宝塚の雑記

カッシュとウルスラ(「天は赤い河のほとり」文庫版1巻~7巻を拝読してPart2)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

ということで宙組新トップコンビ真風涼帆さんと星風まどかさんの大劇場お披露目公演「天は赤い河のほとり」

本日はその原作漫画を文庫版1巻から7巻までを読んでの、
ピエール的にハマったポイントについての続きを書かせていただきたいと思います。

今回もネタバレに繋がる内容があるかも知れませんので原作未読の方はご注意くださいませm(_ _)m

余談ですが、ニコ茶の同志でもある長野が生んだ「たなぼたクイーン」、ララさん。

ピエールより一足先に「天河」をお読みになっていたようで、
初日を迎える前にその感想を書かれていたんですけどね。

そのときにちらっとその感想を拝見しまして。

その感想の中で、ララさんが「大号泣した」と書かれていたの見まして。

ピエール、ララさんが大号泣したと聞いて思ったんですよ。

 

ウッソだ~┐(´ー`)┌

 

だって!

ララさんって絶対生まれ持った強運で棚からぼた餅どころか五平餅が落ちてくるような人で、
絶対に少女漫画を読んで涙を流すような情に厚い人じゃないと思ってたんですよ!(ディスってないです)

そんな血も涙もないララさんが大号泣するなんていったいどんな話なんだろう……と気になっていたのですが。

先ほど改めてララさんのブログを見に行かせていただきまして、
ララさんが「大号泣した」のがどの部分だったかを探してみたところ。

 

ピエールがこれから語ろうとしているのとまったく同じところでした。

 

マジか……ピエール、ララさんと同じ感性か……(ディスってないです)。

ということで、宝塚ブログ界において最も血も涙も無いツートップと言われるララさんとピエールが共に涙した「天河」のエピソード。

お聞かせ~しま~しょう~ヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

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カッシュとウルスラ

前回は、主人公・鈴木夕梨のファーストキスの相手だったにもかかわらず、
結構序盤でその存在を忘れられてしまった氷室聡くんと、
皇妃ナキアに仕える謎の神官ウルヒ・シャルマについて書かせていただきました。

今回はもう一人、ピエールが涙なくして語れない人物を紹介致します。

ナキアの目的は息子のジュダ(風色日向さん)を皇帝にすること、
そのために邪魔なカイルたちを無きものにしようと暗躍しているわけですが。

皇帝シュッピルリウマ1世(寿つかささん)が崩御した際、
カイルの異母兄であり皇太子だったサリ・アルヌワンダ(星吹彩翔さん)が次期皇帝アルヌワンダ2世となるのです。

そのときに繰り上げの皇太子として、
最終的にカイルとジュダの二人が候補となりまして。

ジュダはまだ幼少でもあるので戦士としても優秀なカイルの方が圧倒的に優勢なのですが、
ナキアはカイルの側室、そして戦いの女神「イシュタル」として国民から圧倒的な人気を集めていたユーリの評判を失墜させることで、
国民の支持をカイルから自分の息子のジュダに引き寄せようとするんですね。

で、そのときに何をしたかと言うと、
「イシュタル」を名乗る別の女(つまりユーリの偽者)を仕立て上げ、
偽イシュタルに好き放題な行いをさせて国民が「カイル皇子の側室はあんなに酷い女なのか!」と思うように扇動しようというもので。

そのために利用されたのが、
貧しい村の出身であるものの美しいウルスラという女。

どうにかのし上がって惨めな暮らしから抜け出したいと願っていた野心を利用され、
ウルスラはナキアたちの策略にまんまと乗せられて偽イシュタルになりすますのです。

しかしやがてそれはカイルの知るところにもなり。

皇子の側室になりすましていたなんていうのは極刑になってもおかしくない重罪。

ところがそれを許して助けてくれたユーリの器の大きさに触れて改心したウルスラは、
カイルやユーリに忠誠を誓って女官として働くことになったのです。

 

そんなウルスラに、密かに想いを寄せるようになった男がいました。

彼の名は、カイルの信任厚い部下、戦車隊長カッシュ(和希そらさん)。

実はカッシュももとは貧しい出身からカイルに腕を見込まれて拾われた過去があり、
同じような境遇のウルスラに惹かれるようになっていたのです。

カッシュから想いを告げられたウルスラも最初は笑って拒絶するのですが、
カッシュの真っ直ぐな想いに胸を打たれて二人は将来を誓い合う仲に。

 

しかし、再び帝国を襲った悲劇。

ナキアとウルヒの策略により新皇帝アルヌワンダ2世が暗殺され、
ユーリがその罪をなすりつけられてしまうのです。

どう考えてもナキアたちの仕業なのに証拠が無いため打つ手のないカイルたち。

何とそこへウルスラが名乗り出ます。

 

「私が皇帝を殺しました。皇帝暗殺の指示をしたのは────ナキア様です」

 

自らが皇帝殺害の犯人であると罪をかぶる代わりに、
その指示をしたのがナキアであると告発することでナキアを道連れにして追放し、
自らの命と引き換えにユーリへの恩に報いようとしたのです。

なんとかウルスラの無実を訴えて助けようとしたユーリや、
いっしょに遠い国へ逃げようと説得するカッシュたちの思いも空しく、
ユーリを、カイルを、そして帝国を救うために、ウルスラは処刑されてしまうのでした。

 

死刑については現代でも賛否がありますが、
ピエールは世の中の重犯罪者に対しては結構厳しい考えのタイプなのですよ。

殺人犯は死刑になって当然と思ってますし、
最近よくある問題で言ったら過労死や自殺者を出した企業の経営者やパワハラをした上司だって極刑にするか、
あるいは休日も休憩もなく死ぬまで強制労働に就かせればいいとか思ってます。

なのでイシュタルを名乗って自分の名を汚したウルスラをユーリが許したときも、
「何でだよ~、こんなムカつくやつ極刑にしちゃえばいいじゃん~」とか思って読んでたんです。

しかし、ウルスラが死刑に処された場面を見たピエール。

すっかりウルスラが大好きになっていたピエール。

 

ウルスラ……( ;∀;)

ウルスラなんで死んでしまうん……( ;∀;)

ホタr(略)。

愛媛の文学少女との会話

そしてピエールの脳裏にある記憶が蘇りました。

それは、まだ配役が発表される前、
配役予想をされていた原作ファンの「愛媛の文学少女」ことOz様の記事にこんなコメントをさせていただいたときのこと。

ピエール、愛月ひかるさんと華妃まいあさんって雰囲気とかスタイルとかの相性がすごく良さそうな気がするので、
いつか恋人役とか相手役をするのを見てみたいと常々思っておりまして。

今回の「天河」でひかるちゃんとまいあんが相手役になりそうな登場人物が原作にいませんかね~、
とOz様にお尋ねしていたのでございます。

それに対するOz様から頂いたお返事コメントがこちら。

ウルスラ……。

 

ウルスラーーーーーーーー!!!!( ;∀;)

 

あのときOz様がおっしゃっていたウルスラ、
まさかこんな形で再会するとは( ;∀;)

さすがだよOz様……。

これからは「オズ・イシュタル」と呼ばせていただきたい……いや「タワナアンナ・オズ」の方がふさわしいかな……。

そしてすぐさまピエールの頭を過ったのが。

「ウルスラ役は誰!?宝塚版では誰が演じてるん!?」

慌てて配役表を開いたピエール。

 

ウルスラ……ウルスラ……ウルス……。

 

いないーーーーーーーーーーー!!!!( ;∀;)

 

なんで……なんでウルスラ出てこないん……?なんでカッシュとウルスラのくだり無いん……?( ;∀;)

と思いつつ、まぁこれだけの作品を一時間半に収めようとしたら、
そりゃ全エピソードを盛り込むわけにはいかんだろうと泣く泣く納得致しました( ;∀;)

 

そんなこんなで、まだ7巻までですが本当に面白くて夢中になっております。

こんなに夢中になった漫画、いつ以来だろう……。

とにかくこの「天は赤い河のほとり」という漫画、
本当に面白いのでぜひ読んでいただきたいです!(≧∀≦)
(原作者の篠原先生および原作ファンの皆様、まだ途中までしか読んでないのに偉そうに語ってすみませんm(_ _)m)

宝塚で上演するからとか、好きなスターと重ねてるからとかいうのとは関係なく本当に面白いです。

ちなみにピエールは既に期限を迎えた7巻までは返却してきましたが。

早くも続きを借りて来てしまいましたヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

だってさ、在庫があるときに借りて来ないと、
またすぐレンタル中になっちゃいそうだし……。

ということで、もしピエールが突然ブログの更新を怠っても、
決して体調を崩したとか事故に遭ったとかではなく、
ただ少女漫画を読みふけっているだけですのでご心配なきようお願い致します(⌒∇⌒)
(それはそれで心配)

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