら皇帝(フランツ)をやってるけど、自分は皇帝なわけないし生まれも性別さえも違うから、ある意味自分の人生を無かったことにして役の人生を受け入れるようにしている」と。

美弥ちゃんの好きなところの一つなのですが、
この「自分は皇帝なわけないし」と現実的なツッコミを入れるところや、
上述の「『前列の人以上のパワーを出せ』というのが漠然としていてよく分からなかった」というところが、
すごく素直に自分の感情を受け入れている人だと思うんですよね(ただ単に面白いという意味でも好きなのだけど)。

言われたことを無条件に「そっか!前列以上のパワー!ハイ!(⌒∇⌒)」って分かったつもりになって受け入れるだけではなく、
「いやいや、そんなパワーとか抽象的なこと言われても(;・∀・)」っていう冷静に考えれば当然の気持ちを素直に受け入れた上で、
「じゃあこの抽象的な課題をどうやって乗り越えたらいいか?」
「皇帝じゃない自分が皇帝を演じるにはどうしたらいいか?」と正面から立ち向かって行くから、
お芝居や舞台上の姿、さらには普段の言葉の一つ一つにも嘘が無いんだろうな~と感じます。

 

また、役の人物になりきって日記を書いていたりしたそうで。

ここで話に出てきた作品がなんとバウホールで再演が決まっている「ANNA KARENINA」(このときは全部大文字だったっぽい)

カレーニンという役を演じるために、
台本には書かれていないその人の年表を書いてみたり、
カレーニンとして一日を過ごしてみたりしてどうにかその人物に近付こうとしていたそうです。

これ、役替わりでカレーニンを演じていた紅ゆずるさんもおっしゃってませんでしたでしょうか!?

同じ役を演じていた中で相談しながらやっていたのか、あるいはたまたまなのか分かりませんが、
同じ役を同じアプローチで経験したお二人が今もこうして活躍してるというのは何かすごいことですよね~。

 

美弥ちゃんのフランツを初日映像で見た姉が言っていたんですけどね。

美弥ちゃんって、男役としては決して大柄ではなく体格的に恵まれてるわけではないけれど、
どんな役をやってもちゃんと似合ってしまうところがすごいと。

「美弥るりかと言えばこういうキャラクター」というイメージも人一倍ある人だと思うのですが、
そのイメージと異なる役が来た場合でも「やっぱり美弥ちゃんにはこういう役は合わないよな~」とはならず、
「あれ?美弥ちゃん、フランツも似合うんだ」と思わせてしまうところが、
ただ一言で「芝居が上手い」というレベルを超越した「役づくりの名手」なんだなと感じさせる役者さんだな~と思います。

受け継がれる色気

続いては瑠皇さんからの質問。

「All for One」が月組生として初めての作品だったという瑠皇さん。

袖から見ていたプロローグでせり上がって来た美弥ちゃん演じるアラミスがすごく魅力的で見惚れていたようで、
「ハットの被り方や目線の使い方を教えて下さい!」という質問。

美弥ちゃんはファン時代からいろんなスターの仕草などを見ていたり、
入団してからはトップさんや自分のツボを刺激する上級生がどのようにしているかを研究したりしてきたそうです。

特に月組に来てからは学年的にも大人の役をやるようになっていて、
中でも出演する機会の多かった小池先生の作品では悪役や色気を要求される役を演じることが多く、
その中で必死に身に付けて来たと話していました。

例えばスモークが焚かれた中で振り返るシーンがあるのであれば、
その煙がどういう流れで動いたらカッコイイかという空気の流れを考えたり。

「目線」を単独で意識するのではなく、
周りの空気の動きの中で目線の使い方も考えられてるんですね~。

また、これはよく聞く話ですが美弥ちゃんも「白目に照明を当てるとキラキラして見える」と教わって来たので、
敢えて顔は動かさずに目だけで横を見てスポットライトを当てるようにしているんだとか。

「実際にハットの被り方などを教えていただけますでしょうか?(⌒∇⌒)」と瑠皇さんがリクエストすると。

「分かりました~……あれ?みんなどうしたのコレ??」と白々しい芝居をする美弥ちゃんたちの手にはいつの間にかオシャレなハットが(笑)。

この流れ、もう視聴者も分かってるから大丈夫ですよ~( ̄∀ ̄)

ちなみに美弥ちゃんは「右目は見えなくなるくらいにかぶっていい」と教わったそうなのですが、
最初に聞いた時は「えっ?目ぇ見えなくていいの?(;・∀・)」と驚いたそうで。

しかし片目が見えないくらいに帽子をかぶっていたところからたまに目が覗くのが良いというハット術の極意を学んだとのこと。

そして美弥ちゃんは瀬奈じゅんさんの帽子の被り方が大好きだったそうなので!

 

分かるーーーー!!!!(≧∀≦)

 

ピエール、歴代トップスターの中でもファンになって初期の頃、
特にハットの被り方が素敵だな~と思っていたのが美弥ちゃんの組配属時のトップスター湖月わたるさんと、
まさにこの瀬奈さんのお二人だったんですよね~。

瀬奈さんの過去の映像を見ていると本当に片目が隠れるくらいに深々と被っていたそうで、
美弥ちゃんの色気は瀬奈さんからも受け継がれていたんだな~と考えると当時のファンとしても嬉しいですね~( *´艸`)

ハットに隠れていた瀬奈さんの眉間のシワがチラッと見えた瞬間とかもそりゃすごい色気でしてな……。

カップラーメン作るとき、蓋がちゃんと閉まってないと隙間から湯気が漏れて来るじゃないですか。

あの感じなんですよね……ハットの隙間から色気と言う名の湯気が出てたと思うんですよ……。

そのあと実際にそれぞれハットの被り方を実践してくれたのですが、
照れながら初々しい手つきでハットの縁を撫でる下級生の動きに合わせて入る「キラ~ン☆」という効果音が何とも味がありました(笑)。

「男役道」は全3日に渡って放送されるので、あと2回続くということですよね。

明日も楽しみ~~!!(≧∀≦)

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