スカイステージ

とりあえず「マイティーー!!」と叫んだあの日から(「セニョール クルゼイロ」初日)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

そんなこんなで、水美舞斗さん主演の花組バウホール公演、
「Senhor CRUZEIRO(セニョール クルゼイロ)! —南十字に愛された男—」

タカラヅカニュースで放送された初日の模様を拝見致しました。

「マイティー」こと水美さんにとってこれがバウ初主演。


(Amazonより)

「アベンジャーズ」のマイティー・ソーも大活躍しておりますが宝塚のマイティーも負けておりません。

95期ではマイティーが6人目のバウ主演となりますね。

さらにこの後には瀬央ゆりあさんの主演も控え──。

とか思っていたのですが、
よく考えてみたらその前に愛希れいかさんの娘役としてレアなバウ主演もあるので、
かれこれ95期のバウ主演は今年で8人!ということになりますでしょうか。

マイティーは同じ花組の「ビジュアル・モンスター」こと柚香光さんに比べるとちょっと遅めの初主演ではありますが、
それでも決して今のタイミングの初主演は遅くない!と思っております。

このタイミングで掴んだ初主演、
これからマイティーがさらに飛躍するきっかけになって欲しいですね。

 

オープニング、「彼の名は──クルゼイロ!」という陰の声と共に現れたマイティーの演じるクルゼイロ。

一幕は「芝居仕立てのショー」ということですが、
その名の通り幕開きのプロローグから花男らしい暑苦しいダンスで輝いております。

若手男役さん4人を率いて踊り歌うマイティー。

これがショーの一場面でのセンターではなく、
「主演」としてセンターに立っているというのが感慨深いですよね。

そしてお芝居っぽい場面が始まると、
「やっぱりセニョール・クルゼイロはブラジルで一番のグループよ!」
と盛り上がる女性記者のような皆様。

そういえばこの公演、役名は発表されているもののあらすじとかは書かれていなかったので、
どんな物語なのかも初日までほぼ分からないまま迎えたという感じだったんですね。

おそらく先ほどのマイティー演じるクルゼイロが率いる5人グループが「セニョール・クルゼイロ」ということでしょうか。

しかし「南へ~……」としっとりとした歌を歌っている最中に、
突然苦しそうに胸を押さえて倒れこんでしまったクルゼイロ。

そしてメンバーの一人(ごめんなさい、お名前が分かりませんでした……)が、
「あいつがスキャンダルをまき散らしてくれたおかげでオレたち話題になったところもあるからなぁ」とぼやくと、
飛龍つかささん演じるアクルックスが「何言ってんだ!オレたちはオレたちの力で……!」と憤り。
(【追記】お名前の分からなかった方は翼杏寿さんだと教えていただきました!)

「そうだよ。でもあいつ無しではここまで来られなかった」と冷静に語る聖乃あすかさん演じるガルックス。

人気絶頂のセニョール・クルゼイロのメンバー感にもいろいろあるようです。

SM○PといいT○KIOといい5人組っていろいろ大変なんですね。

 

さらに綺城ひか理さん演じるちょっとチャラそうなアントニオが歌ったり、
サッカーボールを蹴り合うような場面があったり。

ショーっぽい場面が進んでいましたが再びお芝居に戻ると、
城妃美伶さん(しろきみちゃん)演じるビアンカにクルゼイロが自分の名前の由来を語る場面に。

しろきみちゃんの歌う「もっと高い場所目指して行くのよ~」というのは、
演出の稲葉太地先生が初主演のマイティーに宛てたメッセージであると同時に、
それを歌うしろきみちゃんへのメッセージでもあるような気がしました(そう思うととてもじんわりする)。

他にもすごいスラっとした娘役さんいる~と思ったら舞空瞳さんがソロで歌う場面などもあり、
下級生までたくさん活躍できるのは小劇場ならではですよね。

 

そしておそらく二幕の「ラテングルーヴ」の方では、
バウホール公演ながら客席降りもあるようで!

稲葉先生らしい、熱い熱い、けれど宝塚らしい情緒にも溢れたラテンショーが展開されております。

これまでの宝塚のショーでも聴いたことのある曲もちらほらあったりして、
ステージの大きさこそ大劇場とは比較できませんが、
ショーのセンターに立つというのは上級生でもなかなか経験できることではないので貴重な公演ですよね~。

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主演・水美舞斗

そして終演後は、まず長の冴月瑠那さんが、
「バウ初主演となる水美舞斗が、そのたくましい筋肉と熱いハートで皆を引っ張ってきてくれました」
と笑いも交えながら紹介。

そんなマイティーが挨拶に立つと、
主演を待ち望んだファンの方々から大きな拍手が贈られていて、
「やっぱり初主演っていいな~( ;∀;)」という気持ちになりますね。

「皆がダラダラの汗と、できなくて、悔しくて、ときに涙を流すこともありましたが、稲葉先生を始め、諸先生方の愛あるご指導のもと、みんなで全力でお稽古に取り組んでまいりました」と語るマイティー。

「このチームが上手くいくようにと引っ張って行ってくださった5人の上級生の方々。それに必死に付いて行き、ものすごい勢いで成長していく下級生。その姿に、私は背中を押してもらい、充実したお稽古を送ることができました」と、
上級生にも下級生にも感謝の気持ちを持ちながら出演者全体を見渡す表情は、
しっかりと「主演」としての役割を果たしている人の姿だな~と感じました。

でも今さら気付いたんですが、今回の公演はマイティーの同期は一人も出演してないんですね~。

初主演に同期がいっしょにいないのは淋しいかも知れませんが、
けれどきっと各組のいろんな同期生が日々応援に駆け付けてきてくれてることだろうと思います。

「26人、一丸となって、南十字星よりももっともっと高いところを目指して精進してまいりたいと思います!」と語るマイティーの表情に、
95期の中では遅めながらも初主演の座をつかんだマイティーのこれからの躍進を垣間見た気がします。

 

そしてカーテンコールでは、
「このメンバーで……花組ポーズをさせていただきたいと思います!」とマイティー。

なぜか「明日海さんごめんなさ~い!」と博多の地にいるトップスター明日海りおさんにもお断りを入れつつ(笑)、
熱い熱い花組ポーズを決めていました。

 

わたくしごとですが、たしかピエールがこのブログを始めて最初に迎えた花組大劇場公演が、
「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲」でした。

そのお稽古期間中に発表になった「新人公演 一部配役」。

そのとき「水美舞斗」という名前が初めて新公主演として発表され、
宝塚離れから帰って来たばかりでマイティーのことも全然知らず、
とりあえず愛称がマイティーだということを知ったので「ミキティーーーーーーーー!!(・∀・)」の感じで「マイティーーーーーーーー!!(・∀・)」とシャウトしていたら、
ブログ初期からお読みくださってる方が「マイティーには絶対新公主演して欲しいと思ってたんですよ~!」というコメントを頂き。

「このマイティーさんはそんな待望されてた方なんだな~」ということを知りました。

そんなマイティーが今度はバウ主演を果たす日が来たんだなと考えると、
何だかとても感慨深い気持ちがしております。

たくさんの人が待ちわびた「水美舞斗 主演」の「セニョール クルゼイロ」。

短い公演期間ではありますが、最後まで皆さん怪我なども無く大いに盛り上がりますように!

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