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泣かねぇ鹿はただの鹿だ(「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」千秋楽)

こんばんは。

宝塚男子ピエールです。

はてさて、昨日は星組台湾公演「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」のラインアップで沸きに沸いた夜でしたね。

ちなみにピエール、あのあとAmazonプライムで続きを観ておりまして、
面白いので夢中で観続けていたのですが、7話まで観ていたところで寝落ちしました(笑)。

で、今朝身支度しながら寝落ちしてちゃんと観れてなかった7話を観て、
仕事の昼休みにご飯食べながら9話まで進みましたヾ(* ̄∀ ̄*)ノ

お正月中に最後まで観ようと思っていましたが、
この調子で行くと余裕で年内に終わりそうです(笑)。

 

ということで順番が前後しますが12月24日のクリスマスイブに千秋楽を迎えた星組東京公演、
「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」

タカラヅカニュースで放送されたその模様を拝見致しました。

紅ゆずるさんと綺咲愛里さんコンビにとって初めてのお芝居とショーの2本立て作品。

そしてこの公演で、長きに渡って星組を築き上げてきた、
壱城あずささん、愛水せれ奈さん、夏樹れいさんの3名が宝塚を卒業されました。

僕はライブビューイングには行けなかったので、
「きっとすごくしんみりした千秋楽になってるんだろうなぁ……」
と思いを馳せながら過ごしておりました。

とりあえず本編映像では退団者それぞれの場面もしっかり映してくれて。

特に壱城くん演じるフーゲンベルクが同期の凪七瑠海さん演じるゲッベルスと固く握手を交わす場面は、
物語上は敵役のやりとりながら込み上げるものがありました。

後は夏樹さんが最後の場面だけ車掌として登場する場面も映り。

ジョセフィン・ベイカーの場面と違って見落としてしまいがちな一瞬の場面なので、
こうしてしっかり映像に残してくれるのは嬉しいですよね。

それから我らが「北関東の恋人」こと七海ひろきさんも愛水さんをリフトする場面を始めたくさん映してくれたり。

その七海くんのアパシュの場面の後では壱城くんが「邪魔すんで~!」と乱入。

「星組愛してるぜ~!」と男役らしい雄たけびを聞かせてくれました(≧∀≦)

でも噂のトナカイが見られなかったのが残念……ニュースで放送するには刺激的すぎたんでしょうか(//∀//)

しかしこの年になってこんなにトナカイに焦がれることになろうとは……いやトナカイじゃなくて鹿なのかな……( ̄∀ ̄)?

そういえば有楽町にあるピザトーストのお店ってたしか「紅鹿舎」ってお店でしたよね(笑)。

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天彩峰里さん組替え挨拶

終演後、まずは組長の万里柚美さんが、
宙組から組替えで仲間入りする華雪りらさんと、雪組から加わる桜庭舞さんのお名前に触れ。

さらに既に雪組に組替えした綾凰華さんと、
この公演を最後に宙組に組替えとなった天彩峰里さんについてもご紹介。

既に雪組生として大劇場デビューもしている綾さんについては新人公演で主演を務めていることについても触れるなど、
組を離れても見守っている万里組長の温かさを感じました( ;∀;)

 

そしてこの日が星組生として最後の舞台となった天彩さんからご挨拶。

「温かくて、優しくて、熱くて、愛情いっぱいに育ててくださったこの星組を離れるのはとても胸の奥底が苦しいほどに淋しいですが、このタイミングで宙組に異動して、また新たな環境の中で修行をさせていただける学びの機会を与えてくださいましたこと、心よりありがたく感謝しております」と、
星組育ちらしい情熱溢れる口調で力強く挨拶されていました。

天彩さんは「阿弖流為」の千秋楽のときも組替えに向けたご挨拶をされていて、
「まだ大劇場公演もあるのに珍しいなぁ」とあのときは思ったのですが。

でも今こうして挨拶を聞いていると、
あのときはまだ不安の方が大きそうだったように見えていた表情が今ではそれ以上の希望に満ちているような印象で、
組替え発表直後の気持ちも、時間が経って実際に組替えとなる日の気持ちも、
両方聞かせてくれたのはすごく嬉しいことかも知れないと感じました。

退団者挨拶

そして退団者3名が、最後の大階段を降りてのご挨拶。

まずは93期生の夏樹さん。

組からの花は如月蓮さん、同期生からの花は夢妃杏瑠さんから渡されていました。

「歌は祈り、踊りは心、芝居は生き方。そう信じてひたすらに歩んでまいりました。『役者という仕事は素晴らしい、なぜならたくさんの人生を生きることが出来るから』そう言っていつも応援してくれた祖母。耳が悪くなっても、いつも舞台を観に来てくれました。今日はその祖母の命日です。たくさんのお客様、いつも応援してくれるファンの皆様、そして、素晴らしい仲間に囲まれて、こんなにも素晴らしい気持ちで卒業することができる私の姿が、どうか天国にいる祖母に届いていますように」と、
ずっと応援してくれていたというお婆様への思いも交えてご挨拶されていました。

 

続いて91期生の愛水さんへの組からの花は副組長の美稀千種さん、同期生からは天寿光希さんから。

宝塚を「浦島太郎」に出てくる竜宮城に例え、
「素晴らしい音楽に、煌びやかなお衣裳を着て歌い踊る夢のような世界です。宝塚は、まさにそんな世界だったと、今、強く思います。星組みんなからの思いの詰まった玉手箱を持って、本日卒業させていただきます」と、
13年間立ち続けた宝塚の舞台への思いを綴っていました。

 

そして、今回の退団者の中で最上級生である89期の壱城くん。

同期生からの花は七海くんから渡され、その傍らで凪七さんからも何か耳打ちされ、
組からの花は、紅くんが渡していました。

「一度しかない人生の中で、宝塚に出会い、夢を持つことができ、宝塚で過ごし、大切な仲間と出会うことができました。この仲間たちと共に過ごした日々は、私の人生の宝物です。辛いこともありましたが、ここまで命をかけ、情熱を捧げてこられましたのも、男役が好きという気持ちと、どんなときも全力で応援してくださいましたファンの皆様のお陰です。壱城あずさ、最っ高の15年間でした!!」と、
壱城くんらしいガッツに溢れた力強いご挨拶でした。

紅ゆずるさんご挨拶

そしてトップスター紅くんの舞台挨拶。

「今までいろいろな……いろいろな退団者の方をお見送りしてまいりました。今回は、特に感慨深いものがございます」と、
下級生時代から共に過ごした方々が宝塚を去ることの淋しさを滲ませる紅くん。

「もっと明るく言いたいところですが……これが私の限界です!( ;∀;)」と、
涙を流しながらも笑いに変えながら退団者への思いを語っていました。

いいじゃないかー!

トップスターだって泣きたいときは泣けばいいじゃないかー!( ;∀;)

紅くんのそういう人間らしいところ好きだよー!ヽ(;▽;)ノ

 

カーテンコールでは、
「本日は、メリークリスマスですね?……突然そんな気分にもなれないでしょうが」とまた笑いを誘う紅くん(笑)。

「今日会場にお越しいただけなかったお客様、全国各地で(ライビュを)観てくださっているお客様、そして香港・台湾で観てくださっているお客様。私たちの熱い思いをお届けしますヾ(* ̄∀ ̄*)ノ……何を言ってるんだろう( ̄∀ ̄)」と。

感極まるほどにオチを見失う紅くんのこのパターン大好きです(笑)ヽ(*T▽T*)ノ

さらに退団者3名からもう一言ずつ。

夏樹さんは「今日は本当に幸せな一日でした。2018年も、皆さまにとって、宝塚にとって、星組にとって、素晴らしい一年でありますようにお祈りしております」

愛水さんは「一生忘れることのないクリスマスイブとなりました。星組、最高~~~~!!(≧∀≦)ノ」

そして壱城くんは「さゆみさん(紅くん)と共に15年間やってこられて本当に幸せでした。星組で本当に幸せでした」と。

それぞれ充実した笑顔で語ってくれました。

 

退団者それぞれにファンがいて、誰が退団しても惜しむ人がいるのは変わらないと思いますが、
やっぱり10年以上を宝塚に捧げた上級生が、しかも複数退団されるときはその淋しさも特別なものがあるように思います。

たぶんそれはファンだけでなくいっしょに舞台に立っていた皆さんはもっともっと大きいはずで。

けれど宝塚はこうして出会いと別れを繰り返して100年以上続いてきたんだろうな~というのも、
千秋楽の度に感じさせてくれる気がしております。

次に星組を見るときはこの3名の方々がもう舞台上にいないのは淋しいですが、
退団者の方々の思いも受け継いだ星組を、これからも応援していきたいと思います!

壱城くん、愛水さん、夏樹さん、本当にありがとうございました!(≧∀≦)ノシ

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